なぎさ薫『雪国温泉旅館【ずっといたいの】 未亡人義母、未亡人義姉、未亡人女教師』

なぎさ薫『雪国温泉旅館【ずっといたいの】 未亡人義母、未亡人義姉、未亡人女教師』
(フランス書院文庫、2019年4月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

兄の一周忌法要に合わせて帰郷した良一はその帰りに義母の雛代たちに精進落としに温泉へ寄ろうと提案されるが、運の悪いことに大雪で宿に繋がる一本道に架かる橋が壊れてしまう。復旧するまでの約1週間、離れの別室で雛代や兄嫁の由起子、兄の幼馴染みで担任の真由に求められた良一だったが…。

【登場人物】

佐藤良一
20代の医大生で兄の一周忌法要に合わせて帰郷したが、その帰りに精進落としに寄った旅館で大雪に遭い、一週間義母の雛代たちとともに山奥の旅館に閉じ込められてしまう。実家は地元で代々医師として続く佐藤医院の次男坊だが、兄の急逝により後を継ぐ予定である。かねてから由起子に強い想いを寄せており、夫婦仲の良さに逃げるように東京に進学先を決めた経緯があった。童貞。

佐藤雛代
40代?で良一が10歳の時に佐藤家の後妻として嫁いだが、結婚して5年で死別している。医師の資格は持っていないため、夫の弟が週3回来訪して何とか運営は出来ている。グラマラスな肢体に若々しい顔立ちでおっとりして見えるが、早くから良一の由起子への想いを見抜いており、今回の事件を機に二人をくっつけようと試みる。

佐藤由起子
30歳。5年前に良一の兄で医院の4代目の明と結婚したが、1年前に亡くなってしまう。ある出来事をきっかけに良一と同様、義理の弟以上の感情を抱いてはいたが…。90㎝超えのFカップの熟れた肢体で美人。夫は由起子を「ゆっこ」と呼び、その天然ドジっ娘ぶりを可愛がってくれたようである。

田代真由
30代。明の同級生で元々は別の地域で教師をしていたが、教え子とのふしだらな関係が発覚し、資産家である父親の意向により地元の高校に転勤させられ監視状態に。良一が高校時代に真由に教えてもらったことがあったが、実は真由が付き合っていた教え子と瓜二つだったようである。父親の紹介する男性と結婚したが、やはり二年で死別している。


【展開】

兄の明の一周忌法要を終えて精進落としに旅館へ寄った良一たちだが、折りからの大雪で橋が壊れてしまい一週間ほど陸の孤島となった宿に泊まらざるを得なくなる。女将の好意で離れの別室に通され良一が露天風呂に入っていると、雛代は息子がいるのもお構いなしにやって来て、単刀直入に由起子と結婚し後継ぎを作って欲しいと告げられる。良一に女性経験の無いのを見抜いた雛代は自ら筆下ろしを申し出て女体に触れさせ、洗い場に横たわり開脚して正常位での交わりを望む。しかし良一がなかなかイカないのを見るや一旦交合を解き、口唇奉仕で追い込んでから四つん這いになり胤汁を受け止める。

良一が一度で満足できる訳もなく慌ただしく二度目を済ませるが、そこへ由起子の声が聞こえたためにこっそり自室に戻ると、洋装の喪服姿の真由がデスクに座り待ち構えていた。どうやら雛代から成績不振なのを聞かされたようで数学を教えてあげるとのことだが、真由もまた孕ませて欲しいとセックスレッスンの方にも乗り気である。父親の意向で政略結婚をさせられそうな真由は、かつて愛した教え子に似た良一に孕ませてもらい、隙を見て遠い場所に逃げ一人で子どもを育てようと考えていた。良一も兄の幼なじみを抱けるとあって興奮し、互いに高校時代に戻ったように倒錯した感情に駆られながら交わるのであった。

翌朝雛代の計らいで精の付く食事を与えられたが、真由も言外にレッスンに性的なものを匂わせる中で、由起子に誘われ近くの神社へとやって来る。昨夏に良一が帰省した際に彼が貞操の危機から救ってくれたのを恩に感じていた由起子は、神社の裏手にある露天風呂の存在を知って「お礼」をするにはこれしかないと決心し入浴すると、表で待たせていた彼を呼び一緒に入ってと懇願する。やはり由起子も亡き夫との情交に思いをはせていたようで、良一はバックにした彼女をスパンキングしながら、あられもない声を挙げさせていく。

一方部屋で良一の帰りが遅いと苛立つ真由は、雛代が由起子との関係をけしかけていると察知し、恐らくは雛代ともしているものだと気付き始めていた。戻って来た良一は勉強などに集中出来るはずもなく真由に勃起を見られると、前夜は真由に犯されたようだったと打ち明け、かねてから望んでいた女教師と教え子という倒錯した状況で対面座位での交わりを行うのであった。

雛代は由起子との関係を勧めたものの二人の様子を見に後を追うと、何と神社の裏手で交わっており、人がいることを促そうと柏手を打ち鈴を鳴らすも逆効果だった。しかも戻って来た良一の反応はそっけなく、その晩オナニーだけではもの足りぬと逆夜這いを掛け、良一に想いを打ち明け連続性交に挑もうとしたその瞬間、抜け駆けは許さぬと真由と由起子に糾弾される。三人とも好きだという言葉に女たちは反応したようで由起子は顔面騎乗となり、ぺニスを咥えていた雛代をよそに真由は冷徹な表情を浮かべ良一の尻穴に指を穿ち、前立腺を刺激して射精を促し失神するまでいたぶり続ける。

悪夢にうなされて目覚めた三日目の朝、食卓での三人の女は仲良さそうで良一はほっとしたのも束の間、雛代が口唇奉仕はしてくれたものの焦らされるだけ。怒りを抱きながら自室に戻ると由起子にセックスを求められ、目隠しをして激しい駅弁プレイで中出しすると、そこへ雛代と真由がやって来て決めたことがあるのと微笑む。幸いにして三人の排卵周期は重なっており、良一は昨晩の強制連続射精は夢ではなかったと戦慄し、胤付け管理される日々を送ることを覚悟するしかない。

こうして種馬のように日替わりで性交を続け、最後の晩も夜が明けるまで交わった良一だが、救出される朝に喪服姿になった女たちと最後の行為を済ませる。もう逢うことは無いと受精を確信し別れを告げた真由。残った由起子と雛代はまだこれから何度でもと約束し、一人ずつ済ませ身繕いを整えると最後に良一が宿から出てくる。誰の目から見ても雪に閉じ込められた不自由な生活の疲れにしか思えず、救護隊に促されて救急車に運ばれながら、良一は何とも言えない安堵感に浸るのであった。


【レビュー】

地元で有名な医院の4代目の兄が亡くなってから1年が経ち一周忌で帰郷したものの、精進落としに寄った旅館で大雪に遭い一週間に渡り閉じ込められてしまう主人公と義母たち。「誰かが孕むまでチェックアウトできません!」のあらすじだが、さすがに一週間で孕んだかどうかまでは分かるはずもなく、種馬のように義母や兄嫁、女教師から中出しセックスを求められるヤりまくりの日々を送ることとなる。

・主人公の兄嫁への気持ちを理解した上で相姦へ誘う義母【雛代】40代
・主人公にかつて愛した教え子を重ねる女教師【真由】30代
・主人公同様に秘めた想いを抱く兄嫁【由起子】30歳

おおらかな性格の義母・雛代は夫を失い長男も早世しているのだが、主人公が未亡人となった由起子のことを好いていることを承知していて、二人をくっつけようと試みる。その上で経験不足と判断し筆下ろしまでしてあげるが、雛代もまた自らの子が欲しいと主人公を誘うのである。その関係に気付いた真由はただ冷静なように見えて複雑な過去を持ち、ある理由からやはり主人公の子を孕みたいと情交を迫って来る。

こうして二人によって用意が整った主人公は遂に由起子と結ばれるが、一つ計算違いだったのは女たちの情念が口で言うよりも深いことで、思った以上の嫉妬の応酬を迎える。(作中では夢の中の出来事としている)しかし残された日々も少ないと理解し共闘して種汁を搾り取ろうとするが、そこに至るまでの熟女たちのやり取りは冷静に見れば笑いを禁じ得ないくらいである。

七日間の隔離された乱れた生活を経て男のエキスを吸収した女たちは意気揚々と宿から出て、主人公は疲労困憊の体で救護隊に助けられるという対比が何とも言えない味わいを持たせている。
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tag : 大学生主人公 童貞 近親相姦(義) 熟女(40代) 女教師 未亡人

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にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が300冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
一部で関係者(作家さんや編集者さんなど)と思われているようですが、全くの見当違いです。
官能作品に関わる全ての方に感謝しつつ、読み続けていきたいと考えています。

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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