庵乃音人『美しすぎる姑【妻の母・四十二歳】』

庵乃音人『美しすぎる姑【妻の母・四十二歳】』
(フランス書院文庫、2018年10月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

妻の郷里にやって来た祥平は憧れの義母の里津子の入浴を覗き見した挙げ句にオナニーしたところを気付かれてしまうが、里津子は何も無かったのだと許してくれたものの、妻の姉の結希から意味ありげに誘われる。真優に告げ口されたくなかったら自分を抱きなさい、そうしたら里津子にも掛け合ってあげると…。


【登場人物】

月島祥平
25歳。大手IT企業のエンジニアでN県に異動していた時に高卒入社した真優と出会って結婚、現在は東京にある本社に再び戻っていて妻と二人暮らし。義父の三回忌法要と名物の「おなご祭り」を鑑賞するために休暇を取り、妻とともに里帰りしていた。里津子を見て一目惚れしてしまい、妻も愛しているだけに罪悪感を抱いている。20㎝超えの巨根。

籠原里津子
42歳。N県在住で工務店の社長であった籠原の会社で働いていたところを見初められ、真優を産んだものの2年前に死別している。清楚そのものな佇まいで、90㎝超えのGカップに巨尻と熟れた身体付き。男性経験は夫だけの様子で、結希の提案を聞かされて戸惑うものの…。

加藤結希
33歳。籠原と亡くなった先妻との娘で里津子との結婚に反対こそしたものの、真優を可愛がり義母とも表面的には上手くいっている。80㎝Eカップと相応に妖艶な雰囲気の美女だが、ファザコンの気があり隣県で不動産業を営む年上夫と暮らしている。祥平に対してはいつもからかいの対象としていたが、大胆にも覗きをしているのを見てある企みを抱くが…。

月島真優
19歳。1年前に祥平と職場結婚し現在は東京在住だが、可憐な少女そのものでまだまだお転婆な面も見られる。しかし身体だけは母譲りで86㎝Fカップに張り出した美臀の持ち主でもある。性格はマイペースそのもので、イマイチ東京生活には馴染めずにいる。


【展開】

義父の三回忌法要で真優の実家である籠原家に泊まったものの、祥平は初日の晩に里津子の入浴を覗き見た上に勃起を晒して精液を放出したことのがバレてしまう。里津子の計らいでお咎め無しとなったものの、覗き見自体を泊まりに来ていた結希が見ていたことは知らず、次の日の夜トイレから戻って来た時に彼女の寝室へ引き摺り込まれる。真優に告げ口されたくなかったら自分を抱きなさいと単刀直入なまでに命令されただけでなく、何故か里津子との仲を取り持ってあげると言われては、妻を裏切り騎乗位で交わるのも仕方がないところである。

翌日リビングで結希は里津子に一度だけで良いから祥平に抱かれて欲しい、里津子のせいで真優とのセックスも上手くいかないみたいだと、多少の罪悪感を抱きながらも約束を取り付けることに成功する。その夜遅く祥平は里津子の寝室を訪ねるが、そうやすやすと身体を開いてくれる訳ではなく、何とか裸を見せるとまでは応じてくれたものの、いざ目の当たりにするとぺニスを取り出してオナニーを始めてしまう。祥平の要求はエスカレートし遂には里津子を四つん這いにさせて秘所を露わにさせると、辛抱堪らんと押し倒し挿入を試みるが里津子の抵抗も強く、結果的に太ももに挟まれたまま白濁を暴発させ彼女を泣かせるのであった。

何とか最悪の事態は回避出来たと思ったが結希は約束が違うと納得せず、結局「おなご祭り」の晩に必ずセックスさせるのだと念押しされてしまう。舞を踊りながらも祥平の期待する眼差しに心が落ち着かず、結希に手を引かれて体調が優れないからと祥平に渡され、参道を抜けて鎮守の森に連れていかれる。大木に押し付けられ祥平に散々体臭を嗅がれた末に、遂に里津子は立ちバックにされて貫かれ、中出しを強く拒んだのに白濁を注がれてしまう。

結希は「今夜だけ」というのは夜が明けるまでだと駄目押しし、真優が酔って寝ているのを良いことに祥平をけしかけ、里津子も承諾しているからと告げる。彼女がどうしてこんなに親切にするのかと真意を掴めぬまま、それでも祥平は仏間で並んで眠っている妻の隣で里津子を抱いてしまう。里津子の逆隣りでは結希が薄目を開けて秘所を弄って身体を震わせる。三者三様に絶頂を迎えた瞬間、恐れていた最悪の事態を迎えて…。

夫の三回忌を無事執り行ったものの娘の真優は頑なな態度を崩さず、祥平だけでなく里津子とまでも縁を切ると言い始めたが、結希は一人悠然と振る舞いここで祥平が里津子を抱いても問題ないのねと挑発し始める。真優の決意には隙がある、結希の目配せで察知した里津子は大芝居を打ち、淫らな振る舞いで祥平のぺニスを取り出して口唇奉仕を始める。義母の真意を理解した祥平は、逃げ出そうとした真優を結希が取り押さえたのを見るや、芝居を止めて妻の元に駆け付けやり直そうと謝罪する。こうして里津子が見守る前で真優に中出しし、結希も合わせるように自らの指で達したのを見届けると、祥平は真優が絶頂を迎える直前の言葉を盾にして里津子を抱く。これで本当に最後だと覚悟した里津子は仏壇に手を付き、夫の遺影の前で潮を吹くほどの同時絶頂に達するのであった。


【レビュー】

『美しすぎる姑』というタイトルだが、フランス書院文庫ではこれまでに幾度となく「妻の母」を題材とした作品を手掛けており、本作はメインヒロインの【里津子】(42歳)に焦点を置いた誘惑官能作品である。まだ19歳の幼な妻【真優】と職場恋愛の果てに結婚したばかりの主人公は25歳で、転勤により東京へ移ったのを機に娘のためにと里津子と一時的に同居したのをきっかけに、執着とも言える感情を抱き始めていた。そこへ妻の郷里で開かれる祭りのために妻を伴って山里の実家を訪ねたが、その晩に里津子の入浴を覗き見てしまい…というお約束的な出だしである。

娘の夫の出歯亀行為を知って里津子は娘のことを気遣い取り繕おうとするが、この二人の様子を見ていたのがもう一人の娘の【結希】(33歳の人妻)である。彼女は里津子の亡き夫の連れ子で真優とは腹違いの姉妹に当たるが、母娘と表面的には仲良しなもののファザコン気味なところもあり、父を奪った里津子に複雑な感情も抱いている。覗きを知って義母をちょっと困らせてやろうという軽はずみな気持ちから、主人公と里津子との仲を取り持とうとして…というのが本作の見所で、第二章と第三章を併せた150ページ分は主人公が里津子に情交を迫る描写に終始している。

主人公の行き過ぎた求めの果てには予想通りの騒動へと発展し、そこを丸く収めるまでの流れも庵乃作品の青春官能路線さながらであり、これまで娘の夫に迫られて恥じらってばかりの里津子の言動が一変するのもまた面白いと思う。地元の祭りの夜を題材とした里津子の性交場面は森の中という倒錯したシチュエーションであり、また終盤のどんでん返しは彼女の夫の法要の夜の仏間と未亡人らしい背徳的な設定となっている。里津子に焦点を絞っているだけに二人の娘の官能的な出番は少ないが、庵乃作品らしい「剛毛・デカ乳輪」の要素を担った里津子との場面だけで十分に楽しめるものだと言えよう。
関連記事
スポンサーサイト
[PR]

tag : 社会人主人公 未亡人 人妻

コメントの投稿

Secre

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が300冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
一部で関係者(作家さんや編集者さんなど)と思われているようですが、全くの見当違いです。
官能作品に関わる全ての方に感謝しつつ、読み続けていきたいと考えています。

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

〈リンク・トラックバック〉
基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
管理人のTwitter