2018年を振り返って【その他レーベル編】

某短編官能小説雑誌の総括として評論家による振り返りの記事を拝見しますが、意図的にフランス書院文庫やマドンナメイト文庫などは避けられているように見受けられます。

ならば管理人がフォローしてやろうではないか(苦笑)という訳ではないですが、ここでは管理人が拝読している二見文庫、マドンナメイト文庫、竹書房ラブロマン文庫、リアルドリーム文庫について触れていきたいと考えています。






マドンナメイト文庫

マドンナメイト文庫と言えば年少のヒロイン(主人公)を対象とした作品が多いのですが、諸事情もあってこうした年齢を避ける傾向のフランス書院文庫とはまた違った雰囲気を感じます。

またマドンナメイト文庫ではレーベルの規模に比べて、「新人作家」の割合が高い点を指摘しておかねばなりません。もちろん本当の新人さんも混ざっているのでしょうが、特に凌辱系の作品に関しては何となく似ているよなと感じる方がいらっしゃるような…。

『むちむちヨガ教室 巨乳インストラクターの個人レッスン』




個人的にはこの作品のようなオーソドックスな誘惑系官能小説が一番読んでいて安心できるし、どこのレーベルでも「潰しのきく」だけに長く創作に携われるのではないかと思いますが…。






竹書房ラブロマン文庫


こちらも月1~3冊ながらも存在感を維持している印象ですが、今年は凌辱寄りの作品を減らして来たように思います。実際に凌辱色の強い作品はこちらの作品だけでした。





竹書房ラブロマン文庫にも新人作家が誕生しています。




拙レビューのリンクを貼ろうとしたら、何とレビューするのを忘れていたようです(苦笑)
旅情溢れる良作だったしレビューしたものと思いましたが、Amazonに投稿してから下書きを消してしまったようです(涙)
2019年2月に伊吹功二さんの二作品目が発売予定ですので、そこには間に合わせておきたいと…。









新人と呼ぶのには意味が違うのですが、2018年活躍著しい作家さんとして桜井真琴さんを取り上げたいと思います。二見文庫で既にデビューなさっていますが、秋には竹書房ラブロマン文庫へも進出なさっています。
官能小説なので当然情交描写は秀逸なのですが、「官能活劇」と呼ばれる物語性にも趣向を凝らしており、両レーベルを初めとする多方面での活躍に期待したいですね。


彼女の母と… (二見文庫)
桜井 真琴
二見書房
2018-11-01



人妻 交換いたします (二見文庫)
桜井 真琴
二見書房
2018-07-26






『ほしがる田舎妻』も未レビューですね…。Amazonには投稿していますので、リンクよりご覧いただければと思います。






リアルドリーム文庫


2017年は何と四半期に1冊ペースにまで落ちてしまい、失礼な物言いですが「風前の灯」状態だと危惧していましたが、今年はやや持ち直し9冊にまで回復しています。…主力だった作家さんを失ったのもあってなかなかに大変なのだと思いますが、せめて毎月刊行にまで持ち直していただきたいものです。






御前零士さんの既刊とされているのは残り1冊。こちらは2016年2月の刊行のため、来年2月で権利が消滅し発売終了となる見込みです。






以上でざっくりとですが2018年の官能作品の振り返りとしたいと思います。正直さまざまな外部環境もあって厳しい状況にあるのはどこも変わらないと思いますが、いち読者である私としては今後も変わらず読み続けていくしかないのだと思います。

2019年も良き作品との出会いを。

皆さまに取って良き1年となるよう(もちろん私に取っても…)、出来ることをしていきたいと考えています。
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2018年を振り返って【フランス書院文庫編】

2018年の官能作品の紹介もこれで最後となります。
ここで総括と言うほど大袈裟なものではないですが、ざっくりと1年を振り返ってみたいと思います。

明らかに使い回しの文章ですね(苦笑)

長くなりそうなので、まずはフランス書院文庫のみで取り上げます。






1月:夏月燐さんが8年振りに復活

『女子なぎなた部【全裸稽古】』




長編での前作『隣人レイパー【歪愛の標的】』が刊行されたのが2010年1月でしたから、ちょうど8年振りに復活となりました。
その前置きとして『狂愛の絆 若妻とストーカー』と『隣人レイパー』の合本が前月2017年12月に発売となっていたのが興味深いところです。

『若妻と誘拐犯』









2月:新人・霜月航さんがデビュー

『奥さまはS級捜査官』




拙レビューとしては星を低めにしましたが、これは凌辱ものとして読むのにはちょっと物足りないかなというだけで、誘惑テイストのコメディとして読めば満足のいく仕上がりです。続きを思わせる描写もありましたが、恐らくワンポイントリリーフなのかなと思われます。






3月:新人・日向弓弦さんがデビュー

『シングル母娘と僕ーふたりであいしてー』




第19回フランス書院文庫官能大賞・特別賞受賞作品です。まさか3月のデビューで年間3冊も刊行なさるとは予想していませんでしたが、管理人としては最優秀新人賞は日向さんに差し上げたいと思います。






4月:新人・音梨はるかさんがデビュー


『全員“彼女”【クラスメイトの母娘と義母】』




拙レビューとしては星を低めにしましたが、これは登場人物を増やしすぎて焦点がぼやけたかな、特に主人公の「義母」となる女性がその前に籍を入れていたときの継娘の存在は取って付けた感があったからです。いわゆるヤり捨て感が否めず、まぁ2000年代の高竜也作品でもよく見られましたが、いなくても成立するなら他のメインに当てて欲しいかなというところです…。






5月:新人・九十九魁さんがデビュー

『悪魔の杜【未亡人と人妻】』




第20回フランス書院文庫官能大賞の発表が4月9日で、そのときには書籍卸サイトでの5月の新刊ラインナップに載っていましたね…。
発表翌月という異例の早さでデビューなさった訳ですが、個人的には老獪な調教者によるSM作品はどうにも合わないと、申し訳ありませんが未読となっています。(確かヒロイン母娘の義父が調教者だったような…)






6月:望月薫さんが9年10ヵ月振りに復活

『溺れ母・溺れ姉・溺れ女教師』




夏月燐さんに続けという訳ではなさそうですが、フランス書院文庫リバイバル第3弾が望月薫さんとなります。やはりというか復活された方は一過性のご登場という訳ではなく、次の作品の刊行も念頭に入れてもののようで、12月に新刊が発売となったばかりです。






7月:今年も御前零士さんが大活躍

『新妻姉妹【自宅ソープ奴隷】』(2月)




『妻と娘が寝取られた 漆黒の野獣に孕まされて』(7月)




『人妻 孕ませ交姦【涼乃と歩美】』(10月、フランス書院文庫X)




今年も新刊3冊に加え復刊2冊(フランス書院文庫X)とほぼふた月に1冊ペースの刊行だった御前さんですが、イマイチ解せないのは10月の新刊を何故フランス書院文庫(黒本)ではなく、文庫Xなのかということです。かつてあったハードXノベルズという新書を文庫版として復刊させたのが文庫Xのポジションであり、そこを浸透させた折に書き下ろし作品を出してもまた復刊かとなり、必然的に黒本よりも売上が下がるのは目に見えているはずなのですが…。どうも一貫性に欠けるなという印象です。






8月:特記事項なし






9月:新人・桜庭春一郎さんがデビュー

『淫らでごめんね 僕のかわいい奴隷たち』




第20回フランス書院文庫官能大賞・特別賞受賞作品です。管理人は検索して知ったのですが、小説投稿サイトで元々発表されていた作品がベースとなっています。(現在は非公開ですが、続編に当たる作品は公開中です)今後こうした発表の場から大賞に応募しデビューなさる方も増えるでしょうから、今後の活躍に期待したいです。(まずは次の作品ですね)






10月~12月:作品毎に価格差が付くように

暗黙の了解という訳ではないと思いますが、フランス書院文庫の場合同じページ数ならば誘惑系であれ、凌辱系であれ価格も同じというのがありました。管理人のようなマニアだと価格から逆算してページ数も大体掴んでいたくらいです。

288ページ:620円+税(670円)
304ページ:648円+税(700円)
320ページ:667円+税(720円)
336ページ:694円+税(750円)
352ページ:713円+税(770円)

※消費税は8%加算の前提

16ページを1単位として価格が上がっていく方式であり、最近は304ページの作品が最も多くなっています。実は作品毎に価格差が付いたのは10月からですが、誘惑系の一部と凌辱系の全てには24ページ加算された価格が付けられています。

例えば同じ304ページでも「648円+税」と「694円+税」が存在する形となりましたが、正直どうしてこうなったのかは分かりません。恐らく事情を明かされることも無いと思われますが…。従って考えたところで正しい答えには導かれないのですけど、2019年秋から導入される「消費税率10%」への対応もあるのかなと見ています。






果たして2019年はどうなっていくのか、動向を注視していきたいです。続いて次エントリーでは他のレーベルに付いても述べていきますので、宜しければもう少しお付き合いください。

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日向弓弦『したくなったら来て 下宿先の美母娘と未亡人』

日向弓弦『したくなったら来て 下宿先の美母娘と未亡人』
(フランス書院文庫、2018年12月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

亡くなった兄と同じ大学へ進学した利弘は、兄嫁の江美子が管理人をしている古びた下宿で暮らすことになるが、来て早々におはようのフェラチオ奉仕を受け欲情を覚える。しかも同居人にはいつも淫らな格好の未亡人・嘉代や、江美子の娘・かすみまでもが利弘に興味津々のようで?


【登場人物】

矢花利弘
19歳の大学1年生。21歳離れた兄と同じ大学に合格し、兄嫁の江美子が管理人を務める「玉山荘」のある寂れた郊外の街で下宿生活を送り始めた。性的欲求の強い年頃で流されやすい性格だが、女の子と付き合った経験はない。童貞。

矢花江美子
40歳で古びた学生向け下宿の「玉山荘」の管理人。かつて利弘の兄・貴利も下宿人でその縁もあって結婚するに至ったが、6年前に亡くなっている。Iカップの巨乳で利弘もその胸の大きさに目を見張るほどだが、江美子もまた亡き夫を利弘に重ねて見てしまい…。

成嶋嘉代
30歳。「玉山荘」のもう一人の住人で、普段は利弘の目など気にせずにベビードール姿で下宿内をうろうろすることが多い。実は利弘の通う大学の職員で、勤務先ではきっちりとしていて隙を見せないほどのやり手だと後に知る。かつて貴利の元で働いており秘かに恋愛感情を抱き、叶わぬと知って別の男と結婚したものの、死別して「玉山荘」に押し掛けている。

矢花かすみ
19歳?貴利と江美子のひとり娘で、父の葬儀で会った利弘にずっと想いを寄せていた。母親が利弘にぞっこんなのを知って身を退くつもりでいたが、嘉代まで加わっての破廉恥さに遂に堪忍袋の緒が切れてしまい…。万事気が利きすぎるほど生真面目なCカップの処女。

※かすみの年齢は公式に従いましたが、作中では主人公よりは年下と思わせる記述が何ヵ所も見られるので、実際は高校生だと思われます。


【展開】

江美子は管理人を務める学生向け下宿の「玉山荘」へ利弘を迎え入れるが、6年間男性と縁が無かっただけに娘のかすみが呆れてしまうほどに甲斐甲斐しく世話をしたがり、数週間が経ったある日の朝に部屋にいき起こそうとする。ふと朝勃ちが目に入りおずおずと膨らみに触れてしまうと、歯止めを失ったかのようにペニスを露わに口唇奉仕の果てに飲精までしてしまうが、何気ない風を装い起こしに来たのだと微笑む。
実は江美子は利弘の目覚めに気付いたが後には退けぬと行き過ぎた奉仕をしてしまい、欲情を燻らせたまま利弘を想いながら台所でオナニーをする。それでも物足りぬと夕飯のために用意したとうもろこしを目にすると、奥まで欲しいと先細の部分を出し入れしていたが、迫り来る快感に尻餅をついた拍子に極太の部分まで入ってしまい快感絶頂を味わってしまう。

淫汁まみれの食材は焼くしかなく、間の悪いことに利弘が早く帰宅して来て見付かってしまい、知らずに頬張るのを見て江美子の恥じらいは最高潮に達してしまう。顔を合わせるのもつらいと先に入浴していると、何やら浴室の外で利弘と嘉代の話し声がするが、どうやら彼女は利弘が覗きをしようとしていたと早合点したらしい。嘉代は利弘をからかいながら江美子のパンティを洗濯物から取り出すと、勃起しているのを見るや悪戯をエスカレートさせ、ペニスを取り出すと手扱きで焦らし下着へ精を放出させる。その情けない様を見て嘉代は初恋の人である利弘の兄を思い出し、わざと浴室の江美子に聞こえるように利弘を誘い童貞を奪ってしまう。

翌朝明らかに江美子の機嫌は悪く話があるから管理人室でと告げられるが、嘉代は素知らぬ顔で出掛けてしまい言い訳の余地も無さそうである。江美子を見るなり利弘はパンティを汚したことを詫びると、彼女は嘉代への嫉妬を見せまいと振る舞いつつも、これからは私が射精管理するからと口にする。Iカップバストを露わにし、しかも精液で汚したパンティを穿くほどの江美子の淫らさに利弘の興奮も高まると、彼女はそのままで良いからと利弘を押し倒し騎乗位で交わるのであった。

その日からオナニーすら禁じられた利弘はそれでも溜まっていた精液を自分で吐き出したのが江美子に露呈し、一週間近くも奉仕をご無沙汰にされていた。そんななか利弘はキャンパスで猫を相手にしていた美女に声を掛けると、何と普段とは違ってきちんとした格好をしていただけにすぐに嘉代だと気付けなかった。しかも江美子との密戯まで看破されており、利弘は誘われるまま講義棟の非常階段へと連れられると、人目につきにくいのを良いことに立ちバックでの性交を求められる。早射ち気味の利弘に呆れながらも嘉代が屈み込んで口唇奉仕していると、タイミングの悪いことに准教授が向かいの建物から自分を探していると利弘に話し掛けてくる。もちろん死角になっていて嘉代自体は見えないが要らぬ過去のことまでペラペラ喋られ、利弘が興味津々なのを見ると尻穴に指を挿し入れ、前立腺を刺激しながら精を吸い取ってしまう。

嘉代との情事はすぐに江美子にも見破られ怒るどころか、寧ろ奉仕を積極的に迫りますます彼女への対抗意識を強めているようである。そして迎えた兄の法要の日、前夜に散々交わったのにも拘わらず江美子は合間を見て利弘を物置部屋に誘い、喪服をはだけて乳房でパイズリ射精をさせてしまう。江美子が痕跡を隠そうと部屋に戻ると、入れ違いに嘉代がやって来てセックスを求め中出しした瞬間江美子が戻ってきて乱入し、嘉代は騎乗位で射精を強いて、江美子はもう勃たないという利弘に跨がって四度目を吐き出させてしまう。まるで利弘の気持ちを無視したかのような二人の淫業に、これまで見て見ぬ振りをして我慢していたかすみは部屋に乗り込み二人を叱り付けるのであった。

荒淫の果てに意識を失った利弘を女性たちはかすみの部屋に連れていき、あとはかすみに任せようと江美子と嘉代は退散する。目を覚ました利弘はかすみが知らぬ振りをしていたくれたことに気付き、彼女を傷付けたことを恥じながらも純潔をもらって欲しいと言われペニスは現金なまでに反応し始める。どこまでもしっかり者のかすみは破瓜の痛みを顔には出さず、早漏気味な利弘に二度中出しされて同時絶頂を迎えていく。

部屋の外から利弘とかすみを覗いていた江美子は隣にいる嘉代がまるで姉のように喜ぶのを見て、もういがみ合うのではなく共犯者のようなものだと開き直り、娘に呼ばれて部屋に入っていく。娘に諭されたようなものだと思いながらも、汚れたペニスを嘉代と二人で清めた後で再び利弘に抱かれていく。かすみは嘉代にも幸せになって欲しいとシェアを受け入れたようで、疑似姉妹プレイで口付けをした後で睦み合い、それぞれに快楽の果てに向けてひた走るのであった。


【レビュー】

試行錯誤の段階でのラブコメ的な作風

2018年デビューで早くも年内3冊目の刊行となる作者は、今回「未亡人管理人のいる下宿生活」を題材としている。しかもベビードール姿でうろつく住人まで用意したのだから、おおよそどの作品からのオマージュなのかはお分かりかと思うが、亡き兄を彷彿とさせる主人公を巡る二人の未亡人の争いが本作の主題である。

・主人公の兄嫁で管理人・【江美子】(40歳)
・下宿の住人で未亡人・【嘉代】(30歳)
・江美子の娘・【かすみ】(19歳)

実は19歳の大学生主人公には21歳年上の兄がおり、妻となった江美子はともかくとして嘉代も片想いをしていた…という設定であり、かすみに関しても終盤になるまで官能的な出番はないというのはある種のテンプレとも言える。序盤からおはようの口唇奉仕や、主人公を想っての野菜を使ったひとり遊びをしてしまう江美子のぶっ飛んだ性格をどう捉えるかだが、本作がラブコメ的な路線なだけにそこは素直に面白いと感じた方が良いのかもしれない。

嘉代は普段のだらしなさと職場であるキャンパスとのギャップがあるとは言え、とかく主人公を手玉に取る描写が多めである。かねてから江美子に対して潜在的な対抗心を持つだけに、情交がバレても構わないと開き直られると、気付かれることに怯える主人公にはなす術もない。さすがに連続射精や寸止めを繰り返されるのには同情したくもなるが…。
江美子もまた一歩も退くつもりなどなく、夫の法要日ですら嘉代と張り合うのだが、さすがにこの辺りでブレーキ役としてのかすみが登場する。自分のことを見てくれているとは確信しつつも、若い娘の方が主人公との釣り合いが取れているのは明らかで、当のかすみも思慮深いところがあるだけに最後はハーレムで落ち着くのである。

まだデビュー3冊目ということもあり作風としては試行錯誤の段階で、お手本となる先輩作家の作品のオマージュ的な意味合いも見られる。変わりつつある黒本の作品群の中で、これからどういう立ち位置となるのか期待したい作家さんの一人である。


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tag : 大学生主人公 童貞 母娘丼 未亡人

鏡龍樹『ぐっしょり熟女 義母、女教師、そして兄嫁と』

鏡龍樹『ぐっしょり熟女 義母、女教師、そして兄嫁と』
(フランス書院文庫、2018年12月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

兄が急逝によりかねてから想いを寄せていた兄嫁のほのかに告白した蓮だが、受け入れてくれるはずもなく心身のバランスを崩して大学受験に失敗する。ほのかを避けるようにして上京した蓮を気遣い、義母の真理恵は通い家政婦のように世話を焼いていたが…。


【登場人物】

柴崎蓮
19歳の浪人生。小学生の時に実母を亡くしたが、義母である真理恵に懐いておりマザコンと自嘲するほどに仲が良い。3ヵ月前に歳の離れた兄が亡くなり、かねてから好きだったほのかに告白するもあえなく撃沈、心身のバランスを崩し合格確実と言われていた大学受験に失敗。現在は東京へ出て予備校へ通っている。童貞。

柴崎真理恵
42歳。10年前に山梨でワイナリーを経営する柴崎の後妻となったが、4年前に夫が病死してからは代表となり、ようやく長男の隆嗣を次期社長に抜擢した矢先に亡くなってしまう。次男の蓮に対して惜しみないほどの愛情を注ぐとともに、彼がほのかと何があったかを熟知し心を痛めていた。夫を亡くしてからは親しくしている男性はいない。

児嶋由希
36歳の高校教師で2年前に蓮の担任を勤めていた。その当時夫を亡くしたばかりで、蓮も一度だけ告白したがフラれていた。現在は一人暮らしで付き合っている男性はいない。豊満な真理恵よりはスレンダーだが、それでも巨乳と呼ぶに相応しいほどのスタイルの良さである。

柴崎ほのか
29歳。柴崎家の長男・隆嗣の妻でワイナリーの重役でもあるが、夫を亡くしたばかりのときに蓮から告白されて困惑を隠せぬまま拒絶してしまう。それ以降ギクシャクとした関係になっていることを悔やみつつも、夫への愛情も残っている中で真理恵と蓮の情交を知り…。


【展開】

予備校を終えて自室に戻った蓮は、先に入浴を済ませていた真理恵の残り香を嗅いで興奮し、浴室でペニスを扱き射精していた。一方の真理恵も蓮が帰る前に洗濯物のボクサーブリーフから漂う精臭に男を感じ、秘所に触れて慰めていた。そんな淫靡な雰囲気が伝わったのか蓮の方から添い寝してと頼まれ、真理恵はかねてから義理の息子を男として意識していただけに、勃起しているのが分かって口唇奉仕で射精に導いてしまう。熟れた身体を見られるのは恥ずかしいと思いながらも、クンニされてアクメした真理恵は蓮と正常位で繋がり近親相姦を犯したが、願いが叶って満足する。

ゴールデンウィークの連休を利用して郷里の山梨に戻った蓮は、その日の晩に真理恵の寝室に夜這いを仕掛けたが、何だかんだ言いながらも義母もすっかりその気のようであった。翌日街に出ると偶然にも由希とばったり再会し、過去の苦い想い出が甦りつつも一緒に夕飯でもと誘いを掛け彼女の自宅へ連れていかれる。由希は成長した蓮を見て高校2年の時に告白されたことを口にし、あの時と気持ちは変わっていないのかしらと誘うと口付けを求められる。寝室に舞台を移し既に蓮が経験者だと察した由希は正常位で中出しされると、まだまだ出来るという教え子を頼もしく感じ、自らバックでの交わりを求めていく。

連休を終えて真理恵は蓮に女の影を感じ取るも、一番の想い人のはずのほのかとはまだ関係は修復されていないのにと疑念を抱きつつ上京し部屋に向かうと、いつもとは違って蓮は来訪に戸惑いを隠せない様子である。用事があると情交を早く済ませたがっているのを怪しんでいると、そこへ由希がやって来て鉢合わせとなり、蓮が関係しているのが彼女だと察知する。ほのかの代用品では誰も救われない、そう決意した真理恵はわざと女教師を挑発する態度に出ると口唇奉仕を蓮に施し、対抗意識を燃やした由希も服を脱ぎ捨て立ちバックでの性交を求めてくる。真理恵も加勢しての攻めに絶頂中出しされた由希は、お返しとばかりに真理恵を壁に立たせて秘所をねぶると、蓮に騎乗位でなさいと命じて自らも顔面に跨がり快感に浸るのであった。

二人との逢瀬を繰り返すうちに自信を付けた蓮は、真理恵とほのかを誘っての一泊の温泉旅行へ向かうと、すっかり義母はその気のようで長湯のほのかをよそに別の家族風呂を予約していた。真理恵と一発交わした後夜中になり、ほのかが一番端の布団で眠っているのを見ながら、蓮と真理恵はセックスを始めてしまう。ほのかに気付かれることを承知の上で、後は彼女がどう動くか一か八かの掛けに打って出たのである。数日後ほのかが動かないのに焦れた蓮は体調が悪いから来てと連絡し、彼女が部屋にやって来るなり今の自分ならねえさんを幸せに出来ると迫ると、散々迷っていた彼女もおずおずと求めに応じてしまう。

この情交で吹っ切れたのか蓮を介して三人は繰り返し逢瀬を繰り返していくが、翌春に蓮が志望大学に合格したとの報せを受け、蓮の実家でお祝いをしようということになった。今日は蓮が主役だからと三人は好きなようにしてと誘うと、手始めに真理恵に口唇奉仕してもらいながら、由希にはほのかとしてみてと命令する。レズプレイにすっかり興奮した由希が最初に壁に手を付きお尻を付き出して誘うと、真理恵やほのかも競うように並んで挑発する。まずは真理恵に中出しした後由希とも交わり、最後にソファーでほのかに騎乗位で跨がるように誘うと、絶頂から立ち直った真理恵と由希も加勢してほのかの身体をまさぐる。全員でエクスタシーに達したのを見た蓮は、早くも一物が復活するのを感じていたが、今は快感に浸り兄嫁が回復したらまたみんなでと決意を固めるのであった。

【レビュー】

変わりつつある黒本のなかで変わらぬものを持つ強み

1995年デビューで途中7年半のブランクがありながらも、前作『ねっとり熟女』がスマッシュヒットと相変わらず根強い支持を集めている鏡龍樹氏の最新刊である。未亡人ヒロインが3人に対し、まだまだ蒼い獣欲とも言える19歳の浪人生主人公との構図で、終盤は他のフランス書院文庫と同じくハーレム的な終わり方ながらも独特の存在感を堅持し続けている。

・4年前に夫を失った義母・【真理恵】(42歳)
・2年前に未亡人となった女教師・【由希】(36歳)
・夫が亡くなったばかりの兄嫁・【ほのか】(29歳)

主人公は兄嫁であるほのかに対し夫を亡くしたばかりという最悪のタイミングで告白して撃沈し、失意のまま受験に落ち上京して浪人生活を送っている。長年溜めてきた想いが兄の死によって蓋が外れたとはいえ思慮に欠けるところでもあり、その結果二人がギクシャクとしているのを真理恵も承知している。彼女は週末に通い状態で義理の息子の部屋に泊まって世話を焼くが、お互いに異性だと意識してもおり、誰の目にも届かない密室なだけに関係を結んでしまう。

真理恵との経験で自信を付けたのもあり、大型連休を利用して帰省した折に由希と再会するが、過去に一度だけ告白したのが数年を経て成就するという形である。こうして二人の未亡人と関係を続けていくが、「本当に好きなのはほのか」というしこりは残ったままで、ヒロインたちも「恋愛と性欲を混同しているのではないか」と問い掛けている。この表現は作者の得意とするところで、真理恵と由希が鉢合わせになっても破綻することなく、寧ろほのかとの関係を後押しするかの展開が待ち受けている。

一方のほのかはショック療法とも言える状況で義弟への想いに気付き受け入れるのだが、ここでも作者の描く主題である「(あのヒロインに)負けたくない」という対抗心が発露し、終盤では他の三人が驚くほどの淫らな変貌を遂げている。実は鏡作品自体はほぼこの展開なのだが、変わりつつある黒本のなかで、「変わらぬもの」を持つ作品に対するリクエストも相応にあるのでは思う次第である。


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tag : 大学生(浪人)主人公 熟女限定

七海優『子づくり同棲生活 押しかけ美母娘と新任女教師』

七海優『子づくり同棲生活 押しかけ美母娘と新任女教師』
(フランス書院文庫、2018年12月、表紙イラスト:丹野忍)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

幼馴染みの真莉愛からお見合い結婚をさせられるくらいならば、一緒に駆け落ちして子どもを作り既成事実として親に認めさせようと提案を受けた颯介。しかし新居に着くと何やら訳ありな事情を持つ姫野母娘と賃貸契約がブッキングしていたことが発覚し、今さら追い出す訳にはいかないと同居生活を始めるが…。


【登場人物】

多田颯介
18歳の高校3年生。幼馴染みの真莉愛とは互いに結婚を約束した親密な仲だが、彼女が別の男と結婚させられそうになり、二人で駆け落ちし妊娠という既成事実を作り認めさせようと考えていた。真莉愛とは指を絡ませる程度の清い関係でしかなく、神聖化し過ぎて性的な対象とすることに畏怖すら感じている。童貞。

姫野千尋
41歳。亡き夫が会社を経営しておりいわゆるヤミ金にも手を出していたようで、債権者の男から情婦になれと執拗に迫られた挙げ句、娘の香織とともに夜逃げ同然に家を飛び出した。賃貸契約した家が颯介たちとブッキングしてしまい、一応彼らが先ということもあり居候することとなる。巨乳。

姫野香織
18歳の高校3年生でお嬢様学校として名高い有栖女学院に通っている。父が亡くなってから散々な目に遭ってきただけに言動にギスギスしたものが窺えるが、基本的には世間知らずのお嬢様そのものである。千尋の苦境を知って颯介を使いある企みを図ろうとするが…。Cカップの処女。

柚原真莉愛(まりあ)
22歳の新米高校教師で、父親の経営する会社の御曹司との政略結婚を押し付けられそうになり、駆け落ちして颯介の子どもを孕めば…と提案した張本人。天然っぽい一面もあるが学業は優秀で、颯介との将来を見据えて株式運用をするほどの才女でもある。処女。


【展開】

幼馴染みの真莉愛からお見合い結婚をさせられるくらいならば、一緒に駆け落ちして子どもを作り既成事実として親に関係を認めさせようと提案を受けた颯介。幸い真莉愛が新任研修で元々出掛けるのもあって駆け落ち自体は成功したが、柚原家からは勘当だと言われたようで、颯介も両親から叱られる羽目となった。それでも新生活への期待を胸に新居に向かうと、先に千尋と香織の母娘と鉢合わせとなり、しかも警戒心剥き出しの香織からは不躾に童貞の癖にとまで言われてしまう。不動産屋に問い合わせると賃貸契約がブッキングしており、しかも颯介たちの方が先約だったことが発覚すると、千尋は娘に失礼を詫びるよう叱った後で何とか同居させてもらえないかと懇願する。何やら訳ありな事情を持つようだし今さら追い出す訳にはいかないと、真莉愛の助言もあり颯介は承諾するのであった。

翌日から真莉愛は出張で不在となり颯介は千尋と二人で新居の片付けを済ませると先に入浴するが、何と千尋が背中を流してあげると下着姿でやって来てしまう。実は母娘は借金取りに追われている上に千尋を情婦にすると言われて困っており、香織から言葉巧みに誰かの子を孕んだら諦めるかもとアドバイスを受けていた。端から性的な誘いを掛けるつもりで颯介に触れるが、真莉愛とはまだ何も無いとは知らずに仮性包茎気味のペニスを手で扱き射精させてしまってから話を聞いて後悔し始める。颯介も真莉愛との付き合いが長いだけに女性として抱く自信がなく、もちろん千尋と出逢って一目惚れしたのもあり、誘いを受けて寝室に移動しレクチャーを受ける。娘の提案がイマイチ現実的では無い上に危険日なのもあり千尋は中出しされるを一旦は躊躇うが、少年を安心させるためにその場しのぎの嘘をつき颯介に連続性交を迫られてしまう。

颯介は香織が柄の良くない者が出入りする通りで見掛けて後を追い、彼女がショップで使用した下着を売ってお金を稼いでいるのを知りブツを全て買い取ると、帰宅するなり彼女の部屋でこんなことは止めるよう説得する。始めは突っぱねていた香織だったが実際あり得る恐いことを聞かされて泣き出してしまい、これまで颯介に対して素直になれなかったことを詫びてキスをする。部屋に貼っていたアイドルポスターは勿論颯介を意識してのものだったが、イマイチ鈍い彼には遠回しの告白を理解してもらえず、唐変木だとプチ切れしながらもやっと想いを受け入れてもらう。そして母にセックスするよう迫ったことを打ち明けて謝り颯介から許しを得ると、自分も抱いて欲しいと正常位で処女を失う。

数日後部屋に千尋が大胆な下着姿で訪ねて来ると、颯介は抱く前に香織から子づくりを望む理由とともに彼女の純潔を奪ってしまったと千尋に謝罪する。千尋もまた騙していてごめんなさいとお互いに謝る形となるが、事情を知っていて颯介から愛していると告げられただけでアクメしてしまう。既にペニスの先端は先走りで溢れていたが千尋の物欲しそうな視線を感じ、口唇奉仕の「初めて」もして欲しいと颯介が頼むと、彼女は吸引を加えつつ秘所に指を出し入れしながら同時絶頂を迎えてしまう。そして自ら四つん這いとなり颯介を迎い入れてエクスタシーを求めて乱れていくが、不意にドアが開き香織が現れた直後に中出しを受けるのであった。

研修を終えて帰宅した真莉愛は颯介が千尋はともかく香織とも親密に話をしているのを見て不思議に感じたが、食事会で千尋から次々とお酒を勧められて断れずピッチを上げていると、遂に酔いが回ったようで颯介に身体を支えてもらう始末である。意識が無くなる直前まで一緒に飲んでいたはずの千尋が、実は「飲んだふり」をしていた理由に考えが及ぶこともなく…。
そしてリビングに敷かれた布団の上で目を覚ました真莉愛は、何やら不穏な会話を交わす母娘の会話に聞き耳を立てているうちに、不意に颯介とファーストキスを迫られ応じてしまう。しかもメガネを外していてボヤけた視界には半裸の母娘の姿も映っていて、ますます混乱する真莉愛に対して颯介は千尋と香織を抱いたことや彼女たちの事情を話し、初めての子づくりに備えて研鑽を積んできたと打ち明ける。確かに社会人となりすれ違い気味なのは真莉愛も分かっていただけに、颯介を苦しめていたのだと納得し皆の見ている前での子づくりセックスを受け入れるのであった。


【レビュー】

2018年フランス書院文庫の「子づくり」路線の集大成?

2018年1月刊行の『夢の子作り生活』以来、突如としてフランス書院文庫でブームとなり始めた「子づくり」という題材であるが、その締めくくりも同じ作者でということであろうか。(「子づくり」で複数の作家により8作品も出していれば、もはや「突如として」ではない意図的なものを感じるが…。)
作者の七海優氏は2014年に第12回フランス書院文庫官能大賞の新人賞を受賞し、現在までほぼ年1作品刊行のペースを維持し続けているが、本作は少しだけ間隔が詰まっての前作から11ヵ月のスパンとなった。個人的には年イチペースと言わずもっと書いていただきたいと考えている作家の一人だけに、2019年以降の動向にも注目したい。

本作はあらすじでも大まかに触れている通り、大学受験を控えた年齢の主人公は幼馴染みの新米高校教師と駆け落ちし、政略結婚の趣が強い彼女の縁談をぶち壊しにしてやろうと考えている。もちろんお互いに好き合っているだけに周到に練られた駆け落ちは上手くいくと思われた矢先に、新居では契約のブッキングにより訳ありな母娘との同居生活を余儀なくされるのだが…。

・亡き夫の借金により夜逃げ同然の未亡人・【千尋】(41歳)
・母親のためにある思惑を抱く娘・【香織】(18歳)

主人公の許嫁でもある高校教師【真莉愛】(22歳)は研修のため駆け落ちして早々に出番が無くなるが、主人公としてずっと親しくしていただけに彼女に対して恋人以上に畏怖してしまっている節が見られる。このままだと初夜すら危うい…というところで、官能面を担うのがこの母娘である。千尋には真莉愛とはまた違った事情で主人公と仲良くする理由があり、それをけしかけた娘の香織もまた当初こそは主人公に対して嫌悪するところがあったものの、次第に親密になる少年と母を見て嫉妬のような感情を抱き始めていく。

と展開としてはラブコメ的なもので少し突拍子もないかなとは感じたものの、フランス書院文庫での誘惑路線での第一人者の作風に対するオマージュを感じさせる描写が随所に見られている。終盤で真莉愛が帰って来てから三人の間に漂う親密すぎる違和感を覚える隙すら与えずに、子づくり情交へと仕向けられる流れもそう考えると納得のいくところである。終盤はハーレム的なまとめになるのだが、作品全般に漂う心地よさを見る限り、既に新人から中堅作家へのステップアップを果たしたのかなと感じさせる。


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鷹山倫太郎『夢のご奉仕三重奏 あなたのママになってあげる』

鷹山倫太郎『夢のご奉仕三重奏 あなたのママになってあげる』
(フランス書院文庫、2018年12月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

早くに母を亡くし父も闘病の末に失った康平を見て、友人の母親である涼子や担任だった紗緒里は気に掛けて来たが、共通の友人である資産家の百合子が葬儀の場で康平を引き取り面倒を見てあげたいと言い始めてしまう。それぞれ青年に行き過ぎた世話を焼いた末に肉体関係まで結ぶが、美熟女たちはお互いに考えていることは同じだと納得し、三人で「ママ」になってあげようとする。


【登場人物】

安達康平
19歳。1年前に父が重病に掛かりその看病を優先するために大学進学を見送ったが、その父を亡くしてまで進学する必要があるのか自信を失ってしまう。絵を描くのが得意で県端にある大学の芸術学部に進みたいと考えていたが…。母親を早くに亡くしたこともあってか基本的に母性に飢えており、それと同時に性欲にも悩んでもいる。童貞。

宮原涼子
40代。康平の同級生で友人の母親で、夫と別れてシングルマザーとなり保険外交員として生計を立てている。母性に溢れた肉感的な身体付きの持ち主で巨乳。康平の家から車で5分ほどの近所に住んでおり、夕飯を作りすぎたと言っては何かと面倒をみてあげていた。

近藤紗緒里
27歳。康平の元担任教師で授業中は銀縁メガネを掛けクールで近寄りがたい雰囲気を醸し出しているものの、かねてから寡夫家庭の康平には何かと気に掛けていた。彼が受験に失敗したのは自分のせいと感じ、卒業してからもしばしば学校に呼んでは面談に応じていたが…。Bカップと他の二人よりはバストは控えめだが、ムッチリとした美臀の持ち主。

佐伯百合子
39歳。地元では著名な資産家の娘で婿を取ってはいたが過労により亡くなり、短い結婚生活に終止符を打たれることになった。子どもはおらず康平を実の息子のように思うが、家事全般が不得意で生活感がないと彼の方から同居の提案を断っている。複数のグループ企業の代表を務める傍らで絵画教室も開き、教え子の一人であった康平には特に配り続けていた。丁寧な口調で天然ぶりが見られる振る舞いが却って魅力的に映る。Eカップ。


【展開】

康平の父の葬儀の場で周りが退くほど号泣し、自分が引き取って面倒を見てあげると百合子が宣言したのがきっかけとなり、涼子は胸騒ぎを覚えつつ外交員の仕事の合間に彼の家を訪ねる。食べきれないほどのおかずを持参し彼が平らげた後にシンクで洗い物をしているのを見て、涼子は身体を密着させ過剰なスキンシップをはかると、康平の股間がいきり立っているのが丸分かりである。あくまでもお母さんごっこの延長上で甘美な手扱きを施すと、放たれた白濁液の多さに思い掛けず股布を濡らし、それを取り繕うように慌てて立ち去ってしまう。
数日後紗緒里は康平を学校へ呼び出し進路面談のつもりで話をしていたが、棚にある書類を取ろうとしてバランスを崩して彼を尻に敷く形となり助けてもらう。しかし康平としては魅力的な先生と布越しに密着しているシチュエーションだけで興奮してしまい、勃起しているのを紗緒里に気付かれ動揺を隠せない。あたふたしているのは彼女も同じで性欲に溺れているのは悪いことだと叱りつつ、剥き出しにしたペニスに尻扱きをする形で射精へ導くのであった。

その五日後康平は百合子に呼び出され屋敷に向かったが、終始マイペースなお嬢様に戸惑いを隠せず、彼女に押し切られる形で一晩泊まることとなった。入浴していてそろそろ上がろうとしていた時に百合子が入って来てしまい、魅力的な身体を隠そうとしなかったために興奮し勃起させる。康平が恥ずかしがるのを見て百合子はかつて夫にしてあげたように一物を咥え、夢中になるあまりに射精させてしまうが、久し振りの雄臭に身体の疼きを止められない。はしたないとは思いながらも康平にセックスしたいと言わせ、寝室で秘所を露わにしてクンニを受け正常位で交わるが、一度の射精で萎える訳もなく康平に四つん這いにさせられ絶頂を迎えてしまう。

前回の来訪から二週間が経ち涼子は康平の家に向かうと片付け忘れたらしい画材が目に入り、端からヌードモデルになるつもりで自分の絵を描いて欲しいと頼む。見られているだけで秘所が濡れ始めてしまい、康平が勃起していることに気付くやペニスを取り出して口唇奉仕を始め射精に導くと、 今晩泊まるからと暗にセックスを仄めかし、彼の部屋に移りベッドに横たわる。やはり康平は絶倫らしく正常位で射精しただけでは物足りず、続きを求められて涼子が上になる形で繋がるが、一転して怯えた表情の青年を見て自分が犯しているみたいだとゾクゾクするような快感を覚えてしまう。

紗緒里もまた進路室での一件以来康平がその気になったら…と受け入れるつもりでいたが、進路相談の連絡が入ると自宅に来てと誘う。キャミソールにスキニージーンズという体型丸分かりの服装で出迎えるが、康平もまたお母さんごっこと言えばセックスを思い出してしまうらしく、願書の書き方など口実に過ぎず単刀直入にしたいと求める。口腔でイカせてもまだまだ余裕の康平は正常位で繋がるがあまり余裕はなく、頑張れと励ましを受けながら女教師が潮吹きするほどの絶頂へと導くと、身体を洗うために浴室に連れていかれる。泡まみれの紗緒里に再び欲情し手扱きで射精させられると、何と後ろの穴での交わりも求められるのであった。

紗緒里とも結ばれた康平だったが、うっかり他の二人から秘密だと念を押されていた性的な関係を口に出してしまい、涼子や百合子が知ったら怒るだろうと気が重いまま招かれたホテルのスイートルームへ到着する。黒いドレスの百合子、赤に身を包んだ涼子、紫を纏った紗緒里が一同に会しているのを見るや、康平は秘密をばらしてごめんなさいと謝罪するが、三人は決して怒っている訳ではなさそうで、しかしお仕置きが必要ねと言われて戦慄に怯える。
後ろ手に椅子に縛られた康平の勃起を初めは涼子が、次に百合子が五分ずつ咥えると、母性では劣っていると感じた紗緒里は乳吸いさせ、今にも彼が果てそうなのを見た残りの二人はパイズリ射精させてしまう。ベッドルームに移るとまずは紗緒里が四つん這いになって中出しされ、次は百合子は涼子に乳首を弄られながら康平を抱き締めるように正常位で、続いて涼子も百合子に並ぶように同じ体勢で受け入れる。しかし絶頂から立ち直った紗緒里が康平の尻穴を触り腰つきが激しくなるなかで同時絶頂を迎えると、休む間を与えられず今度は紗緒里にのし掛かられてしまう。さすがに四度の射精を済ませただけに更に百合子や涼子に犯されて持続こそすれど、美熟女たちの貪欲さに康平が絶頂に至るのもあっという間で、三人にペニスを扱かれながら精液を放出するのであった。


【レビュー】

主人公を想うあまりに「行き過ぎた」行動に出てしまうヒロイン像を得意とする作者だけに、本作でも友人の母・元担任教師・世間離れした令夫人が競って自分がママなのだと主張する展開である。因みに主人公は病に倒れた父親を看取ったという設定のため、浪人生活を送る19歳の「青年」で、幼くして母親も亡くなっていてそれぞれに面倒を見てもらったという経緯がある。

・友人の母【涼子】(40代)
・元担任教師【紗緒里】(27歳)
・資産家の夫人【百合子】(39歳)

息子の同級生である主人公が欲求不満なのを見て「~だねえ」と囁きながら手で奉仕する涼子、教え子のために素股までする紗緒里と出だしから暴走ぎみだが、百合子はお嬢様らしく天然おっとりの雰囲気を崩さずにいる。意識してエロいことをしているのではないから、親しい友人同士でもある涼子と紗緒里もまた行為をエスカレートさせていく…終始そんな構図となっている。

ショタコン気味に主人公へのめり込むヒロインたちの姿はどこか笑いを誘うものでもあるが、高ぶり過ぎてよく分からないままラストを迎えてしまうのは、やはりこの作者だからとも言えるのかもしれない。


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鷹羽真『催眠調教 義母、女社長、令夫人』

鷹羽真『催眠調教 義母、女社長、令夫人』
(フランス書院文庫、2018年11月、表紙イラスト:阿部清子)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




※12/25よりKindleにて配信が開始されました。


【あらすじ】

叔母で勤め先の社長でもある貴子からいつも厳しく接して来られた修一は、自らも縁故入社で取り柄がないと分かっているだけに、催眠術を覚えて鬱憤を晴らそうと考えていた。貴子の姉で義母でもある美和子に試してみたところ難なく掛かってしまい、すっかり自信を深めた修一は次に貴子、更に彼女のスポンサーである絹代にまで標的を向けていく。


【登場人物】

橘修一
22歳?の会社員。10年前に父が美和子と再婚したが、5年前に亡くなって以来は二人で暮らし続けている。これといった取り柄も無く就職難に喘いでいたところ、美和子の妹・貴子の経営する会社に入ることに。貴子は修一のだらしない性格を思い敢えて厳しく接していたが、自らも縁故入社だと分かっているだけに卑屈になっている。童貞。

橘美和子
37歳。10年前に橘と結婚したが5年前に交通事故で亡くなってしまう。義理の息子の修一にベタ甘なのはかねてから親離れされてしまうのではという畏れから来ており、修一の拙い催眠術に掛かりやすい素地があったようである。90㎝を超えた豊かなバストに母性を感じさせる穏やかな性格。

三井貴子
35歳。美和子の実妹で三年前に独立しアパレル関係の「エム・ラグジュアリー」を立ち上げ、有能な女性社員を従えている。甥ということもあり姉に頼まれて修一を見習いとして雇ったものの、きちんとした社会人に育てたいという真意が伝わっていないことに頭を悩ませていた。165㎝を超えるスタイルの良いクール系の美女だが、仕事優先に生きてきたのもあり男嫌いの気が強い。

小笠原絹代
35歳。貴子の学生時代からの親友で、著名な小笠原グループの一員として名を知られており、スポンサーとして貴子の会社に出資している。政略結婚で婿となった夫は多忙を理由に家に寄り付かず、ペットとして飼っていた猫すら懐かないと孤独感に浸っていたところを修一に突け込まれる。



【展開】

叔母の貴子の会社に見習いとして入社したものの、これといった取り柄もない修一は毎日彼女に叱られてばかりで、卑屈な考え方をこじらせ催眠術を覚えて彼女を従えてやろうと考えていた。そんなある晩酔い潰れた修一を介抱してくれた美和子に何とはなしに術を掛けて成功してしまい、毎晩のように催眠状態で肉臭を嗅がせ発情するように仕向けていく。ある日の朝とうとう美和子から修一に手を出すようになり、朝勃ちに奉仕させ口腔へ白濁を注ぎ込んでしまう。その瞬間アラームの音で我を取り戻しそうになったのを見て、修一はまだまだ美和子の催眠は危ういのだと警戒するのであった。

その日美和子の奉仕を思い出しては修一がニヤニヤと笑みを浮かべていると貴子から一喝され、鬱屈した思いを抱えながら昼休みにトイレの個室に籠り盗撮した貴子の画像を見ながらオナニーする。そして今夜こそ美和子をモノにするのだと決意を固めるが、その頃修一の部屋を掃除していた美和子は偶然隠していたオカズを発見し、息子との相姦を自分に置き換えて発情し始めていた。
裸エプロンで出迎えた美和子に唖然とするものの、修一は良い機会だと夕飯を口移しで食べさせてもらうが、挿入は太ももに阻まれてしまう。何とか浴室に連れていき言葉巧みにセックスに持ち込むが、美和子の催眠が切れ掛かっており絶頂を与えると、一変して「旦那様」と呼び始め完全に堕ちたのだと確信するのであった。

相変わらず貴子からは厳しい態度で接され、その鬱憤を美和子の身体を汚すことで修一が満足出来るはずもなく、いよいよ真の目的である貴子を堕とす段階へと入った。手料理を振る舞うと貴子を自宅に呼び寄せ、美和子を使って酒に弱い彼女にワインを飲ませ泥酔させる。男嫌いな貴子には修一の催眠術など通用しないと分かるや、彼女の側で美和子を犯し喘ぎを聞かせて深層心理に働き掛ける作戦へと切り替える。こうして連日に渡る調教で貴子の常識を書き換えた修一は、ある日の昼休みに社長室に押し掛け、美和子が心配しているからというワードを巧みに使う。
隙を見て睡眠導入剤を仕込み貴子が朦朧とし始めると、アイマスクを付けさせてマッサージを施し、肉塊を取り出し鼻面に突きつけて口唇奉仕で白濁を浴びせてしまう。それが更に貴子の発情を促すが、催眠によって身体の自由は効かなくても男としての修一への嫌悪感は拭えぬまま、遂に望まぬ性交により犯されていくのであった。

貴子が何故自分に厳しく振る舞って来たのかその真意も知らぬまま、修一の暴走は留まることを知らず遂には直属の部下として社員たちの前で認めさせてしまう。もちろん実態は尊大な部下兼甥っ子に付き従うのが貴子で、時間を問わない荒淫ぶりに貴子がまともに業務を果たすのも難しく、ある日社員から定時に上がるように勧められる。修一は貴子の車を運転し数日振りに自宅に連れて行くと、すっかり牝奴隷となった美和子と共に貴子を侍らせ満足する。

このまま義母と叔母と楽しく過ごせれば良い、そう考えていた修一の目の前に絹代が現れ、初対面から良い雰囲気である。それを見た貴子が嫉妬していたことに興味を持ったようで、定時で上がった修一の目の前に小笠原家の迎えの車が到着しており、邸宅で絹代と二人で貴子の話題で盛り上がっていた。一度は貴子の会社のエレベーターで催眠を掛けたのが効を奏したようで、飼っていた猫を見て寂しそうな表情を浮かべていた絹代はまんまと修一の術に掛かってしまう。
ペットになれば猫の気持ちも分かるはずと修一は絹代の顔に触れ、接吻を繰り返すことで性感帯なのだと刷り込んでいき、ペニスを取り出して口唇奉仕を要求して精液を嚥下させる。しかし今日はここまでだとお預けにし掛けた催眠の効果を確かめようと辞去したが、案の定数日後に再び絹代に呼び出されてしまう。もちろん雑談で済ませるつもりなどなく再び白濁を飲ませると、夫婦の寝室に案内してもらい用意したバニースーツに着替えさせ、騎乗位で繋がったまま何度も中出し絶頂を与えていく。

こうして季節は過ぎて迎えた修一は誕生日の夜に残業を済ませてから、小笠原家の別荘にやって来る。義理の息子への依存を強める美和子、表面的には部下に汚される態度を崩さない貴子、夫がいながらも背徳の関係を続ける絹代とそれぞれに衣装に身を包んで修一を待ってくれていた。それぞれにちくはぐなことを言っているとは気付かぬまま、剥き出しとなった肉臭漂う修一のペニスに三人は奉仕し、絶頂汁を美貌に浴びせられて満足するのであった。


【レビュー】

催眠調教という凌辱寄りながらも作者の好みが色濃く反映

フランス書院文庫にて13冊目となる本作では初めてとなる凌辱寄りの傾向の強い作品であるが、美少女文庫やゲームシナリオなどではそちらに寄せた作風も多数あるようである。

・長らく一緒に暮らしてきた義母・美和子
・手厳しい叔母で勤め先の社長・貴子
・貴子の親友でスポンサーの令夫人・絹代

登場する順に主人公である新社会人との関係性は薄くなっており、次第に催眠術を会得し高嶺の華とも言える令夫人まで堕とす流れはお約束の展開とも言える。主人公の最初の目的は普段から手厳しい貴子に対して溜飲を下げることであり、その準備段階として美和子が始めにターゲットに挙げられていたようである。

美和子も次第に義理の息子が成長し自分を必要としなくなるのではないかとの不安があり、警戒心を持ちづらい相手なだけに催眠に掛かるものの、一方で相姦に至るのはという常識も持ち合わせている。従ってその意識を都合よく書き換えるまでのプロセスに重きを置いている。

貴子に関してはここ最近のフランス書院文庫にありがちな「生意気なヒロインに仕返し」という基本的な路線(高慢○○路線)に沿っており、しかしながら叔母という女性に憧れもあるだけに凌辱に限りなく近い形に纏められている。

絹代に関してはラスボス的な存在としてはちょっと弱いのかもしれず、プラスワンという形で作者の好みに沿ったコスチューム(手袋着用やバニースーツなど)プレイ的なお楽しみが味わえると思う。

これまでの誘惑寄りから凌辱寄りへと路線こそ変更したが、基本的にはこれまでの鷹羽作品に触れて来た読者であれば納得のいくところかと思われる。

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水沢亜生『雪国混浴【子づくりの湯】 若すぎる嫁の母、淫らすぎる嫁の姉』

水沢亜生『雪国混浴【子づくりの湯】 若すぎる嫁の母、淫らすぎる嫁の姉』
(フランス書院文庫、2018年11月、表紙イラスト:二見敬之)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

元教え子の結衣と結婚し初夜を迎えたばかりだと言うのに、結衣が足を滑らせ骨折し入院生活を余儀なくされる。しかし信也はかねてから想いを抱いていた結衣の母親の茉莉絵との関係を唆され、女の愛し方をレクチャーしてもらい、つかの間の新婚生活を楽しむ。妻が退院して間もなく、今度は結衣の姉・由真も帰郷することとなり…。


【登場人物】

森本信也
27歳。元高校教師でこの春まで在校生だった結衣と入籍したばかりで、仕事を辞めて森本家に婿入りすることになった。結婚前に風俗に一度だけ行ったことがあるが、堪え性が無くて五回も射精してしまったという苦い経験があり、初夜を済ませたもののやはり暴発して結衣を満足させられなかったようである。

森本茉莉絵
41歳。とある雪国の地方で家業を継いで土産物などを扱う業者の代表を務めている。娘たちの担任であった信也が亡き夫に似ていたこともあり、初対面から相思相愛に近い感情を抱いていた。結衣が信也との結婚を決意した理由を知るだけに、娘の好意に甘えようと淫らな女を演じるが…。

森本由真
20歳。茉莉絵の長女で結衣の姉である。高校時代の担任であった信也に惚れて告白したものの、色好い返事がもらえなかったようで短大進学を口実に上京してしまう。いち早く処女を棄てたいと思うあまりに望まぬ破瓜を迎えたが、結衣に比べて控えめだった胸が育ちこれならばとどこまでも前向きな性格で、結衣に促され帰郷を決意する。

森本結衣
18歳。高校を卒業して間もなく信也と籍を入れたが、初夜翌朝に雪で足を滑らせて骨折し入院生活を余儀なくされる。茉莉絵や由真が信也のことを好きだと知っており、自分が入院したことで積極的に二人との「浮気」を勧めてくるが…。


【展開】

足の骨を折って入院を余儀なくされた結衣から連絡を受け茉莉絵が病室へやって来るが、本来なら街での会合の後に娘夫婦の部屋に泊めてもらうつもりでいたようで、信也はまるで浮気を奨励するかのような妻の言動に戸惑いを隠せずにいた。その晩部屋にやって来た茉莉絵も酔った勢いなのか性的な言動を繰り返していて、まるで誘っているようだと信也は勃起が止まらず、浴室でのオナニーを見られたのをきっかけにして茉莉絵とベッドインを果たしてしまう。挿入しただけで呆気なく果ててしまうも、信也の底無しの性欲の強さが上回ったようで、五回目の中出しの頃には茉莉絵をイカせることが出来たと感激する。

茉莉絵を抱いた翌日二人で結衣を見舞いに行くと、信也は妻が自分の母と関係を持ったことを喜んでくれただけでなく、積雪もあったことだし雪かきの手伝いも含めて暫く実家で暮らしてみてはと提案をされる。茉莉絵と一通り作業を終えたところで森本の広い浴室で誘いを掛けられ、信也はパイズリや体位を変えながらの連続性交に溺れていく。そして今さらながらに膣内射精で大丈夫なのかと問う婿に、茉莉絵はピルを服用しているからと返しつつ、孕ませたいと言われて本気になるのを感じずにはいられない。

正月の繁忙期もあって信也との同居生活とは言え交わる回数が減っていたものの、茉莉絵は一向に自分からは仕掛けて来ない婿に立腹していた。結衣の退院まであと数日しかない、どうして素直に抱きたいと迫って来ないのと言われた信也は、残された日々をまるで新婚夫婦さながらに茉莉絵とイチャイチャすることに決める。結衣よりも茉莉絵の方が好きだと言われ、亡き夫に重ねているだけかもしれないと反芻し、今は自分の身体にだけ溺れて欲しいと茉莉絵は念を押すことを忘れずにいた。

結衣が退院してからは流石に茉莉絵と適度な間隔を取るようになり、足を庇いながらとはいえ結衣とのセックスで絶頂を与えることもできるようになったある日、茉莉絵は泊まりの旅行で不在の折に由真が帰宅する。由真の想いに応えられず気まずい別れをしたあの日と同じ格好だと気付いたが、いきなり豊乳を見せ付けるように由真から上京生活の体験談を聞かされて、胸を焼かれるような感情を抱かずにはいられなかった。それでも愚直はエロ話に興奮してしまい、生中出しは初めてだと聞かされると、リビングのソファで二度の性交に及んでしまう。

由真の誘いもまた結衣の黙認があってのことと知った信也は、妻や姑の不在を良いことに夕飯の後から夫婦の寝室のベッドで眠るまで交わり続け、翌朝は由真が跨がっているのにも気付かぬほどに疲れて眠ってしまっていた。信也の心を読むことに長けた由真だけに、Tバックパンティを見せ付け野外でのセックスを求めたり、浴室で泡姫プレイで対面座位で交わったりと情欲に溺れていく。そして夕方になり結衣が帰宅すると私と二人で妻なんだからと許しを得て、現金なまでにいきり立つ信也のペニスに奉仕するのであった。

二泊三日の慰安旅行から帰って来た茉莉絵は一息付く間も与えられず、帰郷した由真の歓迎会を開くからと娘の同級生が経営する温泉旅館に向かう。一番大きな混浴風呂を予約したからと先に入っていると、男湯の方から男女の営みの声が聞こえてきて、姿を確かめると何と由真が信也に跨がってお楽しみの最中である。分別がましく叱り付けたものの、由真はどこ吹く風とばかりに飄々としており、茉莉絵に私もしたいと言わせたいようである。観念してオナニーを見せ付けた茉莉絵を見て、由真に中出ししたばかりの信也もヤる気まんまんで、行為の後で由真が母娘レズプレイをするのを見て再び…。


【レビュー】

ラブコメ的な母娘丼だが気になる部分も

昨年11月にデビューなさった水沢亜生(あき)氏の三冊目となるのが本作で、教え子と結婚し婿入りした元高校教師が嫁の母、嫁の姉とも親しい関係に陥っていくが、そこには嫁の積極的な勧めもある…。そんな極めて現代らしいラブコメ的な作風の誘惑系の官能小説である。

・嫁の母【茉莉絵】(40代)
・嫁の姉【由真】(20歳)
・嫁【結衣】(18歳)

ここ数年のフランス書院文庫で多かった「彼女の母、彼女の姉(妹)」的ハーレムエンドの誘惑系作品だが、今年は更に一歩踏み込んで「妻の母、妻の姉(妹)」へと移行しつつある。これは主人公を既婚者という「適切な年齢」へ引き上げるための手立てでもあり、その背景としては主人公が「(18歳未満の)少年」なのはまずいという配慮もあるのかもしれない。(余談ではあるが11月のフランス書院文庫で読んだ作品のうち、3冊までが主人公が19歳設定である)

時代の要請であるならば多少やむを得ないとは言え、安全運転で進められた官能小説から倒錯性や背徳感は失われてしまう。何も主人公が少年である必要は無いにせよ、年齢的には「大人」なはずなのに言動が若いのではどうしても違和感が拭えないのである。本作の主人公も27歳の元教師の割には早射ちの勢いだけな印象で、受け入れる茉莉絵にも年齢に相応しい慎みがあまり無いような気がする。彼女との交わりは第3章まで続くが、確かにセリフとしては「エロい」のかもしれないけれど、前後の文章を読むとやたらに同じ言い回しが並ぶのが少々気に掛かった点である。

あと嫁の姉の由真に関しては妹より先に告白して…という経緯があったのにせよ、帰郷するまでの彼女の体験談をスパイスとするのにはかなり激辛な感じもした。主人公を嫉妬させるなら上京して付き合った彼氏に初めてを捧げた…で十分な気がする。3冊目にしてこれまで以上に過激な方向性に持っていったのは、少々拙速に過ぎたのでは…と思う次第である。


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小鳥遊葵『通い熟女【ほしがり未亡人兄嫁】』

小鳥遊葵『通い熟女【ほしがり未亡人兄嫁】』
(フランス書院文庫、2018年11月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

夫が急逝してから1年が経ち彩花は実家に戻るまでの半年間、東京で暮らす義弟の健太の元に通いお世話したいと提案する。何処か歓迎する様子の義父母の真意を訝りながらも、次兄嫁である玲奈まで通うと知り苛立ちを隠せずにはいられない。


【登場人物】

佐伯健太
19歳の大学1年生で埼玉県加須市出身。佐伯家の三男で現在は上京し、高田馬場で一人暮らしをしている。スポーツが得意な好青年で女泣かせの気もあるが、実のところは兄嫁の彩花に対して幼いころから憧れを抱いていた。女性経験豊富で巨根。二人の兄に性的な問題があり、実家の両親から結婚して後継ぎをと期待されている。

佐伯彩花
39歳。宮城県出身で大学進学の為に東京で暮らしていた折に、佐伯家の長男・隆一郎と知り合い加須市に越して来ていた。子どもはいない。一年前に夫が急逝して次の人生を考えてはと諭され実家に戻ることになるが、籍を抜くまでの半年間夫によく似た健太を世話したいと申し出る。

佐伯玲奈
28歳。都内世田谷区在住で佐伯家の次男・隆二の妻だが、あいにく夫は海外赴任のため暫く日本に帰らない様子である。子宝に恵まれないのは彩花と同じで、彼女が健太の通い妻状態になるのを聞いて、週替わりでの通いを提案してくる。


【展開】

加須の義父母に送り出されて上京した彩花の胸に去来するのは、籍があるのはあと半年で玲奈が妙に対抗意識を燃やしていることを意識せずにはいられなかったが、東京駅で健太が出迎えてくれたのを見てときめかずにはいられない。健太は部屋に入るなりマッサージでもしてあげるからと提案し、出前の寿司を食べ終えると一緒に風呂に入ろうよと誘って来る。あからさまなまでの性的な言い回しに彩花も従うが、空閨をかこって来ただけにそそり立つ肉茎は目の毒でしかなく、本番だけは無しだと念を押す。しかし慣れた手つきで服を脱がされ、女性上位のシックスナインで口腔に大量の白濁を注がれると、流されるように関係を持つのであった。

一週間が経ち彩花を見送った健太はついさっきまで繰り返された情交を思い出し悦に入っていたが、そこへ玲奈から電話が入り道が分からないから駅まで来て欲しいと告げられる。玲奈は好色家で正直健太の好みとずれるが、あけすけなまでに泊まりでのお世話をすると宣言したのを見て、上手くいけば…と期待を隠せずにはいられなかった。玲奈から告げられたプランでは初日は手で扱くだけのはずだったが、案の定巨塊を見るや玲奈は好色振りを隠せず、健太の望むように男上位のシックスナインから素股に発展する。隙を見てペニスを挿入すると、玲奈はまたも彩花への対抗意識を燃やしながら、精液をお口に頂戴とねだり口腔で迸りを受け止めてしまう。

翌週再び上京しようとした彩花に姑は健太とは何もなかったのかと問われその意図を図りかねていたが、合鍵を使って部屋に入ると玲奈の痕跡が残っているようで、対抗心もあって裸エプロンになり健太を出迎える。健太も玄関先でしたいとヤる気まんまんで立ちバックで一発済ませると、彩花が買ってきた上質のステーキに舌鼓を打ち、その流れで浴室で再び身体を重ねていく。

二度目の上京にて彩花の淫性はすっかり花開き、健太は彼女が後ろの穴での交わりまで求めて来たことを講義の合間に思い出していた。一方彩花は加須に戻ると義父母からまたも健太とは何もなかったのかと問われ、意図を尋ねると年の差など関係ないからと性的な関係を明らかに望んでいることが手に取るように分かったのである。そこへ健太から玲奈の都合が悪くなり来られなくなったので、明日にでも上京してお世話して欲しいと連絡が入るのだった。

玲奈はとっくに健太と彩花の関係を見抜いており、駆け引きのつもりで都合が悪くなったと一旦は言っておきながらも、やはり部屋に行けるようになったと告げる。案の定健太はもう彩花が来てくれたから来なくていいと迷惑そうな口振りで、部屋を訪ねるとタイミング良く健太がバックにして彩花に中出ししたところであった。見せ付けるかのように健太は激しいストロークを続け連続射精により彩花が失神すると、今度は玲奈を組み敷いて抜き差しを繰り返す。彩花が意識を取り戻すと健太はまるで玲奈に聞かせるかのように、フィニッシュは彩花だけだと告げるが、彩花は他の女を抱いているのを見ているだけで嫉妬の感情を抑えられない。
玲奈は佐伯の姑からもう健太の世話は彩花だけで十分だと連絡を受けていたが、はいそうですかと諦め切れずに押し掛けて来たものの、中出しするのは彩花だけとハッキリと差別を受けてプライドもズタズタになる。それでも旺盛な雄の性欲に応じて性交だけは繰り返され、いつしか眠りに就いていた。翌朝玲奈は朝勃ちしていた健太の勃起にねっとりと舌を這わせていたが、相変わらず仲睦まじい二人を見て慌ただしいのは嫌だから帰ると言いつつも、今週はまだ自分が世話をする番だからと念を押すことも忘れずにいるのであった。


【レビュー】

主人公の旺盛な精力に溺れる二人の兄嫁

別の作者による『通い義母』を意識した装丁のようにも窺えるが、熟女ものを得意とする作者だけにヒロインは39歳の長兄嫁と、28歳の次兄嫁だけというシンプルかつ直球の設定となっている。こちらも大学1年生の19歳の三男が主人公である。

・長男の嫁【彩花】(39歳の未亡人)
・次男の嫁【玲奈】(28歳の人妻だが夫は海外にいる)

彩花は夫を失い籍を抜く前に夫に似た末弟の主人公を世話してあげたいと上京して「通い家政婦」を望むが、それを聞いた玲奈も名乗りを挙げるという状況で、主人公としても憧れの彩花がやって来ることを期待している。その背景には長兄次兄ともに子を授けるのが難しく、雄として旺盛な精力を持つ主人公に後継ぎをという実家の意向も窺える。ここまで来るとラブコメ的な設定なのだが、作者の独特な言い回しもあって軽すぎない官能小説らしい作りに仕上がっている。

互いに相思相愛状態でしかも実家の意向もあってか、初日の段階でいきなり性的なことに及ぶのも理解できるところで、しかも玲奈も主人公に対する興味を全く隠そうとはせずに誘惑を仕掛けて来る。その誘いには抗えないと何だかんだ言い訳しつつも主人公の本命は彩花であり、どれだけ玲奈が淫らになっても不利なのは明らかで負けを認めざるを得ない。それでも諦めきれないのもまた彼女の逞しさとも言えるのだが…。

この作者が得意とするのは実は本番よりも前戯描写ではないかと思われ、主人公の追憶による後日談という形で初性交はあっさりしているのは好みが分かれるところかもしれない。


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tag : 大学生主人公 熟女限定

但馬庸太『人妻 孕ませ夜這い』

但馬庸太『人妻 孕ませ夜這い』
(フランス書院文庫、2018年11月、表紙イラスト:赤尾真代)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

人妻 孕ませ夜這い (フランス書院文庫)
但馬 庸太
フランス書院
2018-11-24




【あらすじ】

同じ予備校に通う将馬、春樹、信吾の三人の青年は人妻を寝取りたいという欲望を抱き意気投合していたが、最初に将馬が義母の桜子を抱いたと動画を誇らしげに見せて来た。春樹は先輩の妻の梨菜を犯したいと考えていたが、信吾には意中の女性がいないようで…。


【登場人物】

棚橋将馬
19歳。3年前に父親が桜子と再婚したものの、仕事が多忙で不在がちな為に義母が不満に感じているのを知り、強引な手段を用いて関係を結ぼうと企んでいる。高校時代には野球をしていたがあまり真面目とは言えず、大学受験にも失敗し浪人生活を送っている。童貞。

棚橋桜子
29歳。ある会社の元受付嬢で営業部長の棚橋に口説かれて2年前に結婚したが、子どもはもう要らないと言われており、それを不満に感じている。Gカップで魅力的な身体付き。

真壁春樹
21歳。将馬の通う予備校の2年先輩で三浪中。体格が良く粗野な振る舞いが多いせいか、周囲からは敬遠されがち。人妻好きという点で将馬や信吾と意気投合し、いつかは先輩の妻である梨菜を寝取ってやろうと企んでいるが今のところ童貞。

道場梨菜
24歳。夫の道場は新進気鋭の書道と絵画のアーティストで、全国を駆け回っているのを気遣い、子づくりしたいとなかなか言い出せずにいた。道場の後輩が春樹で予備校通いの為に隣室に住まわせ、食事を作るなど面倒を見ている。巨乳。

日吉信吾
20歳。将馬や春樹と同じ予備校に通う二浪の青年。将馬が桜子と交わっている画像を見せられて、自分も行動に移さねばと考えていた際に、偶然晴美が痴漢被害に遭っていたのを助けたことから親密な関係を結ぶことに。童貞。

菅原晴美
32歳。信吾が高校に通っていた際に現代国語を担当していた教師で、同僚の菅原と結婚したものの彼がマザコンで、実家で暮らすことも多く別居状態にある。3年以内に子を宿さなければ離婚と姑に言われているが、夫が義務的なセックスしか応じていないため不満を募らせていた。小柄なだけにHカップの胸乳が際立っている。


【展開】

結婚記念日なのに多忙にかまけて桜子を放置している父親から今夜も遅くなるとメールを受信した将馬は、入手した睡眠薬を使い桜子を眠らせて寝室へと向かう。そしてデジカメをセットすると桜子の服を脱がし豊満な乳房や、秘所の濡れ具合に興奮し剛直を突っ込むが、あまりの会館に挿れただけで白濁を放ってしまう。朦朧とした意識のなかで夫がいつになく熱心だと桜子は受け入れたものの、膣内射精の熱さに違和感を抱き目を開けると、義理の息子に犯されていると知り愕然とするしかない。体位を変えて孕ませてやると繰り返す将馬により、望まぬ快感に溺れさせられるのであった。

翌日予備校の休憩室で将馬は春樹と信吾の二人に誇らしげに動画を披露すると自宅に戻り、桜子が逃げなかったことに安堵しつつも動画の存在を匂わせつつも今晩で終わりにするからと義母へ告げる。自分からもう逃げられるわけがないと勝利を確信し寝室に向かうと、桜子は夜這いという形に従い寝たふりをしており、今夜もまた荒々しく腰を遣い胤付けを繰り返していく。

将馬の動画に触発された春樹はその晩いつものように梨菜の作ってくれた夕飯を食べながら、仕込んだ睡眠薬が効いて来たのを見て彼女の寝室へと向かう。春樹もまたデジカメをベッドの頭側にセットすると、梨菜の穿いているストッキングのセンターシームを引き裂き、剥き出しになった女貝を舌で楽しんでから正常位で犯す。将馬とは違い余裕を持って中出しし、紅潮した梨菜の美貌と白濁にまみれた秘所を見ると堪らんとばかりに二度目の性交に及ぶも、流石に梨菜がそこまで眠り続けていられるはずもない。後輩の変貌ぶりに梨菜は拒絶の言葉を吐くしかなく、リビングに場所を変えながらも五度も精液を注がれてしまう。

翌日梨菜の仕事が休みなのもあり、厚かましく春樹が居座り性的なちょっかいを出して来るのをひたすら耐えるしかなかったが、夜になり夫と動画でのチャットをする機会を窺っていたのだと気付く。相変わらず彼の仕事は忙しいようだが、春樹がしきりに愛撫を仕掛けて来ており、いつ露見するのか会話どころではない。次第に春樹の悪ノリは激しくなっていくうちにやっと夫が通話を切ってくれたが、間の悪いことにカメラはONのままで、画面の向こうでは彼がオナニーを始めていた。春樹に子どもが欲しいのだろ?と想いを見抜かれ、梨菜は多忙を口実に抱く機会すら持たない夫の身勝手さに気付き、後輩に唆されるまま身体を許すのであった。

将馬だけでなく春樹までもがと動画を見せられた信吾はにわかに慌て出すが、いつもより遅い時間の電車に乗ると、何と晴美先生が見知らぬ男に痴漢行為をされて動けずにいたのを目撃する。すかさず近寄り男に掛け取り逃がしたものの、晴美から助けてくれたお礼だと自宅で飲むこととなった。菅原はもうひと月も実家に居続けて…と話す晴美は寂しそうで、酒のピッチが上がっていくのを見て、信吾はさすがに睡眠薬を使うのを躊躇ってしまう。
そこへ晴美が着替えてくると寝室に向かうも戻って来る気配がなく、信吾が見に行くと大胆な下着姿でベッドに横たわっていた。絶好の機会だと信吾はのし掛かり豊かな肉房を揉む晴美は気付いたようだが、信吾が咄嗟に嘘をつき女を教えてくれると言ったではないかと返すと、責任感が強いだけに晴美は一度だけだからと受け入れてしまう。

菅原は感じすぎる晴美を見て汚いものでも見るかのようなのに、教え子は粗相をしても嬉々として受け入れてくれる。しかも強靭な精力の持ち主だから…と久し振りに帰って来た夫に嫌悪感を抱き、再び実家に戻るなり信吾を自宅に招き逢瀬を繰り返していく。遂には信吾の求めに応じて夜間の教室で立ちバックで犯されながらも、絶対孕ませてあげるからと教え子に言われて、晴美も愛してると返すのであった。

数日後相変わらず桜子は「夜這いされる体」に拘り、将馬に言われるままにアイマスクを着けてベッドに横たわっていたが、乳房の尖りと淫核の二点責めを受けている間に手首を拘束され違和感を抱き暴れ始める。何と将馬だけではなく春樹と信吾まで寝室におり、共に夜這い仲間だと紹介されてしまう。将馬に突き上げられながら桜子は口腔を信吾に、乳房は春樹により汚されるが、青獣たちは彼女に休む間など与えず容赦なく…。


【レビュー】

人妻寝取りに欲望を抱く青獣たち

あまり出来の良くない浪人生3人が主人公で、それぞれに欲望を抱く女性は人妻というのが本作のポイントの一つで、「夜這い」がこの作者の最近の特徴的な作風となっている。確かに主人公たちが初めて身体を合わせるきっかけは、夜這いなのも興味深いところと言える。

【一浪の青年×義母(29歳)】
【三浪の青年×先輩の妻(24歳)】
【二浪の青年×高校の恩師(32歳)】

全7章のうち各2章×3組で6章を描いており、第7章が主人公たちが集まっての総仕上げで、中編集と言った方が良いつくりでもある。先の二つの物語は対象となる人妻の特徴は違うものの、眠らせてから襲うという官能的なパターンはほぼ同じであり、主人公同士も体格が良く粗野な性格なのもあってここで違いを見せても良かったのかもしれない。三つ目はややテイストが異なり、作者が近年試みてきた誘惑的アプローチに近いもので、酔って寝込みを襲われるとは言え甘い雰囲気を感じさせる。

本作のもう一つの主題「孕ませ」要素はヒロインの「受胎願望」を指したものであり、それぞれに夫から子どもを望まれない(望めない)背景があってのものである。青年に押し倒されその願望を見抜かれて、「愛が無くても孕め」と言われ快感地獄の果てに納得させられてしまうヒロインたちの堕ちっぷりは、但馬作品らしいのかもしれない。個人的にはやはり誘惑テイストの強い三つ目(第5章・第6章)がお勧めである。

tag : 童貞 複数主人公 人妻 近親相姦(義) 凌辱作品

2018年12月刊情報

◎フランス書院文庫2018年12月刊情報

フランス書院公式ホームページの「これから出る本」コーナーにて、12月のラインナップが発表されています。
(配本は12月21日です。)

※フランス書院文庫及び美少女文庫のタイトルのリンク先は「版元ドットコム」さんの紹介ページで、あらすじに付いても同ホームページより引用しています。






一柳和也『年下の美人社長【完全奴隷化計画】』




「社長、こんなに濡らしてたら説得力ないですよ」
ショーツを捲られ、肉襞を指で広げられる恵梨香。
社員を厳しく叱咤激励するアメリカ帰りの美人社長。
罵詈雑言の毎日に、中年部長の蓄積した怒りが爆発!
スーツを引き裂かれ、三穴に抉り込まれる剛直。
従順な牝に堕とされた28歳はオフィスに戻されるが……



2018年は3冊刊行と本格化した印象の一柳さんですが、題材としては「年上上司を調教」と相変わらずのようです。
イラストの赤尾真代さんのシチュエーションも、敢えて似せてきたなとは思われますが…。






七海優『子づくり同棲生活 押しかけ美母娘と新任女教師』




排卵日だから、たくさん出して妊娠させてね」
「颯介さん、今日は何回、子作りなさいますか?」
「赤ちゃんは……女の子がいい? 男の子がいい?」
駆け落ちした女教師とイチャラブ生活を送るはずが、
新居に未亡人母娘が転がり込んで始まった共同生活。
朝から晩まで中出しをねだられ、眠る暇もない!?



ここ数作品は年始に刊行されていた七海優さんですが、来年こそは年1作と言わずにもっと出していただければと思いますね。
表紙イラストは丹野忍さんです。






望月薫『溺れ家政婦 恥ずかしい命令でも従います』




「どんな淫らな命令でも、お申し付けください」
声を震わせ、全裸で年下の主にまたがっていく陽子。
勤務中にもかかわらず、喘ぎを押し殺して何度も絶頂へ。
ノーパン奉仕、公開オナニー、お掃除フェラチオ。
甘美なお仕置きで、未亡人家政婦のM性が露わに……
屋敷に仕える二人の家政婦、茜と菜緒が異変に気付き……



今年約10年振りの復活となった作者ですが、意外にも早く次の作品が刊行されますね。
余談になりますが作者は「羞かしい」表記に拘りをお持ちですから、ここは「恥ずかしい」ではないでしょと突っ込みを入れておきます…。
表紙イラストは今年フランス書院文庫で三回目のご登場となる阿部清子さんです。






鏡龍樹『ぐっしょり熟女 義母、女教師、そして兄嫁と』




「我慢できないの、はしたなくなっていい?」
バスタオルを脱ぎ男日照りの女体を露わにする真理恵。
風呂上がりの瑞々しい美肌、淫らな雫で湿る秘壺。
寂しさを隠すため、若い男の温もりに溺れていく。
濃厚すぎるフェラチオ、密着交合、高速騎乗位。
義母、女教師、兄嫁……僕を狂わせる最高の熟女たち。



冬らしく温泉でぐっしょりという構図でしょうか。
イラストは川島健太郎さんです。






日向弓弦『したくなったら来て 下宿先の美母娘と未亡人』




「私の身体、いつでもあなたの好きにしていいのよ」
フィットしたセーターに強調されたIカップの美乳。
M字に曲げた股の中心で肉厚な女陰からこぼれる雫。
四十路の未亡人大家が、僕だけの「射精管理人」に!?
淫らな炎を燃やし、青い性を受け止めてくれる江美子。
大家の娘(19)、下宿する若未亡人(30)も「参戦」し……



今年デビューの日向弓弦さんも早いもので三冊目の刊行となります。
「押しかけ」、「同居」など、誘惑作品全般で似たり寄ったりな印象になるのは致し方ないのかもしれませんが…。
表紙イラストは新井田孝さんです。






上条麗南『人格崩壊 彼女の母、彼女の姉、女教師が…』




「奥に出してっ。勇一くんの赤ちゃんを産みたいの」
男の腰に白い太ももを絡ませ、激しく腰を振る響子。
二人の子供を育てた美しく気高い母の姿はそこにない。
娘の悪魔彼氏に目をつけられ、凄絶な孕ませ地獄へ!
白昼のリビングで、浴室で、玄関先で浴びる白濁液。
娘の学校の女教師まで暴虐の螺旋に巻き込まれ……



上条麗南さんも今年躍進された作家さんと言えるでしょう。
あらすじを拝見する限りだと、甘い雰囲気を感じさせる部分もございますね。
表紙イラストは二見敬之さんです。





ここまでフランス書院文庫12月刊をご紹介して来ましたが、同じページ数でも作品によって価格が若干違うことにお気付きでしょうか?

12月刊を例にあげると、

『溺れ家政婦』:税込み770円(320ページ)
他の凌辱系作品:税込み750円(304ページ)
誘惑系の三作品:税込み700円(304ページ)


とこの通りで実は11月刊もほぼ同じ価格設定です。
(綺羅光さんの『インテリ美人弁護士』は448ページと多いので、価格が少し高いのはお分かりかと思いますが…。)
16ページ単位で価格が上がるようになっており、例えば304ページと320ページで20円の差が付くのは分かってはいますが…。
(304ページは税込み700円、320ページは税込み720円です)

どうやら10月から一部作品に価格差を付けるという傾向になったようで、来年10月より施行される消費税率上げを先取りしたのかなと訝る節もございます。
官能小説全般が軽減税率の適用対象となるか、多分否でしょう…。個人的には軽減税率の適用云々自体に疑問を抱いており、公平に課税されるべきと考えます。とにかく「選別」そのものが恣意的で、販売現場にいたずらに混乱を招くだけです…。
(公的に適用の例外を付けることは、新たにシステムを構築するための労力と費用が掛かるというのはご承知かと思います。振興券なるものが愚策の最たる例です。なら上げるなよと…。)

管理人のように趣味のためだから多少の価格の上昇など気にしないという人は少数派であり、価格差が付けば安い方に流れていくのは自然なことかと思われます。それと文化的な側面とをリンクさせることは、私個人としてははっきりと答えを出せないところでもありますが…。





DSKさんのブログにてご紹介なさっている12月の「気になる」官能作品です。

2018年12月発売予定の官能書籍から気になる作品をDSKが独断と偏見でピックアップ!▼フランス書院文庫X 2018/12/12 発売媚肉夜勤病棟-人妻と女医(著:御前零士)→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。「あなたはそれでもお医者様なんですか。悪魔です」夫の病を治すため、好色外科部長に身を委ねた人妻。肉茎を咥え込まされ、恥辱の絶頂へ追い込まれる。淫獣の毒牙は、女医・奈々子とその妹・みつき...
2018年12月の気になる官能書籍







◎フランス書院文庫X

結城彩雨『人妻 エデンの魔園』




診療の名目で菊門に仕込まれた媚薬が女肉を狂わせる!
二穴を塞がれ、おぞましい快楽に身を灼かれる若妻。
浣腸を自ら哀願するまで魔園からは逃れられない!
仁美、理奈子、静子……狩りつくされる三匹の人妻!


(本作は、ハードXノベルズ『エデンの魔園 人妻・美臀狩り』を修正、再構成したものです)



【元の作品】









御前零士『媚肉夜勤病棟【人妻と女医】』




白衣は獣を引き寄せる

デビュー初期の傑作に大幅加筆!

「あなたはそれでもお医者様なんですか。悪魔です」
夫の病を治すため、好色外科部長に身を委ねた人妻。
肉茎を咥え込まされ、恥辱の絶頂へ追い込まれる。
淫獣の毒牙は、女医・奈々子とその妹・みつきへ!



【元の作品】

女医奈々子 ―白衣を穢す淫辱の罠― (リアルドリーム文庫7)
御前零士
キルタイムコミュニケーション
2008-11-22







◎管理人が気になる12月刊

竹書房ラブロマン文庫

美野晶『筆下ろし巫女の誘惑』




見知らぬ神社に舞い込んだ童貞サラリーマンの圭吾は、不思議な見習い巫女の鈴に、いきなり筆下ろしをされてしまう。初体験の快楽に酔う圭吾だったが、その神社は一部の童貞男が溜めこむ邪気を巫女たちが肉壺で祓う、筆下ろし巫女の集う神社だった…!

やがて圭吾の肉棒には浄化作用があるとわかり、会社勤めのかたわら、彼は巫女たちと交わってその肉体を清めることになる。

巫女の長の織絵、グラマラスな華音、気の強い紗江子…。淫らな巫女たちの肉体を味わい、圭吾はハーレム生活を満喫する。だがそんな中、秘かに想いを寄せている鈴に悪霊が取り憑いてしまい…!?

俊英が描く興奮の巫女エロス!



管理人は既に読み終わっていますが、感想はまた近いうちに挙げたいと思います。






杜山のずく『絶対やれるスキー場』




童貞青年の慎太郎はバイト先のスキー場で、先輩から聞いた怪しげな言い伝えを実行し、自分を誘惑してくる美女たちに次々と出会えるようになる。一人旅をする傷心の美熟女、そろって淫乱な双子姉妹、隠れ痴女のお嬢様…。

片田舎のスキー場の至るところで淫らな誘いを受ける青年は、バイト生活のかたわらで肉の交わりに溺れる。そんな中、バイト先の美少女が以前から自分に淡い思いを抱いてくれていたと知ってしまい!?

真冬のゲレンデを快楽の熱でアツくするアルペンロマン!








美少女文庫


天那コータ/sune(イラスト)『羽目鳥さんは撮られたい!~可愛い教え子は露出好き~』




「先生、童貞卒業おめでとうございまーす!教え子の処女×んで、童貞喪失した気分はどうですかぁ」
異様な光景だった。俺の上で学年一の美少女が股を全開にして×××を貪り食っていた。
「あは! 耐えてる耐えてる! けなげですねぇ、遠慮せず、中だししていいんですよ」
凶悪な巨乳とお尻を振り乱して、羽目鳥はカメラを自分と俺に向けてくる。
「みなさーん、これが、今から処女×んに中だしキメられる雌ガキでーす! そしてこっちは、教え子に射精するダメ教師でーす!」
ピースをしながらカメラに挨拶する羽目鳥。
「んおッ! イック! 初×××でイクぅ!」
腰を回して、ついに下品なイキ顔まで晒し絶頂していく。
その顔があまりに変態で可愛くて。どんどん羽目鳥にハマっていく!








肥前文俊/ぴょん吉(イラスト)『メイドと学ぶ商会経営 クールな彼女の愛し方』




「クラウド様と商会のお役に立てるなら――なんでもします!」
先代が遺した借金返済を迫られる青年商会主クラウドと、彼を支えたいメイドたち!
氷の魔女と称えられる忠実クールな恋人メイド・ノエルに、ドジな巨乳メイド・ターニャ、サボりがちメイド・クロエ。
クールメイド・ノエルが今夜も艶姿を晒し、癒やしのセックス。
お仕置きHでも、端整な美貌を崩してトロトロ発情顔を見せてくれる!
さらに、ターニャやクロエからご主人様に捧げられるメイドバージン。
果たして、メイドたちの期待に応えて、クラウドはローランド商会を守り、クールな恋人メイドの笑顔を見ることができるのか?
メイドHが彩る経営立て直しストーリー!








ちょきんぎょ。/47AgDragon(イラスト)『PT追放されましたが、魔女や淫魔と暮らせて幸せです』




「本気で、ぬしの命を半分くれるのか?」
「ああ。だから師匠の命を俺に半分くれ」
ただ朽ちるのみの永い生。迷宮の魔女として畏れられ、魔力を極めただけの孤独な日々。
最期が近づき、ほんの短い時間だけ、この弟子と過ごせて救われた……はずだったのに。
「命のリンクを繋ぐ魔術は、危険だぞ」
逃げようとするセレネの細い腰を掴んで、アステルが挿入してくる。
快感以上の想いが身体を貫いて、魔女は甘い喘ぎをこぼす。
使い魔の淫魔姉妹と重ねた修業の成果か、アステルの魔力は想像以上だった。
これならきっと!
パーティを追放された冒険者が、永い時を生き続けた大魔女が、おちこぼれの淫魔姉妹が、ダンジョンの奥底で築く幸せハーレム!

テーマ : 二次元総合 漫画・エロゲー・小説・エロアニメなど
ジャンル : アダルト

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が300冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
一部で関係者(作家さんや編集者さんなど)と思われているようですが、全くの見当違いです。
官能作品に関わる全ての方に感謝しつつ、読み続けていきたいと考えています。

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

〈リンク・トラックバック〉
基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

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