山口陽『人妻子宝温泉【がまんできないの】』

山口陽『人妻子宝温泉【がまんできないの】』
(フランス書院文庫、2020年2月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

民宿を営む舅が怪我で入院を余儀なくされ、その手伝いに行くことになった人妻の由香里。民宿では大学生の昌也も働いており、剛健な身体に似合わず初心なところも見せていて、いつしか肉体関係へと陥ってしまう。しかし民宿に泊まりに来た若妻の久留美や、熟妻の真結子もまた民宿の青年に興味津々の様子で…。


【登場人物】

東雲昌也
20歳の大学生。由香里の義父に世話になっており、入院の話を聞いて民宿の手伝いを申し出る。高校時代はラグビーをしていて、長躯で頑健な身体の持ち主で威圧感を与えるが、女性との付き合いはなく由香里に対してうぶな反応を見せている。民宿の手伝いの合間に身体を鍛えるのが日課となっている。

小野由香里
35歳。夫の父が怪我で入院することになり、姑は看病のために不在なことから、子宝温泉で有名なある地方の民宿の手伝いをすることに。夫はメンテナンス会社に勤務しており、月の半分は出張で不在にしているせいか、セックスレスで欲求不満気味。

下里久留美
26歳。IT関連企業のSEである夫と結婚3年目だが、一向に子どもを授からないことに焦り、子宝温泉の噂を聞き付けて夫婦同伴で民宿に泊まることに。しかし多忙な夫は急な仕事でドタキャンとなり、一人で欲求不満を募らせていた折りに、昌也に興味を持ち始め…。

倉松真結子
41歳。夫は多忙気味で既に子づくりを諦めている節もあり、出張で不在の折りを見て一人で子宝温泉のご利益に預かろうとやって来た。同時期に泊まっていた久留美と仲良くしようと部屋を訪ねたところ、昌也とのふしだらな関係を見てしまい…。


【展開】

夫の実家が営む民宿の手伝いを始めて数日が経ち、「子宝温泉」を謳うだけに若い宿泊客が仲の良さを見せ付けているのを知り、由香里はいつしか昌也に荒々しく抱かれることを夢想し始める。そんなある日浴室の掃除をしながらエッチな妄想をしていた罰が当たったのか、由香里は足を取られて派手に全身ずぶ濡れになってしまう。悲鳴を聞き付けた昌也は目のやり場に困るからとバスタオルを持って来るが、期待通りの反応に衣服を脱ぎ抱いて欲しいと迫る。浴槽に湯を張る間も惜しみ、バッグスタイルで求めた由香里は、昌也の威容に貫かれて中出しまで求めてしまう。

子宝温泉のご利益に預かろうと夫婦同伴で民宿を取ったものの、夫が急な仕事でキャンセルとなり、久留美は一人部屋で暇を持て余していた。他の男にナンパされたら…と妄想に耽っていると、いつしか昌也のことを意識するようになり、ちょうど夕飯の用意にやって来たのを見るやからかい半分で誘惑してしまう。口では拒みつつもモデル体型の肢体に遠慮なく視線を向ける昌也の初心振りに、久留美はセックスして欲しいと求める。ほんの出来心のつもりだったのに、昌也に征服されて中出しを受けると、一度きりという決心が揺らいでいくのを否定できずにいた。

その頃真結子は久留美も一人旅だと知って夕飯を取った後で話でもしようと部屋に向かうが、何と昌也とキスをしている現場に遭遇し自室に戻る。昌也の逞しい身体に抱かれたら…と思いながらのオナニーで絶頂したものの、物足りないのもあって早速翌朝に昌也を問い詰めることにする。カマを掛けられてアッサリと性交を認めた昌也に優位に立ったのを利用して、自慢のEカップバストで極太を挟み込み、パイズリで射精に導く。期待した通り硬度の衰えない昌也を見て、真結子はスカートを脱ぎパンティの股布をずらすと、彼を犯すように騎乗位で繋がって腰を振り白濁を受け入れてしまう。

昌也は休憩時間に部屋で腕立て伏せをしてストレス発散するのが日課である。しかしいつもと違うのは久留美が側で見ていて、汗ばんだ男の上半身を見てウットリとしていることだった。何でそんなに堂々としていられるのか昌也には見当も付かないが、その現場に乱入して来た由香里に対してもあっからかんとしていることに舌を巻くしかない。二人が競い合うようにペニスに舌を這わせ射精に導かれると、昌也も覚悟を決めたらしく、横たわった由香里の上に久留美が覆い被さるようにして重ね餅状態にしてしまう。どちらかに挿入すると他方は不満の声を挙げることに埒があかないと、昌也は二人の淫裂の間に剛直を押し込み、高速ピストンで下腹部に白濁を浴びせるのであった。
その場の流れで3Pを許したものの由香里に灸を据えられた昌也は、今度は浴室で真結子に誘われてしまい、踏み込んだ由香里は甲斐性の無さに怒りながらも対抗の意思を見せる。真結子は切り札とばかりに後ろの穴での性交を望み由香里に見せ付けると、今度は由香里がお返しとばかりに対面座位で昌也に乗っかって中出しを受けてしまう。

人妻たちとの酒池肉林も次の日が最後で、久留美と真結子の希望で由香里も含めて四人で混浴することになった。子づくりを意識してか人妻たちはやけにノリノリで、始めに久留美、次は真結子、最後に由香里に胤付けした昌也だったが、すっかり伸びてしまった由香里の痴態を見て都合三発放ったペニスはまだ元気なままである…。そして一年後人妻の淫らさを知った昌也は、同年代の女性では物足りぬと想い出に耽っていたが、目の前に由香里が現れて心がときめくのを抑え切れない。どうやら由香里は「二人目」を所望のようである…。


【レビュー】

子宝の湯が湧くという温泉地で、民宿を営む義父が倒れたため急遽手伝いに行くことになった人妻の由香里(35歳)。近所に住む大学生の昌也(20歳)も義父に恩があるようで、二人で民宿を切り盛りするのだが、威圧感とは裏腹に初心な昌也と結ばれてしまう。 子宝の湯の評判を聞き付けた若妻の久留美(26歳)と熟妻の真結子(41歳)は、共に夫の仕事によるドタキャンで一人旅を余儀なくされ、民宿の青年との一時の交わりに溺れていく。 なれ初めはヒロイン視点で、後半は昌也視点という切り替えが興味深い。






以下、読書メーターからの追記です。


子づくりを意識した人妻たちがひと時のメイクラブに浸り、その対象となった昌也も始めは人妻たちにやられ放しだったのが、反撃とまでいかないまでも「期間限定」の交わりを楽しむという作風は良かったと思います。

レビューで触れたように敢えて前半と後半で視点を変えたことで、単に昌也が食べられる「だけ」でないのも興味深いところです。


…とここからは本作というよりも、フランス書院文庫全体において気になったことを。

昨今の諸事情もあり官能小説業界でも、色々と配慮が求められる時代になっています。その為に使いたい題材に限りがあるのは理解しますが、これを言い訳にしてしまうとちょっと違うのでは…?という思いもあります。

特に誘惑系に顕著なのは「全員が平均点を取れるような均一化」であり、作家さんだけを変えても題材を使い回していれば、あまり変わりがないという点です。例えると鶏肉と野菜で何か作ってとオーダーすると、満遍なくカレーライスが仕上がるようなものです。例えば素材から浮かべれば肉じゃがやシチューなど何でもありそうなのに、端からカレーライスを作ることに題材が限定されていて、スパイスがどうとか野菜のゴロゴロ感がどうだと評しているようなものです。(もちろんキーマカレーが出て来る場合もありますね…)

他社レーベルの官能作品を読むと直接的な情交描写はそんなにないのに、それでもエロいと感じられることが度々あります。描写の量で勝負するのもありでしょう。個人的には一定量を超えるとオーバーフローしてしまう気はします…。

そんなに文句を言うなら書いてみろと言われそうですが、私にはモノを書く自信はございません(苦笑)だからいち読者の癖に好き放題言ってるわと流していただいても構いませんが…。

この「均一化」は作品のタイトルにも現れています。(これも何度か触れましたが…)2月のラインナップを見ると、過去に使った別の作家さんの作品タイトルをサブタイトル、あるいは帯の宣伝文句に使い回しているのが明白です。たまにはパロディとしてなら楽しめますが、中身は全く違います。

タイトルに関しては正直このままで良いのだろうかという危機感はあります。タイトルの使い回しで、「あっ、これは読んだわ」とライトな購買層が新刊を買う機会を失うのはちょっとまずいのかな…とは思いますね。

↓こちらが本作です。





↓こちらは香坂燈也さんの去年の作品です。





↓こちらは深月久遠さんの作品です。





↓こちらは高宮柚希さんの作品です。


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山口陽『通い美姑【妻の母・至れり尽くせり】』

山口陽『通い美姑【妻の母・至れり尽くせり】』
(フランス書院文庫、2019年6月、表紙イラスト:赤尾真代)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

二人の娘の母親である芳子は次女の莉緒が妊娠しにくい体質だと知り、娘の哀願を受け入れ代理出産をすることに。それには莉緒の夫である利明に抱かれなくてはならなくなり、始めは躊躇いを見せていたものの、代理出産の話を知った長女の奈津美がつまみ食いをしていると知る。対抗意識を燃やし始めた芳子は母の顔を捨て女として利明を求めていく。


【登場人物】

利明
20代前半?(奈津美よりは年下のようである)妻の莉緒と結婚して2年近くになるが、彼女が妊娠しにくい体質のようで、夫婦同意の上で彼女の母親である芳子に代理出産を依頼する。ごくごく普通の会社員で帰省した時に芳子と顔を合わせる程度だったようである。

荒谷芳子
44歳?高校を卒業して間もなく結婚したが6年前に夫を亡くし、娘たちが既に独立しているため実家で一人で暮らしていた。そこへ次女の莉緒から代理出産を依頼され、始めは排卵日前後の10日間だけ利明に抱かれるつもりでいたが、次第に娘の夫に溺れていく。上京生活ではけじめは付けようと別の部屋を借りて、子づくり以外では離れて暮らそうと試みるが…。熟れた身体付きの巨乳。

荒谷奈津美
26歳。芳子の長女で都内で妹夫婦とは別の部屋を借りて一人で暮らしている。それなりにモテそうに見えるが、ずぼらな私生活と肉食すぎる性格のせいか異性に恵まれず、実は社会人になってから特定の恋人はいないままだった。莉緒が芳子に依頼する前に代理出産の話を持ち掛けられていたが断ってしまい、都内で偶然芳子が利明と仲良さそうに歩くのを見て、自分もと俄然ヤる気になったようである。


【展開】

娘の莉緒の頼みもあり上京してきた芳子だったが、若い利明が本当に自分を抱く気なのかと不安に思いつつ、積極的に唇を求められ夫よりも雁の太いぺニスを滾らせていたと知る。娘にしてもらったことがないという口唇奉仕で射精させると、秘所へのクンニで軽いアクメを迎えつつ、正常位で久々の中出しを受けてしまう。

次の日照れもあり利明は芳子とどう顔を合わせたものか思案したが、当の芳子は部屋にいてもすることが無いからと朝食の準備をしてくれていた。このまま一日中子づくりも悪くはないが、せっかく上京したのだからと利明はデートに誘い、スカイツリーへとやって来る。女はいつでも若くありたいものと言う通り、芳子はアイスクリームを撮影したり、恋人さながらに手を繋いでと求めたりとはしゃぐ始末である。芳子もプランを考えていたようで鶯谷に移動すると、ラブホテルで女子学生さながらに制服を着がえたのを見て、利明は呼び捨てにしてごっこプレイで調子に乗って交わっていく。

その日は奈津美の休日でもあり目的もなく、ふらっと向かった先で芳子と利明が手を繋ぎながらラブホテル街へ消えていくのを見てしまう。一度は妹からの代理出産を拒んでいただけに母に頼んだだと納得しつつも、芳子が見せた女の顔に何で私が…という嫉妬の感情を抱いてしまう。そこで次の日に奈津美は利明が降りる駅で待ち伏せし、芳子が別の部屋を借りて暮らしているのを良いことに誘惑を仕掛け、乳首舐め手扱きで射精に導いていく。妊娠の可能性は少ないが子づくりをしても良いと思うほどの巨根に、奈津美は自ら馬乗りになって腰を振り中出しを受けるのであった。

利明が有休を取ってまで子づくりに励んでくれたのに応えようと芳子は裸エプロンで誘い、シンクに押し倒されてバックで貫かれていく。その一方で利明に惹かれていく自分に気付き始め、考える時間が欲しいと一旦部屋に戻ると帰ってしまう。利明としては予定が狂ったなと戸惑うが、タイミングの良いことに奈津美が訪ねて来る。母さんの為にとローションやバイブを用意して来たとしゃあしゃあと言ってのける奈津美に腹が立った利明は、目隠しをさせると開脚させてバイブで連続絶頂を味わわせ、バイブをぺニスに替えて激しく交わっていく。なおもバイブで淫核責めをしながらの性交に及んでいたが、芳子が早めに夕飯を作りにやって来てしまい…。

二人を叱る芳子だが奈津美が素直に言うことを聞くはずもなく、寧ろ挑発するかのような言葉を返すだけで、利明は完全に母娘の意地の張り合いに巻き込まれてしまう。まずは汚れた身体を洗おうと浴室に移動したものの、早々と奈津美がぺニスを奪い母との言葉の応酬の末に射精させてしまう。次は芳子の番…だが、何と美臀を見せ付けてのアナル性交を求めて来る。奈津美は遺伝しなかった母の熟れ乳を揉みまくって対抗し、芳子は尻穴を引き絞っての搾精を試みようとする。結局一番の被害者は利明だったのかもしれない。

こうしたハプニングもあったが何とか約束の十日間が過ぎ莉緒が実家から戻って来るが、芳子は前夜にさんざん交わったにも関わらず、娘の目を盗んではテーブルの下から利明の股間を脚で刺激する始末。シンクに立つ莉緒と平然と会話をしながら、ぺニスを脚扱きする芳子はやはり奈津美の母なのだと背徳に満ちたなかで利明は射精させられてしまう。妻が洗い物を始めたタイミングで浴室に向かった利明を追って来た芳子も乱入し、いつ見付かるか分からないスリルを味わいながらも性交に及んでいく。獣欲に溺れた芳子は検査日よりも早く東京で暮らすことを選び、利明が残業を口実に訪ねて来るのを待ちわびる日々が新たに始まるのであった。


【レビュー】

代理出産を依頼したものの、母と姉が主人公に溺れているとは知らない妻

フランス書院文庫より今年の1月に『淫らすぎる姑【妻の母・代理妻】』(小鳥遊葵氏・著)が刊行されており、本作は美少女文庫でも活躍中の山口陽氏によるほぼ同じ題材での誘惑官能作品である。妊娠しにくい身体の次女から代理出産を依頼され上京した妻の母、一度は依頼されたものの断った長女は母親が代わりに引き受けたと知って対抗するという点はほぼ同じ。肉食系ヒロインながらも細かい心理描写を得意とする山口氏ならば、この題材をどう仕上げてくるかに興味を持った次第である。

・妻の母【芳子】(高校を卒業してすぐ出産とあるので44歳?)
・妻の姉【奈津美】(26歳)

代理出産を依頼するのは夫が母と身体を重ねるということでもあり、妻は母と入れ替えに実家に戻っているため情交場面での出番は全くない。排卵日前後の期間限定の交わりという設定ではあるが、初めは娘の夫に抱かれることに罪悪感を持つ芳子も、久しぶりの交合にオンナとしての感情に目覚めていく。都内観光で若い娘のようにはしゃいで主人公と恋人繋ぎをした上に、ラブホテルに雪崩れ込む辺りから既に肉食系そのものなのかもしれない。ただ一応のけじめとして仮住まいの部屋は別にしており、主人公と終始ベッタリな訳ではないのが妙味である。

そんな二人を偶然見てしまったのが奈津美で、妹から代理出産の依頼を受けていただけに母親の変化に納得しつつ、男日照りの自分の境遇にならば私もと対抗意識を燃やし始める。「跨がられる」という表現がまさにピッタリな主人公も妻にいくらかの後ろめたさを感じつつも、基本的には流されやすいタイプで、姑と義姉に積極的に迫られて拒めないのもお約束である。

こうして約束の期間が終わった時には既に芳子には主人公無しの生活は考えられないほどになり、娘が帰宅しても目を盗んではちゃっかりつまみ食いまでしてしまう。妻は姉の奈津美までもが夫と逢っているとは知らないし、勿論母の芳子がどういう気持ちなのかも知る由もない。話はここで終わるが主人公たちの将来はどうなるか、ちょっと皮肉なものを感じた次第である。


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tag : 社会人主人公 母娘丼 未亡人 姑もの

山口陽『朝までしたいの【南国の未亡人兄嫁】』

山口陽『朝までしたいの【南国の未亡人兄嫁】』
(フランス書院文庫、2019年1月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

兄の三回忌で夏休みに帰省した公彦は、酔った喪服姿の兄嫁・奈央に挑発されて関係を結んでしまうが、兄への遠慮もあり夏の間だけの関係に留めようとするも毎日繰り返される情交に溺れていってしまい…。


【登場人物】

浅間公彦
大学に通うため、現在は実家から出て単身生活を送っている学生。兄の三回忌法要に合わせて夏休みを過ごすために、地方にある漁村で暮らす奈央の元を訪ねることに。既に両親は亡くなっている。童貞。

浅間奈央
36歳。公彦の兄・辰芳に嫁いだが、二年前の夏に彼が船長を勤める漁船が台風により転覆し、そのまま帰らぬ人となっている。夫婦の間に子どもはおらず、小さいときから可愛がって来た公彦を実の子のように見ている節も窺える。男性経験は辰芳一人だけ。巨乳で日焼けした身体も相まってアグレッシブな印象が強い。


【展開】

兄の三回忌で帰省した公彦は法要を終えて喪服姿の奈央とともに晩酌を楽しんでいたが、幾ら義弟と言えども胸元をはだけた姿は明らかに寛ぎ過ぎで窘めようとすると、奈央から童貞君とからかわれる始末である。思わず義姉さんと付き合いたかったと言って墓穴を掘ってしまうものの、奈央には嬉しく思われたようでここにいるだけで良いからと抱いて欲しいと求められる。感じやすい奈央の身体を堪能し正常位で挿入してあまり長くは持たなかったが、それでも彼女は満足してくれたのであった。

翌朝素面になって兄に対する罪悪感から公彦はなかなか起きられずにいたがスマホに着信があり、奈央から手伝って欲しいことがあるとベランダに来るように告げられる。待ち受けていた奈央は大胆なことに露出の多い水着姿でおり、日焼け止めを塗ってとビーチベッドにうつ伏せになられては断れず、潰れた乳肉がはみ出しているのを見て自制心を保とうとする。しかし指先が滑って柔肉に触れた時点で敗けであり、公彦は奈央に誘われるままに乳房を揉み秘所へ指を出し入れさせ絶頂に導いてしまう。お返しとばかりに馬乗りになってパイズリして良いと言われ、公彦は遮二無二腰を繰り出し美貌に白濁を浴びせるが、よくよく聞いてみれば奈央に仕向けられたのだと気付く。

ある日炎天下で買い物を終えて帰宅した奈央が目にしたのは、冷房の効いたリビングで公彦がだらけた姿で、思わず労って欲しいと口に出してしまう。汗は流したとは言え脇の下の匂いを嗅いで盛り出した公彦にクンニでイカされ、寝室に行くのも惜しいと対面立位で交わってしまうのだが…。公彦に何度も求められ奈央は彼を誘い再び浴室へ向かうと、相変わらずぺニスが滾ったままなのを若いと感じつつ、背中に乳房を押し当てながら手で射精させてしまう。少しやり過ぎたようで公彦に立ちバックにさせられ、肉棒で蹂躙させられた後で愛の告白を受け、はぐらかしつつも嬉しさを隠せない。

行動力のある奈央に振り回され公彦は貸し切り同然の土地でキャンプをして屋外でアナルセックスをしたり、花火大会では観客に紛れて奈央の身体をまさぐったりと夏休みを満喫していた。もっとも花火大会では奈央に反撃されて公園のトイレの茂みで夜間に青姦する羽目にもなったが…。また年上女らしく奈央が怖がりな一面を見せまいと怪談番組を観てしまい、夜中に眠れなくてと部屋を訪ねて来るところも可愛らしいと結局はセックスをすることにもなる。

そんなある晩台風が接近して来ており、吹き付ける暴風雨を見ていた奈央の表情に翳りがあったのを風呂上がりの公彦は見逃さなかった。兄が乗った漁船が転覆し帰らぬ人となったのを忘れられずにいたのだった。これまで公彦が好きだと告げてもはぐらかされるばかりだったが、自分は兄貴じゃない、自分を見て欲しいと精一杯の告白をしてしまう。奈央も公彦の本心に気付いていたが年の差を恐れていたと白状し抱き付くと、現金なことに公彦は完全勃起していた。跪いて口唇奉仕し射精させると、頼もしいことに公彦は駅弁スタイルで奈央と交わり力強さを見せ付けようとする。さすがに絶頂の果てに寝室のベッドに倒れ込むが、公彦はこれから長い休みの度に帰ってくると告げると、奈央はあっけらかんと自分が一緒に行けば良いだけじゃないと返すのであった。


【レビュー】

大学生の主人公が夏休みを利用して帰省し、想い続けていた未亡人兄嫁の【奈央】(36歳)からの予期せぬアプローチを受け、親しい関係に陥っていく作品である。主人公とヒロインだけという作風では作者の美少女文庫での近作でもよく見られており、中でも『リリアナさんと夏休み!』は本作と最もイメージが近いと思われる。「兄嫁は巨乳で淫らな未亡人」というこのポイントだけで第一章から早くも情交へ及ぶこともあり、兄嫁と義弟がひと夏にひたすらイチャラブ振りを繰り返すという一点突破な形となっている。一章あたり大体30~40ページくらいで、一部を除いて独立した短編なような作りもあって、長編を読むのは時間が掛かるしなという読者にお勧めである。もちろん官能小説なので各章に抜けるポイントがあり、好みのプレイがあればなお一層楽しめることと思われる。

近年はヒロインが一人ということ自体珍しく「◯◯の母、◯◯の姉」などと人数を増やす、ヒロインを狙う別の男の存在を匂わせるパターン(主人公を思うヒロインがいるのも類似した形)が多いが、本作ではこうした変化球的要素も皆無である。「南国の」と付くだけに夏の眩しい日差しの中で乳戯に及んだり、ひと気のない山中で野外性交に至ったり、また汗を流そうと浴室で…ととにかく甘々要素満載である。企画的な要因もあるとは思われるが、単純に兄嫁と義弟のバカップル振りを存分に楽しめる仕上がりである。山口陽作品らしくからかい上手なヒロインと、いちいち真面目に突っ込んで来る主人公とのやり取りも軽妙でバランス良く出来ているのではないだろうか。

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山口陽『ママと7つのお願い』

山口陽『ママと7つのお願い』
(フランス書院文庫、2012年6月、表紙イラスト:渡邉康明)

ネタバレ有り。御注意下さい。
レビュー再編集です。

作品紹介(公式ホームページ)

ママと7つのお願い
山口 陽
フランス書院
2014-06-27




【あらすじ】

母の梢を異性として憧れを持つ洋平は、ライブチャットで顔を隠して自慰を見せ合った初心者の熟女が母の梢だと知り寝室に押し掛け告白する。一旦は拒絶しつつも息子を受け入れた梢は、エスカレートする彼の欲求に順応する自分の本当の姿を知る。


【登場人物】

沢浦洋平
16歳。高校1年生。1年前に父を亡くし、母の梢と2人で暮らしている。比較的大人しい雰囲気でこの歳なりに性的欲求を抱く少年。アダルトのライブチャットでは「EXIST」と名乗り、梢に対する想いを紛らせようと他の女性とオナニーの見せ合いをしていたが…。童貞。

沢浦梢
38歳。洋平の実母。整った容姿でGカップの豊満な体つきの大人しくて控え目な女性。1年前に大手商社の部長であった夫を交通事故で亡くしている。更にその前から夫と没交渉にあり、身体の疼きを抑えようと試みてはいるものの…。


【展開】

母親の梢に実の母親以上の強い想いを抱いていた洋平は、ある晩ライブチャットで梢と身なりの似た同い年の女性をリストで見付け早速やり取りを始めるが、彼女は初心者のようで恥じらうばかりである。チャット経験者の洋平が彼女にストリップのように服を脱ぐように命じ、次第に淫らになっていくのを見て画面越しにオナニーを始めてしまうが、絶頂の瞬間に画面の隅に写った家具を見て梢ではと疑念を抱く。

一方の梢はまさか「EXIST」という少年が洋平だとは気付かず、歳に似合わぬ画面越しの巨根の虜となり、オナニーの見せ合いだけでは満足出来なくなっていた。指を三本使ってのオナニーでも一時の快楽しか得られずにいたが、少年とのやり取りをしていたある日顔を見せてと懇願され躊躇っていると、突然寝室のドアが開き洋平が現れる。正体を知られていたとは露ほどにも思っていなかった梢だが、今まで散々欲情した姿を見せていただけに息子にセックスを迫られ困惑するしかなく、ぺニスの挿入こそ免れたものの白濁を浴びせられてしまう。

翌朝梢は家を飛び出していた洋平が帰宅すると優しく迎えたが、馬鹿なことをしたと詫びた後に家を出て一人で生活すると告げられ、思わず号泣しながら一人にしないで欲しいと息子に関係を求めてしまう。梢はディープキスを繰り返しながら一物を扱き射精を手で受け止めたが、一度の放精だけで萎えることのない若竿を見て、敢えて洋平の口からセックスしたいと言わせて寝室へ誘うのであった。

次の日登校した洋平は梢との情交が頭によぎりぺニスを常に滾らせていたが、それでは学校生活に支障が出るからとヤりまくろうと思い付き、早速その晩に父の遺品であるデジカメを持ち出して来る。あくまでもAV撮影を参考にしたとはおくびにも出さず、梢に経験人数などインタビュー形式で恥じらいを与えていくと、物欲しそうにしている彼女に気持ちよくしてとおねだりを始める。口内射精を録り逃すほどに快感を味わった洋平はカメラを構えながら正常位で貫き、乱れる梢に性悦を覚えながら高ぶった瞬間に筒先を美貌へ向けて白濁を浴びせていく。そして記念撮影だとアへ顔ダブルピースまでさせてしまう。

梢と母子を越えた関係に陥ったものの、それでも母親の心の中には亡くなった父親の存在が残っている。そんな苛立ちを抱えていた洋平は近くの公園に梢を連れ出しデート気分を楽しんでいたが、目を離した隙にナンパ男に声を掛けられているのを見て嫉妬に駆られ、公衆トイレの個室に引きずり込むと立ちバッグでセックスを求めてしまう。一旦は劣情も紛れたかと思いきや、今度は別の男たちが用を足しながらが女とヤりたいと話しているのを耳にして、自分のリア充振りを誇示するかのように再び梢を求めていくのであった。

ある日息子の帰宅を待つ梢は自ら裸エプロンになり、いつもとは違って積極的に洋平を誘惑し口唇奉仕で射精させていく。思わぬ母親の攻勢にたじろいだ洋平も出してスッキリしたようで、サッシを開けると今日はここでしようとベランダへと誘う。たまには痴女のように振る舞うのも良いけど、やはり息子の良いなりになる方がもっと気持ちいいと梢は声を挙げながら絶頂してしまう。

梢が他人に見られそう、聞かれそうなシチュエーションに興奮する質だと知った洋平は、野外セックスの覗きスポットとして知られる森林公園に梢を誘い、茂みの奥へと連れていくとエッチを求める。やはり梢は積極的でパイズリ奉仕を志願すると、乳谷に精液をべっとり付けたまま木に手を突き、息子の剛直を受け入れていく。次第に周囲の茂みがざわつき、しかもフラッシュを焚かれて覗き魔が撮影しているのを知った梢は、情交の合間に潮を吹いた上に絶頂お漏らしまでしてみせる。

夫の三回忌を終え最後までいた義兄を見送った洋装喪服の梢は、今度は夫の遺影の前で洋平のぺニスに背面座位で跨がり、見て欲しいと言わんばかりに性悦に浸るのであった。


【レビュー】

本作は「1v.s1」の構図による母子相姦ものの官能作品である。実の母子による相姦で母親の梢にはある程度禁忌に対する畏れ、戸惑いというのは感じられるものの、結局は性欲には抗えない…という流れは決まっているようにも受け取れる。全体のうち初挿入に至るまでに約3分の1を費やしており、確かに相姦に至るまで躊躇してはいるものの、作者の長所でもあり短所でもある冗長さも否めない部分である。

梢が相姦を受け入れてからは露出願望に目覚めて、公衆トイレや部屋のベランダ、果てには夜中の公園での青姦にも発展していくが、こうした展開が読めてしまうのもあり意外性としてはあまり無いのかもしれない。高竜也氏や鬼頭龍一氏の相姦作品を現代的に解釈した意欲作と評価したいが、全般的には単調さも気になったところである。


DSKさんと愛好家Sさんによる本作の紹介記事です。

2012/6/22 発売ママと7つのお願い著:山口陽、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】の電子書籍はコチラ。→ 電子書籍の【ひかりTVブック】はコチラ。→ 総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。→ eBookJapanはコチラから。「服を脱いで脚を開いて」「オナニーしてみせてよ」「オッパイさわらせて」「手でしごいてほしいんだ」息子の真剣な眼と硬直しきった怒張に見つめ...
ママと7つのお願い(著:山口陽、フランス書院文庫)

1865『ママと7つのお願い』山口陽、フランス書院/フランス書院文庫、2012/06 発売●あらすじ実母を異性として好きな少年が、母を諦めようと始めたライブチャットで顔を隠して自慰を見せ合った初心者の女性が母だと知り、夫を亡くした悲しみを快楽で誤魔化そうとする母に、自分の気持ちを打ち明ける事になる。●登場人物【沢浦洋平】16歳? 童貞。高校一年? 梢の息子。比較的大人しい雰囲気を醸している少年。【沢浦梢(こずえ)...
1865『ママと7つのお願い』

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山口陽「本当は淫らな艶熟女 幼なじみの母、美尻社員、兄嫁」

山口陽「本当は淫らな艶熟女 幼なじみの母、美尻社員、兄嫁」
(フランス書院文庫、2017年10月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

娘の目を盗みリビングで性悦をむさぼる幼なじみの母。
お酒のせいにして牝の本性を露わにする美尻OL。
大胆衣装で豊満ボディを惜しみなく晒して誘う兄嫁。
貞淑な美貌に秘めた満たされない欲望を年下の男にぶつけ、
久々に味わう愉悦に我を忘れ腰を蠢かす36歳、37歳、39歳。
綺麗で可愛くて最高に淫ら――生唾もののおいしい熟女!

(公式ホームページのあらすじより引用)

※本作は中編三話を収めた作品ですのでレビューのみとし、登場人物及び展開の紹介は割愛いたします。


【レビュー】

前作『お尽くしします 大正純潔娘と僕』以来1年7ヵ月振りとなるフランス書院文庫での新作は、30代熟女ヒロインと20代大学生との一対一での組み合わせで、一話約100ページ程度の中編を三話集めたものである。同文庫の弟分に当たる美少女文庫(紛らわしいが対象読者層でみたものだから弟分である)でも活躍する作者の山口陽氏なだけに、今回は先輩作家である青橋由高氏の作品『六人のおいしい艶熟女』と似せた題名にしていることから、同じ路線での売り方を模索しているのかなと推察する。山口氏も『特選小説』誌に複数の短編を寄稿されているが、本作での三編はいずれもオリジナルと思われるものの、作品同士にリンク性は全くない独立した話である。

・未亡人・【奈々枝(39歳)】×娘の家庭教師

ヒロイン奈々枝は夫を亡くしており、長らく隣人の息子として成長を見守ってきた大学4年生の青年が娘の家庭教師という立場で頻繁に自宅へ招き入れるが、娘の態度から察するに彼に想いを寄せている様子である。そんなある日青年から告白された奈々枝は肉体関係を結び、押し流されるように情交を重ねていくが、肉欲に溺れていくなかでも娘に対して申し訳ないという悔恨は持ち続けていたのだが…。

・独身美尻OL【香菜(36歳)】×一人旅の大学生

友人たちと毎年のように温泉宿に泊まるのが恒例となっていたが、今年は皆家庭の事情があるらしく独身の香菜だけがやって来ていた。顔馴染みの女将にからかわれながらも一人旅が趣味だという青年と引き合わされ、香菜の部屋で二人きりで酒を交わしていくが、絡み上戸の彼女は次第に際どい話題へと持っていき露骨なまでに青年へ迫っていく…。

・兄嫁【天音(37歳)】×義弟

結婚生活自体は問題ないものの夫婦には子どもがおらず、身体を合わせたのもいつのことだったかと思う天音は、ある晩義弟に一度だけ許した情事を思い出しひとり遊びに耽っていた。そこへ義弟が夫を連れて自宅へとやって来る。成人のお祝いにと兄弟で飲みに行ったものの、夫が先に酔い潰れてしまったらしい。情事に後ろめたさを感じていたのは義弟も同じだったようで、それでも天音は口実を作り自宅に招き入れたものの、寝室で眠る夫がいながらも彼に迫られてしまう。

三作とも女としてまだまだ諦めたくない30代のヒロインたちと、体力・精力ともに充実している20代の青年大学生との取り合わせで、未亡人・独身・人妻(兄嫁)というヒロイン構成も実に手堅い造りである。作り手の意図したところか肉食的な青年に押し切られて情交へ及び、眠っていた女の部分が開花して淫らになり、ヒロインの方が積極的になるという展開はいずれにも共通する。欲を言えばヒロインの心情を表すのに地の文での記述に依存しているところがあり、いかにも説明文を読んでいるように思わせるので、熟女であればそれなりの艶っぽさ、慎ましやかさが台詞から窺えるとより良くなるように思う。

tag : 中編集 1vs.1 誘惑作品 熟女限定

山口陽「お尽くしします 大正純潔娘と僕」

山口陽「お尽くしします 大正純潔娘と僕」
(フランス書院文庫、2016年3月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

嫁入り前夜の桜子はせめて恋愛くらい自由でいたいと物思いに耽りながら夜の庭を散策していると、穴に落ちて100年の現代にタイムスリップしてしまう。そんな彼女を秀貴と紀久恵の二人が保護するが、甥と叔母の関係なのに激しい情交をしているのを覗いてしまい…。

【登場人物】

小原秀貴
20代?の会社員。勤務先の都合もあって、叔母の紀久恵の自宅に住まわせてもらっている。これまで女子と縁がなく、積極的な叔母に童貞を奪われるのではとひたすら自制に努めていた。

葛城桜子
19歳。大正時代に暮らす良家の令嬢で、高等女学校を卒業したら婚約者の元へ嫁ぐ予定だった。せめて恋愛くらい自由でいたいと自宅の庭を散策していたところ、穴に落ちて100年後の現代にタイムスリップしてしまったらしい。処女。

西園寺紀久恵
41歳。秀貴の母親の妹(叔母)でセミロングの黒髪で理知的な容貌。西園寺流茶道の後継者で弟子たちの前では立場を踏まえた振る舞いをしているが、秀貴の前では素が出てノリが軽く甥っ子に対する愛情を隠そうともしない。

【展開】

夜の公園で甥っ子に襲って欲しいと言わんばかりに秀貴に絡む紀久恵だったが、茂みの奥から突然桜子が現れ倒れてしまったのを見てひとまず自宅で保護しようと介抱する。そして蜜戯の続きをしようと馬乗りになり童貞を奪うが、意識を取り戻し家を歩き回った桜子に情事を見られてしまう。

翌日桜子が曾祖母の名前を口にしたのを聞いて紀久恵は彼女が現代に誤ってタイムスリップしてしまったと納得するが、当の桜子や秀貴も半信半疑のまま二日が過ぎていく。その晩に再び紀久恵と秀貴の情事を覗き見ながらオナニーし絶頂してしまった桜子は、立ち去る際に足音を立ててしまい二人に見付かってしまう。そこで紀久恵の思い付きにより桜子も仲間に加わることになるが、初心なだけに紀久恵のアシストを受けながら秀貴に貫かれるのであった。

奔放な紀久恵のペースに巻き込まれながらも秀貴は一週間も桜子に手を出さずにいたが、それを見かねた紀久恵は秀貴が入浴している隙を突いて桜子とともに浴室に侵入する。秀貴は口唇奉仕のやり方を覚え精液を飲んでくれた桜子に欲情し、湯上がりに着替え途中の襦袢を捲りバックで貫くが、紀久恵も黙っていられずに桜子の形の良い乳房を揉んで刺激を与える。桜子は秀貴の迸りを背中に浴びて愉悦に浸ってしまう。

桜子がやって来てから1カ月後、知人の喫茶店の臨時アルバイトとして桜子を雇うことになり、紀久恵は女給プレイと称して桜子に秀貴のペニスに口唇奉仕させると、椅子に座ったままの彼の逸物を桜子と自分の秘唇で挟み込み快楽を得る。数日後秀貴はそんなプレイを思い出しつつ桜子の働き振りを見ようと会社帰りに喫茶店を訪ね、その帰りに桜子が明るく変わったと指摘する。

更にひと月が経ち休む間もない位秀貴に抱かれる日々を送っていた桜子だったが、タイムスリップした日の夜と同じような月夜を見て元の世界に帰ることを決意する。そこに紀久恵が現れ秀貴には何も告げずに立ち去ることを話すと、せめて居なくなる前に秀貴を誘いデートをするように勧められる。その場所がラブホテルだと知って秀貴は驚き桜子に即尺されてしまうが、これまで紀久恵がいる中での情交が多かっただけに今度は自分が主導しようと考え、口唇愛撫で潮を吹かせたりローターを後ろの穴に入れて四つん這いにして交わって失禁させたりと快感を与える。そしてその晩…。

【レビュー】

題名通り「大正純潔娘」で嫁入り前の生娘である【桜子】19歳が100年後の現代にタイムスリップするという、これまでのフランス書院文庫のテイストではあまりお目に掛かることの無い意欲的な作風である。その現代では会社員の主人公と同居する叔母【紀久恵】41歳が彼女を保護するのだが、この叔母は山口陽作品ではお馴染みの奔放的で肉食なヒロインで、作中では主人公とはセフレと発言しつつ初心な桜子も巻き込んでしまう。

とは言え、その叔母自身は表向きは茶道の後継者で主人公の叔母でもあり、社会的にはそれ相応の振る舞いもしている。主人公に対しても単なる血縁者として有り余るほどの愛情を抱いているものの、主人公の負担にならぬように避妊しつつ敢えて道化に扮しているようにも伺える。桜子に対しても性的な興味を持ちながらも知らぬ時代にやって来た彼女を思いやる部分もあるし、いつもの奔放な「だけ」ではないヒロイン像には好印象を抱いた。

情交場面は桜子とデートをする時には主人公がいつになく主導権を握ろうとすることもあるが、基本的には叔母と桜子を交えて三人での描写がメインである。桜子自身は控え目に見えて意外にも肉食的。タイムスリップものなだけに出逢いも有れば別れも有るものの、全体的には美少女文庫作品を思わせるようなライトさで纏められているのはこの作者らしいと言えるだろう。

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山口陽「年上の双子姉妹【密着生活】」

山口陽「年上の双子姉妹【密着生活】」
(フランス書院文庫、2010年9月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。2016年3月8日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

恭介の父親が隣家の女性と再婚し、お馴染み同然に接して来た華淋と栞が義姉として同居生活を始める事に。両親の新婚旅行で家を二週間留守にする間に想いを寄せる双子の姉たちと結ばれるが、そこへ高校時代の同級生の千早と再会し誘惑される。

【登場人物】

及川恭介
19歳。大学1年生。比較的小柄で大人しい性格。十年以上前に母親を亡くし父子家庭の期間が長い為、家事全般が得意。父親の再婚で華淋や栞とは義理の姉弟関係に。

及川華淋
22歳。大学4年生。栞と一卵性双生児の長女。本能で行動している事が多く、自己中心的な性格。間延びした口調が特徴的で妹と見分けを付ける為、長い髪を下ろしている。

及川栞
22歳。大学4年生。華淋と一卵性双生児の次女。大人しくあまり感情の起伏を見せない性格。普段は艶やかな黒髪をポニーテールにしている事が多い。処女。

海原千早
19歳。恭介と高校生時代のクラスメイトで、現在は別の大学に通っている。明るく人懐っこい性格で恭介に恋心を寄せており、再会をきっかけに一気に物事を進めようと積極的に動く。処女。

【展開】

両親不在の同居生活を始めたその日の晩華淋は入浴中の恭介を襲い、オナニーを中断させられ勃起したままのペニスに手を伸ばし射精に導く。当初は自分から童貞を奪うつもりだったが、近親相姦を犯すことに躊躇し股を開いて秘所を晒して恭介の口からセックスがしたいと言わせると、騎乗位で跨がり精を受け止めるのだった。

一方栞は二人の情交を覗き見てしまい、部屋に戻ってオナニーをしながら姉に嫉妬を覚える。そして翌日華淋になりすまして恭介の部屋を訪ね誘惑するが、処女であることが発覚し正体がバレてしまう。何とか初体験を済ませたものの、タイミング良く華淋が現れ恭介に口唇奉仕をした後でのし掛かると、栞も負けじと顔面騎乗し三人で同時に絶頂を迎える。

ある日飲み会の後に終電に乗り損ね行く当てを探していた恭介は千早と再会し、彼女の提案でラブホテルに向かうが、積極的に迫られて処女を捧げられる。朝帰りした恭介は女臭いと姉妹に呆気なく見破られ、千早を家に連れて行かざるを得なくなる。こうして彼女と対峙した栞は能天気な華淋に腹を立て部屋に籠ると、後を追った恭介を押し倒し口唇奉仕で射精に導く。そして恭介が栞と交わろうとしたその瞬間、華淋と千早が部屋に乱入する。

自分が恋人だとアピールするかのようにキスをする千早、嫉妬剥き出しの栞に対し、華淋は三人で恭介をシェアしようと提案すると、ペニスに奉仕して射精させる。恭介は姉妹に見せ付けるように始めに騎乗位で千早と交わるが、却って栞を焚き付けることになり続けざまに膣内射精してしまう。最後に華淋とは正常位で繋がり自慢の精力でメロメロにするものの、あとの二人が納得する訳もなくひたすら三人に精を搾り取られる。

そして最終日恭介は交わっていた千早に対して華淋がアナルを指で弄っているのを見て、後ろでの性交に興味を持ち華淋の裏穴に挿入し腸内射精するが、やはり他の二人も興味を抱き終日のように交わる。そして三ヵ月後恭介は三人の口から妊娠したと聞かされ戸惑うが、ノープランながらも全員幸せにすると力強く宣言するのだった。

【レビュー】

題名からすると双子姉妹に重きを置いているように見えるが、双子の姉とは第一章、妹とは第二章で結ばれ、更に姉妹丼に発展している。第三章で元クラスメイトも出て来ており、主人公は優柔不断なのもあって彼女たちによってシェアされてしまうまでが本作の大まかな流れである。
この作者らしく主人公と結ばれるまでのヒロインの心境の変化が丁寧に描かれているのだが、逆に冗長に過ぎるきらいもある。あとはお約束のように明け透けな奔放型なヒロイン(本作では双子の姉)が登場するが、何でもお見通しな印象で白けるという難点も持ってしまう。多少の羞じらいもあった方が良さそうな気がする。

双子の妹に付いては姉に扮してという点に着目したのは良いのだが、嫉妬深いのはともかく性には積極的になるという性格付けなので、姉妹との情交場面では違いを見付けるのが難しく感じた次第である。クラスメイトに付いても同様のことが言えて、ヒロイン三人全員が肉食で主人公はされるがままなので、個人的には何処か工夫の余地があったのではと思われるが…。

DSKさんのブログでの紹介記事です。
年上の双子姉妹【密着生活】 (フランス書院文庫)(2010/09/22)山口 陽商品詳細を見る★★★☆☆ 双子姉妹だけでよかったのではなかろうか?, 2013/4/12全体を通してファンタジー要素の強い内容である。現実味に少々欠けると言った方が正しいかも。ジュブナイルポルノチックな作風で官能小説に仕上げましたという感じとも言えようか。幼馴染み同然に過ごしてきた双子姉妹の隣家が家族となるのは悪くない。これにより姉妹双方の秘めた想い...
年上の双子姉妹-密着生活(著:山口陽、フランス書院文庫)

愛好家Sさんのブログでの紹介記事です。
1739『年上の双子姉妹【密着生活】』山口陽、フランス書院/フランス書院文庫、2010/09 発売●あらすじ父子家庭に育った息子が、父と隣家の母子家庭の母親との再婚で、幼馴染みの双子姉妹と同居する事になり、親が新婚旅行で不在の二週間の間に、自分に恋心を抱く双子姉妹や高校時代のクラスメイトと深い関係になる。●【及川恭介】童貞。大学一年。比較的小柄で大人しい性格の男。【及川華淋(かりん)】恭介より三歳年上。...
1739『年上の双子姉妹【密着生活】』

本作の少し前に刊行された作者の美少女文庫の作品のレビュー記事は、みきりっちさんがアップなさっています。
えすかれ美少女文庫 姉妹丼でいこう!姉妹丼でいこう! (美少女文庫えすかれ) (えすかれ美少女文庫)posted with amazlet at 10.05.21山口 陽 フランス書院 Amazon.co.jp で詳細を見るなごみと理沙子の姉妹丼、心ゆくまで召しあがれ。お嬢様姉妹が贈るハーレムは、処女独占&ナカ出し無制限!?さらに、女体盛りのサービスまで!「今夜は、ママも仲間に入れてぇ」母親の茜も加わり、誘惑メニューは姉妹丼+母娘丼!孕ませ志願の3人...
えすかれ美少女文庫 姉妹丼でいこう! レビュー

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tag : 大学生主人公 童貞 姉妹丼 処女

山口陽「押しかけ美母娘【おいしい手ほどき】」

山口陽「押しかけ美母娘【おいしい手ほどき】」
(フランス書院文庫、2015年10月、表紙イラスト:ゴトウヒロシ)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

就職先が内定した大学生の衛は、知人から紹介された後輩の杏樹と付き合い始め1ヵ月目で初エッチに挑むも、童貞と処女で上手くいかず失敗に終わる。翌日杏樹の母親・千尋が部屋を訪ね、娘の為に手解きをしてあげると半ば強引に馬乗りで跨がられて筆下ろしされてしまう。母の性格を知る杏樹は奪われる前に自分から処女を捧げようとして、衛の元へ押し掛けるが…?

【登場人物】

小野衛
21歳。大学4年生で大手電子機器メーカーへの採用が内定している。平均よりやや高い身長で華奢な体格の青年。残りの大学生活を謳歌しようと知人の紹介で杏樹と知り合った。これまで女性経験は全く無い。独り暮らし。

水無瀬千尋
38歳。杏樹の母親で8年前に夫と死別し、女手一つで娘を育てて来た。肩まで伸ばした黒髪に巨乳で母性的な魅力を感じさせる美女だが、明け透けな言動からしばしば娘を呆れさせている一面も。ショップの店員として働いているらしい。

水無瀬杏樹
18歳。衛と同じ大学に通う後輩で、母の千尋と苦労しながらも進学している。衛と付き合ってからまだ1ヵ月ながらも人柄に惹かれて抱かれる覚悟はあるものの、聞いただけの拙い知識に惑わされて受け入れられずに初エッチに失敗する。

【展開】

就職先が内定した衛は、知人から紹介された後輩の杏樹と付き合い始め1ヵ月目で初エッチに挑むも、童貞と処女で上手くいかず失敗に終わる。翌日杏樹の母親・千尋が部屋を訪ね、娘の為に手解きをしてあげると半ば強引に馬乗りで跨がられて筆下ろしされてしまう。
そんないきさつを知らない杏樹はその晩に千尋の思わせ振りな態度に挑発され、母親に奪われる前に自分から処女を捧げようと次の日に衛の元へ押し掛けてセックスに至るが、鍵を掛け忘れた部屋にタイミング良く千尋が現れて母娘共々押し掛け状態に。

こうして始まった千尋と杏樹母娘との同居生活。朝っぱらからお目覚めフェラで精を搾り取る母親に苛立つ杏樹は講義を終えると、衛をラブホテルに誘ってソーププレイから馬乗りになっては自分の虜にしようと試みる。一方千尋は杏樹が恋人で自分はおこぼれに預かるだけだと言いながらも誘惑に弱い衛を他の女に奪わぬよう、自分たちに夢中にさせようと口実を付けてデートに誘い映画館で官能的なムービーを見ながら手コキで、公衆トイレでは対面座位で交わるのであった。

そこに杏樹から何度も不在着信が入っていたのに気付き衛は焦りつつアパートに戻ると、案の定杏樹はかなり立腹した様子で待ち受けていた。二人に罰を与えようと意気込んだ杏樹は千尋に尻を付き出す格好になるように命じて手首を拘束し、アナルバイブを使いながらアクメに導いていく。そんな千尋の乱れた姿に勃起を隠せない衛も杏樹に押し倒され、罵倒されながら足でペニスを踏み付けられたまま射精した後、更に馬乗りで跨がられて精を搾り取られる。
同時絶頂で衛に覆い被さるように抱き付く杏樹だったが、そこへ拘束を解きペニスバンドを装着した千尋に逆襲とばかりにアナル処女を奪われ、膜越しにペニスに刺激を受けた衛も再び勃起しては杏樹の膣内に射精する。

夏休みに千尋の目を盗んで海岸にデートにやって来た衛と杏樹だったが、目の前に千尋が現れ抜け駆けは許さぬとばかりに微笑まれると、彼女にはどうやっても敵わぬと諦め主導権を奪われてしまうのであった。

【レビュー】

タイトル通りこの作者らしい奔放な性格の母親と、彼女に煽られ次第にエッチに積極的になる娘との母娘丼作品である。主人公は娘との恋人関係を望むが、母親は大手企業に内定が決まり将来が有望な彼を逃すまいと身体だけの関係で良いと言いつつ主導権を握っていく。そこには娘の恋人を奪うという背徳感は無く、ひたすら快楽に溺れていくのみである。

ここは読み手の取りようによるとは思うのだが、作者の記述から判断すると極めて打算的であり、40歳近い女性にしては肉食で節操が無さ過ぎて下品な印象が拭えないのである。これはフランス書院文庫での山口陽作品の大半に共通する事であり、ヒロインの性格の底の浅さばかりが目に付き、後付けで独り身の淋しさ云々と述べられても白けてしまう。

一方の娘も終始母親の存在を意識しては何とか自分に振り向かせようと懸命になるが、生娘のレベルでは到底敵うはずもなく、当初の可憐さは何処へやらで僅か数日間にしてはあまりの肉食系への変貌振りに唖然としてしまう。同じ傾向のヒロインが二人いると締まりが無いように感じられるし、終盤までに何か一工夫欲しかったのかなと思う。

作者の美少女文庫での近作ではリベンジものの凌辱テイストの作品を多数見受けられるが、フランス書院文庫ではその路線での需要が少なくないと思われるし、何も激しい調教プレイだけに拘る必要はないから一度方向性を広げるべくトライしてみてはと僭越ながらも申し上げるが、いかかであろうか。

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山口陽「僕の居候生活 兄嫁・姪・親戚のお姉さんと…」

山口陽「僕の居候生活 兄嫁・姪・親戚のお姉さんと…」
(フランス書院文庫、2010年3月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2015年10月9日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

大学入学をきっかけに兄夫婦の家に居候する事になった学だが、欲求不満の兄嫁・京子と関係してしまい、更に押し掛け同居を始めた叔母の真奈美や京子の娘の沙耶とも結ばれる。

【登場人物】

市原学
18歳。本人の大学進学と海外赴任で長期間家を留守にする兄の事情も相まって京子や沙耶と同居を始める。童貞。

市原京子
32歳。高校生の時に学の兄と「出来ちゃった婚」している。おっとりして温和でお淑やかな性格だが、性欲には割と従順なタイプ。

遠藤真奈美
27歳。京子の実妹で駆け落ち同然の恋人と別れ、行き場を失って京子の元へ押し掛けた。後先を顧みず行動的で、学に取ってはいじめっ娘の印象が強い。

市原沙耶
14歳。京子の実娘で中学2年生。水泳部に所属し小柄で凹凸の少ない身体だが、京子に似た顔立ちをしている。叔父の学に憧れを抱き、積極的にアプローチを掛ける。

【展開】

学との同居生活を始めたものの彼のブリーフの臭いを嗅ぎながらで自慰に浸るほど欲求不満だった京子はある晩酔った勢いで彼の部屋へ押し掛けると、自分なら兄嫁に寂しい思いはさせないという独り言を真に受けて筆下ろししてあげる事となり、立て続けに正常位で交わり膣外に精液をかけられその熱さに陶酔する。

兄嫁の淫らさに驚きつつ関係を続けていたものの膣内射精は避けていた学だが、数日後沙耶が手料理をご馳走するからとダイニングで待っていると、対面に座った京子から大胆にも足を使って勃起をまさぐっては散々焦らされ終いには素っ気ない態度に出られる。その夜遅く沙耶の目を盗み部屋で京子を四つん這いにして鬱憤を晴らすかのように情交に及び、途中で沙耶に気付かれそうになり肝を冷やしながらも京子の求めに応じ初めて膣内射精するのだった。

数日後講義が休講になり早々と帰宅した学は白昼から京子に口唇奉仕を受けた後、いざ合体という所で真奈美の来訪を受け中断せざるを得なくなり強引な彼女の押し掛け同居が始まったものの、悪戯好きで勘の鋭い真奈美に京子との関係を見抜かれる。ベッドに移動すると真奈美に奉仕する暇も無いほどにたぎっていた学は、激しい腰使いで圧倒し絶頂へ導くと膣内に射精する。

ある日沙耶の勉強を見ていた学は彼女から友人とのAV鑑賞の話を聞かされ、更に勃起したペニスが見たいと胸や足をチラ付かせて誘惑される。そこに京子からお茶にしてはと呼ばれリビングに向かうが、今度は兄嫁から今の内に迫られ相互愛撫から射精した所を早退した真奈美に見られてしまう。
真奈美はあっけらかんと学と京子の関係や自分も学に抱かれていると暴露し言葉巧みに3Pしようと二人を浴室に誘うと、初めは京子と、次は真奈美、再び京子と休みなく学の精を搾り取らんとするが、長く放置されたままの沙耶に全てを知られてしまう。

そんな中真奈美が帰宅していない沙耶の勉強の合間に騎乗位で京子に精を搾り取られた学は、鉢合わせになった真奈美を取りなす間に沙耶の部屋に戻るように促されるが、沙耶から突然下着姿でペニスを見せてとしつこく求められる。そこへ聞き耳を立てていた京子と真奈美が乱入し、沙耶を抱くように勧められ学は混乱しつつも応諾すると、二人のサポートを受けながら破瓜に導くのだった。

こうして憚ることなく三人の女性と関係する日々を送ることとなった学だが、日曜の朝からトイレに入るなり京子にセックスしてと求められ、更にはセーラー服の真奈美、スクール水着姿の沙耶、二人に対抗して裸エプロンになった京子からは後ろの処女まで捧げられ、結局は全員同じタイミングで後ろでも交わる羽目に陥る。

季節は変わり兄に対しての罪悪感を抱いていた学は兄へ連絡すると現地の女性とお盛んだと知って唖然とするが、京子に受話器を奪われると彼女は分かっていたかのように通話を切るなり学を寝室に引きずり込んで再び乱交に浸るのだった。

【レビュー】

第3回美少女文庫新人賞の編集長特別賞を受賞し2008年に「メイド イン バトル!」でデビューした山口陽氏は、現在も第一線で活躍する人気作家でコンスタントに作品を重ねている。

(参考作品)
「メイド イン バトル!」

本作は2010年にフランス書院文庫に進出したデビュー作品である。美少女文庫で母娘丼や姉妹丼実績を挙げているだけに単なる新人ではないし、全体的によく纏まっていて「明るくライトな」官能作品に仕上がっている。

奔放で積極的な「肉食系」ヒロインは山口陽作品全般に共通する要素だが、本作では兄嫁も叔母も姪も全員がそうである。兄嫁が貞淑なのはほんの始めの内で、後はなし崩しというか「旦那がいるのに何やっているの」という印象で、終盤に主人公の兄でもある夫が浮気を示唆する描写もあってか、始めからそうなるように仕組まれていたのかなとまで感じられた。

叔母と姪もやはり肉食系で、前者はともかくとして後者は中学生でそんなタイプなのもやや違和感を抱く始末である。「明るくライトな」官能作品として見れば納得できるとは言え、同じ属性を並べてしまうとちょっとくどくも感じる。せめて処女ヒロイン位は恥じらいの一つもあっても良かったのかなと思われる。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
2010/3/24 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。→ 【honto】の電子書籍はコチラ。大学生活のため、兄嫁・京子の家で居候をはじめた青年。朝は媚声で起こされ、夜はノーブラ谷間で悩殺され、32歳のむっちり美肉で果たした最高すぎる初体験。二人の秘密を知った親戚のお姉さんとまで姦係を結び、好奇心旺盛なキュートな姪・沙耶に授ける性感レッスン。ひとつ屋根の下で昼夜なく...
僕の居候生活-兄嫁・姪・親戚のお姉さんと…(著:山口陽、フランス書院文庫)

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山口陽「僕が管理人のアパートに美熟女が四人も住んでいます」

山口陽「僕が管理人のアパートに美熟女が四人住んでいます」
(フランス書院文庫、2015年2月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

公式HPの作品紹介はコチラからどうぞ。

【あらすじ】

就職活動に失敗した総司の為に祖母からアパートの管理人を任される事になるが、独身熟女が多く住む環境で様々なハプニングが起こり、巻き込まれるかのように次々と彼女たちと性的な関係を結んでしまう。

【登場人物】

須山総司
23歳。就職活動に失敗し祖母の計らいで、所有する8部屋構成で2階建てのアパート「如月荘」の管理人として住み込みで働く事に。場の雰囲気に流されやすく、優柔不断な青年。童貞。

錦乃真衣
35歳。201号室の住人で5歳になる娘を一人で育てており、近くの会社の事務員として働いている。元夫の浮気が原因で2年前に離婚。総司が赴任した初日に裸を見られてしまい、意識している。

羽島弥生
38歳。102号室の住人で駅前の病院のナース。仕事は出来るタイプだが、その反動からか部屋にいる時は下着姿でいる事が多い。自らの性的魅力を理解しており、総司をからかいウブな反応を見て楽しんでいる節がある。

堂島治美
36歳。202号室の住人で会社員。生真面目で男性と付き合った事もなく、結婚に必死なあまりお見合いにも失敗し続けていた。控えめなバストにコンプレックスを抱いており、それも男性にモテない理由と結論付けている。処女。

七海貴美江
40歳。103号室の住人で会社員。母性を感じさせる穏やかな物腰に、豊かなバストが特徴的な美女。結婚3年目で夫を失い、それ以降は再婚せずにいる。隣人の弥生の男遊びの激しさで壁越しに声が聞こえる事に辟易してはいるが、基本的には仲は良い。

【展開】

管理人として赴任して数日後、お泊まり教育で娘が不在の晩に真衣に食事に誘われた総司。良い雰囲気になり真衣が風呂を沸かそうとすると蛇口が壊れてしまい、やむ無く総司の部屋に移動することに。
今夜だけでも抱いて欲しいと湯上がりの火照った肌を見せる真衣に誘われた総司は手コキから口内へ射精した後、妊娠を避けようと後背位で裏穴に導かれ童貞を卒業するのであった。

翌朝夜勤明けで帰宅した弥生からトイレの具合を見て欲しいと依頼された総司は、嫌な予感を抱きつつ夕刻に部屋を訪ねる。弥生はいつものように総司をからかうが、真衣と関係した事からか動揺を見せないため即座に彼が童貞を卒業したと見抜く。
執拗に誰と関係したかという弥生の追及をかわした総司だが、奔放な彼女から身体だけの関係で良いからと押し切られ、ナース姿で馬乗りにされて膣内に射精するのだった。

弥生との関係を続けていた総司だが、2週間経ったある晩治美の呼び出しを受けパソコンの接続不良の手当てをする。復旧したモニターに映る婚活サイトの一覧を見られてしまったと動揺を隠せず、あれこれ言い訳がましく迫る治美。
その反応に重いと感じつつも彼女に魅力があると身体で証明させられる事になった総司は正常位で交わり、処女の治美に悦びを与えるのであった。

ある晩残業で遅く帰宅した貴美江は隣人の弥生が総司を部屋に連れ込む所を目撃し、自室に入るなり思わず壁越しに聞き耳を立てながら総司との情交に妄想し一人遊びに浸る。
翌日40歳の誕生日祝いで部屋を訪ねて来た総司に、嬉しさとオナニーのオカズにした気恥ずかしさを感じる貴美江だが、酒が進むと弥生との関係を仄めかし自分も抱いて欲しいと迫り、総司もそれに応えて正常位で交わってしまう。

数日後朝から管理人室で弥生に迫られへばる総司だが、部屋の鍵を掛け忘れた事で来訪した真衣に関係が発覚、挑発する弥生に乗せられ真衣も加わりダブル奉仕を受けていると、治美と貴美江も部屋を訪ねて来て…。

これといった修羅場にならず4人に搾り取られる総司だが、他人に見られる方が興奮する、独身女性はアパートにあと2人いるから仲間にと言う3人に対し、自分の出番が少なくなるからという理由で弥生が反対したのには少なからず安堵するのだった。

【レビュー】

長いタイトルが内容を端的に表している通り、管理人となった22歳の主人公がアパートに住む30代の4人の熟女たちに迫られてハーレムを形成する官能ラノベである。
草食系の主人公からは基本的に手を出さず、管理人としての日常を過ごす内にハプニングに巻き込まれ情交に至るラッキースケベな作風は、フランス書院文庫の山口陽作品ではお約束通りの展開と言えよう。

出だしでシングルマザーの真衣と結ばれたのが後ろだった点を除けば、奔放な弥生、婚活で必死な処女の治美、母性を感じさせる貴美江(巨乳を生かした性戯もある)と基本的な組み合わせは 前作 とそれほど変わりは無い。

因みに今回は山口陽作品で見られがちな妊娠エンドは無いがヒロインたちはみなフリーな立場なので妊娠描写は別に有っても構わないが、イマイチその辺の説得力が不足がちなのを理解し敢えて避けたのであれば納得のいく所である。

【参考記事】

みきりっちさんのレビューブログ「美少女文庫 レビュー」において、作者のもう1冊の新刊を紹介されています。
任務は子づくり!? 後宮騎士団 (美少女文庫)posted with amazlet at 15.02.21山口 陽 フランス書院 Amazon.co.jpで詳細を見る2月発売の美少女文庫の新刊です。読み終わったので、レビューです。主人公は、国王の息子で第一王位継承権を持つ王子です。しかし、政治などには興味は薄く、興味のあることと言えば、女性の事ばかりという問題児でもあります。そんな彼の行動に、遂に堪忍袋の緒が切れた国王。鍛え直すために主人公は、王...
美少女文庫 任務は子づくり!? 後宮騎士団 レビュー


美少女文庫と発売が被ってしまい何かとご多忙なようですが…。その辺も含めて追記にて感想を付け足していますので、宜しかったらお付き合い下さい。

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が300冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
一部で関係者(作家さんや編集者さんなど)と思われているようですが、全くの見当違いです。
官能作品に関わる全ての方に感謝しつつ、読み続けていきたいと考えています。

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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