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芳川葵「相姦三重奏」

芳川葵「相姦三重奏」(フランス書院文庫、06年4月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

優美子に相姦願望を抱く雄平は友人の母・麻美や保健医の舞子から相姦の勧めを受けて、母と関係を持つ。それを聞いた麻美や舞子もそれぞれの相姦願望を持とうとする。

【登場人物】

松岡雄平
15歳。中学3年生。1年前に優美子の下着姿を目にしてから女性としての憧れを抱き、哲也とは同じ志を持つ者同士で願望を打ち明けている。

松岡優美子
34歳。雄平の実母で夫は6年前に病死しており、父が営む輸入雑貨店で働いている。麻美や舞子の助言を受け徐々に積極的になる雄平の思いを受け、関係を受け入れる。

島田哲也
15歳。雄平の同級生。麻美に興味を持ち雄平とは同じ志を持つ者同士仲が良いが、表面的にはアニメオタクに見える為麻美から生身の女性に興味が無いのではと心配されている。

島田麻美
38歳。哲也の母。砲弾状の豊かなバストと肢体の美しさを強調するような薄着を好む。夫とはややご無沙汰な様子。雄平から哲也の真意を聞いて驚くが、自分から積極的に誘惑するように。

本多舞子
27歳。雄平が通う中学校の校医。2年前に結婚し1人娘が産まれたばかり。弟と相姦願望を持っているが雄平の話を聞き、自分の願望も交えて相姦関係を持つようにけしかける。

沢木昭
20歳。舞子の実弟で姉に興味を持っていたが、相姦関係までには至らなかった。

【レビュー】

本作は1週間の時間の経過を1日毎に章立てで区切り、「土曜日の前奏曲(プレリュード)」というように音楽用語と組み合わせた章タイトルを付けるなど、非常に凝った構成です。雄平を軸にして、松岡母子、島田母子、本多姉弟と3組の相姦物語が展開されます。

相姦願望を持つ雄平が麻美や舞子の応援を受けて優美子との関係に少しずつ踏み込み、それを聞いた麻美は息子と、舞子は弟と関係を持つ事になるというのが大まかな概要です。
視点の切り替えも多く下手をすると全体的に散漫な物語になりがちですが、前作同様にこういう書き方を得意としていると思われる芳川さんだからこそよく纏められているのだと思います。

本作が出た当時は複数の男性や女性が出て来る相姦ものが有ったせいかなるほどと思うのですが、現在改めて読んでみるとフランス書院文庫の誘惑小説としてはかなり異端になってしまいそうです。
少なくとも男性は自己を投影する主人公だけ、女性には自分以外の男性とは関係を持って欲しくないと思う読者にはちょっと合わないのかなと思います。

個人的には舞子姉弟の話は他の2組に比べると必然性が弱いのかなと思います。
女の子を産んだばかりなのに弟と…というのは流石に彼女の旦那さんが可哀想に思えてしまいます。優美子におっぱい属性、麻美にはふともも属性でも良かったのかもしれません。

【トラックバック】

愛好家Sさんのレビューはこちらです。
1417『相姦三重奏』
1417『相姦三重奏』芳川葵、フランス書院/フランス書院文庫、2006/03 発売●あらすじ実母を一人の女性として強く意識してしまう少年が、実母に対する同じ嗜好を持つ親友のその母や実弟を意識している人妻保健医と関わる事で、実母と思いを遂げる事ができ、親友や保健医もそれぞれ相姦へと発展する。
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相姦三重奏(著:芳川葵、フランス書院文庫)

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
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