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高竜也「若叔母と僕・禁断の旅」

高竜也「若叔母と僕・禁断の旅」(フランス書院文庫、2004年10月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

夫との関係修復の為に予定していた旅行をキャンセルされた亜希子。甥の祐哉と2人きりになった晩から禁断の旅行は始まった。
人生をやり直す為と決意した32歳の亜希子は、衰えを知らない18歳の若い祐哉と9日間に渡り蜜戯を繰り返す。

【登場人物】

祐哉
18歳。夏休みを利用して叔母の亜希子と北海道へ旅行に出掛ける事に。幼い時より亜希子の事を姉のように強く慕っている。

入江亜希子
32歳。祐哉の母親の妹に当たる。テレビ局のプロデューサーで有る夫と上手くいっておらず、関係修復を図った旅行をキャンセルされ祐哉を誘う事に。168cmと背が高く、肉付きの良い身体。

【展開】

初日に2回も自慰をする祐哉の強い性欲に当てられた亜希子も思わず自分を慰めてしまい、祐哉を男として意識し翌晩に手でしてあげます。
3日目の晩に夫から離婚を切り出された亜希子は自由に羽ばたく切っ掛けにと思い、祐哉の願いを受け入れて筆下ろししてあげます。
予定の宿泊をキャンセルした2人は夜間の車内でカーセックスに興じたり、スローセックスをしたりと毎晩交わり、想いを強めていきますが…。
9月に入ったある晩に旅行の思い出にと亜希子の秘所を剃り恥毛を貰いますが、翌朝には彼女は帰京し今生の別れとなってしまいます。

【レビュー】

フランス書院文庫の初期より永きに渡り常連作家として活躍した高竜也さんの作品で、「相姦の語り部」としての異名の通り作品の大半が近親相姦を扱っています。
黒本の場合は近親相姦と言っても母親や父親の妹(いわゆる「叔母」)が多く、血縁関係の強い実ものは思うほどには多くないという印象です。
数多く有る高竜也作品の中で、叔母もので地方色豊かな作品という王道パターンという事で本作をピックアップしました。実質的には220ページと少ないです。

亜希子は甥の祐哉と2人きりの旅行の途中で夫から離婚を切り出され自分を変えようと彼の性欲を甘受しますが、その背景には自らの身体を蝕む病魔を意識していた事も有ったと思います。
眩いばかりの若い祐哉は離婚が決定的となった彼女との将来を夢見てその先の旅を約束させようとしますが、彼女には応えようが有りません。
そうした彼女が全てを忘れようとして彼の要望に応え、毎晩セックスに浸る情欲描写はいやらしさを感じます。

ただ9日間の愛欲旅行を纏めるのにはコンパクト過ぎるのかなと感じるのと、相姦関係を甘受した代償で有るかの如くほろ苦さを交えた終わり方はある種のお約束でも有り仕方ない部分と言えます。
現在は長編が出版される機会は少なくなりましたが、スポーツ紙で高竜也さんの連載を目にする機会も有ります。時間が経つのは早いものです。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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