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葉川慎司「僕の家に来た美しすぎる家政婦」

葉川慎司「僕の家に来た美しすぎる家政婦」
(フランス書院文庫、2013年10月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2014年9月18日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

僕の家に来た美しすぎる家政婦
葉川 慎司
フランス書院
2014-09-05



【あらすじ】

父親と再婚したばかりの沙恵子に密かに想いを寄せる祐司。仕事で不在がちの両親に代わり、家政婦として瑞穂が派遣されて来た。祐司の密かな想いに気付いた彼女は、義母の代わりに何でもしてあげると優しく微笑むが…。

【登場人物】

唯野祐司
17歳。高校2年生。2年前に実母を亡くし、父親と再婚したばかりの沙恵子には母親というよりは年上の女性として意識し密かに想いを寄せるが、照れも有って素直になれずにいる。

佐々岡瑞穂
36歳。唯野家に家政婦として配属された10年以上の経験を持つベテラン。卵形で整った顔立ちに長いストレートヘアを後ろで一つに束ねている。大きめなオレンジ位の豊かなバストの持ち主。独身だが素性が分からず終い。

唯野沙恵子
32歳。祐司の父親と3ヵ月前に結婚したばかり。夫の経営する会社で秘書を務めている。和風の顔立ちで黒縁メガネをかけた知的な印象の女性。祐司が想いを寄せているのに気付かず、なかなか懐かないのに悩みを抱いている。

【展開】

瑞穂が唯野家へ派遣されて来た初日、入浴中の祐司が性欲を紛らわす為に湯船で潜水していたのを溺れたものと勘違いし涙を見せるが、勘違いだと分かると祐司の勃起に気付き、優しく手で射精に導く。

祐司から沙恵子への想いを聞いた瑞穂は翌日も一緒に入浴すると、甘えさせる練習と称し寝室で口唇奉仕し迸りを受け止める。更に祐司の願い通り夫婦の寝室に移動すると、正常位で少年に抱かれ立て続けに射精させるのだった。

瑞穂が派遣されてから3週間後、沙恵子はやけに優しくなった祐司に安堵しつつも夫の態度に瑞穂との浮気を疑い痕跡を見付けようと夫の書斎に引き籠るが、部屋を出るとドア越しに祐司が瑞穂と自室で交わる喘ぎ声に気付いてしまう。

瑞穂を帰した後沙恵子は祐司の目を自分に向けさせようとセクシーな姿で家の中でいようと賭けに出るも、瑞穂が居ない時には祐司がそそくさと部屋に閉じ籠ってしまう。一週間後意を決した沙恵子は祐司に瑞穂との関係を問い質し好きな人との距離を縮める為だと聞かされると、自分にも瑞穂と同じようにして欲しいと迫り口唇奉仕や相互愛撫の後に膣内射精に躊躇した息子の意を汲んでアナルで交わるのだった。

翌日沙恵子との距離が縮まったと祐司から聞かされた瑞穂は素直に喜ぶが、アナルで交わったと知り好奇心から自分にも同じようにして欲しいと告げる。一方帰宅した沙恵子は自分の居ない所で息子が瑞穂とまだ関係していると疑い、わざと目の前で祐司に絡み早々に瑞穂を帰宅させた後でセックスへ誘うと膣内射精を許してしまう。

2ヵ月後瑞穂は契約期間の終了で次の派遣先が決まったと祐司に話すと、丁度その日が沙恵子の誕生日と重なっている事も有り、帰宅した沙恵子の目の前でわざと祐司にキスをして今までの関係を打ち明け謝罪する。それを見た沙恵子は怒るどころか、祐司に取って欠かせない存在だから逢ってあげて欲しいと返答し、祐司を交えて3人で組んず解れつの一夜を明かすのだった。

【レビュー】

本作でデビューした作者のネーミングはいかにも某サッカー選手を思わせる響きで有り、過去にも有名人等からもじったペンネームの経緯からすると、個人的には過去に別名義でフランス書院文庫で活躍された ベテラン作家 ではないかと推察する。デビュー作品なのに帯において一切その触れ込みも無いし、文章を見ると「大振りなオレンジくらい」の乳房や「六センチくらい」のクレヴァス等といった独特の女体描写からして、ファンの方ならピンと来るのではなかろうか。

瑞穂は天然の反応を見せつつも、彼女自身の心理描写は殆ど無い為文中から気持ちを伺い知る事は難しく、彼女の背景に付いても独身で子供は居ないという点以外明らかにされず、この辺は読み手により印象は変わって来るかもしれない。

義母の沙恵子は血の繋がらない年頃の息子への対応に苦慮しつつも新婚なだけに夜の生活は充分満たされている中、祐司が瑞穂と関係を持ったのを知って取り返そうと身体を許してしまうものの、それまでの葛藤はしっかり描かれている。

使われる側の瑞穂は沙恵子を尊敬し、雇う側の沙恵子も彼女の仕事ぶりに感心しているので、途中で多少嫉妬はするものの、終盤で修羅場になる事もなく祐司には最良と言える結末になっているのがいかにも現代らしい所であろうか。祐司に取っては当初ママと呼べるのは実母だけで、沙恵子に対してはお母さんと呼んで区別していたが、瑞穂と関わる事で呼び名がママに変わっていく所がポイントの一つである。

欲を言えば瑞穂を第3のママとして受け入れるまでの終盤での組んず解れつの状況の描写が入り乱れていて1度読んだだけでは個人的には理解しづらく思われたので、ここは素直にママを2人並べて交互に…でも良かったのかもしれない。

DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
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僕の家に来た美しすぎる家政婦(著:葉川慎司、フランス書院文庫)


愛好家Sさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
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1965『僕の家に来た美しすぎる家政婦』

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tag : 高校生主人公 童貞 デビュー作品 母子相姦

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にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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