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村崎忍「両隣の癒し妻」

村崎忍「両隣の癒し妻」
(フランス書院文庫、2013年10月、表紙イラスト:野中昇、白表紙版:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年5月12日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

両隣の癒し妻
村崎 忍
フランス書院
2014-09-02



【あらすじ】

独り暮らしの拓海は隣人の麻美の下着で悪戯しているのを彼女に見付かるが、恥をかかせまいと手コキされてしまう。そんなある日他方の隣人の京香より自宅に招かれた際に、拓海はあわよくば彼女とも良い関係になれればと思い麻美との蜜戯の話をすると…。

【登場人物】

一之瀬拓海
18歳。大学進学を控えた高校3年生。両親は仕事の都合で隣県に引っ越ししており、独り暮らし。中性的で整った容貌だが、彼女は居らず童貞。麻美の夫とは模型作りの趣味が合い、頻繁に出入りしている。

嶋村麻美
27歳。一之瀬家の左隣に住む。セミロングの黒髪に成熟した肉感的な身体の持ち主。夫とは子供が出来ずにしっくりいっていない。夫と共通の趣味を持つ拓海の振る舞いを見て羨望を持っている。

神崎京香
36歳。一之瀬家の右隣に住む。優雅にうねった暗褐色の長髪に小振りな顔立ちで、年の割に引き締まった身体。宝飾店を営み華やかな印象。周囲からあらぬ噂を立てられ、寝室を別にした夫は年の離れた愛人を作っており、息子が1人暮らしを始めてから一層疎外感を強めている。

【展開】

秋を迎えたある日、麻美は電話で義母から不妊治療のカウンセリングを受けるように説得されてウンザリしつつも、排卵日を間近にして濡らしてしまった下着を穿き替える。嶋村家の離れの小屋で模型作りをしていた拓海は、彼女が洗濯物を取り込んでいる隙にトイレを借りる振りをし、隣の脱衣所のかごを見ると脱ぎたてのパンティを目にしてオナニーを始める。そこへ戻るのが遅いと麻美が顔を出して一部始終を見られるが、彼女は怒るどころか傷付けまいと自分が手伝いをするからと申し出て、二度までも手コキで射精に導かれる。

数日後下校中の拓海は神崎家の前で京香にお茶を誘われている麻美に巻き込まれ、一緒に邸宅へ入らさせてもらう。女同士で話が弾みつつ先に麻美が辞去すると、拓海はこのまま終わらせたくないと麻美との淫らな経験を打ち明ける。京香からオナニーを見せてと言われ勃起を扱いていると、彼女は興味津々といった様子で爪先をペニスに差し向けて来る。足コキで一度射精した拓海は秘所を見せてもらうだけでなく、舌で舐めさせてもらうと返礼とばかりに濃厚なファーストキスをされて口唇奉仕でゴックンしてもらう。

ある日京香の誘いでフィットネスクラブに同伴した拓海は、水着姿の彼女に欲情し勃起を隠せずにいたが、京香からそれを指摘され水中で際どい密着を受ける。しかし帰宅するまでは何も起こらずにがっかりするものの、一泊するつもりでシャワーを浴びるように勧められ後から京香が入って来ると、早速勃起を胸乳に挟まれ扱きを受けて射精する。たぎったままの拓海は本番がしたいと求めると浴槽の中で対面座位で交わり初体験を終え、寝室に移動すると正常位で好きなだけ京香を抱くのであった。

ある週末に嶋村家を訪ねた拓海は昼御飯をご馳走になっていたが、そこへ彼女の夫が外出すると慌ただしく出ていってしまう。自分のせいでと告げる拓海の誤解を解くために麻美は夫婦の話を切り出したものの、二人とも代理父を想像してしまい淫らな雰囲気に陥る。更に麻美は京香との仲を詮索してしまったからと手だけでなく口での奉仕を申し出るが、お掃除フェラをしているとベランダから突然京香が乱入して来る。
割って入るように拓海の勃起を口唇奉仕すると、今度はソファに横たわりクンニを求める京香に対して麻美は言葉もなく、二人がバックで激しく交わるのを見守る。二度の射精を済ませても硬直したままのペニスを口で清めると京香は後は任せたとばかりに立ち去るが、麻美は口唇奉仕するだけで収まる筈がなく二番目の女としての役割を果たすからと挿入を求め、思う存分に拓海に腰を遣わせるのだった。

麻美との初めての情交から1ヵ月後の休日に嶋村家を訪ねた拓海は、彼女の夫が趣味に没頭して飼い殺しにしていると憤り、離れと行き来する彼の目を盗んでキッチンやリビングで立て続けに交わり中出しする。麻美は拓海に気持ちが傾いていくのを感じつつも更に1ヵ月間情交を避け続けていたが、神崎家を訪ねると京香に拓海の誕生会のプランを相談する。少年の進路の妨げにはならぬよう、しかし離れていても存在を忘れたくないと新たな人生を送るつもりだと京香から聞かされ、麻美も抱いていた願望が現実のものになるかもと予感する。
一之瀬家でご馳走を振る舞った美女たちは拓海に部屋で待つように告げ、京香はボディスーツ姿で麻美は白いパンティとシースルーのスリップを身に纏って現れる。羞じらい躊躇する麻美をよそに、京香が先に口唇奉仕を始めると補整下着の股布の部分だけ開いて騎乗位で腰を遣う。拓海は戸惑う麻美に顔面に跨がってとせがみ舌で秘所を愛撫するが、先に京香が絶頂を迎えてしまうとあと少しだからと麻美に続きを求め中出しする。続けて美女二人を四つん這いにして並べると交互にペニスを挿入すると、京香の願いを叶えようと膣内へ射精するのだった。

【レビュー】

本作は大学進学を控えて志望校に迷う高校3年生と、両隣に住む27歳の若妻と36歳の熟妻との三角関係が主題である。
若妻は夫との間に子をなさないことに気を病み、趣味と仕事に関心を向ける夫を振り向かせようとしている。一方の熟妻はひとり息子が進学に伴い独立したばかりで夫との人生をやり直したいと願うが、肝心の夫は愛人を作っていて無関心となっている。
共に夫から女としての関心を向けられていない二人の人妻が、一人暮らしを始めたばかりの主人公と関係を結ぶなかである種の「癒し」を得ていく。題名は「癒し妻」だが、どちらかと言えば「癒され妻」の方がしっくり来る印象である。

寡作ながらも作品を重ねている作者の独特の言い回しにより官能小説らしいクラシカルな淫靡さに加え、二人の人妻が抱く「受胎願望」がそれぞれの立場から描かれており、終盤では夫婦生活としては真逆の結果となるものの主人公との関係は続いていると示唆する描写が心地よい読後感を与えていると思う。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
2013/10/23 発売→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。「こんなにオチン×ンを硬くするなんて、罪な子ね」少年の前に蹲り、怒張を愛でるように咥えこむ若妻・麻美。「お隣の若奥さんよりも、ずっと気持ちいいでしょ」騎乗位で肉茎を締めつけ、腰を淫靡に振り乱す熟妻・京香。27歳と36歳――両隣の人妻が一人暮らしの高校生を危うい色気で虜にする、大人への悩ましすぎる手ほどき!★★★★☆ 人間味のある両隣の癒...
両隣の癒し妻(著:村崎忍、フランス書院文庫)


繰り返しになりますが2010年7月デビューの作者は現在までに5作品を刊行されており、どちらかといえば寡作な方になります。昨年約2年近くのスパンを置いて作品が出ましたが、2016年5月に6作品目となる新刊が刊行されます。




作品紹介(公式ホームページ)

(町いちばんの清楚な美人がこんなに淫らだなんて……)エプロン姿で跪き、肉茎を深々と咥える隣家の熟女。
家の中に娘がいるのに激しさを増す濃厚な舌遣い。秘密に気づいた義母は、親子の絆を取り戻そうと、
二人きりの旅行に誘い、自らの肉体を捧げるが……37歳、33歳、18歳……女の意地をかけた青い戦争!



題名はやや変化球気味ですが、「隣人母娘(娘はクラスメイト)vs.義母」という印象でしょうか?楽しみにしたいと思います。
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tag : 高校生主人公 童貞 熟女限定

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両隣の癒し妻(著:村崎忍、フランス書院文庫)

両隣の癒し妻(2013/10/23) → Amazonはコチラから。 → ハイブリッド書店【honto】はコチラ。 「こんなにオチン×ンを硬くするなんて、罪な子ね」 少年の前に蹲り、怒張を愛でるように咥えこむ若妻・麻美。 「お隣の若奥さんよりも、ずっと気持ちいいでしょ」 騎乗位で肉茎を締めつけ、腰を淫靡に振り乱す熟妻・京香。 27歳と36歳――両隣の人妻が一人暮らしの高校生を ...

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にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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