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水沢亜生『夢の子づくり授業 義母と未亡人家庭教師と僕』

水沢亜生『夢の子づくり授業 義母と未亡人家庭教師と僕』
(フランス書院文庫、2018年7月、表紙イラスト:二見敬之)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

義母の美弥子に恋する大介は高校最後の夏休みで思い切って「子づくりの仕方を教えて」と告白したが、肝心な美弥子は性的な知識が無いのかもと勘違いしてしまう。忙しい美弥子に代わり隣家の元教師である麻里が家庭教師に就いてくれたが、彼女は男らしくなった大介の童貞を狙っており、彼の口から言わせようとして実は美弥子が好きだと知って願いを叶えてあげようとレッスンを始めることに。


【登場人物】

綾部大介
高校3年生。小学時代の担任だった美弥子が後妻として嫁いで来たが、3年前に父親を亡くしている。美弥子のことが好きで恥をかかせまいと勉学に励んでいるためもあり、志望先はA判定と申し分のない状況であるが、性格的にはまだまだ甘えん坊なところも見受けられる。童貞。

森島麻里
27歳。元高校教師で1年前に夫を亡くし、現在は綾部家の隣である実家に戻っている。教職に復帰するのに当たり美弥子に大介の家庭教師をしたいと頼むが、実際のところは彼の成績は優秀で別のことを教えることとなる。栗色のパーマの掛かったセミロングの髪型が色っぽく、スラッとした長い脚に豊かなバストを持つスタイルの良い身体付き。

綾部美弥子
34歳。大介の元担任教師でそれがきっかけで綾部の後妻となっている。小学校で今年初めての学年主任となり、多忙なこともあって出戻ってきた麻里の頼みを受け入れ家庭教師をお願いする。麻里よりも更に豊かなバストの持ち主。


【展開】

美弥子が研修で夏休みの四日間不在にすることになり、その代わりに麻里が家庭教師としてやって来ると聞いて大介は不満そうだが、告白するつもりで子づくりの仕方を教えてと遠回しなことを義母に言ってしまう。美弥子は鈍感な振りをしてその場を取り繕うが大介の想いに気付かぬまま、それでも母子だからと気を取り直すが、やはり心配を隠せぬまま研修に向かう。

美弥子と入れ替わりで綾部家に来た麻里は何故か黒縁メガネに若奥様風のフェミニンな装いで、大介は折角の美脚が拝めないとガッカリしながらその日を過ごすが、次の日には麻里が女教師そのものを思わせるミニスカートのタイトなスーツ姿で現れる。毎晩美弥子に報告することになっているようで、大介が子づくりの仕方を教えてという話も筒抜けになってしまっていた。麻里は思わせ振りな態度を見せながらもその日は手出しはせず、翌日になってセックスレッスンをしてあげると告げ、まずはぺニスを露わにさせて手扱きで射精させる。秘所を舐めさせていよいよ合体…という折りに大介が自失してしまい、挿入を躊躇っているのを見て、麻里は夏休みの間にアタックしてダメなら私が童貞を貰ってあげると約束する。

夏休みもあと10日となったある日大介はまだ美弥子に告白できないと告げると、自分のために精を溜めていたと聞いて嬉しくなり、お風呂で手扱きが出来れば目標は達成したも同然よとアドバイスし浴室に誘う。そして手だけでなく胸乳も使って連続で射精させていき、美弥子と初体験を果たしたとしても自分ともしてと約束させる。麻里と度々話をしていた美弥子は大介の言葉の意味をやっと理解し、夏休みの思い出つくりに温泉旅行に誘い、湯船に浸かっていると湯加減を伺いに大介がやって来て股間の滾りを目の当たりにする。手扱きで射精させてもまだ元気な様子で今度はパイズリでイかせてあげるが、どうしても美弥子を抱きたいという大介の熱意に負けて寝室に舞台を移す。麻里に教わった指戯で絶頂に導かれた美弥子は息子の射精を見届けなければと決意を固め騎乗位で交わるが、今まで味わったことのない偉容に突き上げられ中出しまで許してしまう。

美弥子は一度きりとは言ったものの味わった快感を忘れられず、大介のおねだりに恥じらいながらも続戦を望み、好きなように動いてと正常位で中出しされる。本気で大介が一晩中するつもりだと気付いた美弥子はインターバルを置こうと身体を洗おうと誘うが、全身をソープまみれにされ立ちバックで玩具のように扱われて高ぶりを覚えていく。日の昇る頃まで交わり三昧で美弥子が大介の聞き分けの良さに不満を感じ、それでも朝勃ちしたぺニスを見てパイズリフェラを仕掛け、セックスは出来ないけど毎朝オナニーの見せ合いっこはしても良いと約束させてしまう。

旅行を終えた大介を自宅に招いた麻里は二人が上手くいったことに残念がりながらも、祝杯をあげるために食材を買い込むと、じゃんけんには自信があるようで野球拳で勝負を挑み大介だけ裸にしてしまう。次に大介にツイスターゲームを仕掛けたものの、奇妙な体位でお互いに10秒ずつ身体を舐め合う内に、麻里が脇下を舐められて体勢を崩して負ける。勝った方が負けた方をイかせる筈が麻里が口唇奉仕を行い、10分20分と焦らした末に射精させると、発情しきった身体を流そうと浴室へ誘い対面立位で交わる。一度果てただけに大介は我慢強く、駅弁で繋がったまま寝室へ連れていくと中出しするが、ピロートークで美弥子とオナニーの見せ合いをしていると告げると、麻里の態度は一変し同じ女としてお預けのままなんてひどいだろうと怒らせてしまう。

麻里から本当は美弥子だってしたいに決まってると告げられた大介は、翌日勉強の成果を見せたいと仕事が終わったら森島家に来るように義母に告げると、丸裸のままでまるで情事の後を思わせる雰囲気で出迎える。麻里の企てで美弥子の口からしたいと言わせるよう、野球拳やツイスターゲームで同じ勝負を繰り広げると、美弥子が躊躇いの末にやっと本音を口にする。こうして二人を手に入れた大介は、夏休みの最終日にプールの付いたラブホテルの部屋で水着姿の美弥子や麻里と思う存分に交わり、そして翌春になると…。


【レビュー】

2018年7月はデビュー4年以内とフレッシュな顔触れが多い中で、作者の水沢亜生(みずさわ・あき)氏は昨秋デビューだが、作風自体は秋月耕太氏のような甘々な誘惑路線を踏襲していて興味深いところである。デビュー当時から完成度は高く本作もこうした過去の作品群からの影響を窺わせるかのように、何となく懐かしさも感じさせるものとなっている。特にヒロインの言い回しは複数の作品から引用されているようで、実によく読み込んでいるなと感じさせたのだが…。

大学受験を控えた甘えん坊な主人公は小学時代の担任であった【美弥子】(34歳)を義母に迎え、父を亡くしてからは女と意識するようになり、それでもなかなか想いを告げられずにいた。そこへ家庭教師としてやって来た隣人で元教師の【麻里】(27歳の未亡人)にその想いを見抜かれ、勉強と言いつつもエッチなレッスンに励むが、主人公の一途さもあって初めては義母という意思は尊重される。美弥子との一泊二日での旅行にて一晩中ヤりまくりな展開となっており、本作の中盤約100ページ近くは彼女との情交描写に費やされているのが特徴的だと言える。

そんな詰みの状況ながらもあわよくば童貞をいただこうと考えていた麻里は素直に喜ぶが、野球拳やツイストゲームといった勝負に持ち込み、自分にも気持ちが向けられるように仕掛ける。一方の美弥子は体面に拘りながらもペッティングは許すなど、主人公のモノ無しにはいられずそこを見抜くのも麻里で、やはり同じようにゲームを仕掛け本音を吐かせる。「子づくり」が題されているだけにそこを強調したやり取りが多くややくどい感じも窺えたが、甘い路線を継承していくということは理解できたので次の作品にも期待したい。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が300冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
一部で関係者(作家さんや編集者さんなど)と思われているようですが、全くの見当違いです。
官能作品に関わる全ての方に感謝しつつ、読み続けていきたいと考えています。

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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