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安藤仁「美熟女旅行」

安藤仁「美熟女旅行」(フランス書院文庫、2013年9月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

※10/17一部加筆、修正しています。

【あらすじ】

海釣りで崖から転落死した父の供養で義母の真理子と一緒に父の実家に戻った孝一は、蔵の中での体験をきっかけに母子相姦、露天風呂でのセックスに踏み込んでしまう。
一方孝一が誤ってメールを送った為2人の関係を知る所となった叔母の多華子は、渡米前の想い出にと甥を誘惑する事に。

【登場人物】

谷口孝一
20歳。大学生。真理子と共に四十九日供養の為に亡くなった父の実家を訪れた。童貞。

谷口真理子
39歳。孝一の義母。たった2週間で再婚した孝一の父を亡くした。肩より長い髪に瓜実顔の容貌。
京都の造り酒屋の出身で才媛の為かプライドが高いと孝一から誤解されている。Fカップ。

多華子
32歳。孝一の父の異母妹(叔母)で、5年前に夫を亡くしている。青森市在住。元は客室乗務員で170cm近く有る長身にショートヘアでエキゾチックな顔立ち。

【展開】

第1章は父の供養を終えた後、真理子は孝一との仲を修復しようと、夫の実家の蔵の中で孝一の求めるままにフェラチオ飲精からクンニされ絶頂に至ります。
第2章は帰宅した真理子は欲求不満に駆られ、覗き見をしようとしていた修一に気付き話をしたいからと寝室に招き入れ、筆下ろしをします。
第3章は亡き父が訪れた青森の露天風呂に向かい、母子で混浴しながらパイズリ射精から立位、駅弁スタイルで楽しみ、旅館に泊まると更に騎乗位で交わります。
第4章は上京して来た多華子とホテルで交わった後、彼女に呼び出された真理子も交えて3Pとなります。
第5章は渡米する前の想い出作りにと多華子に青森へ呼ばれた孝一は温泉に向かう途中で野姦し、更に旅館の離れの部屋で立位、深夜の露天風呂では屈曲位で交わります。
第6章は父が亡くなった事故現場に花を手向けようと出掛けた母子は、林の影に停めた車中や旅館で交わり愛を確かめ合います。

【レビュー】

廣済堂文庫で「花びら」シリーズがロングランヒットという安藤仁(あんどう じん)さんの黒本2作品目になります。
「花びら」シリーズを正直読んでいないので分からないのですが、安藤さんはある程度キャリアの長い方なのでしょうか、文中で読みにくい漢字遣いが有りました。

孝一と真理子は東京の下町に住み多華子は青森なのでどうするのかなと思いましたが、第2章を除き何かしら「旅行」の必然性が有り構成力の高さを感じました。
多華子が孝一からの誤送信メールで母子2人の温泉旅行を知り覗き見し、
後日上京した彼女と真理子との3P描写は想い出作りとして一貫した連泊の温泉旅行にしても良かったと思います。

個人的に気になったのは主人公の性格付けで童貞で有る故に多少引っ込み思案なのはよく分かりますが、
折角ヒロインがお膳立てしたのに孝一は妙に分別くさく「こんな事は良くない」と言い出します。勿論なんだかんだ言いつつセックスするのですが…。

もう一点気になったのは、会話文が部分的に他人行儀でぎこちなく、母子の会話で真理子は夫の事を「主人」と呼ぶ場面や、
孝一が多華子に付いて真理子に語る時に「叔母は~でしょう」と事務的な口調になっている所が有ります。
赤の他人で有ってもこんな話し方はしないし、まして仲違いしている訳でも無い縁者の場合はどうでしょうか。

以上の2点から読んでいても違和感を感じ、なかなか感情移入出来ませんでした。情交場面の設定は非常に良かったのですが…。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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