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小鳥遊葵『混浴母娘と僕【子づくり同棲】』

小鳥遊葵『混浴母娘と僕【子づくり同棲】』
(フランス書院文庫、2018年6月、表紙イラスト:二見敬之)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

東北地方の都市で水産卸の会社を営む宗方家に婿入りした孝一だったが、東京支社を任され妻の梓と結婚して1年が過ぎても子をなさぬことに業を煮やし、何と義母の由布子が娘の美宇を連れて上京してきてしまう。梓とばかり交わっていては子どもは出来ないと言わんばかりで、由布子や美宇から積極的に迫られた孝一は、まるで種馬のようだと疑念を抱きつつも拒むことが出来ずにいた。


【登場人物】

宗方孝一
26歳。川崎市在住で梓と結婚して1年になる。梓の実家の会社の東京支社を任されており、ゆくゆくは東北に向かい跡継ぎになることを約束されている。姑の由布子から孫を所望されているが、今のところ出来そうでもなくのんびりと構えていたものの、由布子が美宇を連れて孝一たちと同居を始めると言い始め…。

宗方梓
20歳。由布子の長女で、孝一を婿としている。彼が初めての男性で1年間の新婚生活ですっかり彼好みな女に仕込まれており、豊かなバストと張り出したヒップが魅力的。母親から孫の顔を早く見たいとせっつかれている。

宗方由布子(ゆうこ)
40歳。代々東北地方の都市で水産卸と加工業を営む会社を経営しており、亡き夫を婿に迎えたが娘二人をもうけて早世している。会社自体は番頭格に任せ悠々自適な生活を送ってはいるが、女系家族なのを気に掛けており長女の梓夫妻が結婚して1年経っても子どもが出来ないことを心配し美宇を伴い上京した。

宗方美宇
18歳。由布子の次女で大学進学を控えており、いずれは東京で一人暮らしを始める予定でいたが、母に連れられて姉の梓夫妻の部屋に居候することとなった。母や姉に劣らず豊かなバストとヒップの張り出しは大人の女性そのものである。一目見て孝一に惚れてしまい、あわよくばを狙って健気な誘惑を仕掛けて来る。処女。


【展開】

帰宅した孝一は梓に出迎えられるが、またと言わんばかりに頬を膨らませながら由布子から孫はまだかとせっつかれていると話し、しかも妹の美宇を連れて上京すると言い出しているらしい。不謹慎なことに由布子や美宇も囲んでのハーレム生活を夢想しながら妻を抱いてしまうが、翌月本当に由布子と美宇が訪ねて来て狭い1LDKの部屋は姦しい雰囲気に包まれ、早速リビングで梓夫妻と雑魚寝しようと乗り気な由布子を制し、夫婦の寝室で激しい子づくり性交に及ぶ。しかしそのときドアの隙間から由布子が覗き見しているのに気付き、いつもより興奮しながら妻の子宮に向けて胤汁を放出してしまう。

翌日孝一は梓が病院の診察結果を聞くために昼休みに一時帰宅すると、どうやら出来にくいだけで不妊症という訳ではなく、ただ快楽を求めて闇雲に「ヤる」だけでは妊娠しないのだと由布子から聞かされる。そして梓とは適切な時期に交わった方が良いから普段の性欲は自分が受け止めると誘われ、いきなり即尺されて口内に精を放つと立ちバックで挿れただけで呆気なく果ててしまい、すっかり由布子のテクニックに翻弄されてしまう。そしてこの晩から始まった夫婦と義母との雑魚寝だが、やはり由布子はヤる気満々で川の字に並んだ真ん中に割り込み、乳首を勃起させた娘の胸をまさぐりながら孝一に側位で貫かれるのであった。

翌朝孝一は美宇に明け渡したはずのベッドで目を覚ましたことに違和感を覚えつつも、浅草でデートしたいと義妹に誘われて仕事の合間に落ち合うことに。美宇も抱くという予感に駆られながらもラブホテルに向かうが、いかにも経験者であるかのように振る舞う美宇に誘われるままにベッドインしたものの、実は処女だったと知って躊躇いを見せる。それでも痛みに耐えながら巨根を受け入れてくれて、しかも臆することなく連続中出しを求められてしまう。

こうも立て続けに情交を求められては孝一もまるで種馬のようだと訝るのも無理はなかったが、帰宅して三人からその意図を聞かされても決して悪い気などせず、寧ろ自分なりのスタイルさえ確立すればと意気込む始末。前夜の母親の交わりを目の当たりにし、しかも今日は美宇までもが純潔を捧げたと聞かされ、梓は自分が正妻だと主張しリビングでの子づくりをするからと宣言する。その前に汗を流そうと浴室に向かった孝一の後に由布子がついて来て挿れてと誘われるが、梓に胤を注ぐからと拒み指だけで済ませると、今夜は孕むかもと告げる梓に溺れて二度の中出しを果たすのであった。

流石に一日四度の射精で疲労困憊の孝一は深夜のリビングでまどろみに浸っていると、何と由布子が日付はとっくに変わっているからと迫られ、熟睡している妻が側にいるという倒錯した状況で又も精を搾り取られてしまう。しかし明けた今日は由布子と外で逢う約束を取り付けており、それを知らない美宇から顧客との打ち合わせに向かう電車の中で迫られて困惑しつつも、由布子の待つ新宿のホテルに到着する。娘に見られる心配のない性交ですっかり由布子は悶え狂い、正常位や立ちバックで二度の中出しを受けて潮を吹くほどだったが、そろそろ仕事に戻らねばと告げた婿のぺニスを頬張り貪欲なまでに三度目の交わりを求めてしまう。

孝一は昼は精力的に仕事をこなし夜は梓の黙認を得ながらも由布子や美宇とも交わる生活を送り続けていたが、二ヵ月経ったある日梓から懐妊の話を聞かされ、何と今夜だけは自分の見ている前で母や妹を抱いても良いからと許しを得られて期待を抱く。正妻の梓としては最大限の譲歩のつもりだったが、最後の夜に受精するかもと由布子と美宇もすっかりその気のようで梓にバレなければと今後も逢瀬を続けると仄めかし、一緒に汗を流してあげると連れ立って孝一を浴室へ誘うのであった。


【レビュー】

こちらの作品も「妻と妻の母と妻の妹」というヒロインの組み合わせであり、淫らな熟女描写に定評のある作者の小鳥遊葵氏なだけに、メインとなるのは妻の母【由布子】(40歳)である。東北の都市で会社を営む由布子の長女【梓】(20歳)と結婚して婿入りした主人公であるが、1年経っても子をなさぬことに業を煮やして、次女の【美宇】(18歳)を伴い上京して押し掛け同居生活を始めたことに端を発する「狭い部屋での情交」がメインである。一応はお風呂の中での情交もあるにはあるのだが、1LDKの浴室でヒロイン3人と主人公ではやはり窮屈であり題名には若干のミスリードも感じつつも、夫婦の寝室と雑魚寝するリビングという二つの舞台を存分に活かしている。

長女夫婦に子をなさないことに苛立ち、社長でありながら次女を伴って押し掛け同居生活を始めた由布子は、女系家族の当主なだけに始めから子づくりを意識した発言がよく出てくる。亡くなった夫との間にも娘二人でなかなか男系が現れないのもあってか、娘でダメなら自分でもとあからさまな誘惑を仕掛けて来るのである。娘たちもその本質はお見通しであり、互いに嫉妬しつつも主人公をシェアすることで、一応のバランスを取ろうとはしている。

まだ幼妻同然な梓は1年掛けて主人公好みに躾けられただけに、毎晩のようにラブラブな夫婦生活を繰り返していたのだが、実は快楽と子づくりとは違うという前提からお預け状態にもなり途中から母や妹に夫を奪われてしまう。やっとエッチを許された暁にはまだ20歳とは思えないほどの淫蕩振りを見せ付け、やはり正妻は強しというところは終盤に訪れるのだが…。
次女の美宇もまた母や姉に負けじとグラマラスな肢体を駆使して主人公を誘惑するが、唯一の生娘なだけに経験不足ながらも初体験を済ませると、人目を憚らずエッチを仕掛けるという大胆な一面を見せている。味付けとしては母娘三人ともコッテリ系で、一度の性交で最低二度搾り取られる主人公にはいささか同情したくもなるが、当の本人は命を縮められる宿命であっても僕は違うという意気込みで頼もしい限りである。

これまでの作品同様に「しきたり」に拘りつつも本作ではよりライトな仕上がりを意識なさったようで、エッチな母娘に毎晩搾り取られながらもそれを上回りそうな主人公のタフネス振りであり、小鳥遊葵作品の一つの転換点とするならば好ましい出来だったと言えるのかもしれない。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が300冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
一部で関係者(作家さんや編集者さんなど)と思われているようですが、全くの見当違いです。
官能作品に関わる全ての方に感謝しつつ、読み続けていきたいと考えています。

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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