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宮坂景斗「専属、奴隷メイド 女教師と同級生」

宮坂景斗「専属、奴隷メイド 女教師と同級生」
(フランス書院文庫、2018年3月、表紙イラスト:赤尾真代)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

夫がギャンブルにのめり込んだ果てに蒸発し、残された遼子は娘の美沙ともども教え子の晃によって借金の肩代わりとして専属メイドとして屋敷で働かされることになる。高校教師の遼子は教え子として、美沙は好きになれない同級生として晃を見ていただけに立場の変化に戸惑いつつも、次第に晃によって快楽を教え込まれていき…。


【登場人物】

藤倉晃
私立高校に通う少年。両親は既に他界しているが、残された資産を元手に投資で稼ぎ悠々自適な生活を送っている。容姿も良く学年トップの成績を収めているものの、性的には歪んだ趣向の持ち主で遠野母娘を手中にせんと策略を練り、蒸発した夫の借金を肩代わりする代わりに二人をメイドとして屋敷に住まわせることに。性的経験豊富で巨根、精力溢れるハイスペックな持ち主。

遠野遼子
38歳。娘の美沙や晃が通う私立高校の英語教師。会社員で真面目な夫がギャンブルにのめり込み蒸発してしまい、晃によって性的なメイドとなることと代償に屋敷で暮らすことになる。セミロングの艶やかな黒髪でいかにも女教師然とした美女で、Hカップのバストと欲情をそそる身体付き。

遠野美沙
晃と同学年の女子高生で成績優秀だがいつも晃の二番手というポジション。10代前半から成長し続けているGカップの胸やスタイルの良さは自他とも認めるところで、サッカー部のエースと付き合っているが、性的な経験はない。独特の雰囲気を持つ晃とは基本的にそりが合わず、当初は犯されるという立場を貫こうとする。


【展開】

仕事を終えて藤倉家の別棟に宛がわれた部屋に戻った遼子は、シャワーを浴びる間も与えられず「ご主人様」である晃の好みであるロングスカートのメイド服に着替えると、タイミングの悪いことに娘の美沙が帰宅して来たばかりであった。娘の言わんとすることが分かるだけに早々に晃の部屋に向かうと、いつものようにガーターベルトを着けたストッキングの脚を誉められた後で「奉仕しろ」と命じられる。竿だけでなく肉珠まで舐めてあげると少年は嬉しそうで、騎乗位で跨がるものの遼子自身経験不足なのもあり、一応は射精してくれるが…。物足りないようで晃が腰を繰り出すと言葉で散々なぶられながらも、絶頂に達して濃厚な子胤を子宮まで吐き出されてしまう。

荒淫で疲れ気味の母に代わり今日は美沙が乳間奉仕するが、同好の少年とのマトモではないやり取りにおぞましいものを感じる。仮に父親の借金のカタで愚連隊に拉致されていたとしたら、こんなものでは済まなかっただろうと晃に恩着せがましく言われては、パイズリ射精も甘受する他に無い。しかし晃は奉仕が下手だと言わんばかりでならば遼子を呼ぶまでだとにべもなく、美沙は母を楽にしたい一心で処女をあげるからと告げる。催淫ローションを使われ陰核舐め絶頂すると、巨根を挿入され中出しを受けるが、底無しの晃の性欲は想像以上で日が暮れる頃まで犯され続ける。晃は美沙の恋人に嫉妬しているようで、執拗に寝取ることを繰り返し告げるのだった。

遼子の夫の借金を肩代わりした分だけ専属メイドとして働く契約だったが、契約期限も近付いたある日晃は授業をサボらせて遼子に視聴覚室に来るように告げると、午前中に溜まった精を処理するように命じる。シックスナインで直穿きにしていたストッキングを破り秘所をクンニされては遼子が先に達してしまい、ならば着衣したままでと騎乗位で交わるが、晃から契約に関して告げられると遼子はもう晃の巨根無しでは耐えられないと本音を打ち明けてしまう。今までは避妊薬を飲んでの性交だったが自分の子を孕んでくれと言われて、遼子はもう蒸発した夫のことなど忘れたかのように性悦に溺れていく。

一方美沙は当初から彼氏との付き合いを容認されており、今晩は彼氏との初夜でホテルにやって来たが、自分が処女のはずなのに気遣うでもなくおざなりな愛撫にせっかちな挿入に不満を抱く。挙げ句に晃より二回り小さいぺニスに挿入感も快楽も無いままで愕然とし、既に自分は晃に慣らされたのだと気付くが、そんななか晃は一向に自分へ手を出そうとはしない。オナニーで慰めているとやっと晃の呼び出しを受けるが、見られると遼子が感じるからとギャラリー扱いされ、とうとう美沙から挿入を求めてしまう。母娘ともども晃の専属奴隷メイドに堕ちた瞬間であった。


【レビュー】

ギャンブルにのめり込み蒸発した男が残した借金を肩代わりするのと引き換えに、資産家の主人公がその妻である【遼子】(38歳の高校教師)と娘の【美沙】(主人公と同い年で遼子が務める高校の生徒)をメイドとして屋敷に住まわせることを提案する。(母娘とも平均を遥かに上回る豊かな胸乳の持ち主である)元より母娘を手元に置きたいと用意周到に家庭を崩壊させ、牡として優れた持ち主の主人公がメロメロにさせていくという展開自体は、近年のフランス書院文庫で「凌辱作風」と謳う売れ筋の作品と特に違いはない。独特の硬質な文体で綴られているのはこの作者特有のもので、読んでいてやや回りくどさを感じさせるものの、「嫌だと思っていた男にメイドとして躾けられる」という設定は割とTL作品に近いように思われる。

真面目な夫に裏切られ身売りされかねない状況を救ってくれたのもあり、始めから主人公に性的なメイドとして躾けられていくのが遼子で、娘の純潔を守るためという建前もあって性交に溺れていってしまう。女教師なだけに学校の授業を抜け出しての交わりもある。同時進行で娘の美沙も主人公への奉仕を強制されるが、普段の生活は保証され付き合っている恋人もいるし、美沙の提案で毎夜「犯される」母の負担を減らすために自ら純潔を捧げる展開である。(彼氏との初夜で主人公とを比較し物足りない…と思わせる場面もお約束である)

母娘でアプローチこそ異なるものの、主人公からすれば歪んだ形ながらも愛情を示しており、本作では母娘を縛ったり叩いたりするなどの暴虐性は皆無である。後ろの穴にすら興味を持たないのも近年では珍しいかもしれない。一応文中では「犯す」などの凌辱的な表現が多用されているが、全体的に見れば甘いテイストの印象の方が強い。ならばいっそのこと誘惑作風にチャレンジしても…とは思うが、デビュー当時からの作者の趣向からすればあくまでも凌辱的な路線でいくということなのかもしれない。




Amazonに挙げたレビューは本作直後のもので、後の部分は本作を読み直してからのものです。まさかの「小日向諒」さんによる二刀流と、フランス書院との取引停止の知らせに正直今も戸惑いの残るなかで、本作を「宮坂景斗」名義で読むのはちょっと難しかったですね。多分今後も「小日向諒さんが書いた宮坂景斗名義の作品」という読み方になるとは思いますが…。

管理人としては宮坂景斗さんが小日向諒さんだとは全く感じてはおらず、しかしレビューを読み返すとそれとなく気付いているように見えるかもしれませんね…。今となっては後付けになるだけですが、「独特の硬質な文体で綴られているのはこの作者特有のもの」と特徴には気付いていましたし、作中で見るとストッキングでの美脚や着衣性交の描写に拘りを持っているのも分かります。

作風が違えば見方が変わるのが管理人の悪いところで、作品によっては随分と辛口なレビューをしてしまったものです。ただ多分同じ方が書いたと知っていれば多少の贔屓目も出たはずだし、知らないで(気付かぬままで)いたこと自体は決して悪いものではないはずです。同じ書き手が名前を変えて別の作風に挑むというのは珍しいことではなく、寧ろ気付いてしまったとしても言わないでいた方が良いのかな…そんな気はします。

と前置きが長くなりましたが、本作を含めた宮坂景斗さん名義の取り扱いは刊行後5年間はフランス書院での権利下にあるようなので、最新である本作に関しては2023年まで同社刊行の作品となります。(小日向諒さん名義も同じです。)今後改題、加筆修正が入るようですから、より倒錯性の強い作品になるかもしれません。楽しみにしています。

【配信停止日の予定について】(小日向諒さんのブログ「こひなた日和」より)




【宮坂景斗さん名義の著作】




美姉妹一年調教 (フランス書院文庫)
宮坂 景斗
フランス書院
2011-02-23



※上記2作品は既にKindleの取り扱いは終了。公式ホームページからも無くなると思われます。




美囚の隣人 優花26歳&麻美32歳
宮坂 景斗
フランス書院
2014-07-18



※2018年11月で終了予定(こちらは刊行後6年間)







※2019年8月で終了







※2022年8月で終了







※2023年3月で終了
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が300冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
一部で関係者(作家さんや編集者さんなど)と思われているようですが、全くの見当違いです。
官能作品に関わる全ての方に感謝しつつ、読み続けていきたいと考えています。

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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