FC2ブログ

美原春人「いっぱいしてあげる 未亡人母娘と女上司と僕」

美原春人「いっぱいしてあげる 未亡人母娘と女上司と僕」
(フランス書院文庫、2018年5月、表紙イラスト:二見敬之)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

都内で働く恵太は一大プロジェクトを終えて部屋で休んでいると、翌週来るはずの姪の麻衣が訪ねていて慌ててしまうが、麻衣はどうやらただの叔父以上の関係より前に進みたいと考えていたらしく親しい仲となる。しかし次の週には兄嫁の瑠璃子も押し掛け、更に会社の元上司だった冴希まで恵太に好意を抱いていたようで…?


【登場人物】

浅江恵太
25歳の会社員。実家を出て都内に一人で暮らしているが、部屋は父親が友人の勧めで買ったらしく、母親からも早く結婚するように促されている。1年前に上司だった冴希の手解きで童貞を失ったが、現在もこれといって付き合っている女性はいない。

浅江瑠璃子
36歳。恵太の兄・元章の妻で麻衣は前夫との娘である。お見合い同然に前夫と結婚したものの、隠し子がいて揉めた末に離婚し、同級生だった今の夫と再会し結婚した。昔からの習いを生かし書道や作法の講師として忙しくしているが、元章が亡くなってからはセックスレスで欲求不満を抱えている。100cmを超える爆乳。

浅江麻衣
18歳。高校3年生で瑠璃子の娘だが、恵太とは直接の血の繋がりがない「姪」である。浅江家が仕事で忙しく、何かと面倒を見てきた恵太に対し兄として慕っている節が窺える。この度大学受験を控えて下見のつもりで彼の元を訪ねて来るが…。処女。

早川冴希
29歳。恵太の勤務先の元上司で、大学時代から付き合っていた彼氏と結婚したものの、起業してからは苛立ちを冴希に見せ暴力を振るうようになり離婚。一度は退職したが既に別の会社で働いているらしい。情緒不安定だった時に何かと恵太にフォローしてもらったようで、ある晩に自ら誘い関係を結んでいる。


【展開】

手掛けていたプロジェクトも一段落した恵太だったが、11月のある晩に瑠璃子から連絡があり麻衣が向かっているから宜しくとのことで、訪ねて来るのは来週だと勘違いしていたのに気付き部屋が散らかっているのをどうしようと慌て出す。ほどなくして麻衣がやって来るが、やはり部屋が汚すぎるとご立腹のようで、更に会社の打ち上げ会があったのに気付き急いで身支度を始めて麻衣を置いていくことに。帰宅すると麻衣が片付けや料理までしてくれていてその成長ぶりに感動するが、和室に泊めてあげるつもりでいたのに来客用の布団を会社に持っていたとあっては、一緒にベッドに寝るしか術はない。しかし寝付こうとすると隣で麻衣がオナニーを始めていて、それに気付くといきなり抱いて欲しいと求められては抗うことなど出来ずに関係を結ぶと、翌朝も外出そっちのけでエッチに浸ってしまう。

麻衣が来た翌週の晩、今度は友人の結婚式の帰りに寄ったという瑠璃子が訪ねて来るが、手にしたレジ袋にはアルコールやおつまみを入っていて端から泊まる気マンマンのようである。お酒のピッチも上がり恵太の高校時代の話になると、何故か瑠璃子は積極的でオッパイを晒し揉んでと誘う始末で、乳首絶頂で潮を吹き気を失う位に感じてしまう。そして意識が戻ると抱いてと求めリビングのソファーで交わるが、恵太は一度の中出しで満足し切れないようで、絶頂した瑠璃子をよそに二度目に向かって激しく腰を繰り出していく。翌朝目覚めた恵太は瑠璃子が酔いに任せて無理をしていたのではと訝り話を聞くと、どうやら両親が兄の死をきっかけに郷里に戻ることに決めたようで、実家に帰れず行き場に困って恵太に相談しに来たということである。瑠璃子に求愛されひとまず恵太はOKの返事を出したが…。

12月のある金曜日に冴希から連絡があり会って話がしたいとのことで待ち合わせ場所に向かうと、どうやら居酒屋までは地下鉄で行くようで夕刻のラッシュで身体を密着させるが、恵太は初体験の夜を思い出し積極的に秘所へ手を伸ばしてしまう。果てた冴希はちょっと怒っている様子で居酒屋に来ると説教を始めるが、いたたまれなくなった恵太がトイレと言って逃げ込むと後を追って来て個室へ連れ込み、もうこんなになってと口唇奉仕で飲精してあげる。離婚して日も経ち端から恵太に求愛する気だった冴希は彼の部屋に向かうが、以前と違って片付いた様子に女の存在を確信し、負けてたまるかと決意し自らセックスを求めていく。そして翌日落ち着いたところで恵太を問い詰め、洗いざらい白状させるのであった。

数日後仕事を終えて帰宅した恵太は注文した荷物が届くのを楽しみにしていると始めに和装の瑠璃子、次に冴希が訪ねて来て肝を冷やすが、そこへ荷物が届き和室用の布団とこたつの一式を組み立て始める。その間に女二人はワインを手にすっかり意気投合していたようで、冴希が疲れて眠ってしまったのを見た瑠璃子は自分が誘わないとダメかしらと告げ、寝室へ向かうと和装を1枚ずつ着崩していき挿入を誘う。恵太は中出しで絶頂し気を失った瑠璃子を見てぼんやりとしていると、背後から冴希に呼ばれて自分もしてとリビングへ招かれ、しかも準備をしていたようでソファーに手を付きアナル性交を求めて来る。流石に連続射精で疲れた恵太だったが、現金なもので浴室で二人の乳間奉仕を受けると復活し、美貌に白濁を浴びせていく。

クリスマス前に麻衣が訪ねて来ることになり、恵太はどう説明したものかと悩み冴希と一緒に待つが、麻衣を和室に招くと勉強疲れもあり眠ってしまう。悩むまでもないからセックスを見せ付けようと冴希は恵太と和室で交わり絶頂すると、途中で麻衣が起きていたようでこたつの中でオナニーしていたことまであっさりと見抜いていた。すっかり麻衣に惚れ込んでいたようで冴希は恵太と対面座位で交わらせると、自らもちょっかいを出しながら秘所をまさぐり絶頂する。そしてその晩瑠璃子が荷物を持って部屋を訪ねて来ると、食事の片付けは冴希と麻衣に任せて恵太の寝室で交わり、後から来た二人の見守る前で騎乗位のまま気絶するほどに高ぶってしまう。もちろん冴希と麻衣が黙って見ている筈もなく、恵太は三人に求められとことん精を搾り取られるのであった。


【レビュー】

甘々系の誘惑官能作品を刊行し続ける作者はまだデビュー2年目ながらも、早くも5冊目となる本作を出して来たが、今回は「ヒロインから押し掛けて親しい仲となる」シチュエーションに拘った意欲的な作品である。これまでの美原作品は主人公が学生だったのが、本作では25歳の社会人ということもあり、ヒロインの人数に関わらず泊めてあげられるだけの部屋に一人で暮らしている設定となっている。

ヒロインの登場順に大学進学を控えた従妹の【麻衣】、兄嫁の【瑠璃子】、勤め先の元上司である【沙希】が出てくるが、初めの三章は一人ずつ主人公の元へ押し掛けて来て…という展開でやや似たり寄ったりな印象も否めないが…。瑠璃子の前夫との娘である麻衣は従妹と言っても主人公とは戸籍上の関係でしかなく、一応は近親とは言えあまり禁忌感を抱かせないのはイマドキな印象である。入れ替わりに訪ねて来る瑠璃子はかつて実家で同居していた際、頻繁に主人公の部屋を訪ねては飲み明かした経緯があるだけに、その延長上で関係に発展していく。

沙希は結婚した男との関係に悩みそれが仕事にも影響を及ぼし退職をせざるを得なくなった過去があるが、主人公は彼女を庇ったあげただけでなく筆下ろしまでしてくれたという甘美な想い出がある。兄嫁や従妹ではない第三者でしかも初めての女(ひと)でもあるだけに、一応は元人妻とは言え恋人同士さながらの趣そのものである。(兄嫁は未亡人なのでこちらも元人妻である)後半は沙希を中心に母娘と対面する流れだが、主人公が好きなのは三人とも一緒でこれといった嫉妬の応酬があるわけでもなく、仲良くシェアというのが甘々たる所以と言えるのかもしれない。これだという強みが発揮される内は次の刊行もそう先のことではなさそうだと思われるので、今後にも期待したいところである。
関連記事

tag : 社会人主人公 処女 母娘丼 誘惑作品

コメント

非公開コメント

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が300冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
一部で関係者(作家さんや編集者さんなど)と思われているようですが、全くの見当違いです。
官能作品に関わる全ての方に感謝しつつ、読み続けていきたいと考えています。

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

〈リンク・トラックバック〉
基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
管理人のTwitter