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香坂燈也「夢の混浴旅行 彼女の母、彼女の姉と」

香坂燈也「夢の混浴旅行 彼女の母、彼女の姉と」
(フランス書院文庫、2018年5月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

恋人の沢井千尋との初体験に失敗し気まずい想いを抱えたまま俊介は沢井家の母娘たちと三泊四日の温泉旅行へ出掛けたが、案の定千尋が途中で嫌がって帰ってしまう。千尋の姉の沙英が到着するまで彼女の母の貴子と宿で二人きりとなるが、貴子と一緒に露天風呂に入った時に欲情を覚えてしまい…。


【登場人物】

藍田俊介
21歳。大学生で高校時代には写真部に所属していた。先輩の沙英を通じて千尋と付き合うようになったが初体験に失敗してしまい、ギクシャクとしたまま沢井母娘たちと三泊四日の温泉旅行へ出掛けることに。童貞。

沢井貴子
43歳。5年前に学習塾を経営していた夫が亡くなり、塾を引き継いでいる。Dカップの豊満な身体付きで亭主関白な夫につき従っており、再婚を勧められても断っていた。一重の瞳に優雅な振る舞いの似合う女性で経験した男性は夫だけ。

豊川沙英
23歳。貴子の長女で大学を卒業してから大学講師の年上夫と結婚し、色々と性的な奉仕の仕方を仕込まれたらしい。高校生の時から写真部に所属し、現在も女性誌の編集兼写真家として活躍している。茶色掛かった髪と凛々しさを感じさせる美貌に、背が高くスレンダーながらもEカップとスタイルが良い。写真部の後輩に当たる俊介が気になっていたが…。

沢井千尋
19歳の女子大生。貴子の次女でインドア派で引っ込み思案な性格だが、付き合っている俊介に対しては意地っ張りな一面も見せる。完璧な姉にコンプレックスを抱き、控えめな胸と少なめな秘所の翳りを気にするあまりに初体験に至らず、俊介と喧嘩してしまい…。処女。


【展開】

千尋との初体験に失敗した俊介は気まずい想いを抱えたまま沢井母娘と温泉旅行へ出掛けたが、案の定千尋は目的駅に着くなり同行を嫌がり帰ってしまう。旅館に着き貴子から謝罪されるも何故喧嘩したのか問い質されて言葉を濁したが、貸し切りの内風呂に一緒に向かうと浴衣からちらつく女体に欲情を覚えオナニーを始める。そこへ予期せぬことに貴子が現れ混浴だと知ってまずいところを見られるが、実は貴子自身も娘が度々俊介を連れて来た時から男として意識しており、俊介がまたぺニスを触ったのを見て、背中を流すのを口実に手で射精に導いてしまう。貴子は本番だけはと自制心を持ちつつも自らお掃除フェラを施し、柔らかい巨乳で一物を挟んで二度目の放精を迎える。

部屋に戻ると沙英が仕事先から直行したらしく、思わぬ到着の早さに俊介は貴子との秘密を隠そうと振る舞うが、貴子は表情に出すまいと却って不自然な態度を見せてしまう。沙英から隣のベッドルームと露天風呂を特集記事のプレゼン用に撮影したいと付き合わされ、俊介を男として意識していないようで、入浴姿を撮って欲しいと頼まれる。完璧過ぎる彼女の裸を見て俊介は勃起してしまうが、沙英にも千尋との失敗談を披露する羽目になり、ならば私ので勉強してとクンニ奉仕を求められる。でも童貞までは奪うつもりはないようで、意外なことにイラマチオは許してくれて飲精させるのであった。

翌日急な仕事が入ったと出掛けた沙英をよそに、貴子は俊介を連れて山登りに向かうが、隠れ露天風呂があると老夫婦に聞かされ周囲に人もいないからと一緒に入浴することに。早くも勃起させている俊介を見て、昨晩の沙英との行為を知ってしまっただけに自分が代わりになるからと告げ、後背位での交わりを求め更に四つん這いにされての中出しを受け入れてしまう。

宿に戻ると既に沙英が帰って来ていて一度しか放精していない俊介は性欲を持て余していたが、その晩和室で布団を並べた真ん中で眠りに就けずに右隣にいる貴子の乳房に触れてしまう。貴子も満更ではないようで左手が俊介の身体の中心へと這わせられるが、いつの間にか左にいた沙英が足元にいてぺニスを口に含んでしまっていた。貴子の指が沙英の口元に触れて関係を知るが娘の挑発に乗り肉棒を奪い、沙英は俊介の尻穴にキスをすると濡らした指で前立腺を刺激して口内射精させてしまう。妹のことを思い敢えてセックスを避けていたのに…と嫉妬に駆られ沙英は馬乗りで繋がるが、貴子が物欲しそうにしているのを見て俊介に顔面騎乗したらと提案し三人で快楽を貪り合う。沙英が果てると今度は貴子が四つん這いとなり、俊介は連続性交を苦にせずに交わりを繰り返すのであった。

翌日出掛けた貴子と沙英を見送り惰眠を貪っていた俊介の元にやっと千尋が現れるが、初体験デートの時と同じ格好だと気付き今度こそはと一緒に露天風呂に入り、姫口を優しく舌で愛撫して絶頂へと導く。しかしやり過ぎたようで千尋が恥ずかしがってベッドへ逃げてしまうが、そこへセーラー服を取りに行ったらしい沙英が寝室に現れ、一部始終を見ていたようでわざと妹の前で口唇奉仕を始める。予想していた通り千尋がぺニスを奪い返すと、沙英は俊介が初めてなんだと嘘をついて気遣い、レクチャーしてあげるからとベッドに横たわり千尋が仰向けで重なる。そして千尋は瑞々しく控えめなバストを姉に愛撫されながら無事破瓜を迎えさせるが、沙英の気持ちを知るだけに俊介に抱いてあげてと告げ、姉が上位のシックスナインで喘がせた後俊介に貫かれている姿を見届け二人の汁を浴びてしまう。

宿に戻った貴子は千尋が来たことを喜びつつも、約束していた性交は望むべくもないと諦めようと和室の布団で身を横たえていたが、隣の寝室から娘と俊介の睦み合う声を聞いてひとり遊びを始めてしまう。その途中で沙英が起き出し狸寝入りするも、何故かセーラー服に着替えて寝室に乱入したのを見て疑問を抱き始める。沙英が加わっての三人でのセックスを襖越しに聞いていたが、布団に戻る時にバランスを崩して寝室に倒れてしまい、気まずい雰囲気を取りなすかのように沙英がみんなでと提案する。抗う母親の手を浴衣の帯で拘束し並んだベッドの隣に連れていくと千尋も加勢しての愛撫が始まり、それが俊介のやる気に火を点けたようで連続性交をモロともせずに貴子を抱くのであった。


【レビュー】

「彼女の○○(母や姉、妹)」といった作品は必然と当事者である「彼女」の存在は控えめなもので、本作でも例外に漏れずに「彼女」である【千尋】(19歳)は三泊四日の温泉旅行の三日目から現れるため、基本的に第3のヒロイン的な立場である。ならばメインヒロインは千尋の母親の【貴子】(43歳)という訳でもなく、千尋の姉【沙英】(23歳)が一足遅れて旅行に合流してからは、彼女が母娘・姉妹での3人プレイの主導的な立場となっている。「旅行の間は玩具にしてあげる」と言いながらも実は学生時代に密かに主人公に想いを寄せていただけに、三人の中で最も関係に溺れていくのが沙英自身である。

「混浴旅行」と題しているだけに終始旅行先での情交場面が目白押しとなっていて、特に母親の貴子とは登山者に見られてしまいそうな状況での露天風呂での交わりが一番のハイライトになるのかもしれない。雑誌記者の沙英とは撮影と称して裸の見せ合いがあるし、仲違いしていた本命彼女の千尋が合流して来るとやはり場面転換で姉妹での情交場面にも用いられている。人妻で年上夫に性戲を仕込まれた沙英は基本的に主人公を翻弄する立場だが、実は仕掛けられる側に回ると案外初心でもあり、これは香坂燈也作品お馴染みの「S性とM性の表裏一体」ヒロインそのものである。前作よりは倒錯した描写こそ抑えられているが、俊英ならではの読みやすい官能描写は万人に受け入れやすいと言えるであろう。






2015年3月のデビューでしたから、まる3年で9作品目なのですね。早いものです。作品のある時期から倒錯性に拘るようになり、本作でも長女の沙英が夫に仕込まれた技巧で主人公の後ろを開発するなど、誘惑作品と言えども割と倒錯した作風のように感じます。

主人公も勿論恋人の千尋が好きなのですが、沙英と行為を重ねていくうちに「もし高校時代に告白していたら…」と問い掛ける場面があります。沙英は突拍子もないことを考えている性格のように感じますが、実は主人公が好きだったけれども妹のことを考えて身を退いた節があり、そこを理解して読み進めていくと香坂さんはよく練っているなと思いますね。

同じ書き手によるものなので幾分作風が似てしまうのは致し方ないところですが、個人的にはメインよりも対抗ヒロインにどうしても重きをおきたいので、香坂作品に惹かれるものがあります。次が10作品目となり一つの節目となりますが、どうかこの先も官能作品を書き続けていただきたいと思います。
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tag : 大学生主人公 童貞 処女 母娘丼 姉妹丼 誘惑作品

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が300冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
一部で関係者(作家さんや編集者さんなど)と思われているようですが、全くの見当違いです。
官能作品に関わる全ての方に感謝しつつ、読み続けていきたいと考えています。

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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