FC2ブログ

村崎忍「友人の母【甘く危険な罪人】」

村崎忍「友人の母【甘く危険な罪人】」
(フランス書院文庫、2012年10月、表紙イラスト:野中昇)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年5月4日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

友人の母【甘く危険な罪人】
村崎 忍
フランス書院
2014-07-15



【あらすじ】

友人の家でその母の絵里子の下着でオナニーしていたところを見付かった誠は、1度限りで彼女と口付けを交わしながら射精に導かれる。3年後に再会した彼女に改めて熱い想いを打ち明けるが、一方で彼女の娘・美咲も彼に想いを寄せていた。

【登場人物】

秋山誠
18歳。大学生になったばかり。幼馴染みの健一の母・絵里子の頼みで美咲の家庭教師を務める事に。高校は男子校だった為、女性に免疫が無い。童貞。

藤沢絵里子
38歳。誠の友人・健一と美咲の母親で15歳年上の夫と離婚歴がある。下着製造メーカーの代表を務め、170cmを超える長躯にして8頭身とかつては自らモデルをしていた程スタイル抜群。

藤沢美咲
15歳。絵里子の娘で陸上部に所属する高校1年生。整った顔立ちでスラッとした体躯に反して、母親に似た豊かな巨乳の持ち主。誠を慕っており、彼の為に積極的に裸体を見せたりする。

【展開】

藤沢家に来る度に絵里子のパンティをおかずにオナニーしていた誠だったがある晩彼女に悪戯が発覚し、仕事が多忙でこれから逢えなくなるからと濃厚な口付けを交わされ、彼女の秘所を触ることを許してもらい手でしごかれて射精に導かれるのだった。

3年後男子高から共学の大学へ進学した誠は、美咲の家庭教師を引き受ける為に絵里子の元を訪ねるが、話している内にあの時の体験の記憶が蘇り彼女に口唇奉仕してもらう。その数日後部屋で誠と二人きりになり勉強を教わっていた美咲は、彼が童貞だと知ると女性に慣れる練習だと告げスカートをたくし上げてパンティを披露する。誠はそれで我慢できる訳がなく下着を脱がせて処女穴に小指を挿入したり秘所をクンニしたりすると、返礼とばかりに美咲の口唇奉仕を受けて立て続けに射精する。

数日後美咲の家庭教師の時間よりもかなり早い時間に、誠が健一の運転する車に乗って藤沢家にやって来る。荷物の運び出しで部屋を行き来する息子の目を盗んで絵里子はダイニングで誠を挑発し、互いに秘所へ足指を伸ばして快感に浸ると口唇奉仕で射精させる。そして息子が居なくなったのを見計らい避妊具を付けて騎乗位で交わるが、あまりのピストンの激しさにゴムが外れてしまう。孕んでしまっても自分が責任を取るという誠の発言に頼もしく感じた絵里子は休むことなく対面立位で交わると、タイミング悪く掛かって来た息子からの電話を取るため駅弁で繋がったまま家中を移動し、更に二度も精を注がれてしまう。

美咲の都合により家庭教師を中断され藤沢家に行く口実を失った誠だったが、10日後に絵里子に誘われ別荘へやって来るなり彼女の秘所の匂いを嗅ぎ後ろの穴まで舐め、バックにして貫き中出しすると夕食の片付けの際に再び交合を求める。しかし絵里子はみっともないところは見せたくないからと寝室に来るように告げ、セパレートストッキングを着けて真と濃厚なシックスナインの後で騎乗位で交わるものの、先に自分が絶頂してしまう。改めて正常位で繋がるが、年の差もあり青年の愛情を素直に受け入れられずに悩みを深めていくのだった。

一方兄が実家を訪ねた当日に誠がやって来ていると聞き偶然にも母との関係を覗き見てしまった美咲は、雨の日に誠を駅まで呼び出し一緒の傘に入るものの、ずぶ濡れになっているのを見て浴室に連れていく。母が自分の気持ちを知っての横恋慕ならば負けないと美咲が雪崩れ込みパイズリや素股で誘うが、本番への恐怖心が拭えずに誠の提案でひとまず後ろの処女を捧げることに。

その頃美咲からのメールを見て誠と共に一泊することを知った絵里子は慌ただしく会社の祝賀会を抜け出し帰宅すると、美咲が寝入っていると知らされて口唇奉仕を始めるものの、そこへキャミソール姿の娘が現れる。誠が母娘のいずれかを選べないと一芝居打ったのだと知ると、美咲に主導される形で並んで四つん這いになったり身体を重ねたりして剛直を交互に抜き差しされる。尽きることのない誠の精力に任せて、絵里子は後ろの処女を彼に捧げるのだった。

夏休みを迎え藤沢家の別荘にやって来た誠が白昼堂々と全裸の二人とプールサイドで戯れていると、健一から連絡が入る。一足先に童貞卒業だと喜ぶ彼をそっちのけにし自分に悪戯する母娘を見ると、誠もお返しとばかりに二人の秘所を愛撫して喘がせる。その声を聞き昼間からAV鑑賞かと勘違いする健一をよそに、誠は四つん這いにした二人のアナルへ交互に突き挿し幸せを実感する。

【レビュー】

「友人の母」とストレートな題名で、確かに大学へ進学した主人公が憧れを抱く38歳の友人の母親である絵里子に惹かれるし、彼女も比較的早い内から主人公に溺れていきたい衝動に駆られる描写もある。社会的な立場のあるヒロインが年下の主人公との年齢差に悩み、身体の繋がりは増してもイマイチ踏ん切りが付かずにいるのは、多分に神瀬知巳作品の影響を受けているのではと推察する。

そんな絵里子には子供が二人おり、題名の通り主人公の友人に当たる長男と、その3つ下の長女の美咲である。中盤で実家に立ち寄った息子よりも主人公のムスコに興味を持ち見られるかもしれないというスリルすら楽しむ様子だが、序盤より彼女自身を身持ちの固い女性像で描いている為に、決して下品にならないのが特徴的なのかもしれない。硬質な文体が情交場面一つ一つを引き締まったものとしており、作者が描きたいであろうヒロインの「受胎願望」もいやらしさを感じさせる。

長女の美咲は典型的な二番手ヒロイン故に主人公に対して長らく抱いていた想いを真っ直ぐにぶつけることが出来ず、やや遊び慣れた少女を装わざるを得ないのがまた健気さも感じさせるし、母娘丼の旗振り役として終盤にかき回すのも致し方ないとは思う。
ただ作中で主人公に全てを捧げるつもりで躊躇してしまい「初めて」の順序が逆転してしまったのはともかく、やはり処女ヒロインを出したのであれば奇を衒う必要は無かったのではないか。いつの間にか破瓜を済ませたことになっているのは、二番手的な冷遇を際立たせていて個人的には少々残念に感じた点である。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
友人の母【甘く危険な罪人】 (フランス書院文庫)(2012/10/23)村崎 忍商品詳細を見る★★★★☆ スムーズさに欠ける結末が悔やまれる, 2013/2/19以前よりずっと想いを馳せていた友人の母との背徳の蜜月物語……と断言したいのにし切れないもどかしさが実に残念な内容。いや、ほぼそうなのである。そうなのではあるが、言ってしまえば結果的に少々邪魔な存在になってしまったサブヒロインがタイトルに反して登場し、これまた結果的にかもし...
友人の母-甘く危険な罪人(著:村崎忍、フランス書院文庫)

関連記事

tag : 大学生主人公 童貞 母娘丼 処女

コメント

非公開コメント

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

〈リンク・トラックバック〉
基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR