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梶怜紀「ふしだら嫁一族」

梶怜紀「ふしだら嫁一族」
(竹書房ラブロマン文庫、2018年5月、表紙イラスト:妃耶八)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

男やもめの寛之は息子の嫁の美咲から「お義父様」と慕われ、嫁の妹のはづきには「おじさま」と甘えられる実直な男。だが彼女たちの母親の冴子から誘惑されたのをキッカケに、嫁の一族は淫らな素顔をあらわし…。

※公式あらすじより一部抜粋


【登場人物】

山本寛之
52歳。税理士でマンションの二部屋を購入し、一部屋を事務所として使っており、長男の亮一(28歳)と嫁の美咲を最上階の部屋に住まわせている。妻は既に亡くなり男やもめの状況だが、多少の女遊びの経験はあるものの、再婚するつもりはない。

山本美咲
20歳後半?大学のサークルの先輩だった亮一と結婚したが、子どもはいない。亮一は海外出張で不在。冴子の長女で母親譲りの巨乳でFカップはありそうだが、母や妹とは違いやや豊満な身体付き。現在は寛之の事務所の手伝いをしているが、早くに父親と離れたために重度のファザコンで、亮一というよりも寛之を恋愛対象として見ている節が窺える。

冴子
45歳。美咲とはづきの母親で市内の一軒家ではづきと暮らしている。夫と別れてからは恋人がいた時期もあったようだが、再婚には踏み切れずにいた様子。交通の便のよい場所にあるビルにダンススタジオを構えているが、景気は思わしくないようで借金を重ねている。Gカップのグラマラスボディで30代に見えるほど若々しい。

はづき
21歳の女子大生で現在就職活動中だが、思うように上手くいっていない。冴子の次女で美咲の妹らしく、バスト86cmのE~Fカップと抜群のスタイルで正統派の美女。美咲と同じく父親への愛情に飢えており、一目惚れ同然に寛之を好きになってしまう。母の苦境を見て生活費のためにキャバクラで働いている。


【展開】

息子夫妻の部屋で花火大会を見て楽しんだ寛之は、同席した冴子からダイエットしたいのならダンスでもと誘われ、その数日後に彼女が経営するスタジオを訪ねる。流石に知識があるだけに汗だくになりつつも適度な疲れを感じる程度のレッスンを受けると、冴子の勧めるままシャワーを浴びるのだが、何と冴子まで一緒に入って来て恥じらいを隠せない。Gカップのグラマラスボディに触発され寛之が勃起したのを見て冴子はペニスに触れ、続きはスタジオでと誘いソファーベッドに横たわり、愛撫を受けエクスタシーを感じてしまう。そして正常位で受け入れると中出ししてとせがみ、久し振りの情交に溺れてしまう。

翌月亮一がインドへ向かい美咲と二人きりになることが増えたが、そんなある日勤務時間が過ぎても美咲は自室に帰る素振りも見せず、料理を作ってくれた上に晩酌にまで付き合ってくれることになる。亡くなった妻の話をする内につい涙を流した寛之を見て、美咲は実は亮一よりも寛之のことが好きだったとカミングアウトし、自らキスを迫ってしまう。寛之は息子の嫁だと諭し理性で抑えようとするが、背中を流すと一緒に入浴されては我慢の限界で、秘所の洗いっこから口唇奉仕に至り精液の嚥下までしてくれる。

ひとまずその日はフェラチオまでだったものの、美咲はまるで押し掛け女房よろしく甘えてきた上に、亮一が堅物なのは寛之の育て方に責任があると言わんがばかりにセックスを求めてくる。冴子と同じように乳房や秘所への愛撫だけでイキやすい体質らしく、寛之はそのイキ姿を見届けるとお姫様抱っこしてリビングから寝室へ移動し、シックスナインから正常位で交わり中出ししてしまう。しかし美咲からネットリとした口唇奉仕を施されるとペニスは復活し、騎乗位で跨がらせての二度目へ発展し果てるのであった。

美咲からの誘いはこれだけで寛之は安堵し、冴子とも距離を置いていたものの、ある日冴子からはづきが就職活動で苦戦しているようで相談に乗って欲しいと連絡を受ける。ちょうどその時にはづきからメールを受け取っていただけに、寛之は隣町のホテルのレストランで会う約束をし、東京出張の前に向かうこととした。はづきから愛人にして欲しいと単刀直入に切り出され、寛之は今流行りの「パパ活」かと醒めた気持ちになり、今からバイトがあるはづきに東京で落ち合おうと難題を突き付ける。自分が好きだなんてとあり得ないと期待もしていなかったが、はづきは約束した通り予約したホテルにやって来ていた。部屋に入るなり抱いて欲しいとせがむはづきに、寛之は愛人になるのならとストリップをさせたり、恥ずかしい言葉を言わせたりと羞恥を与えた後に正常位で交わる。流石に若者のようにはいかないが寛之はピストンを繰り出すと立ちバックに変えて中出しし、はづきのお掃除フェラで復活すると騎乗位で交わる。

はづきから冴子の借金の話を聞いて寛之は債務整理の目処を付け、彼女はスポーツクラブのインストラクターとして再出発することになり、その話をしようと彼女の家を訪ねると何とノーブラノーパンで着衣だけという格好である。話を聞けば美咲やはづきも裸族で家では下着を着けないらしく、そんな冴子から身体でお返ししたいと誘われ、身体を重ねる内にお互いに好きだという気持ちを確かめ合う。そして膣奥深く発射した時にちょうど帰宅したはづきと鉢合わせになるが、当然のことながらはづきは激昂したあげくに出ていってしまう。取り敢えず帰宅すると待っていた美咲も裸族らしく裸エプロンでいて、有無を言わさずに口唇奉仕で射精させられるが、ママに負けないと聞かされ隠し通せないと諦める。情交を求める美咲に自棄気味にもう一度勃たせられたらと返すが、精のつく夕飯のせいか早くもシンクに立つ美咲にムラムラと来て交わる始末であった。

寛之ははづきと連絡を取り冴子と再婚することを伝えようと自宅を訪ねるが、そこには美咲もいて二人は再婚の条件として時々で良いから気持ち良くさせて欲しいと関係の継続を提示してくる。美咲とはづきの口唇奉仕からオッパイ揉み、開脚して並ぶ二人を指ピストンで潮を吹かせるほどの快感を与えると、まずは美咲と対面座位で交わる。美咲が絶頂すると今度ははづきと正常位で繋がり、大汗をかきながらフィニッシュに向かおうとした瞬間、いないはずの冴子が現れる。娘たちは冴子を別の部屋に監禁し寛之のいやらしさをカメラで撮影して見せていたようだが、冴子も翻意する訳がなく寛之は自分の身体が持つだろうかと心配しつつ、淫らな雰囲気に身を委ねていく…。


【レビュー】

フランス書院文庫にて『飼育中 義母、叔母、そして秘書を…』(2011年)でデビューした作者は甘々凌辱路線で作品を重ねており、縄による緊縛やスパンキングなどの調教色の強い作風であった。今回竹書房ラブロマン文庫に進出するのに当たり純誘惑路線を手掛けているが、ここ1年の同レーベルの志向するところとマッチングさせたものと言えるのかもしれない。

主人公は妻を亡くし息子夫妻が同じマンションの最上階で暮らす50代の実直な男で、嫁の【美咲】(20代後半)とその母の【冴子】(45歳)からの誘惑をきっかけに、美咲や彼女の妹である【はづき】(21歳)から相次いで誘われ、最後には全員一緒という流れである。主人公としては美咲は息子の嫁であり、冴子はその母ではづきは嫁の妹という立場なだけに、常識人として安易に誘いに乗ってはいけないと葛藤を見せてもいる。(でも抱いてしまうのは官能作品なだけにお約束とも言える)

ダンススタジオを経営する冴子(元人妻)との恋愛も匂わせつつ本作のメインは美咲であり、「お義父さま」と呼んで慕うさまはなかなか面白いものがある。はづきは主人公を「おじさま」と呼ぶだけに自ら愛人志望するほどだが、あらすじにあるような小悪魔というよりは、ソフトに恥じらいを与えて教えていくところに妙味があったと思う。一度放出すると二度目は…と躊躇う主人公だが、終盤に向かうに連れて連戦で「搾り取られる」のにはちょっと同情したくもなるが、それだけ魅力的な母娘とも言える。作者の今後の方向性が誘惑路線であるならば、是非期待したいところである。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が300冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
一部で関係者(作家さんや編集者さんなど)と思われているようですが、全くの見当違いです。
官能作品に関わる全ての方に感謝しつつ、読み続けていきたいと考えています。

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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