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村崎忍「溺れ母娘」

村崎忍「溺れ母娘」
(フランス書院文庫、2011年6月、表紙イラスト:松原健治)

ネタバレ有り。御注意下さい。2015年6月23日レビュー再編集。

内容紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

母を亡くし父親と暮らす圭介は、隣人で母代わりに育ててくれた佐和子や姉代わりの存在の千夏、早苗との関係が変化し、いつまでも子供の時のままでいられないのを実感する。そんな中佐和子のパンティを見付け、思わず悪戯をするが…。

【登場人物】

三嶋圭介
17歳。幼くして母を亡くし、父は単身赴任で不在。隣人の間宮家の母娘3人を実の母姉のように慕っており、頻繁に行き来している。千夏の姦計により佐和子を女性として意識し始める。童貞。

間宮佐和子
39歳。15年前に夫を亡くし、現在は輸入雑貨店を営んでいる。鳶色の豪奢な髪を左右に分け、耳元でカールさせた優雅な風貌。分け隔てなく娘2人の幸せを願っている。巨乳。

間宮千夏
26歳。間宮家の先妻の子で佐和子との血の繋がりは無い。長い黒髪に端正な小顔で巨乳。近隣の女子高で保健体育担当の教師と体操部の顧問を務める。母と妹の幸せを願い、自分は嫁に出て早く楽をさせてあげようと考えている。

間宮早苗
19歳。佐和子の実の娘。今春より女子大生となり学生寮に入っている。早熟で引っ込み思案な所が有ったが、進学を機にイメチェンし母親似の美人に。夏休みで帰郷し圭介と結ばれる。栗色の長い髪に巨乳。男性経験は無い。

【展開】

空き巣に入った隣人の為にあれこれと手伝う圭介と労う義母の間に漂う雰囲気を察した千夏は、関係の進展を願い佐和子のパンティをわざと圭介宅の庭に投げ込む。
筋書き通りパンティを使ってオナニーをした圭介は直後に佐和子の来訪を受け関係の破綻を恐れるが、それを否定しようと佐和子は少年のペニスを手で扱き口内で迸りを受け止めるのであった。

夏祭りを迎えたある晩浴衣に着替えた佐和子は圭介とデートを楽しむ内に尿意を覚え、植え込みの陰で用を足すがそれが刺激となって勃起を扱く事になり、屋外という解放感から少年と対面立位で結ばれる。

佐和子の家に舞台を移し浴室で彼女の膣内へ指でまさぐり中出しの痕跡を確認した圭介は立ちバックで交わると、更に寝室で子宮の奥まで深く繋がりながら愛を告白し毎日のように性奉仕をしてもらう事を約束するのだった。

夏休みで一時帰郷した早苗は義母と少年の仲が進展したのを知った千夏の後押しもあり、佐和子と同じ香水を付けて際どい服装で圭介に勉強を教えるが、自分が処女だという引け目もあり少年に主導され手や口での奉仕を行う羽目に。

千夏に相談した早苗は圭介を受け入れる前に指で慣れさせてもらったらとアドバイスを受け、いざ実践すると指だけで治まる筈が無くペニスを迎え入れるが、子宮の奥まで深く入って来る偉容に圧倒されてしまう。

盆を迎え義母と義妹が帰郷したのを機に千夏は圭介を呼び寄せ見合いの話を切り出し、最後の夜である事を匂わせると、悲痛な表情から漸く本心を理解した圭介は、佐和子や早苗としたように奥深くまで繋がり朝になるまで繰り返すのだった。

自らも圭介と関係し好きになってしまったと罪悪感を抱く千夏は結論を先伸ばしにしようと一週間逃げ回るが、ある日久し振りに3人と一緒に食卓を囲むなり佐和子から見合いの話は無くなったからと告げられ唖然とする。
自分の不在の間に既に話は付き、圭介を共通の夫に迎えると義母と義妹に告げられた千夏は皆でするのを恥ずかしがりつつも、少年が早く佐和子に自分の子を産ませたいという案に乗り、早苗と共に胤付けに協力するのであった。

【レビュー】

硬質でシンプルながらも簡潔に纏まった作者の文体は古き時代のフランス書院文庫を思い起こさせる所も有るし、恐らくはそれなりに長い人生経験を踏まえた方なのではないかと推察する所である。
こうした文体は若手人気作家の作品に見られる「新しい家族」像と基本路線は一にしながらも、甘々過ぎずに抑える所は抑え、官能成分に付いては非常にこってりとした作りになっていて、良いバランスを保っていると感じられる。

熟女ヒロインと若い主人公によるメイクラブを主軸に彼女の二人の娘たちも加えた母娘丼要素のハーレム路線は、本作が出版される以前も、現在までに続く以後に於いてもフランス書院文庫の得意とする流れである。
本作では佐和子の娘たちを単に長女、次女とはせずに、千夏は亡き夫の連れ子としストーリーを進展させる役目とした事で、血の繋がりが無いが故の義母と義妹への深慮と、似た境遇の主人公への叶わぬ想いを上手く引き出している。

そう考えればメインは千夏とし首尾一貫として現実的な結末に導いてあげた方が良かったのかなと思うし、やはり17歳と39歳が子作りを前提とした話はフィクションだとしてもちょっと考えにくい。
先にあげたようにこの展開はやはりフランス書院文庫らしいと言うべき所で、どの作家においてもこうした結末に持っていこうとするのはやや無理筋な気もするが、いかがであろう。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
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溺れ母娘(著:村崎忍、フランス書院文庫)

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溺れ母娘(著:村崎忍、フランス書院文庫)

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はじめてコメントさせていただきます。

にゃら さま

はじめてコメントをさせていただきます。

いつもはDSKさんのHPでのみコメントをしているのですが、ツイッターのフォローもいただいていること(主にリツイートしかしなくて申し訳ないのですが)もあり送ってみることにしました。

にゃらさんのお住まいの町にある大きな企業の創業地の大学で学んでいた縁で若かりし頃、工場に見学に伺ったこともあって、にゃらさんのツイッターのコメントを懐かしい感じで拝見しています。

また、ツイッターでの新刊情報も田舎に住んでいる私にはとてもありがたくて助かっています。感謝、感謝です。

ところで本題の村崎作品ですが、この作品が個人的に一番のお気に入りです。村崎先生は一定の間隔で作品を上梓するのですが、今のところこの作品を上回るものに出会っていません。
これからいい作品が出てくることを期待しています。

Re: はじめてコメントさせていただきます。

xelcerdoさん

こちらでは始めましてとなりますが、どうぞ宜しくお願いします。
DSKさんのブログでのコメントのやり取りを拝見していますが、かなりのご造詣をお持ちのようで色々と参考にさせて頂いています。

拙ブログではネタバレ要素が含まれるので、その辺も色々考えねばならないのですが、もし宜しかったら遊びにお越し下さい。
プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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