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庵乃音人「淫ら兄嫁づくし 若兄嫁、熟兄嫁、未亡人兄嫁」

庵乃音人「淫ら兄嫁づくし 若兄嫁、熟兄嫁、未亡人兄嫁」
(フランス書院文庫、2018年2月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

長兄の嫁・千鶴子と2人で暮らす豊は密かに彼女への切ない想いを抱き続けて来たが、ある日末兄の嫁・綾花に迫られ肉欲のまま童貞を失い罪悪感を抱えながらも、ある晩千鶴子の入浴を覗いた挙げ句にオナニーしていたのを見付かってしまう。次兄の嫁・涼子の提案で綾花を招くものの、亡き夫への妄想に駆られた彼女に迫られ交わっていたところを千鶴子に見られてしまい…。

【登場人物】

倉石豊
倉石家の四男で両親と三人の兄は既に亡くなり、現在は千鶴子と共に暮らしている。出来の良すぎた兄たちとは違い、中性的な顔立ちに凡庸な才能なのを気に掛けている。まだ大学受験には早いものの高校に通う少年にしては20㎝を超える極太の持ち主で、兄嫁たちが溺れていってしまうことに。童貞。

倉石千鶴子
35歳。95㎝のGカップと肉付きの良い身体をした熟女。5年前に倉石家の長男で夫の友典を病気で亡くしている。現在は豊を引き取り一緒に暮らしていたが、義弟から注がれる欲情の眼差しには気付いていない。生真面目な友典と本人の性格もあり身持ちは固く、豊の想いを知り戸惑ってしまう。

倉石涼子
29歳。同じ総合商社で働く先輩だった倉石家の次男・和樹に見初められ結婚したが、3年前に病気で亡くしている。亡き夫のことは引きずらずに複数の男と付き合ったものの、今のところ再婚したいとは考えていない。現在も同じ会社で働き頭の回転も良く、栗色の長い髪と整った美貌が妖しさを感じさせるとともに、スレンダーな割には85㎝のFカップと巨乳。

倉石綾花
24歳。半年前に三男で夫の章吾を自動車事故で亡くしたばかりで、生前の章吾と際どいことを繰り返していたようで、顔立ちの似ている豊にも誘惑を仕掛けるが…。まだ女子大生と言っても通じるくらい若々しく、肉付きの良い身体に正比例してFカップの巨乳の持ち主。


【展開】

ある週末千鶴子に見送られ実家を出て綾花の家に向かった豊。その頃綾花は亡き夫の仏壇の前で寂しさと身体の疼きを癒そうと、生前夫にされたように淫らな格好でひとり遊びに身を委ね絶頂の余韻に浸っていた。出迎えた豊がますます夫に似て来たのを見て綾花は膝枕で耳掻きをしてあげるが、突然豊を抱き寄せ一度だけで良いからとセックスを迫ってしまう。豊は千鶴子という想い人が脳裏に浮かんだものの、ストリップさながらに裸を披露する綾花の魅力に抗えず、がに股にさせて秘所や後ろのすぼまりまで目にする。一方の綾花も少年の20㎝超の極太を目にして欲情に駆られ、濃厚な口戯の後で対面座位で童貞を奪ってしまい、果てには押し倒して騎乗位になり膣内射精を受け止める。

数日後セックスの快楽を知った豊は勉強に集中などできる訳がなく、何か飲もうと自宅の階下に降りていくと千鶴子が入浴しており、これまでは理性で抑え込んでいた「見たい」という欲望を抑え切れずに浴室に向かう。その頃千鶴子は昼間涼子から女の嗜みで秘毛をツルツルにしていると聞かされ、興味本位でがに股になり鏡で自らの剛毛振りを見て少しだけ…と剃刀を使い始める。後ろから覗いていた豊は兄嫁のお尻の穴や鏡に映る剛毛を目にして堪らなくなり、勃起をズボンから取り出すと一心不乱に扱き、欲情に駆られるままに白濁を放出してしまう。そして気付けばドアの隙間から放った精液は千鶴子の熟れ巨尻にかかり、兄嫁が固まった表情を浮かべているのを見て己のしでかしたことの重大性を悟る。

翌日千鶴子は喫茶店で涼子と会いことの顛末を話し何か良い案は無いかと尋ねると、落ち込んでいる綾花を招いて一緒に暮らしてみたらと返される。しかし2人は豊と交わって以来、綾花が取り憑かれたかのように関係を迫っていて義弟が悩んでいるとは知らず、この選択が最悪の事態を招いてしまう。綾花と同居を始めた豊は度重なる誘惑をかわし続けていたが、ある晩トイレで小用を足していた際に綾花に迫られ、便座に座って対面座位でセックスに溺れていく。2人の放つ声を聞き付けた千鶴子は、豊と綾花の乱れた姿を見て卒倒しかねないほどの衝撃を受ける。

千鶴子からの連絡を受け涼子は自分が暫く面倒を見るからと自宅の空いた部屋に義弟を寝泊まりさせるが、二週間が経ったある夜豊の部屋から千鶴子の名を呼びながら自慰に浸っている声を聞いてしまう。引き戸から覗いた涼子は豊のイチモツの大きさに驚きを隠せなかったが、綾花とめくるめく体験をした筈なのに千鶴子を想っていることを知り、好奇心と身体の疼きに堪えられず部屋に侵入する。今晩一度だけならと抱いて良いのよと服を脱ぎながら豊を誘うが、それはできないと拒まれ闘争心に火が付き、押し問答の果てに千鶴子にさせたいことを代わりにしてあげるからと同意させる。顔面騎乗を望む義弟のいやらしさに涼子も溺れ、シックスナインから四つん這いで誘うと、巨根のピストンに圧倒されながら同時絶頂を迎えていく。

豊の想いを理解した涼子は千鶴子に一度だけで良いから抱かれてあげてと頼み、だめ押しをするように自分も抱かれたと話し千鶴子の嫉妬を煽って何とか納得させることに成功する。2人が話をしてから4日後久し振りに実家に戻った豊は、亡き長兄の仏間に招かれ千鶴子から一度きりと聞かされると有頂天になり、最早千鶴子の哀願にも耳を貸そうともせずここでしたいと駄々をこね始める。流されるように獣になった豊を千鶴子は可愛いとつい思ってしまったものの、兄から寝取ったと言わんばかりの義弟にとことん翻弄されて、フィニッシュは仏壇に突き合わせられ中出しされてしまう。

一度きりの約束を破り執拗に千鶴子へセックスを迫る豊を持て余し、一週間後自分の元に戻って来たのを見て涼子はバカなんだからと苦笑する。しかし千鶴子が好きなんだと苦悶の表情を浮かべ泣きながら告白するのを見てしまっては、仕方ない一肌脱ぐかと決意を固める。そして三日後涼子の家に兄嫁全員が集められ豊は何が起こるのかと不安に駆られていると、突然涼子の口から千鶴子が引き取らないなら自分と綾花が面倒を見るからと聞かされる。しかも「アッチの世話」もすると、大胆にも豊のペニスを露わにして綾花と2人で口唇奉仕を始める始末である。身体の反応と千鶴子への想いとの矛盾に苦しむ義弟の顔を見た千鶴子は我慢など出来るはずがなく、2人を押し退け私が面倒を見るからと言い放つ。
これを聞いた涼子と綾花は苦笑いしながら「アッチの世話」もするのね?と焚き付けると、千鶴子は今までになく積極的になり豊の剛直を咥え、馬乗りになって受け入れてしまう。望むべく展開になったと2人の兄嫁は微笑むも、四つん這いに変えられ貫かれた千鶴子の淫らさに煽られ涼子はオナニーを始めてしまい、綾花は豊のすぼまりを弄り三者三様に乱れていく。千鶴子の前でがに股になった涼子は秘所を舐めてもらい、綾花に妖しい快感を引き出された豊も高ぶり中出しするが、今度は綾花が最後のお願いと情交を求めてくる。しゃにむに腰を遣い射精した豊は、突っ伏したまま白濁を秘所から垂れ流す千鶴子を見て欲情し、再び挿入し膣内で果ててしまう。そして数日後千鶴子との二人暮らしに戻った豊は、彼女と毎日のように恋人さながらに睦み合う生活を送るのであった。


【レビュー】

両親だけでなく出来の良すぎた三人の兄までも逝去してしまった高校に通う少年と、夫を失い未亡人となった兄嫁たちとの間で繰り広げられる愛情物語で、庵乃音人作品でお約束の「がに股・デカ乳輪・剛毛」の要素も内包させた誘惑官能小説である。(主人公も中性的で頼りなさそうだが、20㎝を超える極太の持ち主で、最近の庵乃作品で頻繁に使われている要素である)フランス書院文庫では約1年振りの刊行であるが、他のレーベルで出された官能作品と基本的な流れに違いはないため、作者の愛読者であるほど入りやすい設定ではないかと思う。

高校に通う主人公は長男の嫁である【千鶴子】(34歳)と暮らしており、兄嫁に対して女性としての恋愛感情は抱いているものの、良き義弟でいようと日々の生活を過ごしていた。そんなある日三男の嫁【綾花】(24歳)に呼ばれ家を訪ねるが、偶然にも主人公は三男に顔立ちがよく似ており、しかも綾花自身も未亡人となって間もなく悲しみを引きずったままである。そんな彼女が亡き夫を主人公に投影させ童貞を奪ってしまうのだが、千鶴子が本命の彼に取っては心と身体との矛盾に悩み、綾花からのアプローチを拒もうとする。

ある晩偶然にも千鶴子の入浴を覗いてしまい、性交の気持ち良さを知っただけに欲情を抑えられず出歯亀行為の果てに本人に気付かれてしまう。そこで千鶴子は次男の嫁【涼子】(29歳)に相談するが、綾花と義弟との経緯を知らないだけに一緒にしてはまずい当事者を招くことを提案され受け入れてしまう。起こるべくして起こった事態を一番見られたくない人に見られた主人公は、涼子に引き取られ…とここまでが主人公と三人の兄嫁たちとの関係である。

涼子や千鶴子とはどのように情交に及ぶのか、作者の愛読者ではあればおおよそ察しが着くだろうし、そこから導き出される結論もほぼ想定の範囲内である。初めに述べたヒロインの三要素は全て千鶴子に寄せており、一番貞淑である彼女が仏間で義弟の想い出作りに協力しつつも、若さに屈服させられ恥じらう描写は良かった場面である。生真面目なヒロインほど想いが募り感情を露わにさせた時とのギャップが大きく、終盤で彼女が見せる主人公への可愛がり振りも見せ場の一つと言えよう。多彩な作風を手掛けているものの、本作はシンプルな誘惑官能小説であり、兄嫁たちのどれかがツボに嵌まればその良さを満喫出来ると思う。






レビュー記事が追い付いていませんが、最近個人的に庵乃音人さんの作品を読む機会が増えています。本作の主人公は高校に通う少年ですが、作品によって青年と呼ぶべき若者や中壮年を題材とした回春ものまで幅広く手掛けているなという印象です。特定のレーベルに拘らず複数に渡り色々とご活躍のようですけど、ここ近年は矢継ぎ早に作品を刊行なさっていますね。








桃色の宿 (悦文庫)
庵乃音人
イースト・プレス
2018-02-08




3月にはこちらの作品が竹書房文庫より刊行される予定です。

庵乃 音人
竹書房
2018-03-19



※2月28日現在では書影及びあらすじは未公開です。

これだけ精力的にお書きになられるのは多分に「自分の型」が固まっていて、しかもその仕上がりに自信があるからこそと推察していますが、個人的にこれからも楽しみにしたい作家さんのお一人です。


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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が300冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
一部で関係者(作家さんや編集者さんなど)と思われているようですが、全くの見当違いです。
官能作品に関わる全ての方に感謝しつつ、読み続けていきたいと考えています。

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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