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綾野馨「ハーレム下宿 美熟女と美少女と僕」

綾野馨「ハーレム下宿 美熟女と美少女と僕」
(マドンナメイト文庫、2018年2月、表紙イラスト:妃耶八)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

父の友人である南部家で暫く同居生活を始めることになった圭太だが、憧れの先輩である穂乃花からヌードデッサンのモデルを頼まれ童貞処女同士で裸を見せ合うことになる。しかし穂乃花の母親である美紀子にそれが見付かり、娘の純潔を守るためという口実で毎日手で射精させてくれると約束してくれたが、美紀子の妹である彩音にバレてしまい…。


【登場人物】

天海圭太
高校1年生。半導体製造の会社に勤める父親は母親を伴い米国へ長期赴任中のため、父の友人である南部家に下宿させてもらっている。図書委員で憧れの先輩である穂乃花との同居に喜ぶものの、女性経験が無いためにどうアプローチしたら良いか迷っている。

南部美紀子
38歳。夫はエンジニアで3ヵ月間中東へ出張中。三姉妹の長女で実家は資産家ということもあり、比較的裕福な生活を送っている。ふくよかで豊満なバストの持ち主で熟れた性欲を持て余してはいるものの、男性経験自体さほどなく圭太の若い性欲に当てられて次第に溺れていってしまう。

南部穂乃花
高校3年生の18歳。美術部に所属し校内でもトップクラスの人気を誇る美少女。プロポーションが良く早くもFカップと母親に似た女らしさだが、男子生徒からの羨望に性的な穢らわしさを感じ臆病になっている。当初圭太の同居に反発していたのもあったが、可愛い弟分として見ることで気持ちに折り合いを付けている。性的な関心は人並みにあり圭太にならと思っている。

小林彩音
28歳。美紀子の末妹で性格の不一致から1年前に離婚。現在は親族が経営する会社に勤めている。美紀子に比べると奔放な性格で勘の鋭いところがあり、分かりやすい圭太たちの言動から肉体関係を見抜き自らも享楽的に楽しむ一面もある。但し離婚して以来男性と付き合ったことはなく、若くフレッシュな圭太に抱かれのめり込むようになっていく。


【展開】

南部母娘と展覧会に出掛けたその日の晩、穂乃花に呼ばれアトリエ代わりに使っている部屋に向かった圭太は、ヌードデッサンのモデルになって欲しいと頼まれ困惑を隠せない。しかも勃起ペニスを見せる代わりに自分も裸になるからと穂乃花のグラマラスなヌードを見せられ、射精しそうになるのを何とか堪えていたが、そこへドア越しに美紀子から早く寝るように促されその場を何とか取り繕うも、翌日学校から帰宅すると美紀子から何があったのか問い質される。美紀子は何があったのか承知の上で聞いていると分かり圭太は観念するが、意外にも穂乃花と間違いが起こさないように手でしてあげると言われ、その勢いで毎日してくれるよう約束させ射精してしまう。

金曜日の晩彩音が泊まりに訪ねて来て話をする内に、圭太と翌日部屋に来ることを約束させたのを見て美紀子は穏やかな気分ではいられず、彩音が電話をするために部屋に籠った隙を見て脱衣所に圭太を誘う。穂乃花はデッサンに集中しているし、彩音もすぐには部屋から出て来ないはず、圭太の関心を向けさせたいと美紀子はパイズリ奉仕で射精させ白濁を浴びてしまう。
しかし彩音は姉の淫らな一面を覗き見てしまい圭太を誘うことを決意すると、次の日に少年が訪ねて来るとカマを掛けて美紀子との関係を白状させ、まだ見たことがないという秘所を露わにしてシックスナインに及ぶ。そして正常位で童貞を奪うと呆気なく果てた圭太がまだ硬いのを知り、二回目へと誘うのであった。

その日の晩娘の穂乃花ですら圭太の様子がおかしいと勘繰るのを見て、美紀子は夜遅く圭太を部屋に呼ぶとことの一部始終を聞き出し彩音に連絡する。奔放なのは分かっていれどまさかセックスまでするなんてと激怒するが、その感情が嫉妬から来るものと気付いた美紀子は自分が代わりになればと決意する。そして月曜日に圭太が帰宅すると、部活で帰りの遅い穂乃花の居ぬ間に自分を抱いてみない?と提案すると寝室へ移り、禁欲していた若勃起を手で射精させる。そしてシックスナインの果てに彩音と正常位でしたならばと自ら四つん這いになり、圭太を受け入れるとフィニッシュは正常位に戻り中出しされる。

その週の木曜日朝の通学途中の列車で穂乃花は圭太が身を挺して卑劣な男から庇ってくれて喜ぶが、圭太の勃起が服越しに密着しているのを知り複雑な想いに駆られるも、その日は母が彩音と共に外泊する予定であった。ならばと圭太をヌードデッサンのモデルに誘うが、タイミング悪く落雷で停電に見舞われ圭太にすがりつくと、圭太の性欲を煽ったようで乳房を揉みながら押し倒されてしまう。我に返り圭太の人柄を分かっているだけに穂乃花は抱いて欲しいと促すと、寝室に移り初めてを捧げると美紀子に知られぬよう汚れたシーツを洗うから圭太の部屋で一緒に寝ようと一夜を明かす。

数日後穂乃花は彩音の車で帰りを送ってもらうが、あなたの態度を見れば結ばれたことに気付かぬはずがないと指摘され、生真面目な圭太ならばもう美紀子に見抜かれているはずだと告げられ不安を抱く。次の日に彩音が指摘した通り圭太が美紀子から同じことを問われこれで穂乃花の純潔を守るためという口実を失ったものの、関係は続けてくれると知り穂乃花が帰宅する前の慌ただしい時間に二度の中出し性交を果たす。
そんなある日の放課後図書委員の仕事をしていた圭太は穂乃花の来訪を受け二階の書架を案内するが、大胆にも彼女の方から迫って来てお口だけならと誘われる。穂乃花が危惧していた通り美紀子に関係を知られていただけでなく、既に二人がセックスを繰り返していたと聞いて穂乃花は母親のことを怒るつもりもなく、自分にも振り向いて欲しいと口唇奉仕の末に白濁を飲み下すのであった。

期末試験が終わり夏休みを迎えたある日圭太は小林家が所有する別荘へ四人でやって来るが、デッサンのために穂乃花が一人外出するのを見送ってから入浴していると、そこへ彩音が乱入して来て勃起しつつある肉棒に手を出してくる。圭太の感じる声を聞き付けたのか美紀子もやって来てしまい、彩音は姉を挑発する言葉を並べ立て二人で少年を愛撫することに。手扱きで二人の美貌に精を浴びせると、圭太は美紀子からはクンニを求められ、彩音も競うように指を秘穴へと導くが、先に美紀子が絶頂すると彩音へ挿入する。ほどなくして美紀子が復活すると二人の膣奥へそれぞれ中出しするものの、昼間から三発も出しては流石の十代も疲労困憊してしまう。夕食に精が付くからとニンニクを食べさせられた圭太の部屋を夜遅く、今度は穂乃花が訪ねて来て私にもとセックスを求められると、熟女とは違うキツい膣穴に快感を得て又も中出ししてしまう。すると寝室のドアが開けられ、ヤる気満々の彩音と複雑な表情の美紀子が近付いて来る。圭太たちの淫らな夜はまだ始まったばかりである…。


【レビュー】

両親が仕事で日本を離れざるを得なくなり、父親同士が知り合いという関係もあって【美紀子】(38歳)と【穂乃花】(18歳)の母娘が住む家で厄介になることとなった高校1年生の少年が主人公である。美母娘と同居生活を送る内に両方と親しい仲となっていく様は、まさに本作の題名通り「ハーレムな下宿生活」であり、この作者の目指すシンプルでオーソドックスな誘惑官能小説に相応しい題材である。

高校の憧れの先輩である穂乃花と同居生活を送る主人公はある日デッサンのモデルを頼まれるが、何とヌードになって欲しいというもので、彼女としては性的な興味はあれど特に下心があってのことではない。それでも母親の美紀子としては年頃の男女が裸で一緒にいることを知って穏やかでいられる筈もなく、代償行為として主人公の性欲発散を申し出たものの、若い性欲に当てられて行為がエスカレートしていく。そんなある日妹の【彩音】(28歳)がお泊まりすることになり、美紀子は見付かるかもしれないと危惧しつつも肉体の疼きに抗えず、性奉仕を行い関係が露呈してしまう。

美紀子とは違い奔放な性格の彩音は姉の淫らな一面を伺い知ることとなり主人公に興味を抱き筆下ろしをするが、察しの良いのは美紀子も同じでならばと関係に陥っていく。娘の穂乃花もやはりそんな二人に感化されて…という展開になり、秘密が秘密で無くなっていく段階からそれぞれのヒロインが主人公を誘惑し、行き着く末が終盤のハーレムに繋がっていく。熟女たちに散々精を搾り取られたのに、夜には美少女にまで求められ羨ましい限りだが、流石にお疲れな様子なのは同情するところでもある。

導入部分より丁寧な描写を心掛けているためもあり、関係が次々と露呈してもヒロインたちがことを荒立てるでもなく、あっさりと許容してしまうところはオーソドックスな誘惑官能小説らしい。情交場面も終盤で美紀子・彩音姉妹が競い合いオンナの浅ましさを披露するなど、実にいやらしい部分も多数見られる。ただここで申し上げたいのは「マドンナメイト文庫」らしい歪んだ倒錯性や波乱に富んだ展開は皆無であり、誘惑ものとしての安全印は付くものの、ちょっと食い足りない…と思うのは少々欲張りな意見であろうか。ヒロインたちの生々しさや主人公の獣欲をもっと引き出しても良いのかなとは思う。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が300冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
一部で関係者(作家さんや編集者さんなど)と思われているようですが、全くの見当違いです。
官能作品に関わる全ての方に感謝しつつ、読み続けていきたいと考えています。

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
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