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香坂燈也「お泊まり先生 女教師、そして隣人姉妹も」

香坂燈也「お泊まり先生 女教師、そして隣人姉妹も」
(フランス書院文庫、2018年1月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

就職して帰郷した弘明はある日高校時代の担任である英理子の来訪を受ける。一度は失敗した告白を受け入れてくれることとなり手ほどきまでしてくれるが、弘明が好きなのは宮里家の隣人姉妹も同じで、積極的なまでに迫られてしまう。


【登場人物】

真田弘明
間もなく成人を迎える19歳のスポーツ用品会社の営業マン。高校時代はサッカー部のストライカーだったが怪我で断念せざるを得なくなり、英理子の勧めで現在の会社に就職した。新年早々に本社から郷里の支社に転勤となり、家業を継ぐために帰郷した両親と入れ替わる形で一人で暮らしている。英理子のことが好きで一度は告白したが、大人になったらと断られてしまう。女性経験はない。

榊英理子
28歳。弘明の元担任で現在も彼の母校に勤めている。弘明のことは前から気に掛けていたが、卒業したばかりではと断っている。但し口約束ではなく弘明が帰郷したのを知って自ら告白することに。Fカップの巨乳美女で男性経験はそれなりだが、独占欲は強く弘明に対してSっ気を見せることも。

宮里千穂
24歳の人妻で隣家に住んでいた幼馴染み。現在は住まいを別に構えているが夫が出張しがちで、ちょくちょく実家に帰っている様子。弘明の母校で事務員として働いているが、生真面目な夫への当て付けのように際どい服装をすることが多い。弘明のことは異性として気になっていたが、若菜も好きだと知って気持ちを抑えていた。昔から弘明や若菜を子分のように扱う女王様気質でDカップの美女。

宮里若菜
19歳の大学1年生で千穂の実妹。現在は大学の演劇部に所属しているが小柄の為主役を張れず、脚本や演出などを勉強し始めている。高校では弘明の1年後輩で、想いを寄せていたが告白できずにいた。スレンダーでAカップと慎ましやかな身体付きだが、時に千穂ですら降参するほどエキセントリックな性格も見せている。男性経験はない。


【展開】

両親が家業を継ぐために帰郷し入れ替わるように実家に戻った弘明はある晩テレビを観ていると、そこへ英理子が突然やって来る。卒業の時に一度は告白して失敗し「私の方から追い掛けるから」という言葉をその場しのぎの口約束くらいにしか考えていなかったが、何と英理子はその約束を果たすためにやって来たと聞いて弘明は喜ぶものの、口付けを交わしながらペニスが密着しただけで果ててしまう。恥じる弘明に英理子はお泊まりしたいと告げ、夜は長いのだからと促して浴室に向かうと、弘明にむしゃぶり付かれて正常位で交わるのであった。翌朝英理子は裸ワイシャツの格好で朝食を作ってくれて、弘明は幸せを満喫する。

弘明はある朝隣人の千穂に声を掛けられ、どうせ母校に行くなら乗せていってあげると車に乗るよう促されると、千穂が英理子と仲が良いと聞いて関係がバレるのではと身構える。校内を歩き回っていると若菜に呼び止められてしまい、何故か体育倉庫に連れていかれる。衝動のままに若菜に押し倒され一方的な口唇奉仕を受けると弘明も呆気なく果てるが、若菜は白濁を飲むのには抵抗があるらしく立ち去ってしまう。そこへ入れ違うようにやって来た英理子を若菜だと勘違いしたことから、英理子の嫉妬を招くことになり目隠しされ手を縛られて逆凌辱のように犯されていく。そして戻ってきた若菜もまともに二人の情交を見ることになり、覗きに気付かれて恥ずかしさのあまりそそくさと立ち去るしかなかった。

土曜日の朝早く千穂の来訪を受け押し付けがましく掃除してあげると提案されるが、寝室のベッドから立ち上る香水の匂いが英理子のものだと分かり、Sっ気たっぷりにねちねちと弘明を詰問する。ストッキング越しの美脚で乳首や睾丸まで踏み潰すようにいじめ、お尻の穴や前立腺まで攻め立てる千穂に屈服しそうになるものの、弘明も性交の最中に激しく腰を遣い千穂を絶頂へ導く。しかし危険日なのに避妊具は弘明のお尻責めで最後の一つを使い切っていた。更に自分が後ろを弄られて妖しい快感を得たこともあり千穂にアナルセックスを提案し、次第に高ぶりながらも腸内へ白濁を注ぎ込んでしまう。

弘明の誕生日まであと1日となった日曜の朝に今度は若菜の来訪を受けると、英理子との仲を割くつもりはないから一度だけ想い出が欲しいと迫られる。処女の若菜はそれなりにオナニーの経験だけは豊富らしく意外にもあっさりと交わられたが、奥まではやはりキツいようで一度ペニスを抜いて仕切り直そうとする。ところがそこへ若菜の行動を見ていた千穂が現れ、姉妹で罵り合いの喧嘩となるが、何故か姉妹揃ってノーパンで来たことに苦笑いする他にない。千穂には顔面騎乗され若菜には騎乗位で跨がられ、責め苦を味わっていた弘明だったが…。

英理子は翌日の弘明の誕生日まで待てずに真田家を訪ねるが、そこでは千穂と若菜姉妹が弘明を犯しているのを目の当たりにし、犯される弘明を見て妖しい感情に捕らわれるのを否めない。姉妹は英理子と弘明の気持ちは分かっているから今日一日だけ夢を見させて欲しいと願うが、英理子は同じ者を好きになった同士だからとみんなで乱れた一夜を過ごそうと提案する。浴室で「マーキング」し騎乗位で射精させる女教師の淫らさに当てられ、千穂はオナニーしていた若菜を手伝うかのように、アナルをいつの間にか開発していたようである。再び寝室に舞台を移すと千穂は弘明の前立腺を弄りながら若菜には英理子にも同じように開発してあげてと命じ、アナルセックスへの準備を済ませると二人の性交を見守る。絶頂した英理子は千穂を見るや今度は私がと呟き、淫らな一夜はまだ幕が上がったばかりだと気付くことになる。


【レビュー】

現在のフランス書院文庫の誘惑作風では最も勢いのある作者による新刊はストレートなまでの題名と、川島健太郎氏の手掛ける「裸ワイシャツ」のイラストに沿った内容で倒錯にも満ちた作品である。

メインヒロインは表紙画をイメージした通りの元担任の【英理子】(28歳の独身)であり、卒業の時に一度は主人公から告白されたものの、成人してから自分が求愛することに拘り断っている。主人公はプロ選手を目指していたが断念せざるを得なくなり、就職先を英理子に紹介され立ち直った経緯がある。理想の男に育てるという夢なのかもしれないが、ひとまず童貞の主人公の「初めての女」になるという目標を叶えることになる。(裸ワイシャツは作中にも登場する)

英理子と結ばれた主人公ではあるが、彼に好意を抱いていたのは彼女だけではなく、隣人姉妹の【千穂】(24歳の人妻)と【若菜】(19歳の生娘)もまた同じ感情を持っていた。直情的とも言える若菜から再会するなり関係を求められ未遂に終わるが、英理子に関係が発覚してしまう。嫉妬に駆られ新たな一面が発露したのか彼女が主人公を攻め立てる描写も見られるし、逆襲される場面もある。香坂作品の特徴である「サド性とマゾ性の表裏一体」が発揮される場面だと言えるだろう。

千穂は妹の想いを知るだけに主人公へはかつての子分扱いに留めようとするが、英理子との関係を知ると女王様気質を見せて主人公を攻め立てるものの、二人の関係を破綻させようとまでは考えず「割り切った」情交に留めようとする。若菜は英理子との情交を見て想い出にしようと純潔を捧げるが、お隣さんである以上千穂に見付かるのも当然であり、姉妹でお仕置きという倒錯した展開に発展してしまう。そこに英理子も…というのもスムーズな流れで、淫らな一夜は始まったばかりというところで話は終わるのである。

「サド性とマゾ性の表裏一体」はヒロインだけに留まらず、主人公も受けに回ったりやり返したりという展開が本作では繰り返されている。個人的には持ち前の巨根とタフネスで一方的なまでにヒロインを溺れさせるよりは、こうした流れの方が好ましいと考えており今後にも期待していきたい書き手の一人である。


DSKさんのブログにて本作を紹介されています。

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お泊まり先生-女教師、そして隣人姉妹も(著:香坂燈也、フランス書院文庫)

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お泊まり先生-女教師、そして隣人姉妹も(著:香坂燈也、フランス書院文庫)

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が300冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
一部で関係者(作家さんや編集者さんなど)と思われているようですが、全くの見当違いです。
官能作品に関わる全ての方に感謝しつつ、読み続けていきたいと考えています。

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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