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青橋由高「初恋の女の娘」

青橋由高「初恋の女(ひと)の娘」
(フランス書院文庫、2013年2月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

初恋の女の娘
青橋 由高
フランス書院
2014-07-29




【あらすじ】

教師の龍弘は憧れの先輩に瓜二つの凛々花に目を奪われていた。彼女は龍弘が視線を向ける理由を知り処女を捧げたが、間も無く母の依子を交えた3者面談の日を迎え…。

【登場人物】

須郷龍弘
35歳。独身。地歴科担当の教師。未だに初恋相手の依子の事を引きずっている。依子に瓜二つの凛々花に興味を持っているが、当初は母娘で有る事を知らない。酒に弱く母娘にその点を付かれてしまい、ペースを握られることも。一応女性経験は有る模様。

二ノ宮依子
36歳。龍弘の先輩。結婚してはいるが、夫は外に愛人を作っており帰って来ない。入学式の時には高熱を出して休んでいたので、三者面談で初めて龍弘が娘の担任だと知り、積極的に彼にアプローチして来る。少女時代から龍弘に目を向けられるくらい豊かな胸乳の持ち主。

二ノ宮凛々花(りりか)
16歳。依子の娘で母に瓜二つ。自分に熱い視線を投げ掛ける龍弘に興味を持ち、積極的にアプローチして来た。黒く長い髪で清純さを感じさせる少女。彼が視線を向ける理由を知って実力行使に打って出るなど計算高い所も有るが、随所に意地らしさも見せる処女。

【展開】

風邪をひいて体調を崩した龍弘のために自宅に押し掛けた凛々花だったが、彼に卵酒を飲ませて熟睡させた後で部屋の中を探ると、高校時代のアルバムに母の依子とともに写っている写真を見付ける。自分が母と瓜二つなのが原因で龍弘から見られていたのでは都合が悪い、母も交えた三者面談を前にして凛々花は再び龍弘の自宅を訪ねる。強壮剤を混ぜた日本酒入りのチョコを食べさせられ酩酊した龍弘に凛々花は精一杯の誘惑を仕掛けると、分別めいたことを言っていた彼も我慢の限界とばかりに教え子を四つん這いにさせて処女を奪ってしまう。

そして三者面談を迎えた当日凛々花が危惧していた通りに、依子との再会を喜ぶ龍弘が面談そっちのけで昔話に花を咲かせていることに嫉妬し、凛々花は足を伸ばして龍弘の股間に悪戯を仕掛ける。そして母を先に帰すとネチネチと言葉で龍弘を責め立てるが、並べた机に横たわるように命じられるとセーラー服を着たままタイツのシームを破っての情交を求められ、中出しを受け入れる。そしてお掃除フェラのつもりで龍弘のペニスに口唇奉仕をすると、搾り取らんとするばかりに二度目の射精へ導いてしまう。

龍弘と再会して数日が経ち、依子は真面目なはずの凛々花の行動の変化をみて龍弘に原因があると睨み、彼を飲みに誘うと先輩の威厳で日本酒を飲ませてしまう。それでも口を割る様子が無いと見るやラブホテルに誘うと、早くも龍弘が股間をたぎらせているのを見てズボンを下ろし唾液を垂らして手扱きし、これ以上を望むなら白状なさいと告げる。凛々花の身代わりを言い訳にしつつ誘惑された龍弘は、依子の未処理の腋の下に興奮した様子を見せて荒々しく抱き締めたものの、二度の膣内射精を済ませてもまだ情交を求められたじろぐ他になかった。

数日が経ち四度目の逢瀬は龍弘の提案で夜間の学校の中で、しかも高校時代に属したクラブの部室にて依子にノーパンノーブラで制服に着替えさせ、あの頃に戻っての校内デートの後で激しい交わりを繰り返す。そして夜も更けて自宅に戻ると、凛々花がたいそうご立腹な様子なのを見て依子との関係に気付いていると観念するが、凛々花に口移しで精力剤を飲まされ手首を拘束されて逆凌辱の形で交わりを強制されてしまうのであった。

翌日携帯を校内へ忘れて来た依子は龍弘と連絡を取ろうとするが繋がらず、学校へ電話すると龍弘だけでなく娘も早退したと聞かされる。その頃疲れもあって眠りこけていた龍弘が目覚めると、裸エプロン姿の凛々花が甲斐甲斐しく料理を作っている姿を目にする。無駄に賢い教え子にネチネチと嫌味を言われた龍弘は、流石に母娘揃っての付き合いはまずいから猶予が欲しいと帰るように説得するが、ここで凛々花が泣き出してしまう。どうにか彼女の機嫌を直させたものの、そこへ依子が乗り込んでくる。

劣勢に立たされていると察知し、依子は若い娘なんてその内他の男に興味を持つのだからとなりふり構わぬ反撃に打って出ると、凛々花は口では勝てないと悟りならば龍弘に決めてもらおうと提案する。龍弘は先に四つん這いにした凛々花に挿入すると依子にキスを求められながら、逆に依子と正常位で交わっている際には凛々花にタマを握られてと女同士で取り合いになり二回も射精に導かれバテてしまう。当初の目的と違う方向で張り合う母娘を見て龍弘は別れを告げようとする…ものの、そうはさせじと二人からキスを求められてしまい、彼の望む3Pに雪崩れ込む。依子と上に重なった凛々花の穴比べで龍弘は交互に挿入すると人生で一番幸せな瞬間だと確信し、依子の夫と対峙する時には頑張ってと二人に勇気付けられるのであった。


【レビュー】

「美少女文庫のメイドの人」というポジションがすっかり固まった作者の黒本四作目は、元は「特選小説」(綜合図書)の短編をベースとして書き直したものとのことである。典型的な母娘丼であり当時の黒本では際立って多く見られた設定に乗ったものと考えられるが、他の作品と異なるのは主人公が高校に通う少年ではなく30代の独身男で、ヒロインが高校時代の先輩とその娘というところが大きな違いである。これによりちょっとした哀愁もミックスされており、同級生がいるのに年上ヒロインに惹かれる少年という違和感のある設定は無くなっていると言えるだろう。

初めに教え子の凛々花に迫られて処女を奪うまでの流れとなるが、彼女自身がああ言えばこう言うタイプの「賢すぎる」娘であり、二回り年上である主人公とのやり取りが特徴的である。こうしたヒロイン像は作者の美少女文庫での作品に頻出されている「毒舌系ヒロイン」と相通じるものがあるが、もちろん美少女文庫の作品を読まなくても楽しめるのではと思われる。単に面倒くさいこじらせ娘と感じたのなら、凛々花の魅力は半減である。

次に凛々花の母親が憧れの先輩の依子だと知り、主人公と娘との良からぬ関係に知った彼女が娘の防波堤になるという口実で関係を持ち始める。こちらも娘と似たこじらせ系と言えば違いはないが、腋フェチの主人公に未処理だと指摘されて恥じらいを見せる描写は、やはり作者らしいマニアックさの一環でもある。

そして終盤ではなりふり構わぬ依子の攻勢に凛々花が味比べを提案し、主人公のネガティブな決断を否定して3Pに雪崩れ込むという流れもやはり作者のお得意とする展開ではある。全般的に手堅く纏めたのかなという印象であるが、だからこその良さが窺える作品といえよう。



DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2013/2/25 発売→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。自分の教え子が、初恋の女性の娘だったなんて!高校教師・龍弘の人生を変えた運命の三者面談。「あの時」の記憶のように清楚で可憐な16歳・凛々花。胸乳も腰回りも「あの時」より成熟した36歳の依子。今、教室で、想い出とともに甘美な興奮がよみがえる。交わす蜜会の先に待っている、時を越えた最高の初体験!★★★★☆ がっぷり四つに主人公を奪い合う母...
初恋の女の娘(著:青橋由高、フランス書院文庫)







ここ最近の青橋由高氏の黒本作品は、元々が「特選小説」で発表した短編をきっかけとしていることが多いように思います。

・「特選小説」で発表した短編にリンクさせる新作を繋いだ短編集

七人のおいしい人妻
青橋 由高
フランス書院
2015-04-30




・「特選小説」のフォトノベルス「甘すぎる帰省」をモチーフとした作品





・「特選小説」で発表した短編プラスアルファ?の短編集




と強引にこじつけてしまいましたが、6月に長編を出したばかりなのに9月には短編集とはかなりヘビーなローテーションのような気もします。(因みに美少女文庫でも8月に新刊が出たばかりです)楽しみでありますが、ここら辺で一休み?いやいや多分年末には美少女文庫の新刊が刊行予定なのではと推察します。
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tag : 社会人主人公 母娘丼 処女

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にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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