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鏡龍樹「雪国の未亡人女教師 乱れる、溺れる、堕ちる」

鏡龍樹「雪国の未亡人女教師 乱れる、溺れる、堕ちる」
(フランス書院文庫、2017年12月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

交通事故で兄を亡くした裕弥は憔悴し切っている兄嫁の果穂の力になってあげたいと願うが、担任教師のあゆみの手解きを受けて自分が先に立ち直りつつあるのを感じていく。二人のただならぬ様子に学年主任の紗栄子が勘づき誘われるように関係を持つが、奥深さを秘めた彼女の願望は少年を中心として四人で愛していくことであった。あゆみの後押しもあり漸く果穂と結ばれた裕弥もまた三人の女教師に溺れていく。


【登場人物】

真城裕弥
高校に通う少年。雪の降る朝に兄が交通事故に遭って亡くなったばかりで、想いを寄せる果穂の為に何とか力になってあげたいと願っている。両親はバイヤーで欧州に拠点を置き、自宅には不在がちである。顔立ちの整った少年だが女性経験は無い。

鹿島あゆみ
35歳。裕弥のクラス担任で頼りになり優しく人気のある教師。3年前に夫を病で亡くしている。現在は1LDKのマンションで一人で暮らしており、恋人はいない様子。亡くなった夫に似ていることから、普段から親身になって裕弥に接してきたのだが…。

倉田紗栄子
42歳。裕弥の学年主任で英語を担当している。あゆみと同じく夫を病で亡くしているが現在は吹っ切れた様子で、カールの掛かった髪を伸ばしグラマラスな身体付きから妖艶な雰囲気を漂わせており、あゆみと共に校内の男子の人気を二分するほどの人気。

真城果穂
28歳。裕弥の兄と9ヵ月前に結婚したばかりで、義父母が買ったマンションの部屋に裕弥とともに暮らしている。女子中で音楽を教えており、可憐で儚げな雰囲気に惹かれ裕弥は一目惚れ同然に想いを寄せている。


【展開】

お通夜の会場に現れたあゆみに声を掛けられた裕弥は、果穂の要望もあってか今夜はあゆみの部屋に泊まることになった。同じように夫を失った未亡人だからなのか、親身になってくれるあゆみの優しさに甘え入浴していたが、ふとした時に兄を亡くした悲しみで涙を流していた。そこへあゆみが姿を見せ泣きたいときは我慢しなくて良いからと慰められ、背中を流してあげると誘われる。あゆみの柔らかい身体が背中に密着しているのを感じてペニスはすっかり硬くなってしまうが、彼女はそれも承知とばかりにカリを完全露出させ甘い手扱きで射精に導いてくれる。自分を素直に晒し出してと言われあゆみの秘所に指を向けると、彼女も濡れていたが我慢を重ねればもっと気持ちよくなるからと告げられる。寝室に移動するとベッドに横たわったあゆみが秘所を露わにし指と舌で愛してと告げ、愛液が白く濁り濡れたのが分かったところで正常位で交わるのであった。

翌日告別式に参列した紗栄子は裕弥が果穂に向ける憧憬の眼差しやあゆみとのただならぬ様子を見て誘惑しようと決意し、忌引きが過ぎて裕弥が登校した日の放課後に相談室に呼び出すと学年主任という立場から根掘り葉掘り聞き出す。そして単刀直入に果穂のことが好きなのねと問うと、怯えた少年の表情にゾクゾクしながら秘所を露わにし、綺麗にしてと口唇愛撫を求める。いかにも経験者だというテクニックを見て相手を教えてくれたらエッチさせてあげると誘い、相手があゆみだと知って納得すると、スカートをたくし上げてバックで抱くように求める。果穂を抱いているつもりでして良いと告げ、彼女になり切っていると次第にその倒錯した性交に溺れていってしまう。

果穂に嘘を付き勉強を教えてもらう名目で今日も裕弥はあゆみの部屋を訪ねるが、紗栄子から三人で楽しみたいからと提案され、あゆみを騙すようで悪いと思いながら睦み始める。そこへ紗栄子がやって来てどちらが裕弥の二番目に相応しいか勝負しようとあゆみに告げると、担任教師も負けじと裕弥に奉仕し始めるが、先に裕弥と交わっていると紗栄子が教え子の尻穴に指を挿し込み激しく乱れさせながらあゆみとともに絶頂に導いてしまう。裕弥がどっちが気持ちいいかなんて選べないと呟くと、紗栄子は我が意を得たとばかりに今度は自分を抱くように求めるが、そこへあゆみも学年主任の秘所に指を伸ばし三人で同時絶頂を迎えるのであった。

裕弥はある晩に自室でピアノを弾いている果穂を訪ね想いの丈を打ち明けるが、劣情の証を見られてしまい抱かれることは出来ないけどと言われながらも口唇奉仕で射精に導いてくれた。数日後そのことをあゆみに話すと考えがあるからと家庭訪問を提案され真城家へ迎えると、果穂がお茶の用意をしている間にわざと裕弥の部屋でイチャイチャし始める。案の定果穂がドアの外で聞き耳を立てているのが分かったようで、あゆみは果穂を呼ぶと裕弥の気持ちに応えてあげてと懇願し去っていく。果穂は裕弥があゆみに誘惑されているのを見てモヤモヤするのはと自分の気持ちに気付き、まだ踏ん切りは付かないようで姉さんと呼んで欲しいと告げると裕弥に身を委ねていく。

果穂と結ばれて二週間後裕弥と果穂は兄の四十九日法要を終え身内での食事会を済ませると、先に真城家に戻っていた紗栄子とあゆみが手料理を作って待ってくれていた。紗栄子の口から四人で愛したいと提案され果穂だけは困惑したものの多数決で押し切られ、年上の女教師たちの見守るなか寝室のベッドで抱かれることに。紗栄子は後ろの穴で感じる裕弥を見せてあげたいらしく、義弟の喘ぐ声に感じながらより硬くなった若竿に蹂躙されて同時絶頂を迎えてしまう。紗栄子は火照った果穂の身体を愛撫しながら、裕弥があゆみを立ちバックにして中出しするのを見届けた後、休む間など与えぬと再び裕弥の前立腺を刺激しアナルセックスをさせてあげる。果穂とあゆみも絡みながら紗栄子の直腸へ白濁を注ぎ込むと、裕弥はまた果穂としたいと求め四度目の中出しをするが、紗栄子とあゆみから求められ嬉しい悲鳴をあげるのだった。


【レビュー】

フランス書院文庫の誘惑作風で最長のキャリアを持つベテラン作家の復帰後第二作目は、交通事故で兄を亡くした主人公が未亡人になったばかりの兄嫁【果穂】(28歳)に出会った当初から好意を抱き、二人の未亡人教師の手ほどきを受けながら願いを叶え全員と愛し合う関係を築くまでの官能作品である。鏡龍樹作品ではほぼ一貫して主人公の視点での描写となっており、果穂も含む三人の女教師たちの心情が窺い知れないところもあるが、まだ成長途上の主人公を可愛がりやや倒錯的なプレイも見られ「鏡作品らしい」作品に仕上がっている。

主人公の兄は果穂の夫でもあるが当の果穂は夫を失った悲しみに浸っており、同じように肉親を亡くした主人公の思いにまで気が回ってはいない。そんな二人の様子を察した担任教師の【あゆみ】が教え子である主人公を自分の部屋に連れていき、敢えて性的な誘惑を仕掛けて初体験までさせてしまうが、彼女が単に優しいだけではなく亡き夫に似ているという点でも惹かれていたからである。

二人の親密さから何かあると察し主人公を誘うのは学年主任の【紗栄子】で果穂に対する思慕も鋭く見抜くのだが、母性のあゆみとは違いこちらはミステリアスなタイプで終始彼を翻弄していく。果穂に見立てて自分を抱いてみなさいと告げ、あゆみをも巻き込んで果穂をモノにするように提案までしてしまう奔放さは、未亡人としての悲しみを既に乗り越えた先輩でもあるからと言えるのだろう。

中盤で義弟とあゆみの親密さを見せ付けられた果穂は主人公に対する好意がどこから来るのかに気付き、関係を繰り返すことで次第に淫らになっていくのだが、紗栄子の考えていたのは「四人で愛し合う」ことである。終盤に1vs.3の構図で代わる代わる主人公の精を搾り取るのは勿論のことだが、女性同士でも愛し合うことも教え込んでいき、その倒錯した淫らさはさすがだと言える。主人公は高校に通う少年ではあるが官能作品にありがちな「大人を凌駕する」ような表現は使わず、まだ成長途上でフレッシュだというところに力点を置いている。完全に剥けていない一物を剥いたり、後ろの快感を教え込んだりするのもその倒錯性に一役買っており、現代的な要素も含めつつも鏡作品らしい出来となっていて嬉しい限りである。


DSKさんのブログにて、本作をご紹介されています。
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雪国の未亡人女教師-乱れる、溺れる、堕ちる(著:鏡龍樹、フランス書院文庫)

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tag : 高校生主人公 童貞 近親相姦(義)

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雪国の未亡人女教師-乱れる、溺れる、堕ちる(著:鏡龍樹、フランス書院文庫)

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が300冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
一部で関係者(作家さんや編集者さんなど)と思われているようですが、全くの見当違いです。
官能作品に関わる全ての方に感謝しつつ、読み続けていきたいと考えています。

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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