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鷹山倫太郎「尼僧とシスターと僕」

鷹山倫太郎「尼僧とシスターと僕」
(フランス書院文庫、2017年11月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

尼僧とシスターと僕 (フランス書院文庫)
鷹山 倫太郎
フランス書院
2017-11-25




【あらすじ】

大学の先輩である美紀のフィールドワークに付き合わされ、県境の集落にやって来た壮太は十和子のいる修道院を訪ねるが、姿が見えないと探し回っていると、淋浴中の十和子の裸体に見とれてしまう。しかし彼女に気付かれ最悪の初対面を済ませた後、美紀の母親の芳江が出家している寺に泊まるが、何と大胆にも十和子を抱いてあげてと唆され…。


【登場人物】

吉岡壮太
20歳。文化人類学を専攻する大学生で、先輩である美紀に地母神信仰に関する学術調査に付き合うよう頼まれ、県境にある集落で10日間フィールドワークに付き合うことになった。美紀から好意を持たれていることには気付かない真面目な青年だが、女性経験は数える程度にある様子。

唐沢十和子
29歳。県境のある集落にある修道院で独り修行に励んでいるシスター。産まれてすぐ修道院に置き去りにされたこともあり孤児ということを引け目に感じ、万事控えめな性格で男性との付き合いもない。手足が長く腰まで伸ばした栗色の髪型がハーフを思わせ、バストもEカップとスタイルも良い。

片岡芳江
40代半ばと思われる美紀の実母で、夫が亡くなり美紀が進学したのをきっかけに出家し現在も修行中の身である。古い寺に独りで暮らしているが、同じ地域にある修道院の院長と懇意にしており、三年前に亡くなってからは十和子の母親代わりを自認している。慈愛に満ちた優しげな美貌は若々しく、メートル超えのふくよかな乳房が特徴的な豊満な体型で、時折妖艶な雰囲気を漂わせ壮太を惑わせている。

飯島美紀
25歳。芳江の実娘で大学院で文化人類学を専攻する才媛。美人ではあるが周囲の男を引き寄せないほどに冷たい印象を与えるが、唯一壮太にだけは先輩の特権を駆使しつつ特別扱いをしている。スレンダーながらもDカップとスタイル抜群だが、もしかして壮太が巨乳好きではないかと気掛かりな様子。一応男性経験はある。


【展開】

学術調査で修道院を訪ねたものの十和子が見付からず、壮太は美紀と手分けして行方を探し裏手に回ると、彼女が淋浴しようと修道服を脱ごうとしているところであった。色気などないクラシカルな装いに目を奪われ裸体を見とれていると後ろから美紀がやって来て声を掛けられ、その物音で十和子に気付かれた上に覗きは破廉恥だと美紀に叩かれてしまう。そんな最悪の初対面の話を芳江のいる尼寺で話をすると、彼女は災難でしたねと言いつつも宗派は異なれど十和子と懇意にしており、これからの滞在が良縁となりますようにと色っぽく言われ壮太の困惑は隠せない。

調査を始めて三日目の夕方になり寺の文献を探していた壮太は、芳江から間もなく外出中の美紀が帰宅する頃だからと入浴を勧められるが、何故か芳江が白襦袢姿で入ってきて背中を流してあげると告げられる。俗人さながらに妖艶な雰囲気を漂わせる芳江に欲情した壮太はエレクトしてしまうが、唐突なことに十和子を女にしてあげて欲しいと唆され、しかも勃起に気付いていたらしく問答無用とばかりにお珍棒と呼びぺニスを握られる。ふぐりにまで手を伸ばされ呆気なく果てたものの、更に芳江はお清めと称して濃厚なフェラチオまで施し二度目に導かれるが、まだその先もと期待したところで美紀が帰って来て中断させられてしまう。

その頃調査から帰って来た美紀は今回の旅行で壮太と結ばれたいと決意したのに、十和子の件で怖い先輩だと思われたに違いないと自らの不器用さを悔いていたが、隣の壮太の部屋から大きな物音がする。顔を赤らめ熱にうなされて倒れている壮太を見付けたが、何故か手を引かれ押し倒されて唇を奪われてしまう。ロマンチックとは言えないが壮太に委ねるつもりで愛撫を受けていたが、その途中で彼が我に帰ったようで美紀を犯そうとしていたことに始めて気付いた様子だが、彼女は秘所をさらしたままで終わりに出来ないと続きをしてと求める。クンニで絶頂した美紀は壮太の小柄な身体に似合わぬ偉容にたじろぐが、肉棒の蹂躙を受けて中出しを受け入れると、今度はヒップを突き出してもっとしてと性交を求めるのであった。

翌日修道院に泊まりで訪ねた壮太だったが朝早い時間に股間の違和感に気付きそっと目を開けると、何と十和子が黒いベールを纏った修道服姿で彼の朝勃ちを露わにしてぎこちなく触れていることに気付く。じわじわと性感に追い込まれた壮太は盛大に射精し十和子に浴びせてしまうが、彼女の意図が分からずに起きることが出来ない。その日一日をぎこちなく過ごし尼寺に戻ってきたが、その晩芳江の部屋に呼び付けられ何故十和子に手淫までさせておきながらセックスしないのかと問われる。神仏に仕える身であっても生身の女だから性欲はあると言わんばかりに説かれた壮太は、芳江の自慰を目の当たりにすると滾った若竿を挿入し、法衣から溢れた乳肉に顔を埋めながら射精してしまう。なおも勃起したままの肉棒を見て芳江は法衣を脱ぐと、横たわった青年の上に跨がりあられもない声を挙げ絶頂してしまう。

翌日壮太は美紀と共に修道院を訪ねるがすぐさま芳江の呼び付けられ彼女が尼寺に戻っていくのを見送ると、礼拝堂の清掃をしている内にポケットに入れたペンを落とし懺悔室にまで転がっていってしまう。服が引っ掛かり出るに出られないでいると、そこへ十和子がやって来て自らの淫らな行為を懺悔し、壮太への好意を打ち明けているのを聞いてしまう。またしても間の悪いことと思っていると十和子に声を掛けられて彼女の部屋に連れて行かれ、単刀直入に抱いて下さいと求められる。脇の下の秘毛が未処理だと知って壮太の興奮は増し、指で陰核を責めてアクメさせると正常位で処女を奪い、二度目は四つん這いにして獣のようだと恥じらうシスターを貫くのであった。

しかし芳江や十和子とはこの時の一度限りで滞在も最後の夜を迎えると、芳江の提案で慰労会と称して十和子も招き般若湯を飲み空かしていくが、突然芳江は飲みが足りないとばかりに口移しで壮太に飲ませてしまう。呆気に取られる十和子や美紀のいる前で何と芳江は壮太に抱かれたと暴露し、酔い始めた青年を誘惑して十和子にも奉仕に加わるように告げる。呆然とする美紀をよそに二人の聖職者から口唇奉仕を受けた壮太は射精するが、これをきっかけに何かに取り憑かれたかのように美紀から十和子の順に荒淫を繰り広げ、更には芳江をも押し倒して快楽絶頂へ導くと、美紀のフィールドワークを引き継ぎまたここに来るからと宣言する。聖職者たちも頼もしそうに壮太を見つめるのであった。


【レビュー】

「尼僧とシスター」という大胆な題名(と川島健太郎氏によるイラスト)から抱く印象は、いずれのヒロインも聖職者で性に対して慎みを持たねばならない立場であり、その一方で生身の女性である以上は淫欲も内包する複雑な設定である。官能小説でお馴染みの女教師以上に貞淑であるべき聖職者二人が大学生の主人公と出逢い、自らの性欲と向き合いながらも仏道や修道に身を置くだけに、越えられぬ最後の一線があるのは自然な流れと言えるのかもしれない。

・未亡人尼僧の【芳江】(40代)
地母神信仰にまつわる学術調査で先輩の美紀とともに県境のある集落を訪ねた主人公を待ち受けていたのは、美紀の母親でもあり夫を失ってから出家中の身の芳江で、本作での情交場面の大半において旗振り役となっている。娘の研究に協力するのを口実としながらも彼女の真意は別のところにあり、主人公を巧みに誘惑しながらも自らもまた女としての欲情と向き合い、関係を築いていくのだが…。

・芳江の娘【美紀】(25歳)
知的でお堅い印象の美紀は主人公に好意を抱いており、大学院生の先輩としての特権を利用してこき使うのを口実にしながらも、二人きりとなる今回のフィールドワークに誘った張本人である。あわよくばという期待を抱いていた美紀に対し、意外にも主人公から迫る形で関係を結んだものの、立場的には第三のヒロインと言えるかもしれない。

・身寄りのないシスター【十和子】(29歳)
産まれて間もなく修道院に預けられ肉親を知らない十和子は亡くなった修道院院長に育てられたが、修道中の身でしかも捨て子という負い目もあり自己否定の強い一面を持っている。そんな殻に閉じこもっている彼女を主人公に抱いてもらい、新たな世界を知ってもらうきっかけになればというのが芳江の真の狙いである。

芳江が仕掛けた誘惑をきっかけに美紀とも関係を結び、多少の紆余曲折がありながらも十和子をも抱いた主人公だが、帰京する前夜に十和子を招き慰労会を開いた芳江の提案でシスターを再び抱く機会を得る。これに待ったを掛けるのがすっかり恋人同士になったと思っていた美紀であり、あっけらかんと主人公との性交を暴露した母親に呆れつつも、負けじと恋人だと主張して乱れ始める。十和子もその若さ故の行動を見て羨ましいと思いつつ乱交に巻き込まれていくが、獣欲に目覚めた主人公は芳江が思っていた筋書きと違う形で活躍し、この関係はまだ続くということも示唆している。
真面目なヒロインが淫欲に溺れ激しい乱れっぷりを見せるのは鷹山倫太郎作品の特徴だが、本作では地の文での説明がやや長いようで、その分ヒロインの落差が大きすぎるような印象も感じた次第である。


DSKさんのブログでの本作の紹介記事です。
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尼僧とシスターと僕(著:鷹山倫太郎、フランス書院文庫)

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が300冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
一部で関係者(作家さんや編集者さんなど)と思われているようですが、全くの見当違いです。
官能作品に関わる全ての方に感謝しつつ、読み続けていきたいと考えています。

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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