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青橋由高「私のご主人さま 和メイドと未亡人と少年と」

青橋由高「私のご主人さま 和メイドと未亡人と少年と」
(フランス書院文庫、2012年8月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

身寄りが無く頼ってきた縁者も不在と知り絶望する颯太。そこへ通り掛かった麗子に保護される事になり、和装の家政婦(メイド)の蛍と共に3人での同居生活が始まった。

【登場人物】

三善颯太
16歳。両親や祖父母を失い身寄りも無く絶望していた折に、偶々通り掛かった麗子に引き取られる。祖父母との同居が長かった為礼儀正しく、家事全般をそつなくこなしている。童貞。

鈴江麗子
32歳。和風の邸宅に住む未亡人で7年前に夫を亡くしている。長い黒髪に年相応に熟れた身体の持ち主。身寄りの少ない蛍を使用人として引き取り、妹のように可愛がっている。Hカップの巨乳。

山室蛍
23歳。麗子の家で住み込みで働く家政婦で、彼女の趣味で黒い和服にエプロンとヘッドドレスという和風のメイド服を着用させられている。短めの髪に吊り気味の瞳で日本人形を思わせる容姿だが、常に怒っているようにも見えてしまう。処女。

【展開】

祖母の遺言に従って親戚を訪ねた颯太だったが既に転居した後で、行くあてが無く雷雨に遭いバス停の待合所に逃げ込む。そこへ麗子と蛍が乗るRVが通り掛かり暫く厄介になるが、翌朝祖母と暮らしていた時のように早く起きると、お礼のつもりで台所へ立つ。麗子との二人きりの生活に突如割って入り、更に家事スキルが自分よりも上の少年に不安を抱いた蛍は、ある日洗濯物の中に自分の下着を混ぜて颯太がそれを持ち出すのを確認する。そしてその晩に彼が匂いを嗅ぎながらオナニーしたのを見届けると、これからは自分の言うことを聞くよう命ずるのであった。

それから毎晩マッサージを申し付けていたが颯太の可愛らしい反応に身体が疼いてしまい、1週間後の夜にネグリジェ姿で彼の部屋を訪ねると、麗子に劣情を向けぬようにとネチネチと言葉でいたぶる。ところが颯太は卑下しないでと言わんばかりに押し倒すと、可愛いひとですと告白しキスを奪い、お互い童貞処女ながらも無事に情交を終える。

颯太の居候生活も三週間が経ち蛍は自分たちの為にスイーツを作ってくれる少年に健気さを感じ、麗子とサシで飲んだ時に話した甘やかすことの意味を自分なりに解釈すると、和メイド服姿に欲情する颯太をからかいながら口唇奉仕してあげる。それでも颯太が麗子に関心を向けるかもしれないからと、蛍は夜中に和メイド姿になり台所で騎乗位でリードしようとするが、奥深くまで貫かれ潮を吹いてしまうほどの快感を得る。

一方麗子は蛍の態度の変化に気付き、二人が関係を持っているのを知って複雑な感情を抱き、ある日蛍に付き合っているのと尋ねるとわざと宣戦布告するかの如く肯定される。女主人の真意に気付いていた蛍はその晩に颯太に抱かれると、襖の隙間から彼女が覗いているのを知り背面騎乗位で跨がり二回戦を始め、頃合いを見て襖を開けて麗子の存在を晒してしまう。蛍は麗子の両手を縛り颯太にクンニするように命じ、自分は乳牛のようだと彼女の巨乳を揉みしだきながら絶頂に導くと、休む間もなく颯太が正常位で貫く。蛍も二人を追うように膣内に指ピストンし、同時にアクメに達するのだった。

翌朝蛍は颯太を起こしに部屋に向かうと、何と麗子が先にお目覚めフェラをしようとしているのを見て、一緒に奉仕する羽目になる。蛍が自分に対して主従関係以上の好意を持っているのに気付いていた麗子は、颯太と三人で愛し合おうと決意するものの、蛍が買い出しに出ている間に颯太を誘惑してしまう。帰宅した蛍もすぐに見抜き浮気者と颯太を罵りながらも、庭の隅で立ちバックにされて貫かれる。
そして二週間後麗子の夫の命日の夜に、蛍は仏間に三人分の布団を敷くと、亡き主人の遺影に向かって好きな人が出来たと報告し颯太を誘惑する。亡き夫への貞操に囚われる麗子を挑発し再び両手を拘束すると、喪服の裾を捲り後背位で颯太に貫かせ、蛍は麗子の淫核や乳頭を責め気絶するほどの快感を与える。一方意識を取り戻した麗子はヘッドドレスを付けて蛍と颯太の情交を中断させると、自分が下になるように蛍と重なり躾けて下さいと求め、交互にぺニスを挿入されて公平に精を注がれるのであった。

【レビュー】

題名にあるように「私のご主人さま」と書かれているだけにメイン格は「和メイド」の蛍であり、地域柄既に結婚適齢期に差し掛かる23歳でありながら男性経験はなく、女主人である麗子との二人きりの生活を送っている。そこで16歳の主人公を保護したことにより平穏な日常が変わってしまう恐れと、何より身寄りがないという共通点を持つだけにショタコンめいた感情からお姉さんぶったハニートラップを仕掛ける。始めは性的な関心が無かった割には、やはり身近な異性なだけに二人ともくっ付くまでは早い展開となっている。

ここでもう一人のヒロインである未亡人の麗子32歳のターンに切り替わるが、若い二人のイチャイチャぶりに不審を抱いた彼女が出歯亀的に知る流れである。先述の通り蛍は女主人に好意を抱き、麗子も蛍に和メイド姿を求めるくらい妹のように可愛がりたいという願望を持っている。主人公の登場をきっかけに二人の結び付きは強まっていくが、終盤では未亡人設定ならお約束の仏間での交わりをきっかけに彼を「ご主人さま」と呼んで慕う。この辺りが青橋由高作品らしいところと言えるだろう。




作者ご自身による本作の解説記事はこちらです。

自著の解説記事(一日一歩~青橋由高の特別でない毎日~)

美少女文庫を中心にして活躍する青橋由高氏の作品では、世界観を共通としていることが多い為に、作品同士でリンクしていることも少なくありません。ご本人が書かれているように、本作の主人公「三善颯太」は下記作品のヒロインの1人である「三善瞳子」(表紙右下)の親戚で、嗅覚が鋭い点が共通しています。

美少女文庫に付いては、みきりっちさんのブログにてご紹介なさっています。
美少女文庫 トリプル押しかけメイド妻トリプル押しかけメイド妻 (美少女文庫)posted with amazlet at 10.08.26青橋 由高 フランス書院 おすすめ度の平均: トリプル押しかけ許嫁と世界観を同じくした作品 全員分のキャラ紹介にイラストはどうだろ?Amazon.co.jp で詳細を見る「使えない無能残念ご主人様ですね。 可愛いメイド妻が待ってるんですよ」 航の目の前に並んだ、3つのヒップ毒舌悪知恵メイド、ゆららも、武闘派マゾメイ...
美少女文庫 トリプル押しかけメイド妻 レビュー



トリプル押しかけメイド妻
青橋 由高
フランス書院
2015-01-19



そもそも青橋由高作品では脇フェチな描写が少なくなく、本作でも麗子が蛍に腋の匂いを嗅がれる描写があります。あとはどの作品にも共通した特徴として着衣のままエッチするのがあり、蛍が全裸でありながらも足袋とヘッドドレスだけは付けているというのも拘りが伺えて面白いと思います。
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tag : 高校生主人公 童貞 処女

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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