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小日向諒「母娘休暇 てほどきは義母と美姉妹から」

小日向諒「母娘休暇 てほどきは義母と美姉妹から」
(フランス書院文庫、2017年10月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

鈴笠家の養子として育てられて来た康太郎だったが、男として成長するにつれて美しい義母・弥生や美姉妹の摩耶と花蓮に対して性欲を抱くことに自己嫌悪を感じ、大学進学を機に一人暮らしを始める。鈴笠家の女たちも康太郎を苦しめてしまったのは承知しており、まずは弥生が親しい関係になると、康太郎が帰省する度に摩耶や花蓮もそれぞれに愛情を見せていく。


【登場人物】

鈴笠康太郎
19歳の大学生で、幼い頃に両親を亡くし鈴笠家に養子として引き取られている。身長170㎝くらいで大人しく優しい性格の青年だが、第二次性徴を迎えた頃から弥生などに性欲を覚え始めたことを強く諌め、大学進学を機に隣県にある大学へ通うために実家を出ることにした。女性経験はないが平均男子を凌駕するほどの巨根の持ち主。

鈴笠弥生
38歳。康太郎たちの義母に当たるが、亡き夫の恭平との実の子は花蓮だけである。小柄で女らしい丸みを帯びた身体付きに伸ばした黒髪が実年齢よりも若々しく見せており、癒し系なボイスを請われて地元FM局のラジオパーソナリティとして活躍している。Gカップの豊満な身体と、恭平に仕込まれた性戯もあって康太郎が関係に溺れていくが…。

鈴笠摩耶
26歳のOLで恭平と前の妻との間に産まれた子で花蓮の腹違いの姉である。170㎝近い長身にFカップというモデル並みの恵まれたスタイルに、セミショートにした黒髪がその聡明さを引き立てている。いかにも自信に満ちたように見えるが恋愛には奥手で、康太郎に惹かれているために全く男性経験がない。

鈴笠花蓮
19歳と康太郎と同い年だが数日ほど産まれが早いため実質的には彼女が姉である。高校時代には水泳部のエースだったので中性的な容姿だったが、大学進学を控え女らしくしたことで弥生の実娘らしく可憐な美女に変貌している。母姉たちに似ずCカップと控えめなのが気掛かりで、ずっと好きだった康太郎には素直になれず八つ当たりすることも。処女。


【展開】

大学に進学して以来初めて康太郎が帰郷することになり、玄関先で待ち切れぬとばかりに弥生に抱き付かれるが、熟れた身体に密着されて沸き上がる性欲を抑えようと試みる。そこへ摩耶が風呂上がりのラフな格好で現れ更にムラムラし始めたところに花蓮が現れ、康太郎を指差して帰りが遅くなるのなら何故連絡しないの?と一喝されるが摩耶に上手くあしらわれ、実は康太郎を待っていたのは花蓮だと告白する羽目になり赤面しながら部屋にこもってしまう。この騒がしさで性欲が一掃されたと康太郎は安堵し、いつものような家族団らんを楽しむことに。

実家に帰って数日後友人たちとタイミングが合わず暇を持て余していた康太郎は、ちょうど弥生がパーソナリティを務める放送の時間だとラジオの音声に耳を傾けるが、いつの間にか昼寝してしまい目覚めると仕事着のままの弥生に膝枕されているのに気付く。しかし甘い体臭と下から見上げるとボリューム満点の巨乳の誘惑に抗うことなど出来ず、ショートパンツを押し上げるほど勃起したのを弥生に見付かり、泣きたくなるほどの羞恥を感じずにはいられない。
しかし弥生は怒るどころか男子の生理は分かっていると微笑み、手扱きで抜いてあげると提案すると、乳房も露わにしてまるで授乳するかのようにして康太郎に甘えさせながら射精へ導く。精臭に惹かれた弥生は康太郎がまだ臨戦体勢にあると知るとパイズリフェラで飲精し、更にストッキングのシームを破かせパンティの股布をずらして騎乗位で童貞を奪う。繋がっただけで余裕のなかった二人は呆気なくフィニッシュするが、康太郎はまだまだだと体位を入れ替え、遮二無二腰を遣い二度目の中出しを果たすのであった。

冬休みを迎えた康太郎は斎美駅に着くと事前に連絡があった通り摩耶と待ち合わせしたが、何故かシティホテルに連れて行かれ部屋に入るなり、ベッドに押し倒され馬乗りにされて困惑を隠せない。どうやら摩耶は弥生との関係を把握しており裏付けも済ませていたようで、康太郎の言い分に嘘がないと知ると責任ある者同士だからと肉体関係自体は許してくれるのだが、リビングでことに及んだのは罰を受けてもらうと告げられる。すっかり萎えたペニスを見られただけで済まされず、パンストの爪先で陰部に刺激を与え屹立したのを確かめると、摩耶はストッキング着用のままストリングショーツだけ脱ぎ去る。ショーツを顔面に乗せられた康太郎としてはたまったものではなく、脚扱きによりストッキングの足指に白濁を吐き出してしまう。
摩耶はその勢いのままに騎乗位で処女喪失しようとしたが、経験がない故に痛みに耐えられずに康太郎に未通だと見抜かれてしまい、膝に抱き抱えられ労るかのように露わにされた乳房を揉まれる。更に生地越しに陰核を責められてアクメに達すると背面座位で初体験を迎え、まるでオナホを使うように上下運動を強いられて中出しされてしまう。二度目の放精で満足していない康太郎は摩耶の疲労を気にして身体をベッドに横たわらせると、まだ萎えない逸物を挿入してピストンで牝啼きさせた末に胤付けするのであった。

弥生とともに康太郎のセフレになった摩耶は、義弟が家を出るきっかけになったのはどうやら花蓮が女らしくなったことに原因があると知り、ならばと春休みに康太郎が帰省した折に関係を暴露しショック療法に打って出る。花蓮は常識はずれだと怒るが摩耶にやり込められ、自室で壁越しに聞こえて来た嬌声に煽られオナニーをしていると、摩耶が康太郎を連れて部屋にやって来てしまう。きっかけさえ作ればという摩耶の計画は成功し、二時間だけ外出するからと気を利かせていなくなると、花蓮は純潔を奪って欲しいと康太郎に委ねることに。意外にも自分の偉容を見ても花蓮が怯える様子もなく、破瓜もスムーズに済んだことで康太郎はこれまで両想いだとは気付かなかったと慰めるように正常位で交わり絶頂を迎えていく。

そして二年後の春。康太郎と花蓮が大学4年生を迎えようとしたある日四人でラブホテルにやって来ると、すっかり巨根に誑し込まれた女たちが口唇奉仕で射精させた後に康太郎が摩耶を犯し、花蓮は康太郎のペニスを型どったディルドを装着して弥生と交わる。根が男っぽい花蓮はすっかり仕切り上手になり、疑似男根で母や姉を貫くのも好きな様子だが、実は一番最初に孕ませるのは摩耶という取り決めがあり他の二人は避妊薬を飲んでいた。
危険日での中出しセックスを終えると次は花蓮に犯されてすっかり受け入れ態勢の整った弥生と交わるが、どうやら義母も受精願望があるらしく、次からは薬なしだと弥生に中出しを決める。流石に花蓮に迫られても三発目はすぐ出来ないとインターバルを取り、暫くして部屋に付いているプールで花蓮が競泳水着で泳いでいるのを見付けると、康太郎は水中で激しく貫き美しい背中に白濁を浴びせたが、これが花蓮の怒りを買い自己本意の射精は許さぬとエアマットへ押し倒される。馬乗りで逆凌辱の如く強制射精させられた康太郎が謝罪すると素直になった花蓮から受精願望はあるけど、他に性欲発散させる相手がいなくなるからと告げられ、その健気さに感動し再び精液を注ぎ込むのであった。


【レビュー】

やや小難しい単語と少々大仰な言い回しが特徴である小日向諒作品も大台の10を越え、11作品目となり非常に喜ばしい限りである。小日向作品のお約束である着衣のままで、かつパンストを着用させたフェティシズム全開の情交が主人公の義母と義姉妹の三人三様な形で描写されているのは、本作も同じである。

(余談であるがフランス書院文庫ではデビュー3作品目と10作品目が一つの壁のようで、3作品目はデビューから伸び悩んでの壁で、10作品目というのは年2~3冊ペースの刊行で大体3~5年目で転機を迎えるからと推察する)

主人公【康太郎】(19歳)は両親を小学時代に亡くしヒロイン一家に引き取られた経緯があり、義母と義姉妹と思っていた彼女たちに女としての性欲を抱き始めたことを戒め、大学進学を機に隣県に移り住んでいる。夏休み、冬休み、春休みを利用して帰郷する度に、ヒロインの歳の順に肉体関係へと陥っていく。小日向作品の登場人物の特徴としてお互いに思慮深いところがあり、得てして相手を気遣うあまりに気持ちのズレが生じ、情交に至るところで秘めていた想いが発露して…という展開が多いのである。

・夏休み・義母【弥生】(38歳)
主人公を引き取った亡き義父の後妻で、年齢の割には天然でほんわかとしているが、包容力のある可愛らしい熟女である。性的にはその天然さと打って変わって技巧に長けており、身内に発情してと自省する主人公を上手くリードし手解きをしてあげるが、終盤には主従逆転し主人公が弥生を攻め立てる描写も見られる。

・冬休み・義長姉【摩耶】(26歳)
先妻との娘ということから弥生との血の繋がりは無いが聡明でスタイルが良く、主人公が初めて性の対象と見たのが彼女であり当の本人も悪からず思っていたところに弥生との行為を知り、理詰めで問い主人公が自白せざるを得ない状況に追い込みながらも実は…というのが摩耶のポイントである。摩耶が主人公を問い詰める際に、パンストを最大限に活かした倒錯的な性行為も含まれている。

・春休み・義次姉【花蓮】(19歳)
摩耶の腹違いの妹(母は弥生)で主人公とは10日ほど早く誕生しているので一応は姉だが、互いに呼び捨てにし合うほどの仲である。体育会系で弥生に似ない体格と男勝りな性格にコンプレックスを抱き、好意を抱いていた義弟の為に女らしく変身するが、これが裏目に出て彼が家を離れるきっかけとなるから皮肉なものかもしれない。先の二人との性行為を知って常識はずれだと罵倒してはみたものの、摩耶に論破されお膳立てをしてもらうことに。

一人一章という形で展開された物語は第四章で母娘ハーレムとなり主人公がヒロインたちを従える展開…と思いきや、ちょっと違うのがこの作者の持つ倒錯性である。とは言えそもそも戸籍上の関係で血の繋がりは無いという主人公と母娘たちなので、終章ではヒロイン皆が同じことを望むのは官能ファンタジーらしいところだと言えようか。






小日向諒作品の特徴としてやや小難しい単語と少々大仰な言い回しを毎回のように取り上げていますが、これがどういうことかを以前Twitterにて小日向さんから問われたことがあります。こうですとなかなか的確な返答はしずらいのですが、実際に作品から引用した方が分かりやすいかと思います。

本書87ページより引用(康太郎が弥生のパイズリフェラで二度目の射精をする場面)

 二度目の射精とは思えないほどの濃精が鈴口を割り、口蓋に勢い良く浴びせかけられる。口の粘膜を灼き焦がすような灼熱を孕んだ胤汁が、ぽたぽたと舌に落ちた。
(止まらない……何度も何度も、こんなに濃い精液が……)
 一度だけでなく、火山が噴煙を巻き上げるが如く巨大な卑柱は何度となく牡の欲望を吐き出す。その都度口蓋に浴びせかけられた白い粘汁がいくつもの層となり、無数の滴りが湯気を立てて零れた。



端的に言うならば「二度目とは思えないほど大量で濃厚な精液を口内へ射精した」ということなのですが、これを複数の単語で言い換えるというのが「大仰な言い回し」ということだと伝われば良いかと思います。実際に本作での小日向諒作品での情交回数は、第一章~第三章まで一回ずつで、第四章だけ弥生や摩耶とは一回ずつ、花蓮だけ三回とこれを加えても少ない方になります。但し一回に掛ける濃厚さでは言うまでもなく、これが小日向諒作品らしいと思う次第です。

さて小日向諒作品でお馴染みの作品間リンクですが、私が読んで分かったのは主人公・鈴笠康太郎の同級生が「二十八歳の義姉【初夜】」の主人公・折原駿一で、後輩が「僕の新生活 おばさまと二人の美娘と」に登場する東堂建設の御曹司・東堂龍成ということです。

小日向諒作品では舞台となる斎美市にてほぼ同世界、同時間ということから、登場する人物の年齢が同じであれば同級生であり、年齢差によって先輩同士、後輩同士という関係でも繋がります。19歳の主人公は康太郎だけではないし、同い年の花蓮も市内の大学に通っているということは、顔見知りかどうかはさておき他の作品のヒロインと何処かで接しているとも考えられます。本筋は官能小説ですが、こうしたリンクを意識しながら読むと別の楽しみも見付かるかもしれません。

「僕の新生活 おばさまと二人の美娘と」に付いては、近日中にレビュー再編集によりアップし直します。
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tag : 大学生主人公 童貞 近親相姦(義) 姉弟相姦

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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