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弓月誠「ママくらべ 友人の母、彼女の母、僕の義母」

弓月誠「ママくらべ 友人の母、彼女の母、僕の義母」
(フランス書院文庫、2017年9月、表紙イラスト:二見敬之)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

友人の挙式で帰省した智之は式を終えたその晩に彼の母親である裕子に昔から好きだったと告白し、彼女も自分も同じ気持ちだからと受け入れられ筆下ろしをしてもらう。翌朝実家に戻ると義母の明奈が祝福してくれるが、少年の時から熱い眼差しを注がれてきた責任を取ってと言わんばかりにセックスを求められる。そして夏祭りの晩に再会した元カノの母親である美和子からも関係を求められ…。


【登場人物】

中山智之
20歳の大学2年生で進学の為に上京中で、この度友人の篠田の結婚式もあって夏休みを兼ねて一時帰郷している。父と実母は既に亡くなり、今は義母である明奈が唯一の身内である。裕子に対して最も惹かれていたが、義母の明奈や彼女の母である美和子のことも好きでいた。優しい性格だが優柔不断で流されやすいのが欠点。童貞。

篠田裕子
44歳。智之の友人の母親でひとり息子の友人である智之が高校時代に足繁く通っていて、自分に好意を寄せていたことには気付いている。しかし元来の真面目な性格や地域性もあってか、年の差も気にして自分からは仕掛けずにいた。

中山明奈
38歳。智之の父の再婚相手で小学校に上がった頃には、既に義母として面倒を見ていたようである。夫が亡くなった後も籍を抜かずにそのまま中山家に留まり、上京している智之に代わって家を守っている。三人の中で最もふくよかで巨乳の持ち主で、ざっくばらんな性格と芯の強さを併せ持つ。

川口美和子
42歳。高校時代の智之が一時的に付き合っていた元恋人の
母親で、夫は既に亡くなっているらしい。娘は既に結婚しており、スレンダーでスタイルが良く若々しい。智之が娘を通じて自分を見ていたことは知っており、祭りの夜に再会して以来関係が始まっている。


【展開】

息子の挙式を終えて裕子は智之を連れて自宅に戻ったが、酔いの勢いもあってか際どい話になり突然智之から好きだと手を取られ、本気だと言わんばかりに股間の盛り上がりを見せられる。青年の情欲にほだされた裕子にぺニスを露わにされ手扱きをくれてやっただけで呆気なく射精するが、智之は萎えることなく寧ろ彼女の裸を見て興奮の極みに達し、口唇奉仕しようと息を吹き掛けられただけで白濁を噴射させる。更に口内でも発射した智之はシックスナインを経て正常位で童貞を卒業するが、またもあっさりと射精してしまい二度目は裕子に跨がられて少しだけ持続させることが出来た。こうして想いを叶えた智之と裕子は、寝室に舞台を移すと朝を迎えるまでセックスに明け暮れる。

翌日実家に朝帰りした智之が眠りに就こうとすると明奈が遠慮なく部屋に立ち入って来て、今着ている服を洗うからすぐに脱ぎなさいと言われるが、裕子との痕跡を残したいと風呂を済ませていなかったことが仇となり明奈にバレてしまう。しかし明奈は願いを叶えたのねと喜んでくれただけでなく、これからセックスするのだから横になるように言い始め流石に困惑を隠せない。裕子と張り合う気はないけど自分に素直になりたいし、智之のことだから自分本位なエッチを求めているようならとレクチャーしてあげるということらしい。手扱きやシックスナインで立て続けに発射し、正常位で交わって膣奥に熱水を何度も放つが、明奈から夏祭りに裕子を誘うのは良いけど地方の小都市だし立場を考えてと諭されてしまう。

二週間後の夏祭りを迎えたがあいにく裕子は早くから実家に帰省する予定を立てており、智之は一人でやって来ると高校時代に付き合っていた彼女にフラれたのは祭りの晩だったと感傷に浸るが、そこに彼女に良く似た女性と目が合い声を掛けられる。美和子と再会出来たのも何かの縁ということで意気投合し、花火を見ようと誘われ明らかにモーションを掛けられては断れる筈もなく、神社の森の奥に引き込まれてしまう。浴衣の下は下着を着けておらず生の乳房と茂みを指先で感じると、美和子がしゃかんでぺニスを露わにし、打ち上げ花火の音に合わせて手や口を駆使して射精に導かれる。そして花火が終わっても尾を引いたままの二人は辺りが静寂に包まれると、美和子が木に手を付いて尻を突き出しバックで交わるが、やはり膣出しはまずいとぺニスを抜いて射精する。美和子はこれで終わりにしたくないと智之に誘いを掛け、ひと夏の逢瀬を約束させるのであった。

三人と懇ろになった智之は上手く立ち回りそれぞれと付き合っていたが、ある日裕子と遠くの海水浴場へ遊びに行く約束の日に明奈も友人と海水浴に出掛けると聞かされ、ちょっとした不安を抱く。それでも裕子の運転する車中で彼女の白い水着姿に欲情を覚え、カーセックスをしてしまっただけでなく、染みになるからと言われたのに中出しをしてしまう。海水浴場に着くと裕子が身体を流してくると告げ離れた直後に、タイミングの悪いことに明奈が美和子を伴ってやって来る。明奈や美和子はお互いに智之に抱かれていることは知らないし、裕子のことは美和子には話していない。そんな緊張も何とかかわしたものの、明奈に岩陰へ引き摺りこまれてセックスしてしまい、それを見た美和子も遊泳禁止で人気のない砂浜でエッチを求めて来る。やっとのことで裕子と合流したが怒っているのは間違いなく車へ連れて来られると、尻穴を剥き出しにされ前立腺を弄られながら四度も射精を強いられてしまうが、鈍い智之は裕子が本気で怒っていることに気付かずにいた。

その日を境に裕子に着信拒否を食らった智之は彼女の自宅を訪ねるでもなく連絡が取れないことに嘆いていたが、十日が経ったある日明奈が美和子を伴って部屋にやって来て、裕子がいるのを承知していながら悪戯が過ぎたと謝罪される。反省も込めて慰めてあげると二人は愛撫を始めると現金なものでぺニスは屹立し先走りをこぼすが、智之は必死に抵抗を見せたものの自分たちの気持ちも分かってと説得され、二人の手扱きで貯めていた精液を盛大にぶちまけてしまう。明奈と美和子を重ねて腹這いにさせて交互に貫き、日が暮れてもセックスに明け暮れていたその頃、裕子はひとり家で智之の来訪を待ち続けオナニーで慰めていたのであった。

数日後智之は裕子からのメールで海岸までドライブに出掛けたが、どうやら明奈たちが話を進めていたらしく、海辺で話をするとホテルに連れて行かれる。嫉妬深く子供じみた態度を取った自分が許せずにいた裕子は、明奈たちの来訪で浮気相手が彼女たちだと知ると身を退く訳にはいかないと、ホテルで三人競い合って智之に決めてもらうことを提案していた。とは言え久し振りに見たぺニスに惹かれ騎乗位で交わった裕子だが、そこへ明奈と美和子がやって来て話が違うと行為を中断させられる。真相を知った智之は裕子に一番射精すると豪語しながらも明奈や美和子とも公平に愛し合うが、それでも明奈はやはり裕子が一番相性が合うみたいだと呟くと、美和子もそれに応じるがせめて今日一日だけはと返す。セックスに明け暮れ一同が一息付くと外は綺麗な夕暮れの景色で、四人の乱れた夜はまだ始まったばかりなのである。


【レビュー】

前作『喪服の女に僕は耽溺れる』から約1年振りの刊行となる本作も、基本的な話の流れはこれまでの弓月誠作品と何ら変わりはなく、これからもこの路線でいきますよと宣言したかのようにも受け取れる。優柔不断で底無しの性欲を持つ主人公が憧れの未亡人たちに対してアプローチを掛けて次々と関係を結ぶのだが、本命であるヒロインへの想いを貫こうとしながらも流されてしまい、他のヒロインたちが察して自ら身を退くというのが大まかな話の概要である。本作では上京していた主人公が友人の結婚式もあって大学の夏休みを利用して一時帰郷しており、そこを踏まえた情交描写も織り混ぜられている。

・友人の母【裕子】(44歳)
主人公の想い人であり裕子も息子と同い年の青年との年の差は意識しつつも、ひとり息子の結婚式を終えた晩に主人公に告白され、20年守って来た童貞の手解きを口実に関係に陥る。底無しの性欲の塊である主人公に一晩中抱かれ溺れていくが、真面目な性格であり主人公の不貞を知ってヘソを曲げてしまう可愛らしい一面もある。

・義母【明奈】(38歳)
裕子を抱いて実家に朝帰りした義息から女の匂いを嗅ぎ付けた明奈は裕子と結ばれ本願が成就されたと知り、彼女もまた義息から寄せられる想いに気付いていただけに、もう待ち切れぬと言わんばかりに自ら主人公を求めていく。ざっくばらんな性格で母子というよりも姉弟を思わせるやり取りだが、主人公の自分本意な愛し方では裕子が可哀想だとレクチャーする役割を担っている。

・彼女の母【美和子】(42歳)
主人公は熟女好きなだけに高校時代に付き合っていた同い年の恋人に振られた過去があり、帰郷した年の夏祭りの晩にその母の美和子と再会するというドラマチックな舞台が用意されている。夏休みの帰郷なのもあって浴衣姿で暗い森の中や、海水浴に行ってひと気の無い砂浜など開放的な場所での情交が多い。

節操なしの主人公はヒロインに求められれば情交に応じ三股になるが、真面目な裕子に不貞が発覚し一時的に機嫌を損ねられてしまう。見るに見かねた明奈と美和子がお膳立てをしてくれて仲を取り持ち、二人が身を退くことで裕子に収斂していくのだが、ここ数作の弓月誠作品自体が官能ラブコメ路線に特化しているのもあっていつも何か物足りないという感想である。コメディであるが故に余計な設定を盛り込まないというのは分かるのだが、官能で必要な背徳や倒錯といった要素があまりないので、物分かりの良すぎるヒロインに対してだらしない主人公というだけではどうも不釣り合いだなと思う。これが自分に取って物足りないと感じさせる最大の要因である。別に品行方正でなくても良いが、主人公に惹かれる理由があればもっと良いかもしれない。
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tag : 大学生主人公 童貞 熟女限定 母子相姦 熟女(40代)

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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