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青橋由高「メイドと巫女と極甘生活」

青橋由高「メイドと巫女と極甘生活」
(フランス書院文庫、2010年11月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

長年想い続けていた鈴の為に仕事を辞めて帰郷した新一。ところが彼を待ち受けていたのは鈴だけでなく、何故か元上司の娘でメイド服姿の陽菜も居た。巫女とメイドとの奇妙な三角関係が始まる事に。

【登場人物】

加美山新一
27歳。九州某県出身で両親を失い身寄りも無く、上京して一人前になろうと証券会社に就職。会社を辞めて帰郷し、独り暮らしを始めようとしていた。予知夢を見る能力が有り、それを活かして前職で高い報酬を得ている。幼馴染みの鈴に想いを寄せているが、分かりやすい彼女のリアクションに何故か気付けずにいる。童貞。

南雲鈴(すず)
32歳。西鬼江村の神社で巫女長を務めており、母親から跡を継いだばかり。黒く長い艶やかな髪を後ろに束ね、仕事柄常に巫女服姿。新一の幼なじみかつ姉代わりで、素直になれない彼女をくっ付けさせようとする両親の計略で、彼と同居する事に。初恋相手の新一を秘かに思い処女のままでいた。

円城寺陽菜(ひな)
20歳。新一の元上司の娘。栗色のショートヘアで愛くるしさを感じさせる容貌。巨乳。新一を兄のように慕っており、帰郷すると知って家出同然に彼の家に押し掛ける。新一に世話になるからという事で常にメイド服姿。処女。

【展開】

帰省した新一は元上司の円城寺から連絡を受け、娘の陽菜が家出したと聞かされる。消息を案じつつも新居に辿り着くと鈴の手痛い歓迎を受けびっくりするが、家の鍵を勝手に開けて陽菜がメイド服に着替えて待ち受けているのを見て再び驚く。押し掛け女房だと早合点し自宅に戻ろうとした鈴に同行し神社に着いたものの、彼女の両親が巫女の座を譲ったのを機にリフォームを始め旅行に出たと知り、暫く鈴と陽菜の二人を預かることになる。

その晩入浴前にうっかり新一の着替えを見てしまった鈴はアナルオナニーで達して翌朝彼を起こしにいって朝勃ちを見て気恥ずかしさを隠し切れずにいたが、三人で買い出しに出掛けた後に新一と二人でこれまでの経緯を話し合う。互いに擦れ違い口喧嘩寸前までヒートアップするものの鈴が告白し、互いに初体験で慣れぬまま後ろの穴でならと初夜を迎えるのであった。

ひと月後肛交ながらも新一と回数を重ねていく鈴の変化に気付いた陽菜は、ある日彼女が風邪で寝込んだのを好機と捉えて買い出しに付いていって欲情的な仕草で挑発すると、夕飯の時に下戸の新一にわざと日本酒を飲ませるように仕掛ける。これまで抑えて来た欲情を酒の力を借りて解放した新一はマゾっ気のある陽菜を言葉なぶりにしながらも、正常位で破瓜へ導くことに。

それから一週間後体調が回復した鈴が夕方に目覚め夕飯の匂いに誘われて台所に向かうが、そこで目にしたのは陽菜のご主人様プレイに誘われパイズリフェラで蕩けた新一の姿であった。陽菜とお似合いだと分かっていつつもショックを受けた鈴は茫然としながらも神社の裏手の洞窟に逃げ込み涙を流していると、そこに新一が後を追ってやって来る。陽菜を悲しませることは許さないと鈴が告げると新一は二人とも幸せにすると返事を返し、彼女は覚悟があるならばご神木の下で立ちバックで処女を奪うように命じるのであった。

鈴が新一と結ばれた翌日、陽菜は鈴より恋敵としてこれからも宜しく頼むと遠回しに関係を告げられると、何も知らない新一から同じ話を聞かされた時にわざといたぶって楽しむ。そして二人の目を盗んで入浴しムダ毛の処理をしていた鈴の元を訪ね、新一に剃毛させながら秘豆を弄らせ、自分は不浄の穴を撹拌して鈴を絶頂へ導く。そして新一がペニスをたぎらせているのを見ると騎乗位で跨がるが、意識を取り戻した鈴にアヌスを弄られ陽菜もアクメに達してしまう。

二人と3Pに興じたその晩に予知夢を見た新一は、巫女長を継いだばかりの鈴の為に奔走し、彼女の功名を上げるのに一役買うことに。その時巫女とメイドの二人からは新一に新たな女が出来たと勘違いし、ラブラブエッチを迫られるが…。年末年始を控え実家の改装が終わりそうになり鈴は先走って結婚と受胎を迫るが、陽菜はお見通しとばかりに新一と組んで彼女をイカせると、今度は身体を重ねて四つん這いになり絶頂に導かれる。続いて新一は並んで四つん這いになった二人のアナルを貫き、アクメする様子を楽しむのだった。

【レビュー】

黒本でのデビュー作品「僕とメイド母娘 ご奉仕します」が発売間もなく重版となった作者の2作品目は、主人公が想いを寄せる幼なじみの巫女と、主人公を慕う元上司の娘と極端に属性の違う2人のヒロインが主人公を巡って取り合いになる王道パターンの物語である。前作よりより作者のホームグラウンドである美少女文庫での作風に近く、登場人物同士の台詞のやり取りも明るくライトな印象を抱く。

舞台である「西鬼江村」は美少女文庫の著作のファンであればお馴染みだが、「トリプル押しかけ」シリーズで異能の持ち主である主人公やヒロインたちの出身地ともほど近い場所である。作者ご自身がメイドでも何でも混在する同一世界を題材とする創作観であり、分かる読者はクスリとするし、分からなくても全体の流れに大した支障が無い位の味付けとなっている。

本作の主人公やその遠縁に当たる巫女長の母親も異能の持ち主で予知夢を使うが、ここは黒本であるからファンタジーに寄り過ぎない配慮がなされている。寧ろそんな能力の持ち主なのに幼馴染みの巫女長やメイドに扮した元上司の娘の分かりやすいほどの愛情に気付かずに、擦れ違いが起こっていてドタバタが発生する点に妙味があるのかもしれない。

純潔を守りたいから後ろの穴は開発済みという巫女長と、親にすら叩かれたことが無さそうな箱入り娘が主人公の荒ぶる態度にマゾっ気を見せたりとヒロイン設定は美少女文庫での著作で出て来る「美少女たち」と基本的には一緒である。本作の狙いとしては美少女文庫の読者をいかに黒本へ誘導するかという観点で考えると、ほぼ成功だったのではないかと個人的には思う次第である。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
2010/10/22 発売→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。新一を待っていたのは巫女とメイドとの三人暮らし!?朱袴を脱いで襦袢に眠る清らかな身体を捧げられ、エプロンドレスで健気なご奉仕を施される毎日。年上の幼なじみで処女(!)、32歳の熟女巫女・鈴。歳に似合わぬ豊乳で誘う20歳のお嬢様メイド・陽菜。淫らに優しく過激に惑わせるごく甘同棲生活!★★★★★ ラヴコメ成分てんこ盛りな“極甘”展開, 2010/11...
メイドと巫女と極甘生活(著:青橋由高、フランス書院文庫)



【参考作品】

「トリプル押しかけ」三部作

トリプル押しかけ許婚 (美少女文庫)
青橋 由高
フランス書院
2012-09-21



トリプル押しかけメイド妻
青橋 由高
フランス書院
2015-01-19



トリプル押しかけお姫様
青橋 由高
フランス書院
2015-01-30



三作目(「~お姫様」)のヒロインに南雲うららがいます。(刊行は本作の後)

お嬢様姉妹はW嫁! (美少女文庫)
青橋 由高
フランス書院
2012-09-21



ヒロイン姉妹は「円城寺美夏」と「円城寺蘭」です。(刊行は本作の前)

短編集を間に挟み、3年3ヵ月振りにフランス書院文庫での作者の長編作品が発売されます。




同窓会で出会った、あこがれの元副担任教師・佐織。
豊麗な美乳が悩ましい初恋相手、独身美母・優美子。
仕草も女陰も初々しい年下の小悪魔な幼なじみ・佳奈。
故郷に帰ってきた青年を待っていたおいしすぎる再会。
29歳&38歳&19歳が、他の女に負けじと挑発を仕掛け……
三人の美女が一堂に集う寝室は修羅場? それとも楽園!?

(あらすじはAmazonサイトより引用)



青橋由高作品なだけに、本作でも他作品と何かしらのリンクがあると思われます。
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tag : 社会人主人公 処女

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メイドと巫女と極甘生活(著:青橋由高、フランス書院文庫)

メイドと巫女と極甘生活(2010/10/22) → Amazonはコチラから。 新一を待っていたのは巫女とメイドとの三人暮らし!? 朱袴を脱いで襦袢に眠る清らかな身体を捧げられ、 エプロンドレスで健気なご奉仕を施される毎日。 年上の幼なじみで処女(!)、32歳の熟女巫女・鈴。 歳に似合わぬ豊乳で誘う20歳のお嬢様メイド・陽菜。 淫らに優しく過激に惑わせるごく甘同棲生活! ...

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にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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