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高竜也「僕は三度タブーを冒す 姉と妹と義母」

高竜也「僕は三度タブーを冒す 姉と妹と義母」
(フランス書院文庫、2006年6月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

受験を控えた陽平は夜遅くに階下へ向かうと脱衣所の曇りガラスから義妹の理沙の裸体を覗き見て欲情を覚え、眠りについた彼女の手を借りたオナニーをしてしまう。理沙も兄の行動に気付かぬ訳もなく兄妹で淫らな行為を繰り返すが、義姉の真弓に知られてしまい陽平は弄ばれることに。そして義母の亮子もまた抑圧してきたおんなを剥き出しにして陽平に迫り、関係を結んでしまうが…。


【登場人物】

川村陽平
17歳の高校2年生。半年前に札幌市内で有数の医療法人を営む父を亡くし、実質的な後継者として周りから期待されている。成績優秀で真面目で大人しいが、義母の亮子やその連れ子たちに性的な興味を抱き始めた童貞の少年。

川村亮子
38歳。陽平の父親が院長を務めていた病院でナースとして働いていたことがあり、その美貌と聡明さもあって見初められ後妻となっている。前の夫との間に真弓と理沙の二人の娘をもうけたが死別しており、再婚するまでは困窮した生活を送っていたようである。従って常に陽平を前面に立てつつも自らは性的渇望を抑え込み、川村家の一員で居続けようと腐心する節が見られている。

川村真弓
19歳の女子大生。亮子と亡き父との間に産まれ、母親同様に華やかな美貌の持ち主で、自らもそれを意識して振る舞い複数の男性と交際しては別れてを繰り返している。とは言え女三人での生活の苦しさを知っているだけに、陽平を立てる素振りを見せていたが、彼の弱味を握ったことで爛れた性的関係を結ぶようになる。

川村理沙
16歳の高校1年生でチアリーディング部に所属していて、身長160cmで整った肢体の持ち主。母姉とは違ってその美貌を押し出すことはなく、奥深いものを感じさせている。陽平が女性として強く意識しているとともに、彼女も単に義兄というだけではない思いを抱いている。男性経験はない。


【展開】

進級を間近に控えた春休みに勉強中に転た寝をしていて深夜に目が覚めた陽平は何か飲もうと階下に降りるが、浴室の脱衣所に全裸の理沙がいて曇りガラス越しに瑞々しい肢体が浮かび上がっているのを見て性的興味を抱き始める。そして理沙の寝付きが良いのを利用して彼女の部屋に忍び込み、パジャマの前をはだけさせ乳房に触れていると、何か痒みを感じたらしく理沙が下腹部に手を伸ばすのを目にする。それに唆されたかのように陽平も秘所へ手を潜りこませると、愛液が滲み出ているのを知って興奮に包まれながらこわばりを露わにし理沙の手を借りて扱くと呆気なく白濁を吹き出し愛妹へ浴びせてしまう。

翌日朝遅く目覚めた陽平は理沙の部屋に忍び込むと引き出しの中の日記を発見して目を通すと、そこには理沙だけでなく真弓も自分のことを異性として興味を抱いていると書かれていて嬉しくなるが、部屋を出たところをちょうど外出しようとしていた真弓に見付かってしまう。彼女がいなくなったところで真弓の私生活が気になり部屋に入りタンスを探ると、穴あきパンティを見付け自ら足を通し穴から覗く剛直に異様な興奮を覚えてオナニーする。それだけで性欲を抑えられず深夜に再び眠っている理沙の部屋を訪ね疑似手扱きを始めるが、理沙は起きていたらしく私で良ければと射精までさせてしまう。そして部屋を出ると泥酔して階段で眠っていた真弓と遭遇し、自分の行動を見られたかもと不安を抱き始める。

次の日に陽平は理沙に無理やり迫ったことを謝るが、お兄さんのためなら何でもしてあげると言われては歯止めが効かず、手で扱いてもらう内に剛直を愛妹の口内に突っ込んで射精し飲ませてしまう。こうして次第に行為をエスカレートさせていく日々が続いていたが、三日後の昼間に理沙の部屋に来たところで真弓に呼び止められ、パンティを盗み出したことや理沙との妖しい行為を白状させられる。どうやら真弓は彼氏に捨てられたらしいと知って陽平はここは従うことを決意し、口唇奉仕を受け入れて射精させられ、更に秘所を見たり触ったりしながら自慰を命じられて二度目の絶頂を迎える。

浴室で洗いっこしてから仕切り直して再び真弓の部屋に戻ると、陽平が童貞だと言っていたことを信じたらしく、こういうやり方もあると馬乗りになって結合する。童貞を卒業した陽平はその日の夜も真弓と深夜に自分の部屋でセックスをするが、そんな二人の親密さを亮子や理沙が疑うのは時間の問題であった。ある日外出から戻った亮子は二人の性行為を知ることとなり、真弓が合宿で数日間家を空けた折りを見て陽平に問いただそうと考える。理沙に睡眠薬を飲ませて自分はワインをがぶ飲みして酔っている状況で寝室まで運んでもらい、あられもない姿になっているとやはり陽平が手を出してきたのを見てオナニーの手伝いをして射精へ導くと、愛撫する手に委ねて自ら挿入するように仕向けるのであった。

合宿から戻った真弓は母と陽平との間に漂う微妙な空気にいち早く気付きある晩酔い潰れた振りをしていると、母がわざわざ自分が寝たかどうか確かめに来たのを見てこれから性交を始めるのだと確信する。ベランダに回り母の寝室を覗くと陽平が開脚した亮子の秘所を愛撫している最中で、二人を羨ましいと思いながらも行為に合わせてオナニーせずにはいられなかった。しかし真弓は自分と性格が似ているからと敢えて母を問い質すことはせず、隙を見ては陽平との関係を続けていく。

新学期を迎え母や姉と親しい仲だと気付いた理沙はある日の放課後に映画を観たいと陽平を誘うと、母には外で食事をすると伝え暗にまだ帰りたくないとアピールする。自分と亡き父しか鍵を持っていないマンションの一室に連れて来られて自分を特別扱いしてくれていると喜ぶと、ワインを飲みたいと告げ酔いの力を借りて抱いて欲しいと求めてしまう。

こうして理沙と結ばれて自宅に帰った陽平だったが、立場を理解している義母はともかく義姉をどう関係を清算しようか思案しながら眠りにつくと、真弓が逆夜這いの如く部屋にやって来て口唇奉仕をしていたことに気付き目を覚ます。射精させられて落ち着きを取り戻すと真弓を振り払いもうしたくないからと突き放すが、翌朝起きてみると理沙の姿が見当たらない。そこへ彼女の親友から自殺を仄めかすメールが来たと連絡を受け空港に向かうと、理沙を発見するとこれから一緒に流氷を見に行こうと網走まで飛ぶ。もう流氷は岸から離れつつあり遊覧船は出ていないと聞かされた二人は宿を取り乱れた一夜を過ごし、翌朝ゴムボートを借りて沖へ出ると次第に流氷に取り囲まれ動けないことに気付くが、このままで良いからと流れに身を委ね転た寝を始める。暫くして救助船のエンジンの音が近付いてくるのが聞こえた陽平は、自宅に帰ればきっと母や姉は何ごとも無かったかのように振る舞うのだろうと思うのだった。


【レビュー】

個人的な印象として高竜也作品では北海道や北陸といった冬寒い地域を舞台にすることが多く、本作も札幌で医療法人を営む一家の相姦物語である。父親を亡くし後継者として期待を一身に浴びている17歳の主人公だが、義母とその娘たちとは血の繋がりがなく何処かでは他人同士という趣もある。

女性たちのなかでは義妹の理沙に対して最も親愛の情を抱いているのだが、ぎこちないながらも性的な戯れを繰り返していくうちに義姉の真弓にバレてしまう。奔放な彼女は男性に依存していかないと心が持たないようで、母の再婚相手の家の体面に多少は気を遣いつつも好き勝手にやっている様子である。恋人と別れたばかりでフレッシュな少年の性欲の強さに溺れていくが、当の主人公は絶頂の瞬間に義妹の名前を口にするくらいだから心はまた別物なのかもしれない。

体面を気にしてというのは義母もまた同じでナースとして働いていたときの生活の苦しさを思えば、別の恋人を見付ける訳にもいかず性的渇望を抱いている。そんななかで長女と主人公との性交を知って自らもそうなりたいというのは無理もないかもしれないのだが、血の繋がらぬ母子の相姦という面からすればちょっと弱いのかなと思われる。作者としては娘姉妹ヒロインに力点をおきたかったのかもしれず、義母との情交場面は一章だけである。

母や姉が主人公と性的な関係を結んでいると知った義妹はまた自らの純潔を捧げようと身を委ねるが、姉と対峙して衝動的な行動に出るのはまだ未成熟というのもあるのかもしれない。同じ時期に活躍していた鏡龍樹氏の作品ならば、ここで自分に振り向かせたいから負けないと淫らになることが多く、こうした書き手による違いを楽しむのも一つの考え方ではないかと思う。
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tag : 高校生主人公 童貞 母子相姦 姉弟相姦 兄妹相姦 処女

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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