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上原稜「夢の一夫多妻」

上原稜「夢の一夫多妻」
(フランス書院文庫、2017年6月、表紙イラスト:八月薫)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

夢の一夫多妻 (フランス書院文庫)
上原 稜
フランス書院
2017-06-26




【あらすじ】

父親と兄の急逝により一条家当主となった和弥は兄嫁だった真琴から求婚されて妻としたが、その直後に淑やかな義母の小夜子からも妻にして欲しいと求められる。一条家跡取りが二人を娶ったと聞いた許嫁の優花としては当然自分こそが正妻に相応しいと屋敷に乗り込み、二人の見守る前で処女を捧げてしまう。ここで第一夫人の座を巡る三世代の妻たちのバトルの火蓋が切って落とされたのだが…。


【登場人物】

一条和弥
一条家の次男で相次いで父親と兄を亡くしたために、大学受験を控えた年齢にも関わらず急遽当主の座に就いている。これまでの境遇と打って変わっての状況に真琴の助力を得ただけでなく、彼女のセックスレッスンによって次第にテクニックを身に付けていく。人並外れた巨根と精力の持ち主だが、他には大した取り柄の無さそうな普通の少年。

一条小夜子
39歳。和弥を出産して間もなく亡くなった第一夫人に代わり、第二夫人として一条家先代の妻となり家内を取り仕切っている。長い髪に和風の顔立ちで貞淑な印象そのものだが、和弥のことを実の子のように気に掛けていて、夫が亡くなるとともに自分も妻として名乗りを挙げることに。三人の中では一番の巨乳。

進藤真琴
27歳。和弥の兄の妻となっていたが、一夫多妻制とは別に浮気癖の強い夫に愛想を尽かして離婚していた。和弥が跡取りになる際に求婚を申し込む周囲を上手く説得し、一番初めに彼の妻として名乗りを挙げ、毎晩のようにセックスレッスンを施しては寵愛を受けている。互いに呼び捨てにしているだけに実の姉弟のように仲が良い。砲弾型の張りの良い巨乳。

橘優花
18歳。高校に通っているようで次男という立場だからこそ橘家の両親も納得して和弥の許嫁としたが、真琴や小夜子を妻にしたと聞いて優花自身は黙っていられずに屋敷に乗り込むことに。まだまだ成長中だが同世代の女子に比べると豊かなバストの持ち主である。処女。


【展開】

真琴の求愛を受け入れて和弥は今夜も寝室で騎乗位で貪る妻に委ねていたが、中出しをした直後にドアを開けられて小夜子が自分も妻にして欲しいと求められる。真琴は先輩として小夜子に対し体液で汚れた剛直を口腔で清めてと命ずるが、小夜子の口戯は想像した以上に巧みで呆気なく二度目の射精に導いてしまうと、休む間もなく対面騎乗位で跨がり巨根を受け入れる。亡き夫では届くことのない奥の奥を義理の息子によって穿たれている事実に、小夜子は早々と気を遣ってしまうものの和弥のフィニッシュに合わせるかのように連続アクメに達するのであった。

その頃優花は和弥となかなか逢えないことを気に掛けていたが、そんな折りに義母や兄嫁を娶ったとネットニュースで知り、立場が変わったのだから諦めなさいという父親の説得に反発して単身で一条家にやって来る。真琴や小夜子の見守る前で和弥に初めてを捧げることになったものの、これまで経験者にされるままのセックスばかりだった彼のために、優花の秘所を使って女体の仕組みをレクチャーさせられてしまう。和弥の指ピストンで果てた優花は剛直に貫かれるも、真琴や小夜子に敏感なところを愛撫されると次第に痛みも収まり、最後は自ら濃厚な子種を求めるくらいに乱れてしまう。

渋々ながらも橘家の了承を得られ優花も妻にした和弥だったが、肝心なことに誰を第一夫人にするかを決められずにいて朝は寝起きを迫られて小夜子と騎乗位で交わり、学校から帰宅すると三人から裸エプロンでの歓待を受ける。食堂で料理の味を聞きながら両端から小夜子と優花に身体を密着させられただけでなく、テーブルの下からは真琴が這い出てむき出しにしたぺニスを胸乳で挟まれ射精させられては食事どころではない。お仕置きのつもりで三人を四つん這いにさせてオナニーするように告げるが、中でも真琴が一際盛り始めているのを見ると、今日は真琴を犯すからと告げて激しいピストンの末に中出ししてしまうのであった。

夏の暑さも次第に増していくある日和弥は体調が思わしくないにも関わらず起こしにきた優花と一戦交わるが、熱が出て倒れてしまい流石に妻たちも和弥が良くなるまでは自重しようと申し合わせる。しかし看病に来た真琴や小夜子が思わせ振りなことをしておきながらもお預けを食らわさせられ、優花の時には身体を拭いてもらうだけでなく口で剛直を清めてくれと命令してしまう。その瞬間真琴と小夜子が部屋に乗り込んで来て約束を破ったと優花を非難するが、一応病人を労りながらもまぁ本人がヤる満々なんだしと納得し小夜子、真琴、優花の順に跨がり中出しを求めてしまう。

流石に毎晩では和弥の身は持たないと三人は「休交日」を設けたが、夜になり最初に真琴がシースルーのエロい格好で和弥の寝室を訪ねて来て、して欲しいと頼まれたからにはしてあげると言わんばかりにベロチュー手扱きを始める。次に優花が訪ねて来て真琴をベッドの下に押し込むが、優花も大胆にも乳谷を露わにしてパイズリフェラを始めてしまう。そこへ小夜子がやって来て折りしの台風で停電したみたいだと暗がりに紛れて訪問し優花をクローゼットに隠すが、素股同然にして跨がられては和弥も我慢の限界を迎えてしまい、真琴と優花が黙っている訳もなく姿を現し約束を破ったと押し問答になる。
隙を見て優花が和弥に跨がると二人に引き剥がされ、次は真琴、そして小夜子とこれでは落ち着く暇がないからと妻たちは一突きごとに交代しフィニッシュした人が子種を独り占めだと勝手に決めてしまう。和弥は小夜子の膣内で果てたものの他の二人が納得するはずもなく、結局いつものように全員に中出しとなるのだが、そんな狂乱も終えると真琴から生娘だった優花のために何かプレゼントを考えてと諭され旅行を計画する。

八月に入り受験勉強の合間を見て和弥は三人の妻を連れて山奥の別荘へ向かうと、優花だけでなく真琴や小夜子にもプラチナリングを渡し改めて求愛する。そして別荘の温泉で全身を洗ってもらいながら滾った剛直を三人の乳房で挟まれて射精すると一番に立候補した優花を正常位で抱き、次は真琴に騎乗位でのし掛かられ不服そうな二人には裏穴を指で弄って倒錯した喜びを感じる。最後に小夜子とは背面騎乗位で交わり、他の二人に密着されながら同時絶頂に達し、これからも幸せな日々が続くようにと願うのであった。そして…。


【レビュー】

美少女文庫でもヒット作品を刊行している上原稜(美少女文庫では上原りょう名義)氏によるフランス書院文庫での新刊は、2014年6月の『癒しづくし 母とふたりの姉』以来ちょうど3年ぶりである。ハーレム作風を得意としているだけに本作もストレートな誘惑作品であるのだが、その前提として国策による「資産に応じた一夫多妻制の奨励」があり、資産家の次男坊である主人公が父親と兄の急逝により突如三人の妻を娶ることとなる。表紙イラストが人気漫画家の八月薫氏によるものであることから、美少女文庫っぽく挿し絵を入れても良かったのかなとは思うのだが、そこは黒本として一線を引いておきたいということであろう。

三人の妻はなった順に兄嫁の【真琴】(27歳)、義母の【小夜子】(39歳、父親の第二夫人)、許嫁の【優花】(18歳)であり初めの二章で相次いで主人公の妻となる過程が描かれている。優花は年上の二人が妻となったのを知って実家を飛び出して主人公の元を訪ね、破瓜に至るまでのプロセスに触れられているので事実上の第一夫人的な扱いだと思われる。しかし主人公が優柔不断なために結論を出さないことから、第三章以降は三人入り乱れての誘惑合戦となっていく。個人的にはありきたりでも各人を妻にしていくまでのプロセスを見たかったので、三人の年代は違えど基本的にヒロインから動いていく展開は若干評価を下げざるを得ない部分である。

上原稜作品はどちらかと言えば主人公が動くよりもヒロインの方が積極的とも言えるし、一章毎に何かしらのエピソードを交えつつも三人の方から誘惑を仕掛けていく流れなので、せめて一章だけ(あるいは一人だけ)でも違う流れならば違った印象になったのかもしれない。貞淑なはずの義母、肉食的なお姉さん的な兄嫁、生娘だった許嫁とバリエーション豊富なのだが、情交場面ではさほどの違いが見られないので、積極的に迫られ過ぎてやや食傷気味でもある。ヒロインに迫られて労せずにハーレムゲットな展開がお好きな方にはオススメだが、個人的な好みとはずれていたのが残念である。
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tag : 高校生主人公

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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