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小日向諒「てほどき初体験 女教師未亡人と隣りの未亡人」

小日向諒「てほどき初体験 女教師未亡人と隣りの未亡人」
(フランス書院文庫、2017年6月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

中学時代の恩師である春奈と付き合い始めた悠斗だったが、いよいよ初体験…という折りに失敗してしまい意気消沈して帰宅する。偶々両親が不在で隣人の未亡人である瑠美に面倒を見てもらうこととなるが、これまでも恋愛のアドバイスを受けてきただけに失敗したことが露呈してしまい、しかしながらそんな瑠美から自分が教えてあげると告げられ…。


【登場人物】

小林悠斗
斎美市立高校の3年生。両親と三人で暮らしているが、父親も母親も不在がちで隣人の瑠美のお世話になることも多い。中学時代の恩師である春奈とバイト先で再会し、未亡人となった彼女を慰めてあげている内に恋人として付き合うようになった。同世代はおろか大人を凌ぐほどの巨根だが女性経験がなく、しかも初体験に失敗してしまう。

八重樫瑠美
38歳。小林家の隣りに一人で暮らしており、複数の料理店を経営している。ヒールを履くと170㎝を超えるほど背が高く、母性を感じさせるIカップの熟れた肢体の持ち主。度々悠斗の面倒を見てあげているが、家事全般はあまり得意ではない。10年前に夫を亡くしており、悠斗が春奈と付き合うようになったのを知って応援してあげたいと思っていたものの、悠斗が初体験に失敗したと聞いて自らの身体を使ってレッスンしてあげると提案する。

久城春奈
28歳。中学教師で悠斗は教え子の一人である。夫を亡くしたばかりで傷心していたところ、偶々常連として通っていた店で悠斗がアルバイトをしていたのがきっかけで再会し恋人関係になる。しかし教職という立場もあって、表に出来ない関係だと気遣い悠斗に余計なプレッシャーを掛けていたのが原因で初体験に失敗し傷付けてしまう。小柄ながらもFカップとスタイルは良い。


【展開】

春奈の部屋で入浴中の彼女を待つ悠斗は自分がリードしなくてはとガチガチに緊張していたが、いざ彼女を目の前にするとヤりたいという気持ちが先走ってしまい、いよいよ…というところで貧血を起こして倒れ病院で診察を受ける羽目になる。

春奈と気まずい雰囲気のまま別れて帰宅した悠斗を待ち受けていたのが瑠美で自ら経営する中華料理店の炒め物などを用意するが、少年の態度を見ておおよその察しはついたらしく絶対笑ったりなんてしないからと約束しながらも、話を聞くとテーブルを叩きながら大爆笑してしまう。より一層ションボリとした姿を見せながらも、少年の股間は現金なことに密着した瑠美の薫りに刺激されたのか大きく膨らませているのを見付けてしまう。
すかさずリビングのソファーに悠斗を押し倒し顔面騎乗さながらに跨がるとシームに透けたパンティ越しの秘所を見せたり、Iカップの爆乳を露わにして乳房や頂点の尖りを触らせたりすると、今度は着衣のままのクンニリングスと発展していく。エスカレートしていくレッスンに今日はまだ未放出の悠斗も流石に我慢できなくなり、瑠美がペニスを露わにしてあげるその偉容ぶりを誉めるしかなく、避妊具を付けさせて正常位で筆下ろしをしてあげることに。腕立てをするように不自然な格好をしているのにも限界があり悠斗が瑠美に抱き付きながらキスを仕掛けると、丁度いい具合に嵌まったようで次第にピストンを早めながら避妊具の中に夥しい精液を吐き出してしまう。瑠美は少年の剛直からゴムを取り外すとザーメンの多さに感心しながら逆さにして白濁を口内へ流し込み飲み下すと、満足しきるまで教えてあげると淫蕩な笑みを浮かべるのであった。

瑠美のレッスンを受けながらも少しずつ春奈との仲を修復し始めた悠斗は、ある夏の日に斎美市から離れた街でアミューズメント施設でのデートを楽しむとその帰りにラブホテルへと誘う。ここは瑠美とも来たことがあるホテルだと感慨に耽っていると春奈から何だか変わったみたいと指摘されどぎまぎしながらも、今度こそはとキスの段階からリードして乳房や秘所への愛撫、更には手マンで潮を吹かせるほどの快楽を刻んでいく。そしていざ合体となった時に春奈から男の子が悦ぶことをしたいからとあの日以来ピルの継続飲用を打ち明けられ、好きなだけ生中出しして良いということでこれまで避妊具越しに感じていた膣の中の嵌め具合を堪能することに。亡き夫に替わって快感を上書きしているのだと思うとついサディスティックな言葉も吐き出すが、一度目の中出しを終えると春奈が四つん這いになりセックスを求められては二度目に突入するのは必然と言えるかもしれず、休憩時間を二回延長して女教師の身体を堪能してしまう。

秋を迎えて瑠美はすっかり性戯が上達した悠斗から離れたくないと性的な関係を続けていたが、その気持ちは悠斗も同じようで両親がいない日に瑠美とドライブデートへ出掛けると、紅葉の景色が一望できる特別な部屋に泊まることに。春奈と比べて口唇奉仕が上手だと悠斗に誉められた瑠美は改めて自分が単なるセックスレッスンの相手に過ぎないのだと実感し、ならばせめて「ママ」と呼んでと頼むと、悠斗も実母より「ママ」らしいよと返し暫しの相姦ごっこを始める。剛直に穿たれてアクメを迎えた瑠美は駅弁スタイルで景色が見渡せる窓ガラスまで繋がったまま連れて来られ、まるで怒り狂ったかのように見せ付けてやろうよと繰り返す少年の意図にやっと気付く。二回りも歳の違うカップルなだけにオープンに出来ない関係に苛立っているのだと知って悠斗に謝ると、ますます激しくなる突き上げにお漏らしするほどの快感を得るのであった。

冬を迎えたある晩にラブホテルに春奈とやって来た悠斗だったが、瑠美とのいやらしいSNSでのやり取りを見られてしまい鉄拳制裁を受けてしまう。春奈も殴って出ていったまでは良かったが別れを切り出せる訳もなく、次第に心身に支障をきたすようになってきたある晩、瑠美の訪問を受けて彼女が経営するレストランで話をすることに。瑠美の素性を知らない春奈は彼女が悠斗とやり取りをしていた熟女だと気付くが、着ているものから立ち居振舞い、何もかもが自分の方が劣っていると思い別れるよう迫られるかと覚悟する。しかし実際は悠斗のためにもう一度やり直して欲しいと懇願され、春奈は何故そんなに自分たちのためにしてくれるのかと問うと、瑠美は同じ未亡人なだけに他人事とは思えず隣家の少年の喜ぶ顔が見たかったからと告げる。ならば自分と一緒に悠斗に愛されて欲しいと春奈が返し、こうして三人での淫らな関係が始まるのである。翌春進学を機に自宅を出た悠斗は春奈や瑠美が揃っての情交を始めようとするが、いつも決まって女同士が仲良く絡み合うことに嫉妬しながらも、自分を求める未亡人たちを大事にしようと固く誓うのであった。


【レビュー】

2011年に『姪姉妹【寵愛】』でデビューなさって以来本作で10作品目を数えることとなったのだが、情交場面では着衣(特にストッキング着用の美脚)に拘りを持ち、描写自体の回数は他の作者に比べて少ないものの濃密さでカバーしている。基本的にハーレムな終わり方だが、ヒロインたちの惚れた弱みというかいがみ合うことなく併存を選択するのも小日向作品の特徴であり、本作では二人の未亡人が高校に通う少年を好きになりタフな主人公に翻弄されていくこととなる。

主人公【悠斗】はバイト先の飲食店で中学時代の恩師である【春奈】(28歳)と再会したものの、かつてとは違い何処か憂いのある表情を浮かべがちで、実は若くして既に未亡人になっていたことを知る。これまで抱いていた気持ちが昇華して恋愛関係へと発展していくが、そんな彼にアドバイスをしていたのが隣人で未亡人の【瑠美】(38歳)である。教師という立場から常に受け身な春奈を主人公が終始リードし遂にベッドイン…となったところで失敗してしまうが、意気消沈している少年に対して瑠美が自らがレクチャーしてあげると告げ、瞬く間に上達していく主人公に溺れてしまうまでが前半である。

ここまで情交場面は瑠美とのたったの一度であり元々その描写の密度の高さを重視していたとはいえ、これはある意味で賭けに出たのかもしれないと思われる。しかも第三章の春奈との初めてまで進行しても既に全体の三分の二まで到達していて、「起承」に大きく偏った構成であるのは否めないが、そのシンプルさ故に情交場面の濃密さを際立たせているのは言うまでもない。

後半に入り瑠美と二股を掛けていたのが春奈にバレてしまい、そこから瑠美がどう行動するのかが終盤に向けての山場であり、主人公だけでなく未亡人としては後輩に当たる春奈までまとめて愛情で包み込もうとする。小日向作品でほぼ毎回登場する思慮深く面倒見の良いヒロインがまさに瑠美そのものであり、主人公がいかに春奈を好きなのか、年上である春奈はどう応えてあげれば良いかを優しく諭し望むべき結末に導いていくのである。情交場面の節々でSっ気の強い主人公とは言え、終わってみれば瑠美の掌で転がされているのに過ぎず、三人で暮らすちょっと先の未来の場面はやはりらしい終わり方だと思う。

※他作品とのリンクが小日向諒作品のお楽しみ要素であるが、本作の舞台はこれまでと同じ斎美市。ヒロイン瑠美が38歳、春奈が28歳で同い年のヒロインが他の作品にも登場すること、主人公は市立高校の三年生でありやはり同級の少年少女がいるので面識があるかもしれませんね。


作者による自著解説

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tag : 高校生主人公 童貞

コメント

非公開コメント

『女医とナース-淫虜』との関連性は?

DSKです。

本作で「斎美市で一番大きな病院」が出てきたので、もしかしたら『女医とナース-淫虜』の舞台となった市立病院かな?と思いましたけど、どうでしょうかね。

消化器科なら主人公の吾川隼人が、小児外科にはヒロインの小宮澪が勤務していますし……。

Re: 『女医とナース-淫虜』との関連性は?

DSKさん

にゃらです。コメントいただきありがとうございます。


>本作で「斎美市で一番大きな病院」が出てきたので、もしかしたら『女医とナース-淫虜』の舞台となった市立病院かな?と思いましたけど、どうでしょうかね。

>消化器科なら主人公の吾川隼人が、小児外科にはヒロインの小宮澪が勤務していますし……。


主人公が春奈の部屋で貧血を起こしタンコブを作った際に運ばれた病院は、斎美市立病院で間違いないでしょう。

ご指摘の通り吾川隼人と小宮澪が医師として、綾瀬美咲がナースとして勤務しています。また前作の『体験学習-』の小野原透子も美咲の同僚です。
(『女医とナース【淫虜】』に透子が美咲と話をしている場面があったのです。小日向諒さんがブログにてそこに触れるまで気が付きませんでした…。)

また本作の久城春奈は地元のお嬢様学校の慶徳女子高等学院の出身、主人公の小林悠斗は斎美市立高校の3年生なので、恐らく他の作品の主人公たちと繋がりがあるはずですが今回は分かりませんでした。
同じ時間軸であれば『僕の新生活-』のヒロイン久瀬結花が生徒会長の3年生で、副生徒会長と表面上の恋人として振る舞っていたというのがありましたね。
プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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