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美原春人「教えてあげます 押しかけ兄嫁&美母娘」

美原春人「教えてあげます 押しかけ兄嫁&美母娘」
(フランス書院文庫、2017年5月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

実家に住む兄嫁の祥子に憧れを抱く達郎だったが、未亡人となった義母の弥恵や血の繋がりのない義妹の茉歩にも女性として意識し始めてしまい、罪悪感を抱き大学進学を機に一人暮らしを始めた。しかし女三人たちは達郎に愛情を抱いていていなくなって不調になり、それを見かねて祥子が達郎の部屋を訪ねることに。


【登場人物】

小八木達郎
18か19歳くらいで大学進学を機に自宅から2時間程度離れた大学の男子寮で一人暮らしを始めたばかりで、高校時代にバスケットで鍛えた身体を生かし引っ越しのアルバイトにも精を出している。実家で暮らす義母や兄嫁、義妹に女を感じ始めたことに罪悪感を抱き、敢えて離れて暮らすことを選んだが…。

小八木祥子
28歳。達郎の兄の妻だが当の夫はアメリカに長期出張中でしかも恋人がおり、形式的に籍を入れているだけに過ぎないようである。身寄りがほとんど無く勉強と仕事に明け暮れてきた人生に疑問を感じ、お見合いを通じて夫とは友人として付き合うように。夫の事情を受け入れたが達郎を見て単なる義弟以上の感情を抱くようになり、進学を機に告白する気でいたが…。90cmを超える巨乳でOLらしくきちっとしたスーツ姿が似合う才媛。

小八木茉歩
達郎より5~6つほど離れた歳の中学に通う義妹だが、亡き父が親友夫妻の死に伴い茉歩を引き取り娘としたので血の繋がりは無い。水泳部で活躍しているせいか手足が長くて日に焼けた肌が瑞々しく女として成長途上だが、典型的なお兄ちゃん娘で甘え上手な為か抱き付いて来られて達郎が罪悪感を抱くほどである。もちろん達郎以外を恋愛対象にしていないので処女。

小八木弥恵
36歳。達郎の亡き母親の遠縁に当たる女性で、茉歩を引き取り面倒を見ていた達郎を見て側に居たいと思い小八木を説得して戸籍上の妻として結婚している。100cmを超える豊満なバストに比べてウエストは細く、茶色に染めた長い髪が似合い乙女な雰囲気が漂わせる。


【展開】

一人暮らしを始めて何かと慌ただしいなかで6月を迎えたある日、バイト帰りの達郎は自室の灯りが点いているのを不審に思いながらも部屋に入ると、何と祥子が訪ねて来ていて片付けをしてくれていたせいか芳しい汗の香りを漂わせていて欲情を覚えてしまう。実家にいた時から蠱惑的な態度をちらつかせていただけに祥子に翻弄されるが、彼女は意に介するようでもなく今晩は泊まっていくとまで言われ、達郎は女性と同じベッドに寝るのはと躊躇してしまう。ここで祥子が今までに抱いていた愛情を打ち明け、慣れないながらも口唇奉仕を始めると、達郎もお返しとばかりに秘所を口で愛してあげて絶頂へ導いてしまう。何でもしても良いと言われれば正常位での放出で満足出来るはずもなく、達郎は祥子に騎乗位になってとねだり巨乳が揺れる様を見ながら二度目の射精を迎える。

放心状態にあった達郎をよそに祥子がお掃除フェラをしてあげると早くも三度目の臨戦状態となり交わるが、達郎は情事を終えて兄とはどうなっているの?と彼女に尋ねると実は形だけの籍を入れていただけに過ぎないことを知る。これまで見せていた蠱惑的な態度は自分を好きでいてくれたからと喜びながらもそれでも兄への憤りを見せる達郎を見て、祥子は好きにして良いからと告げると次の日も食事を挟みながらも夕方までひたすらセックスを繰り返し、これからちょくちょく訪ねることを約束して帰るのであった。

翌週の金曜日の夕方に祥子から部屋に寄るからと連絡を受けていた達郎はスマホで祥子のスーツ姿を撮りたいと頼み、ブラウスの谷間から覗く乳谷やパンチラを撮影するが、それだけで兄嫁が高ぶるのを見て我慢できなくなり着衣のまま体位を変えながら何度も交わってしまう。翌朝達郎は玄関のチャイムが鳴って起こされ茉歩の来訪を受けるが、祥子が関係を隠そうともしないことに焦りながらも義妹の作ったお弁当を食べると疲れが残っていたのか再び眠りにつく。しかし下半身の違和感を覚えて起きると、何と茉歩がお目覚めフェラをし始めていてしかも競泳水着に着替えていたので混乱を隠せない。

義妹の全力の告白にキスをしてのし掛かられ為すがままの達郎だったが、破瓜の痛みを堪える健気さを見て気遣いながらも中出しをすると、いつの間にかリビングの入り口に祥子が立っていておめでとうと祝福されてしまう。水着を脱がせて秘所が傷付いていないかチェックしていた祥子だったが、可愛いと口付けを始めると達郎にも手伝ってと声を掛けると、何を勘違いしたのか四つん這いになっていた祥子をバックで貫き三者三様に快感に達する。流石に何かおかしいと達郎が祥子に問い質すと、達郎が出ていってから自分たちだけでなく義母までも不調になったと返され、次の週末に一度帰省しなさいと約束させられてしまう。

7月に入ったばかりで一時帰省した達郎を迎えたのは、ウェディングドレスを思わせるかのような白く華やかなワンピース姿の弥恵だったが、話があるからとイマイチ踏ん切りが付かないのを見て祥子が今晩寝室を訪ねてあげなさいと段取りを付ける。そして夕食を終えて義母の寝室を訪ねると三指をついてお嫁さんにしてくださいと言われて困惑するが、父とは元々そういう経緯で結婚したと聞かされて彼女の願いを承諾し、イラマチオ同然に口腔を犯して飲精させる。ベッドに弥恵を横たわらせ口唇で愛撫して半刻ほど快感責めに遭わせると正常位で交わり白濁を注ぎ込み、休むことなく膣奥を突き上げて失神させるほどの絶頂へ導き、弥恵も達しただけでは済まそうとはせずに今度は騎乗位で跨がり三度目の射精を受け入れるのであった。

翌朝達郎は弥恵のお目覚めフェラで起きたものの、そこに居合わせていた祥子とキスを交わしていると義母の嫉妬を感じながらも兄嫁の服を脱がせて愛撫し顔面騎乗して欲しいと頼み、弥恵には馬乗りで交わってとねだる。女同士で睦み合う中で弥恵の中に射精した達郎は起こしに来た茉歩に全てを見られてしまい、昼に祥子が出掛けると嫉妬を見せながら自分も構ってと迫ると、弥恵のとりなしで三人ですることとなり達郎は指で母娘の穴比べをすると、失神した茉歩をよそにリビングのソファーに弥恵を押し倒して交わりを始める。義母の膣奥に中出しすると茉歩も絡んで来て今度は母娘を重ね餅にして、交互にぺニスを出し入れし精を使い果たす。帰宅して三人の乱れた姿を目の当たりにした祥子は入浴中の達郎を訪ねるが、身体を洗ってあげるつもりが逆に洗われる羽目になり愛撫で達してしまうと、そこへ弥恵と茉歩もやって来る。弥恵から昨晩約束した後ろの処女を捧げたいと甘えられると、娘たちもその可愛らしさを見て譲らざるを得ずに喪失儀式を見守るのであった。


【レビュー】

第17回フランス書院文庫官能大賞の新人賞を受賞し『お世話します【未亡人母娘と僕】』でデビューした作者であるが、早くもその3ヵ月後に二作目が刊行となった背景には次の官能大賞の応募作品として既に準備を進めていたらしく、デビューが決まったこともあり早いスパンでの発売となった模様である。こうしたことから本作も『お世話します-』と同じように甘くてトロトロな世界観でヒロイン全員が主人公大好き!なのに対して、主人公も兄嫁や義母、義妹の三人に対して近親というだけでは説明がつかないような想いを抱いている。そんな両者なだけにきっかけを作りさえすればすぐに発火してしまうほどのベタベタな展開がめじろ押しなので、端的に申し上げるとデビュー作品が好きな諸兄にはお勧めだが、甘いだけなのは…という読者には受け入れられるだろうか?早い段階での決め打ちはどうなのか?作者や編集サイドはちょっとした賭けに打って出たのかなと思う次第である。

前置きが長くなったが本作は大学生となったばかりの主人公が実家を出て遠くで一人暮らしを始めたところから話が始まるが、その理由として実家で暮らす未亡人で義母や兄嫁、更に血の繋がりの無い義理の妹たちに欲情を抱くことに罪悪感があったためである。しかしその想いはヒロイン三人ともウェルカムな訳であり、兄嫁が主人公の部屋に押しかけて性の手解きをしてあげると、次は義妹がやって来て兄嫁も立ち会って男女での愛し方をレクチャーする。更に二人の説得に折れる形で週末に実家へ一時帰省すると、そこでは義母もお嫁さんにしてと甘える始末…という全般的にライトでコメディとも言える展開が本作の大まかな流れとなる。

全体の約4割に当たる第1章から第3章までが兄嫁とのいちゃラブな展開で、名前を呼び捨てにする凛々しいタイプの彼女が実は主人公に対して強いショタコンめいた愛情を抱いていたことが分かると、その落差を楽しめることであろう。義妹は第3章後半から第4章(約3割)でストレートなまでのお兄ちゃん娘で、弥恵は前作の千登世(親戚のお姉さん的存在)同様に年齢より遥かに可愛らしくやや面食らうほどに熟れた乙女である。舞台を実家に移しており義母まで受け入れれば後は全員でとなり、ヒロイン同士の嫉妬の応酬や近親で関係することへの背徳性を期待する向きならば本作は違うと思われる。順風満帆に作品を重ね結果を出しているのであれば、次に期待したいことはこういう引き出しもありますよとアピールをしていただきたいのだが、この路線が良いと支持する読者層も多いかもしれない。分かりやすい象徴性というのもまた大事なのだと思う。


DSKさんのブログにて、本作をご紹介なさっています。
2015/5/25 発売教えてあげます-押しかけ兄嫁&美母娘著:美原春人、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。「うれしい……私の手で感じてくれてるのね?」握っていた肉竿を祥子がゆっくり口に呑み込む。春、大学に進学し、一人暮らしを始めたはずが、実家から28歳の兄嫁が転がり込んできて……初体験、お目覚めフェラ、ノーパン誘惑……夢のような同棲生活に義母と義妹まで加わって……(引用元:A...
教えてあげます-押しかけ兄嫁&美母娘(著:美原春人、フランス書院文庫)









あくまでもこれは私の憶測にしか過ぎないのを承知の上で言わせていただきますと、元々仕上がりのレベルとして非常に高いものがあったためにデビューしてから僅か3ヵ月での二作目ということに繋がったのだと思います。「編集部発」(公式ホームページ)でも触れられているように、デビュー即スマッシュヒット(重版の隠語でしょう)ということから長期的な展望を描けるなかで、次の一手はどうするかと検討した結果が無難な進化という判断に落ち着いたのかなと思います。そうしたことを踏まえて「前作と同じ」と断ずるのは拙速なわけで、私はその「次」が大事なのだと思いますから、似たような情交場面の描写や展開の進め方(それが新人さんらしいとは思いますが)をどう変えて来るのか期待したいと思います。
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tag : 大学生主人公 童貞 母子相姦 母娘丼

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教えてあげます-押しかけ兄嫁&美母娘(著:美原春人、フランス書院文庫)

2015/5/25 発売 教えてあげます-押しかけ兄嫁&美母娘著:美原春人、フランス書院文庫 → Amazonはコチラから。 → ハイブリッド書店【honto】はコチラ。 「うれしい……私の手で感じてくれてるのね?」 握っていた肉竿を祥子がゆっくり口に呑み込む。 春、大学に進学し、一人暮らしを始めたはずが、 実家から28歳の兄嫁が転がり込んできて…… 初体験、お目覚めフェラ...

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にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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