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鬼龍凱「高慢令嬢と誘拐犯 人妻ボディガードの敗北」

鬼龍凱「高慢令嬢と誘拐犯 人妻ボディガードの敗北」
(フランス書院文庫、2017年5月、表紙イラスト:赤尾真代)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

人気急上昇のバレリーナ・初音が何者かにより誘拐され、犯人の男の自宅で繰り返し凌辱を受ける日々を強いられる。犯人の竜也は初音の腹違いの兄だが妾の子という関係もあり、嫉妬深く利己的な当主夫人により人生を一変させられた過去があった。そんなある日初音のボディガードのあおいが竜也の自宅を突き止めるが、彼女も周到に準備された罠に掛かり…。


【登場人物】

久我竜也
初音より2、3歳年上の青年。母親を1年前に亡くして以来、ニート同然の生活を送っている。母は桐沢家の使用人で先代当主のお手付きにより竜也が産まれたが、ある事件を機に母子ともども放逐に遭い特に桐沢家当主夫人に対して復讐してやろうと初音を拉致監禁した。当主の経済的支援もあって生活自体は苦しくはなかったようだが、自宅の地下室に足しげく通い調教プレイを繰り返しているのを見てしまい影響を受けている。大柄で筋肉質、かつ人並み外れた巨根の持ち主で初音に復讐するために周到に準備を重ねてきた。

桐沢初音
19歳。桐沢家の先代当主と夫人との間に産まれ、持ち前の身体能力の高さによりバレエ界の新生プリマドンナとして人気上昇中の大学生。家の格式を重んじて愛情すら感じさせない母親に対して内心は反発し ながらも、製薬会社の御曹司と仕方なく婚約し性体験も何回かしているが、身勝手なフィアンセに対して終始冷淡な態度を取り続けている。バレエには不向きと言われるくらいの巨乳で、モデル並みにスタイルは良い。

森本あおい
29歳。女性向けのボディガード派遣会社を経営する森本と結婚し、2ヵ月前より初音の警護を担当するが、桐沢家当主夫人と初音との関係が微妙なことに早くも気付いている。かつて海外留学していた際に集団性的暴行を受けており、それがきっかけでボディガードになろうと決意したが、その生真面目で融通の効かないところを竜也に突かれてしまい…。


【展開】

キャンパスにやって来た初音は婚約者に唆されあおいの目を盗んで講義を抜け出すが、駐車場にやって来たところで竜也の襲撃に遭い拉致監禁されてしまう。竜也は自宅に連れ帰った初音を拘束して意識を取り戻したところで名前だけを告げるが初音が思い出せずにいると、衣服を剥ぎ取り豊かな肉房を愛撫してそれでも彼女が泣く様子も見せない気高いお嬢様だと実感し、巨根で膣奥まで貫きせっかちなほどにピストンを早め白濁を注ぎ込み失神させるほどの快感を与える。

その頃あおいは社長である夫とともに桐沢夫人に不始末を謝罪したが、娘の身より家の体面を案じるのを見て不快感を抱きながらも、何とか初音を救い出そうと夫には内緒で単独調査を始める。強そうに見えるあおいだがかつて海外留学した際に複数の男たちによって辱しめを受け、それ以来強くあろうとボディガードを志したが、冷たくされても初音に対してはクライアントと割り切れずに助け出すからと決意を固める。

一方翌朝目覚めた初音は尿意を覚え竜也に気分が悪いからと訴え、首輪とリードを付けさせられて浴室に連れていかれると、嘘を付いたお仕置きだと拘束されたまま浣腸液を注入されてしまう。次第に身体を襲う排泄感を堪えながらもイラマチオ奉仕するが、射精させる前に事切れて恥をかかされた上に、丹念に汚れを洗い流してくれた末にアナル処女を奪われる。そこへタイミング良く警官たちが竜也の家を訪ねるが、初音は全裸のままで助けを呼べるはずもなく、しかも竜也が自分に言い聞かせるように自らの名前を告げると、義理の兄ということを知って愕然とする。

竜也の正体を知った初音は母親から執拗に竜也とその母を悪く思うように刷り込まれ、階段から転落しそうになって助けてくれたのにも関わらず彼を悪者にしてしまった過去の事件のことを思い出す。渡された穴あきのレオタードを着てバレエの準備体操を披露させられ、竜也から濡れているだろうと指摘され再び巨根で蹂躙されて義兄妹で交わるおぞましさを感じ、お掃除フェラを求められ口でイカせれば中出しの回数は減るだろうと挑発に乗せられて飲精してしまう。彼らを放逐した母親の仕打ちに対する復讐のつもりと初音が問うと、竜也は憎しみもあるが今は初音の全てを手に入れたいと返し、邸宅の地下にある調教室へ案内し亡き桐沢が足しげく通い詰め母を調教していたのだと告げる。

調教室で竜也は初音を拘束し前後の穴を蹂躙し続けて精液を注ぎ込んだり、またある時は優しくキスを交わしたりと硬軟織り交ぜて牝奴隷として調教していくが、監禁してから10日を過ぎたある日あおいが竜也の住みかを突き止めてやって来る。虚を突かれ失神させられたあおいが調教室で目を覚ますと、初音が竜也に跨がり口では嫌と言いながらも快楽に溺れているのを目の当たりにする。竜也はあおいの説得によって初音がまた誇りを取り戻すのではないかと危惧し、全裸で磔にされ兄妹が交わるのを見ていたあおいの秘所が濡れていると揶揄すると、対面立位で犯して中出しするもののあおいがそう簡単には堕ちるはずもない。

竜也はあおいを四つん這いにしバックで凌辱するが、初音から彼女は金で雇っただけの存在だから解放して自分を犯せば良いと告げられ、ならば桐沢夫人が本当に初音を心配しているかどうか電話して確かめたら良いと賭けに打って出る。あおいが居場所を掴んだが凌辱されていると報告すると、想像した以上に利己的な言動を返す母親の本性を知って初音は竜也と暮らすことを選び、嬉しそうな表情を浮かべながら義兄のペニスに奉仕を始め、騎乗位で繋がると濃厚な口付けを交わしながら二度に渡る中出しを受け止める。ひとり蚊帳の外に置かれたあおいは必死に説得を続けるが、当の初音は堕とす手伝いをさせてと竜也に申し出ると女同士だからこそのねちっこい責めを仕掛け、秘所を舌で愛撫して喘がせると貝合わせの体位で淫裂を擦り合わせて同時絶頂を迎える。

あおいの調教が始まって数日後初音はペニスバンドを装着すると彼女を四つん這いにして犯し、竜也は彼女がバックだと著しい反応を見せたことを確かめるとイラマチオ同然に口腔を蹂躙し顔面に白濁を浴びせる。あおいが完堕ちしたのを見るや初音は三人で楽しむことを提案しその様子をビデオに撮り母親に送り付けると告げると、あおいと尻を並べてバックで交わったり身体を重ねて交互に巨根で貫かれたりと新たな人生に向けて羽ばたくのであった。


【レビュー】

『高慢-』で始まる作品を刊行する作者の三作目は前作『高慢女教師三姉妹【完全屈服】』が悪魔少年によるハーレム要素の強い展開だったのとは違い、義憤に駆られた主人公がヒロインたちを凌辱し身体だけでなく心までも堕としていく過程を描いたデビュー作の『高慢令嬢姉妹、堕ちる』を意識した作りとなっている。ヒロインは「高慢令嬢」の【初音】(19歳の女子大生でバレリーナ)と、彼女を護衛する「人妻ボディガード」の【あおい】(29歳の既婚者)の二人だけで極めてオーソドックスな設定だからこそ、一人一人に掛ける調教描写の濃厚さに繋がっているのだと思われる。

新進気鋭のバレリーナである初音は没落しつつある名家の出身で人気も上がっているが、表現の面ではまだまだだという背景に現当主である母親による強い干渉の元で育てられた経緯もあり性格の裏表が著しいことが窺える。「高慢令嬢」そのものの彼女は過去にある事件で主人公とその母の人生を一変させることをしてしまい、いわば逆恨みという状況で主人公にさらわれ恥辱を味わうこととなる。主人公の素性を知ってからはその背徳性に次第に心も蝕まれていくのだが、そこへあおいが居場所を見付け助け出そうとする説得に戸惑いながらも、自分の母親が名家の威厳を守ろうとする利己的な本性を見せたのを知り家を捨てあおいを含めた新たな人生を構築するまでが大まかな流れである。

題名を見た限りだと「人妻ボディガードの敗北」であることからあおいが打ちのめされる流れが主だと想起させるのだが、実際のところは初音が主人公の正体を知る前とその後での心境の変化を描いた場面が過半を占めており、あおい自身は主人公に仕込まれる部分もあるものの実際の「ご主人様」は初音である。従ってあおいの場合は凌辱作品ではお馴染みのヒロイン同士の絡みが主であり、彼女が抱える過去の暗い体験を描写した前半部の方がより凌辱「らしい」と言えるのかもしれない。あおいが登場してからの後半部の初音は既に主人公を慕うようになり彼と連携しての調教では暴虐要素は無く、更にはあおいが人妻である必要性をほとんど感じさせないこともあって、それならば彼女をもっと堅物な人間(例えば未経験)に設定していればよりらしい作品になったのかもしれない。あおいの人妻設定を除けばねちっこくて愛を感じさせる調教描写や、背徳性を感じさせる設定は個人的な好みなので高評価としたい。

愛好家Sさんによる本作のブログ紹介記事です。

4226『高慢令嬢と誘拐犯 人妻ボディガードの敗北』鬼龍凱、フランス書院/フランス書院文庫、2017/05 発売●あらすじプロのバレエ・ダンサーとして活動している高慢令嬢が誘拐され、正体不明の男に監禁調教されてしまう。警察にも知らせず内々に令嬢を探し出す事になり、人妻ボディガードが単独で居所を探し出して乗り込むが…。●登場人物【久我竜也】初音より二、三歳年上。長身で格闘家のような逞しい筋肉の青年。【桐沢初音(はつ...
4226『高慢令嬢と誘拐犯 人妻ボディガードの敗北』

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tag : 社会人主人公 兄妹相姦

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
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