FC2ブログ

香坂燈也「僕の家には三人の痴女(みぼうじん)がいる」

香坂燈也「僕の家には三人の痴女(みぼうじん)がいる」
(フランス書院文庫、2017年4月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

夫を失った絵津子は同じ未亡人同士ということもありナースの由乃と自宅の二階で暮らしていたが、二人の知り合いである女教師の夏美の紹介で受験に失敗した教え子の弘明を一階のワンルームに住まわせることに。ある日絵津子は雨に濡れた弘明を自宅の浴室に招いたが、自分の下着でオナニーしていたところを由乃に見付かって逃げ出したと知り、その夜に弘明の部屋を訪ねて誘惑し童貞を奪ってしまう。元々弘明に対して弟のようだと可愛がっていた由乃もまた関係を結び、引っ越して来た夏美もまた同じように結ばれてしまい…。


【登場人物】

間宮弘明
18歳。大学受験に失敗し、現在は予備校に通いながら浪人生活を送る。高校時代の担任であった夏美の紹介で実家を出て一人暮らしを始めている。文武両道の厳格な父親と出来の良い二人の兄とは違い、細身で中性的な容姿と内向的な性格の持ち主。童貞。

千堂絵津子
38歳。大学教授の未亡人で、現在は由乃を同居させているのと共に、階下のワンルームを賃貸物件として貸し出している。夫が入院し亡くなった際に担当していた由乃と知り合い、彼女を介して夏美とも仲良くなり、後に空き部屋を貸すことに。Eカップの熟れた肢体で面倒見が良く、社交的な性格もあってか由乃や夏美から慕われている。

雪村由乃
25歳。大学病院に勤務するナース。闘病生活の末に亡くなったミュージシャンと恋愛の末に籍を入れていたが、男性経験も彼一人だけと貞淑で生真面目な性格。Bカップでショートカットの似合うスレンダーの美女。三人のなかで弘明が最も女性としての想いを寄せている。

鈴崎夏美
29歳。弘明が通っていた高校の担任教師。彼の兄たちの担任でもあったが、気弱な弘明に対して世話を焼き家庭環境から切り離すべきと絵津子の物件を紹介した。亭主関白な夫を事故で亡くした。後に絵津子の強い勧めもあって弘明の隣の部屋に引っ越している。生徒を刺激しないようにと、えんじ色のジャージとセルフレームの眼鏡にポニーテールと色気を全く感じさせないが、小柄な割にはFカップと女らしい身体付き。


【展開】

予備校からの帰りに雨に濡れた弘明を見て絵津子が自宅に招き入浴するように勧めるが、うっかり弘明が脱衣場の洗濯物の中に女性の下着があるのを目にしてしまい、派手な赤色だからと勝手に由乃の持ち物だと思い込み匂いを嗅ぎながらオナニーしてしまう。そこへ全裸の由乃が脱衣場に来て変態呼ばわりされ、弾かれるように自室に逃げ帰りしたことに悔やんでいると、夜になって絵津子が訪ねて来て叱られるものだと覚悟する。しかし絵津子は童貞の弘明の為にしてあげると言わんばかりに誘いを掛け、手扱きや口唇奉仕で連続射精に導くだけでは収まらず、シックスナインで快感を高め合うと正常位で中出しを受け入れるのであった。

弘明は事件から二週間が経ち絵津子との逢瀬を繰り返していて由乃に発覚しないように避けていたが、そんななか由乃が訪ねて来て恥をかかせされたのだから自分も裸になりなさいと難題を突き付けられる。当然緊張していては勃起ペニスになる筈もなく、由乃が口でしてあげると言って奉仕を始めた上に着衣のままならと四つん這いになられては、弘明も自分に寄せられた好意に気付かぬ訳がなく後背位でのセックスの末に中出しする。絵津子とのレッスンの甲斐もあって絶頂に導いたものの、弘明は満足出来ぬと由乃を裸にして男上位のシックスナインで互いの秘所に塗りたくったクリームを舐めながら相互絶頂すると、休む間も与えずに屈曲位にして再び中出ししてしまう。

二人の未亡人と関係に陥って数週間後空室になっていた隣の部屋に夏美が越して来ることになり、弘明は荷解きの手伝いに来たものの荷物の段ボールの中に大人の玩具が沢山入っていたのを見て意外な一面を知ってしまう。夜になり夏美に夕飯をご馳走になったがどうも酔った勢いもあったのか、突然好きな人でも出来たのと絵津子や由乃の話を振られて答えに窮しながらも勃起してしまい、それを夏美に見咎められ股間を足の裏で踏み付けられる。そして弘明が二人とセックスをしたと言っても夏美は納得するどころか嘘つき呼ばわりされ、罰として口だけで足への奉仕を要求されるが、夏美がジャージ越しに秘所を濡らしていると指摘すると態度を一変させたのを見て彼女の本質はマゾなんだとほくそ笑む。
絵津子や由乃とのセックスで経験を積んだ弘明は堕ちたと確信し、いつもは強気な女教師を言葉で責めながら潮吹き絶頂させ正常位で気を失わせるほどの快感を与えると、休む暇などないと言わんばかりに騎乗位にさせ跨がるように命じて中出しする。それでも弘明の支配欲は満たし切れず疲れから目覚めた夏美がトイレに行きたいと言うのを制止すると、夜の公園に連れ出しローター弄りをさせるが、トイレの鍵が施錠されているのを見て夏美は座り込んでしまう。恥ずかしい姿を見られたくないから一人にしてと懇願する女教師に対し、弘明はイラマチオしてイカせたらと条件を出したものの、流石に夏美も限界に達しお漏らししながら飲精してしまう。

数日後由乃が夜勤で不在にした日に絵津子から連絡を受けた弘明が千堂家を訪ねると、リビングで口唇奉仕の受けた後にアナル舐め手扱きで射精させられ反撃を誓い彼女をソファーへ押し倒すと、指ピストンで潮を吹かせてしまう。力が抜けたところで四つん這いにすると、用意したディルドウも使っての二穴責めでアナルにペニスに挿入し射精するのであった。そんな三人とのセックス体験で自信を強めた弘明は、ある日新しいナース服を見せるからと由乃の誘いのメールを受け取り部屋で待つが、何とその前に夏美がやって来てしまう。悪巧みを思い付いた弘明は一旦夏美に隠れるように言うと、訪ねて来た由乃にはナース服のまましたいと椅子に拘束しM字開脚させ、夏美を呼び出すと女同士のプレイが見たいと命令する。
夏美が由乃の秘所に触れたり舐めたりして快感を与えている姿を見せられると弘明の嗜虐心に火を付けたようで、四つん這いになっている夏美にバッグで挿入すると女同士先にイった方が負けだと告げ、女教師のお尻を叩きながら容赦なくピストンし絶頂に導く。遅れてアクメした由乃には顔射すると、ご褒美だと言わんばかりに騎乗位での性交を命じ、夏美には玩具を与えて三者三様に快感に至るのであった。

増長を続ける弘明は夏美と自分の歓迎会で絵津子に招かれ、由乃も含めた四人でパーティーを開くことになるが、由乃との3P以来玩具も取り上げられすっかりお預けとなっていた夏美から早速四人でしたいのなら協力するからと甘えられる。おかわりのワインを買い出しに由乃が出掛けている間に夏美が挑発し、釣られて誘いに乗った絵津子も加わって二人掛かりでの口唇奉仕で射精するとそこへ由乃が戻って来てしまう。夏美の挑発はそれで終わることはなく四つん這いになって交わり二人を誘うように喘ぐと、絵津子は自分も抱いてと加わるが由乃は微動だに出来ずにいた。
絵津子は後ろも経験済みだと夏美に唆すとディルドウとローターを絵津子に使いながらレズ奉仕させ、弘明は二人が喘ぐのを楽しみながら女教師に中出ししたものの、絵津子の尻穴に入り込んだローターが抜けなくなってしまう。助けを求められて由乃が抜いてあげようとするが、童貞を捧げられたのが自分では無いことを知ると意地悪をするように焦らし、立ち直った弘明を唆し二穴責めで絶頂させてしまう。立て続けに三度の射精をして力尽きた弘明が目を覚ますと、絵津子の寝室のベッドに四肢を拘束されていることに気付くが嘘をついて由乃を怒らせたのに気付くのには遅すぎたようである。身動きが取れない弘明の顔に夏美が股がり、絵津子は乳首を愛撫し、由乃は前立腺を刺激して強制的に勃起させてしまう。弘明から自分に出したいという言葉を引き出した由乃は尻穴を弄る指を絵津子と交代すると、馬乗りになってペニスを挿入すると射精を受け止める。

夏期講習の予約を済ませて帰宅した弘明は夏美の誕生日だからと千堂家を訪ねると、主賓の夏美と由乃の口から過激なおねだりをされて困った表情を浮かべるが、絵津子はあまりいじめては可哀想だと言いながらも二人に同調する。三人の未亡人にこれからペットにされるのだと戦慄を覚えつつも、弘明の股間はそれを期待するかのように屹立させていたのだった。


【レビュー】

誘惑作風と凌辱作風を往き来する作者の最新作は、題名に【痴女】と出して「みぼうじん」とルビを振っているように、大学受験に失敗した主人公【弘明】に対して三人の未亡人がショタコン的な愛情を見せながら誘惑を仕掛ける官能作品である。こう書くと一時のフランス書院文庫で流行った甘々でベタベタな誘惑合戦を想像されるかもしれないが、先に述べたように凌辱作風も手掛けた経験を踏まえてか、硬軟織り交ぜた展開に妙味を感じさせる仕上がりとなっている。

・気品溢れる未亡人【絵津子】(38歳)
浪人生活で一人暮らしを始めた主人公の階上で暮らす大学教授の未亡人かつ大家さんで、雨で濡れた主人公を家にあげて入浴させてしまい、洗濯物をうっかり覗かれて…というのがきっかけである。その悪戯を見られてはいけない人に知られて傷付いた主人公に対して、「童貞をもらう」というオーソドックスな誘惑展開により関係を結んでしまう。

・生真面目な未亡人ナース【由乃】(25歳)
主人公の悪戯を見てしまったのが他ならぬ由乃で、絵津子と関係を結んでいるとは知らずにさぞかし恥ずかしい思いをしたことだろうと心配し由乃が訪ねていくが、初めは年長者の余裕を見せていたものの性体験自体が一度きりという拙さもあり思わぬ反撃を受けてしまう。

・見掛けは女王様気質の元担任教師【夏美】(29歳)
主人公の隣室へ引っ越して来たが気弱で一人暮らしの世話までしてあげたはずの彼の態度に余裕を感じさせられ、未亡人たちと関係していると聞かされて女王様同然にいたぶろうとするも、本質は逆のM女だと見抜かれ調教されて若き暴君の虜になってしまう。

1章1ヒロインという紋切り型の序盤は主人公が絵津子の手解きもあって女性経験値を上げていき、経験が少ない由乃や本質的にマゾっ気の強い夏美を堕とすのにもさほどの苦労もなく、その増長ぶりを見てもしや誘惑展開に見せ掛けてのダークな展開かと予感させるのが中盤からの流れである。彼の立てたハーレム計画により絵津子にも荒ぶる一面を見せて後ろの「初めて」を奪い、夏美を使って由乃へレズプレイを仕掛け更に絵津子をも巻き込んでいくのだが、嘘をついたことがバレてしまい予期せぬ反撃を食らうのが終盤である。

主人公の気弱な本質はそうそう変わる訳でもなく、痴女(未亡人)たちにペットのように可愛がられるくらいの方がこのタイプらしいし、荒ぶる描写からの落差もあって良い読後感を得られた。Sっ気がありながらも実はいじめられるのが好きというヒロインの倒錯性は本作でも健在であり、増長ぶりが気になっていた主人公に対しても最後に「お仕置き」がなされており、個人的な好みに合致していたので本作を高評価としたいと思う。

DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2017/4/26 発売僕の家には三人の痴女〈みぼうじん〉がいる著:香坂燈也、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。「先っぽ、ぬるぬるよ。私で興奮してくれているのね」「いいわよ、きて……キミの童貞、もらってあげる」「またがってもいい? もっと私で気持ちよくなって」未亡人ナース(25)、未亡人教師(29)、未亡人大家(38)抑えきれない淫情に身を焦がしていた可愛すぎる痴女に、翻弄さ...
僕の家には三人の痴女〈みぼうじん〉がいる(著:香坂燈也、フランス書院文庫)

関連記事

tag : 大学生主人公 熟女限定

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

僕の家には三人の痴女〈みぼうじん〉がいる(著:香坂燈也、フランス書院文庫)

2017/4/26 発売 僕の家には三人の痴女〈みぼうじん〉がいる著:香坂燈也、フランス書院文庫 → Amazonはコチラから。 → ハイブリッド書店【honto】はコチラ。 「先っぽ、ぬるぬるよ。私で興奮してくれているのね」 「いいわよ、きて……キミの童貞、もらってあげる」 「またがってもいい? もっと私で気持ちよくなって」 未亡人ナース(25)、未亡人教師(29)、未亡人...

コメント

非公開コメント

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

〈リンク・トラックバック〉
基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR