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宮坂景斗「三姉妹が完全征服された刻」

宮坂景斗「三姉妹が完全征服された刻」
(フランス書院文庫、2017年2月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

兄嫁となった梨夏に並々ならぬ欲望を抱く綾人。夫が1年間海外へ赴任することとなり、梨夏は悪魔義弟の手出しを恐れて実家での同居を思い付くが、妹の汐璃が綾人に恋心を抱いていたのを知るはずもなく彼の術中に落ちてしまう。更に姉の琴美まで誑し込んでいたと知る由もなく、ある日梨夏は自宅に監禁され、綾人に犯されていく。そのうちに梨夏の心中にある変化が…。


【登場人物】

都築綾人
高校に通う容姿の整った美少年で、大学進学で推薦を得られるほど頭が良く複数の体育会系の部活を掛け持ちしていて引き締まった体格の持ち主。ローティーンの時から既にセックスを体験しており、自慢の巨根と旺盛な精力を武器に次々と女性たちを抱いている。本命は同居する兄嫁の梨夏で、彼女を堕とすために汐璃や琴美を攻略していくが…。

藤宮汐璃
19歳。藤宮家の三女で高校時代に二つ下の後輩だった綾人が気になっていたものの、元来引っ込み思案なこともあって告白できずにいた。大学進学とともに姉の梨夏のアドバイスで外見は華やかになったことで自信がつき綾人に告白するが、彼に良いように利用されてしまう。Eカップの処女。

藤宮琴美
28歳。藤宮家の長女で夫を亡くしてからは実家に戻って来ている。子供はいない。スタイルが良く安産型の大きな美臀の持ち主だが、本人は逆にコンプレックスとしている。綾人と汐璃が繰り返し情交を重ねているのを羨ましいと思いながらも自らもひとり遊びしていたが、それを綾人に見抜かれ骨抜きにされてしまう。

都築梨夏
24歳。藤宮家の次女で綾人の実兄と結婚したものの、早々に夫が海外へ長期出張となってしまう。弟を可愛がる夫の意向で同居を始めたがすぐに綾人の本性を見抜き、敢えて実家での生活を選ぶことにするが…。Fカップのクールビューティー。


【展開】

高校時代に文芸部に入部した綾人に対して想いを寄せていた汐璃は梨夏のおかげで同居できることに喜び、夏休みを迎えたばかりのある日綾人を自分の部屋に招きロマンティックな映画を見てデートを盛り上げようとする。しかし綾人は言葉巧みに唇を奪い初心な汐璃を口説き落とすと、ストリングショーツだけ脱がせてパンストを穿かせたままで秘所へ快感を与えると、シームを引き裂いて処女を奪う。正常位で中出しを決めた後綾人は、好きだけど自分は浮気症だから恋人にしたいなんて高望みはしないとまるで汐璃を試すかのように告げるが、うぶな彼女はその言葉を受け入れ少年の巨根によって与えられる法悦に理性を呑み込まれていってしまう。

数日後綾人は琴美と二人きりとなった日を好機と捉え、以前から彼女が自分と汐璃との情交を覗き見ているのを承知の上で、琴美がそのことに触れるタイミングを待ち受けていた。案の定琴美がダイニングキッチンであの声がと言った瞬間に抱き付くと、熟臀を撫で回しながら琴美は身体だけの愛人にしたいと誑かし、パンスト越しに指や舌を駆使しながら愛撫して連続絶頂を与える。しかし避妊具が無いと知って綾人は太ももの間に剛直を挟み込んで射精し、生でも良いからして欲しいと琴美が口にするように仕向けると、立ちバックで熟臀をスパンキングしながら犯していく。こうして立て続けに中出しをキメられた琴美も、一回り以上離れた綾人にのめり込んでいくのだった。

秋が過ぎ師走を迎えたある日綾人は学校から帰宅するなり自室で即尺を求める琴美をスケベだと蔑みながらも、足指で秘所を弄りつつイラマチオ同然にして口内射精すると、クローゼットに潜ませていた汐璃が姿を見せ姉妹対面を演出する。予想したより琴美が愕然とした表情を浮かべたことには詫びつつも、綾人は目の前で汐璃を抱くと、琴美も待ち切れないとばかりに少年にキスを求めて来る。いつの間にかその指から結婚指輪が抜かれていたことを目にすると、綾人はここぞとばかりに亡き夫と比べて自分が牡としていかに優位にあるかを喧伝し琴美を陥落させると、性欲のまま十数回にも渡り姉妹を犯し続けるとスマホで汚された被虐美を写真に収める。しかし綾人は隠し撮りしていた梨夏の画像に切り替えると、いよいよ犯す時が来たと呟きほくそ笑む。

その週末に汐璃の口から綾人と付き合うことを聞かされ、梨夏は複数のセフレがいるような軽薄な少年となんて駄目だと口喧嘩した挙げ句都筑家にやって来るが、それこそ綾人が待ち望んでいた筋書き通りの流れであった。少年から渡された琴美の手作り弁当には薬が盛られており意識を取り戻すと、梨夏は仰向けで両手をベッドに縛られているのを知り綾人を散々貶すものの、汐璃と琴美が現れ一度犯されてみればきっと虜になるはずだからと言われてしまう。二人が立ち去った後に正常位で嵌められ生中出しだけは避けられたものの、馬乗りで射精したばかりの剛直を突っ込まれて口腔まで犯されて飲精させられる。
それからひと月にも渡り綾人の愛人の女医による嘘の診断書により休務させられた梨夏は、都筑家での監禁生活を余儀無くされ少年が汐璃や琴美を抱く時には口付けや中出しをするのに、何故か自分の時にはそれが無いことに焦燥感を抱くようになる。綾人の術中に嵌まりつつあった梨夏は、単に凌辱したいだけにしてはあまりにも用意周到だと気付くのも時間の問題で、タイミングを見計らって求愛した義弟を素直に受け入れ中出しを求めるのであった。

そしてある日避妊薬で三姉妹の排卵周期が同じようになるように調整した綾人は、華やかな下着に身を包んだ彼女たちを孕ませようと興奮を抑えられずにいた。あれだけ自分を毛嫌いしていたはずの兄嫁・梨夏も、何だかんだ言いながらすっかり虜となっているのを可笑しく感じながら受精儀式を始めていく…。


【レビュー】

前作「禁忌交姦 僕の母は友人のもの、友人の姉は僕のもの」から約2年半振りの新作であり、これまでの作品群にあったローティーンな少年主人公による「ごっこ」的な要素は薄くはなっている。本作での主人公・綾人は成績優秀で容姿も良く巨根でタフネスといういかにも「チート」な要素を持ち合わせており、兄嫁の実家に同居を始めたばかりで、彼女の姉や妹を籠絡していき最後は兄嫁自身も虜にする流れである。綾人自身は言動が軽薄で成績優秀とは思えないチャラさが逆に読んでいて気になるくらいだったが、もしかすると彼のような凌辱者はレディースもの(ロマンス系)と想定すると、意外にも女性読者向けを意識したのかな?とも思えてくる。

対するヒロインたちは主人公を毛嫌いする兄嫁で三姉妹の次女である梨夏がラスボス的な扱いではあるものの、一度犯されてからいきなりひと月後に話が飛んでおり、気高いヒロインが堕ちるという醍醐味としてはやや不足気味である。また汐璃や琴美に至ってはほぼ和姦と言える流れで、タフネスな主人公に翻弄されて淫らにこそなるが、こちらも割と控え目である。女性器や女体の美しさに関する描写よりも、主人公の巨根ぶりやボクサーブリーフに包まれた臭いに関する部分が多いのも特徴的である。どちらかと言えば女性読者を意識した作りと言われると納得もいくところで、そうした読み方であれば主人公のチャラさも含めて受け入れられるのかもしれない。

但し気になるのが孕ませようとする最終章の流れはやや性急で、取って付けた感が否めなかったので、何か一工夫があっても良かったとは思う。孕ませもの全般に言えるのだが孕ませてどうしたいのか、読み手にその理由を委ねたいという理屈も分かるものの、こうも似たまとめ方だと「またか」ともなってくる。一時期に比べると孕ませハーレム的な誘惑作品は減っては来たものの、個人的には納得できる理由さえあればまぁ多くても良いのかなとは感じる次第である。
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tag : 高校生主人公 処女 姉妹丼

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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