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羽沢向一「隣人 未亡人母娘・秘書母娘・巫女母娘」

羽沢向一「隣人 未亡人母娘・秘書母娘・巫女母娘」(フランス書院文庫、2011年12月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。2015年1月18日レビュー再編集。

【あらすじ】

家族同然に母や姉のような3組の隣人母娘に育てられて来た春也。桜子に筆下ろしされたのをきっかけに、想いを寄せる6人の母姉と結ばれたいと願う彼の為に桜子・桃香母娘による手解きが始まる。

【登場人物】

風間春也(はるや)
16歳。桃香と同じ学校に通っている。赤ん坊の頃に両親を失い、母親の友人である桜子が住む華川家に引き取られた。プライバシーを考慮し、現在は桜子母娘の隣の部屋に住んでいる。料理が得意。童貞。

華川桃香
18歳。桜子の娘。春也と同じ学校へ通い、映画サークルの裏方として動き回る快活な少女。全体的に引き締まってはいるが、出る所は出ておりナイスバディ。処女。彩やいずみとは幼馴染み。春也と呼んでいる。

華川桜子
35歳。桃香の母親で春也の保護者でマンションのオーナー。夫を交通事故で亡くしている。ガーデニングが趣味で大鳥家の庭をアレンジしている。春也の母親代わりで雪やまなみとは幼馴染み。春也くんと呼んでいる。

月丘彩
20歳。雪の娘で神社で巫女を務める。弓道や剣道を学び凛々しい雰囲気を漂わせている。普段はお淑やかだが、春也と付き合い始めてからはゴスロリに挑戦するなど大胆な一面も。処女。他の5人とは違うイントネーションを意識し、ハルヤと呼んでいる。

月丘雪
38歳。華川家の右隣に有る月丘神社の宮司補佐だが、婿入りした夫は結婚して間もなく蒸発している。一応年に1度は生存報告で手紙をよこすが、娘の彩は父親の顔を知らない。卓越した弓の使い手。春也さんと呼んでいる。

大鳥いずみ
22歳。まなみの娘で彼女の仕事の補佐を務める。「姉」3人の中で唯一男性経験有り。若干露出趣味な所が有る。まなみの命もあり日頃からフィットネスに余念が無く、日本人離れしたメリハリの付いたボディ。春くんと呼んでいる。

大鳥まなみ
42歳。華川家の左隣の豪邸に住む。夫の父親が社長を務める会社の秘書。夫はまなみに興味が無く出奔し勘当同然に。バストサイズは他の「母」2人と大差は無いが、引き締まった身体の為一番大きく見える。春也ちゃんと呼んでいる。

【展開】

夏休みを迎え母姉6人と一緒に大鳥家所有の別荘でバカンスを楽しんでいた春也は彼女たちの身体に悩殺され勃起してしまうが、誰ひとり関心を抱かないのだと思い込みがっかりしながらまなみの身体にサンオイルを塗るのだった。

3日後華川家で夕食を取り自室に戻った春也だったが携帯を忘れたと引き返すと、春也の映像を見ながら水着姿でオナニーしている桜子と遭遇する。彼女に手で射精に導かれ落ち着きを取り戻した春也は、正常位で交わり童貞を卒業する。
数日後雪やまなみに頼まれ春也と桜子を尾行した桃香は路地裏で2人がキスを交わすのを見て決意を固め、その晩春也の部屋に踏み込むとキスをせがむ。2人の会話から計略に嵌められたと気付くも、春也に抱かれたいという本心を打ち明けた桃香は桜子が立ち合う中で処女を失うのだった。

ある日月丘神社の掃除の手伝いで桃香と一緒に来た春也は、宝物殿の中が見たいと言葉巧みに彩を誘い中に入るなり目の前で桃香とキスを始めてしまう。挑発に乗せられた彩は桃香と共に口唇奉仕した後騎乗位で交わり処女を失うが、雪に見付かる事に。
御神体である泉に逃げ込んだ雪を追った春也だが、朱矢を放たれ間一髪の所で難を逃れる。矢が逸れたのも神の意志だと悟った雪は性欲を解放し後背位で春也を受け入れると、後からやって来た娘2人に柔乳を揉み解されながら絶頂へ達するのだった。

残るまなみを攻略する為事前にいずみと示し合わせていた春也は、桜子と共に帰宅したまなみを椅子に拘束しM字開脚させる。当初は強気な態度を崩さなかったまなみだが、桜子の口から露出癖を暴露され、目の前でいずみが春也と交わるのを見せ付けられ理性が崩壊し縛られたままで受け入れてしまう。

こうして母娘6人を手に入れた春也はある日は母親たち3人と温泉地で桜子にはテニスウェア、雪にはチアコス、まなみにはボディコン風のコスプレをさせて屋外や温泉で交わったり、ある時は娘たち3人とテーマパークへ出掛けてローターを使って公開絶頂へ導いたりと、思う存分夏休みを満喫する。

そして夏休みの最後の晩に神社の拝殿で祝福の儀式を終えた3人の母親、3人の娘たちは春也と思い思いに交わり、この関係がこれからも続くようにと祈るのであった。

【レビュー】

キルタイムコミュニケーションのリアルドリーム文庫、フランス書院では美少女文庫を中心に活躍する作者に取っての黒本デビュー作品だが、読んだ限りでは黒本ならではという制約や作風の違いはそれほどでも無かったのかなと思う。

母娘2組という組み合わせなら同年のフランス書院文庫では、巽飛呂彦「隣人【二組の母娘】」、芳川葵「両隣の慰め 未亡人母娘vs.美姉妹」が挙げられる。
しかし母娘3組となると果たしてどうだろうかと気になったが、始めに同居に近い桜子と桃香から攻略し、全員独占という主人公の願望を成就させようと母親と娘が残る2組の籠絡に手を貸しほどほどの出番を作るように工夫がなされている。

多人数になるほど1人ずつの紋切り型だと流れが冗長になりがちで初めのヒロインほど印象が薄くなりやすいが、全員独占を早い段階で纏めて中盤から母親3人、娘3人ずつの展開に持っていったのは当時のフランス書院文庫としては新しい試みだったのではと思われる。

展開としては非常に良かったし、官能面も前戯多めで読み手に本番への強い拘りが無ければ充実している方だが、個人的には娘たちもみな巨乳でスタイルが良く、母親たちには夫はいない状況だとヒロインの差別化がしずらく、1人(1組)位は違う属性でも良かったのかなと思う。

【トラックバック】

DSKさんのブログで本作に付いて紹介されている記事はこちらです。

隣人-未亡人母娘・秘書母娘・巫女母娘(著:羽沢向一、フランス書院文庫)
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tag : 2011年黒本 高校生主人公 童貞 母娘丼 処女 デビュー作品

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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