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綾野馨「美しい義母と兄嫁と……」

綾野馨「美しい義母と兄嫁と……」
(マドンナメイト文庫、2017年2月、表紙イラスト:妃耶八)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

童貞のまま美菜とお見合い結婚した啓介だったが、一方の美菜もセックスに良い思いをしていないようで、月イチの子作り性交に留めようと提案される。溜まる性欲は自分で処理していたものの、ある日二世代住宅に住む義母の紗枝から夕食に招かれ、入浴する際につい出来心から彼女のパンティを持ち出してしまい彼女に見付かるが…。


【登場人物】

広岡啓介
22歳の不動産仲介会社に勤める営業三課の社会人。4年前に父親を亡くしてから母親を安心させてあげたいと考え、美菜とお見合い結婚へ至った。5歳年上の実兄がいるため、広岡家に婿入りした。年相応に性欲は強いが女性経験がなく、初夜に童貞を失っている。

広岡美菜
22歳で啓介と同い年だが7月に誕生日を迎える。中堅商社に勤めるOLで、千年近くにも渡る公家の末裔に当たる瓜実顔の美人で、スレンダーながらもEカップなバストに小振りなヒップとスタイルが良い。男性経験はあるものの良い思い出にはならなかったようで、啓介の生理をよく理解しないまま月イチの子作りセックスに留めてしまっている。

広岡紗枝
43歳。美菜の実母で亡くなった夫の保険金もあって生活に不自由はしていないが、社会との繋がりを求めてレジ打ちのパートに出ている。美菜より遥かに豊かなバストと肉付きが良い割には括れがはっきりした若々しい身体付きを密かに自慢にしている。娘が男の生理に疎く啓介に同情するうちに、不謹慎な関係へと陥ってしまう。

後藤真理子
27歳。啓介の実兄・秀一の妻で大学時代からの付き合いが発展し結婚したものの、夫婦仲は倦怠期に入っていて一方的な情交に不満を抱いている。子供は欲しいが出来ないのもストレスの一因。新居を探すべく啓介の案内で物件巡りをするが、義弟の性欲の強さにあてられ情事を重ねていく。バストの大きさは美菜と紗枝の間くらいの巨乳。


【展開】

美菜とお見合い結婚をし広岡家に婿入りした啓介だったが、妻がセックス自体をあまり好きではないようで月イチの子作り目的でしたいと告げられ、優しい啓介は受け入れたものの性欲は自らの手でしなくてはならなかった。そんなある日妻が友人の婚約祝いにと旅行に出て不在になった晩に、紗枝から夕食をご馳走するからと誘われしかも一風呂浴びてはと勧められる。元より義母にも興味を抱いていただけに、啓介は洗濯物として出されていた紗枝のパンティを持ち出し、浴室で匂いを嗅ぎながらオナニーを始める。そこへバスタオルを忘れたと義母が現れたためにその行為を見られるが、一方の紗枝は数日前にセックスは月イチだけと娘に聞かされて啓介に同情し、手伝ってあげるからと筒先をパンティでくるみながら放出に導く。

そこへまるで咎めるかのように美菜から連絡が入り、一度では収まらない啓介は義母の巨乳に触れもっとと言わんばかりに催促する。本番は無しと告げて秘所を見せてあげたまでは良かったが、啓介の口唇愛撫に堪らなくなり一度きりの約束で紗枝が騎乗位で主導するものの、なし崩しに攻め立てられてはそれも叶わずに正常位にさせられて二度目の中出しを受けようと腰をくねらせてしまう。

数日後兄嫁の真理子から社宅を出て一軒家に暮らしたいと相談を受け、啓介は二件目の都心の物件へと案内するが、キッチンの下見の際に覗かせる乳谷やスカートの間に見とれていたことを真理子に指摘される。夫婦の営みがあまり無いと聞いた真理子も啓介に同情し、自らも満たされていないこともあって今日だけと告げたものの、思わぬ偉容とそぐわないほど初々しいピンクの亀頭を見て可愛いとさえ感じてしまう。美菜だけでない女性の存在を感じた真理子は口唇奉仕で焦らし紗枝ともできていることを聞き出すと、飲精した後でキッチンシンクに掴まりバックで交合を求めていく。

7月に入り啓介は美菜の誕生日にランジェリーをプレゼントしたいからと紗枝に付き添ってもらい、都内のショップを訪ねたものの義母が試着したランジェリーに触発されて試着室で慌ただしくパイズリ奉仕を受けた後で四つん這いにして交わる。そしてその日の夜に美菜が浴室を訪ねて来ると頻繁に応えてあげられなくてと謝罪を受けるが、啓介も義母や兄嫁との不貞に心を痛めながらも少しでもエッチになって欲しいとの期待をこめて騎乗位で素股になってとねだり、秘所が擦れ合う感覚に呻きながら精を迸らせてしまう。

その数日後所用で街を歩いていた紗枝は偶然にも啓介と真理子が連れ立って歩いているのを見付け後を追うと、まさかと思いながらもラブホテルに入っていくのを見てショックを受ける。そして娘が外出している週末に啓介と真理子を呼び付けてふしだらだと糾弾するが、真理子も紗枝との情交を知っているだけに負けじと反論する。紗枝はその言葉を反芻して腹を決めると娘の不始末だから自分が面倒を見るからと切り返すと、真理子が啓介のペニスを取り出して口唇奉仕を始め、今度は紗枝が奪い返してパイズリフェラで射精に導いてしまう。その浅ましいほどの淫らさに同じように性欲のドツボに嵌まってしまったのだと理解した真理子は争うのを止め、頻繁に出来る訳ではないからと優先権を主張し騎乗位で跨がる。顔面を跨いだ義母の秘所への愛撫もこなしながら兄嫁を絶頂へ導いた啓介は、お尻を突き出して真理子を介抱している紗枝に欲情し、三度目の射精へ向けてしゃにむに腰を遣うのであった。


【レビュー】

マドンナメイト文庫からデビューとなった本作は、不動産仲介会社に勤める主人公【啓介】(22歳)が同い年の妻【美菜】とお見合い結婚し、婿入りしたところから話が始まっている。女性に縁の無い主人公は初夜に童貞を失うが、肝心の妻も過去の男性経験であまり良い思いをしてはいないようで月イチの子作りのみという条件を切り出され、性欲旺盛な青年にはまさに酷とも言える状況である。そんな彼に変化をもたらしたのは二世帯住宅に同居する義母の【紗枝】(43歳)で、妻の居ない夜にハプニングがあり不適切な関係へと発展してしまう。更に兄嫁である【真理子】(28歳)と新居探しをしていて、夫婦仲の倦怠期にあったことや義弟である主人公への姉としての愛情も相まって情事に及んでいく。

妻への愛情の方が強いだけに、二人の年上女性に対しては愛情よりは性欲の方が勝ってしまい流されるままの主人公ではあるが、ある日義母が兄嫁との密会を知ったのをきっかけにちょっとした修羅場に陥る。しかしことの発端は気の利かない娘にあるから自分が代わりにという紗枝と、義姉としての感情を押し出す真理子は結局は主人公のタフネスさからは離れがたく妥協に至り、正妻がいながらも関係へは続いていく。ちょっと都合が良すぎるぞという主人公のモテ振りが、マドンナメイト文庫というレーベルカラーからすると至って王道な誘惑官能作品であり、安心できる展開である。

若干気になるのが登場人物の喘ぎ声で主人公は動物(おサルさん?)っぽいし、貞淑なお義母さんと勝ち気でクールなお義姉さんでは年代も性格も違うのだからもう少し使い分けができると、より官能小説らしい深みが出てくるのかもしれない。今後の方向性に期待したい新人さんである。
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tag : 社会人主人公 童貞 デビュー作品

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にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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