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上条麗南「徹底服従 彼女の母、彼女の姉、義母」

上条麗南「徹底服従 彼女の母、彼女の姉、義母」
(フランス書院文庫、2017年1月、表紙イラスト:丹野忍)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

裕美はある日次女の舞のクラスメイトで家庭教師も務めている静馬の乱入を受けて犯されてしまうが、女たちを蔑み奴隷だと連呼する少年の巨根と精力に屈服させられていく。実は静馬は義母の麻理恵とも関係を持っていて、妊娠させることに執拗に拘るのだが…。


【登場人物】

青木静馬
高校3年生。学年トップの成績を収め表面的には真面目な少年だが、一代で不動産会社を大きくした父親から偏った女性観を聞かされていたせいもあり、子をなさぬ女は牝奴隷だと思い込み凌辱を繰り返す。

大神裕美
38歳。夫を事故で亡くして久しい。実家は地元で有名な病院を経営している。かつて父親と浮気相手の情交を覗き見て以来、性に対しては潔癖なところがある。Fカップ。

大神杏奈
裕美の長女で医学部に通う大学生。成績優秀でスポーツも抜群という完璧なクールビューティー。男性経験はある様子。Dカップ。

大神舞
高校3年生。静馬のクラスメイトで裕美の次女。テニス部に所属する溌剌とした美少女だが、学業は若干苦手な様子。静馬に処女を奪われており、性的な隷属関係にある。

青木麻理恵
30代半ば?20代半ばに青木家に嫁ぎ妊娠を試みたが子をなさず、しかも腹上死させたことを静馬に脅されて以来性的な関係にあるものの、妊娠を避けようとピルを常用している。


【展開】

娘二人を送り出し部屋の掃除をしていた裕美は静馬の来訪を受けると、舞の卑猥な動画を見せられてネットに流出させたくなければセックスさせろと無理難題を押し付けられる。テーブルに押し付けられバックで犯されると、両手をストッキングで縛られイラマチオ同然に口腔を汚される。更に静馬に跨がり騎乗位を強いられるが、彼がママと口走ったのが気になりつつも、望まない中出しをされてしまう。

裕美は自らの浅ましい姿も動画に撮られて動揺を隠せないでいたが、娘たちを送り出すと再び静馬の乱入を受けて白昼堂々と性交を求められる。浴室で舞と比較されての強制口戯を終えると、次は娘の部屋に連れて行かれてのセックス、更にベランダに引きずり出されてのバック姦とあまりの仕打ちに裕美は近所に聞こえてしまうことも忘れ声を出して絶頂へ導かれる。更に舞の勉強を教えるため静馬が泊まることになり、娘たちが寝静まった頃に静馬がやって来て舞の制服を着て散々凌辱を受けただけでなく、夫の遺影に向かって後ろの処女も汚されて前後の穴に中出しされるのであった。

こうして静馬による一方的な調教が続くなか、舞の三者面談で学校を訪ねた裕美は美術室に呼び出され、バイブとアナルプラグを挿入されての面談を余儀なくされる。快感に耐える姿を担任が体調不良と察してくれたおかげで絶頂は逃れられたものの、部活に参加する舞と別れた後で静馬に見付かり男子トイレでアナル性交を強いられる。更に面談を終えてがら空きの教室に連れて行かれると、舞の机に押し付けられてのバックで交わり膣内に射精させられてしまう。

数日後裕美の動画を取引材料に静馬はシティホテルに杏奈を呼び出すが、気の強い彼女に動じる訳もなく予約した部屋に連れ込むと、裕美と同じように奴隷にしてやると抱き寄せて唇を奪う。濡れやすいのは母や妹と同じとまるで蔑むかのように告げて秘所をクンニした後で交合に及ぶが、そこへ頼んでいたルームサービスが届き駅弁スタイルでホテルマンに見せ付けると、杏奈の拒絶など聞く耳を持たずに中出しする。静馬は一度の放精で満足する訳もなくアナルパールを使って後ろの穴を解すとバックヴァージンをも奪う。

静馬の悪魔調教は留まることを知らず杏奈のブライドの高さを弄び続ける一方で、裕美には舞の秘所をクンニさせたりディルドーを使った女同士の交わりを強要していた。そして今晩も静馬は杏奈の部屋に押し掛けて凌辱すると、目隠しとボールギャグを着けた裕美が部屋にやって来る。舞にしているように裕美が杏奈の秘所を舐め始めると、ショックのあまりに杏奈が牝啼きをしてしまう。静馬は母娘のそんな姿を楽しみつつ後からやって来た舞に対しては、テストで90点を取るまでは嵌めてやらぬとお預けにし、彼女がオナニーをするのを蔑みながら見守るのだった。

数日後麻理恵はいつも娘の家庭教師をしてくれるお礼がしたいと裕美に呼び出され大神家にやって来たが、リビングでは姉妹がディルドーで繋がり裕美は縛られM字開脚した姿で待っていた。偏った女性観を刷り込まれた静馬は、父親が腹上死して以来麻理恵を奴隷として扱い中出しを繰り返していたが、彼女は妊娠を避けようとピルを常用していた。一目会った時から大神家の女たちが好きになった、しかも裕美が妊娠しているという事実に麻理恵はショックを隠せない。自分に見せ付けるかのように姉妹や母親を犯す息子の口から、ピルなら全部捨てたし自分の子を孕んで欲しいと言われて、麻理恵は呆然としながらも大神家の女たちの見ている前で貫かれる。そして…。


【レビュー】

フランス書院文庫では数少ない女流官能作家による最新刊は、黒本ではお馴染みの「彼女の~」を題材としている。全六章の内彼女【舞】(高校3年生)の母の【裕美】(38歳)が前三章、次の二章が彼女の姉の【杏奈】(医学部に通う大学生)と次々に凌辱する。そして最後の一章だけ翌年に舞台が切り替わり、義母の【麻理恵】(30代半ば?)が裕美たちと主人公【静馬】(高校3年生)により妊娠を受け入れざるを得なくなる展開である。因みに静馬と麻理恵はその前から相姦関係にあったのだが、決して望んでの関係ではないだけに麻理恵が防衛策を取っていたことも読み取れる。

恐らく作者の意図するところであろうが、作中では徹底して主人公の心情には触れずにいる。その代わりに第六章において麻理恵の心情描写として、亡き夫から度々言われていた「子をなさぬ女は牝奴隷」という偏った女性観が主人公にも伝播しているのではと触れられている。ワンマンな父親の元で表面的には良い子を演じていた主人公の素の部分は肉食獣そのものであり、父親が亡くなってもその支配から解かれることが無いのだから皮肉なものである。

と最後まで読んでみれば多少は主人公にも同情できるのだが、第一章からヒロインに対して蔑みの言動を前面に押し出しており、個人的には感情移入する余地がないままでの第六章の記述だったこともあって今更とやや疑問の残るところである。もっともこうした表現は賛否の分かれやすいところで、始めにネタバレさせるなという意見もあるだろう。あくまでも個人的な感想としては主人公の心情が見えない不気味さの方が先行したという点で、星を減らしておきたいと思う。

官能描写自体は大人を凌ぐ巨根で、十代の少年らしく性豪というのは他のフランス書院文庫の作品とほぼ変わりがなく、極めて濃厚と言える。しかし女流作家として際立った特徴が窺えず、せめてここに拘ったという点が見えていれば別の印象を感じたのかもしれないので残念である。

(★5つが満点に対して2つ)
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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