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梶怜紀「兄嫁は僕だけの言いなりメイド」

梶怜紀「兄嫁は僕だけの言いなりメイド」
(フランス書院文庫、2016年10月、表紙イラスト:丹野忍)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

茉莉子は夫が経営する会社の借金の担保として義弟の真也の家でメイドとして働くことになるが、義理の母親である佳乃と肉体関係にあるだけでなく、腹違いの妹の優衣とも淫らな関係にあると知って困惑するものの、真也によって調教されて夫のことなど忘れてしまいそうなほどの快感を得てしまう。


【登場人物】

飯塚真也
22歳の大学生。1年前に「兜町の風雲児」などと呼ばれた父親を亡くしているが、自身も株取引の才能があり自宅を建てるに至っている。義母の佳乃と二人暮らしで、父が亡くなってから肉体関係にある。女性経験はそれなりに豊富な様子。父が亡くなった母を溺愛していたせいもあり、認知した子のなかでは唯一飯塚姓を名乗っている。

茉莉子
25歳。真也の腹違いの兄・清一の妻で、真也が資金繰りが悪化した夫の会社の借金を肩代わりしてくれることになり、その担保として真也の自宅で1年間メイドとして働くことになる。夫とは至ってノーマルな交わりが多く、真也宅に来て場の雰囲気に流されて淫らなことに順応していく。乳房の大きさは佳乃と優衣の間くらいの美巨乳。

飯塚佳乃
35歳。真也の父と結婚したが1年前に亡くなり、それ以来真也と肉体関係に陥っている。Gカップの爆乳で未亡人らしく憂いを帯びた艶やかな美女だが、自分が真也の第一の牝奴隷という意識が強く、甘えたがりで少女らしい部分も垣間見える。

山村優衣
18歳。真也の腹違いの妹で、金と男にだらしない母親に半ば養育放棄される形で真也の元にやって来た。茉莉子より1週間早く飯塚家に来たこともあり、ちょっとした優越感も抱いている。男性経験は無いが、いわゆるタチ役で女性同士の性体験は豊富で、佳乃や茉莉子に対して絡んで来ることも。弾むようなDカップの美乳。


【展開】

話は真也の父の一周忌の晩に遡る。法事を終えた佳乃は他の愛人たちから嫉妬剥き出しの目で見られ気疲れを感じていたが、真也はこれを機に自分から離れる気だろうと責め、ならばと麻縄を使い後ろ手に縛ってしまう。佳乃の喪服をはだけさせ自慢の巨乳や秘所を舌で執拗に愛撫してあげると、秘所が濡れているのを確認し膝を立てさせて剛棒を挿入する。初めは正常位で次は四つん這いにさせられて二度の中出しを受けた佳乃は、真也の想いを受け入れてお掃除フェラで三度目の射精に導くのであった。

そんなある日義兄夫妻の来訪を受け、真也は借金の肩代わりをあっさりと受け入れる代わりに、担保に瑕疵が無いかこの目で確認したいと茉莉子に裸になるように告げる。舐め回すように彼女の身体を確認し二週間後に飯塚家を訪ねるよう約束させ返してあげると、嫉妬剥き出しの佳乃には最も大事な人に変わりはないと告げ、キッチンでおしゃぶりさせた後にバックで貫く。更に真也は佳乃に縄化粧させて裸エプロンにしたり、ホイップクリームを使った女体デコレーションにしたり、遂には浴室でアナルの初めてを捧げてもらったりと今まで以上にプレイに興じてしまう。

その次の週に優衣から連絡を受け、真也は大学受験や学費一切の面倒をみてあげる代わりに、飯塚家に住み込みのメイドとして働くように提案する。こうして真也の用意したメイド服に身を包んだまでは良かったが、優衣は義兄と佳乃が男女の関係にあるのではと疑念を抱き、しかも佳乃と同じようにノーパンでいるように言われその異常さにおののき逃げ出そうとする。しかし拘束されてパンティを脱がされ、乳房とともに秘所を剥き出しにされて舌の蹂躙を受けてお漏らししてしまう。優衣は恥ずかしさのあまり兄妹でお互いをよく知るためだという真也の言葉に素直に従い口唇奉仕で飲精すると、寝室のベッドに縛られた体勢で処女を捧げてしまう。

そんな飯塚家の変化に気付くこともなく約束の期日を迎えて茉莉子がやって来たが、優衣がメイド服を着て同居していることに驚くとともに、佳乃が教育係としてメイドのたしなみを教え込まれることになり困惑を隠せない。夕飯時に優衣が何の抵抗も無く真也のぺニスに奉仕するのを見て茉莉子は注意するが、真也はお仕置きを与えねばと告げて彼女を椅子に拘束する。佳乃も加わっての淫らな光景を見させられ秘所が潤っているのを真也に指摘されると、お仕置き部屋に連れていかれて縛られたままお尻を叩かれてしまう。痛みで性的快感を得ることに戸惑いながらもやはり痛いのは嫌だと茉莉子は恭順すること選ぶと、その開き直りもあってか佳乃や優衣へのライバル心が芽生え、二人の目の前で真也に命令された以上に激しい口唇奉仕で射精に導いていく。

口唇奉仕での疲れに浸る間も与えられず三人並んで四つん這いになるように告げられた茉莉子は、真也が自分を選んでくれたと優越感を覚えながら人妻なのにも関わらず中出しを受け入れる。しかしあくまでも三番目に過ぎないのだと真也に突き放され、優衣によって秘核責めに遭わされると、対面座位で繋がった兄妹の交わりを見ながら佳乃とともにオナニーして絶頂に達してしまう。舞台を浴室に移し真也は三人の巨乳女性から全身くまなくおっぱいで奉仕を受けながら、返礼とばかりに指を秘所へ挿入し快感を与える。そして優衣と佳乃の順に立ちバックにすると、最後は佳乃の中で果てるのであった。

こうして次の日からは佳乃もメイド服に着替えるようになり奉仕を続けるが、真也はあくまでも「仕事」の時間は全く手を出さずに、夜は世話係として優衣を指名し佳乃と茉莉子はレズりあって慰めるしかなかった。そんなある休日に真也の口から今日は全裸の日だと告げられ、メイドたちは裸エプロンで食事の準備をしていると、茉莉子が後ろから真也に抱き付かれてセックスを始めてしまう。中出しを終えて茉莉子が優衣の百合責めに遭っている間に、真也は佳乃としたいと立ちバックで交わり始め、二人のメイドはやはり佳乃の扱いは違うと羨望の眼差しを向ける。
そして二階のジム室に舞台を移すと三人によるおしゃぶりを受けた後で、真也はマシンに横たわって優衣が騎乗位で繋がり、茉莉子は顔面騎乗で秘所を舐められながら同時絶頂を迎える。ひとり置き去りにされた佳乃は真也からアナルセックスを提案され、下準備として浣腸されてはしたなく排泄する姿まで披露させられた末に、肛姦でアクメに達してしまう。それを見た茉莉子と優衣も後ろの処女を捧げたいと申し出ると、浴室に移動して同じように浣腸を受けて恥ずかしい姿を見せてしまう。真也は始めに優衣のアナルに挿入しアクメに達したのを見届けると、次は茉莉子の後ろの処女を奪い精を腸内に注ぎ込むのであった。

【レビュー】

『兄嫁は僕だけの言いなりメイド』という題名なだけに、主人公の腹違いの兄の妻である茉莉子が本作のメインヒロインとなる。他には真也の義母に当たる佳乃と腹違いの妹である優衣の二人も登場するのだが、実際にはタイトルに挙げられるほど茉莉子に焦点を当てた作りという訳でもなく、本作での主人公からの扱いも「三番目」というポジションであり、あくまでもこの題名自体は作品の一部を示したのに過ぎないと先に指摘しておきたい。

あらすじにあるように茉莉子は夫の事業が失敗し、借金の肩代わりを引き受けてくれた主人公から担保として一年間メイドになり彼の自宅で働くことを求められる。その時に主人公と佳乃との異常な関係にそれとなく気付いており、更に茉莉子がやって来るまでの二週間の内に優衣までもがメイド服を着て働いており、戸惑いを隠せずにはいられない。しかも性的な要求に応じなくてはならないとあれば人妻なだけに抵抗するのは当然なのだが、「お仕置き」と称してお尻を十回叩かれただけであっさりと屈服してしまう。その前に佳乃や優衣との初めてを描いた場面もあるが、縛られての性交ではあるけれどかなりソフトである。流石に「凌辱作品」と言ってはいけないほどの緩さと言わざるを得ない。

梶怜紀作品ではこうしたやや緩い調教描写がメインであり、他の官能作品でもお馴染みの後ろの穴での交わりもあるのだが、本作では浣腸を用いて恥ずかしい思いをさせる描写も存在する。作品によっては後ろの穴自体も敢えて避けるようなこともあるようで、本作はその緩い展開とバランスを取るために敢えて盛り込んだようにも受け取れる。尻叩きもそれほどハードではないし浣腸場面だけは若干の生々しさがあるものの、基本的には作者が誘惑作品的なライトなアプローチで書いてみようと試みた結果なのではないかと個人的には感じたのだが…。

誘惑作品的な展開を試みたが、でも凌辱作品としての体裁は整えておきたい、そんな作者の葛藤が浮かぶようである。凌辱好きな作者からすると梶怜紀作品にしてはぬるいと感じられそうだし、誘惑作品好きな方からすると微妙な尖り具合に違和感を抱くのかもしれず、せめて茉莉子を完全に堕とすところまで描けていればひとまず納得のいくところだったのかもしれない。
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tag : 大学生主人公 母娘丼 姉妹丼 処女

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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