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天海佑人「【義母と二人の姉】夫の連れ子に調教されて六日目」

天海佑人「【義母と二人の姉】夫の連れ子に調教されて六日目」
(フランス書院文庫、2016年12月、表紙イラスト:赤尾真代)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

義母となったばかりの佳織に反発する沙耶香は、筆下ろしした実弟の拓己を使って肉体関係に陥れて義妹の遥香ともども追い出そうとするが、遥香の進路のために離婚は出来ないと佳織は受け入れようとする。しかしある日駒に使っていたはずの拓己から下剋上に遭い、佳織・遥香と共に牝奴隷にされてしまう。


【登場人物】

小田切拓己
進学校に通う高校2年生で、父親は複数の企業を束ねる会社の代表で多忙がち。背が高く成績も優秀な少年だが、実姉の沙耶香に対しては気が弱く、彼女のペット同然の扱いを受けていて、初体験は沙耶香によって済まされ現在も関係は続いている。

小田切佳織
37歳。拓己の父・武義の後妻として嫁いできた。6年前に前夫と死別しフラワーショップで働いていたが、半年前に武義に見初められて結婚。医学部志望の遥香の為もあり、彼との結婚を決断した様子。

小田切沙耶香
高校3年生で拓己の実姉。女子高に通っていて背は拓己よりも高いくらいで、スレンダーながらも肉付きは女らしい。複数の男性と付き合ってはいるが、肉体関係は拓己だけという状況。自分自身に絶対的な自信を抱いており、拓己が佳織に興味を抱くことすら許さずにいる。

小田切遥香
高校3年生。佳織の実娘で医学部を目指している。女王様然としている沙耶香に気を遣いつつも、自分に優しくしてくれる拓己には好意を抱いている。同級生の彼氏がいるが、学業優先にしてプラトニックな恋愛を貫こうとする。処女。


【展開】

拓己がDVDショップで万引きしたと連絡を受けて佳織は謝罪に訪れうやむやにしようとするが、その翌日に彼の同級生を名乗る三人組が自宅にやって来る。どうやら拓己の万引き未遂を動画に収めているらしく、黙っている代わりに手や口を使って彼らに奉仕しなくてはならなくなり、その流れでオナニーを強いられていた拓己からも精を浴びせられてしまう。その日の夜沙耶香に何故化粧を落としているのと咎められ動揺しながらも取り繕うが、この辱しめは偶然に起きたものではなく、沙耶香が描いたシナリオの始まりに過ぎない。その晩寝室を訪れた拓己を迎えた沙耶香はいつものように時間を掛けてクンニさせると、初めてバックにしてのセックスを認めるのであった。

翌日三人組は今度は佳織の辱しめをネタに拓己に奉仕するように命じ、言うことを聞かねば拓己のアナルを凌辱すると告げられ、咄嗟に四つん這いになっていた拓己の尻穴を舐めてしまう。その間に三人組から乳房や秘所など敏感な部位を刺激されるが、拓己と彼らとのやり取りを聞いていてまるで拓己が命令しているかのようだと異変に気付く。そして騙されたと分かった時には既に遅く、三人組に身体を抑えられて全く抵抗出来ず、佳織は拓己にバックで犯されてしまう。

佳織は遥香への獣欲を脅迫材料にされ身代わりになって拓己に中出しを繰り返されるが、その晩に夫に抱かれた時に咄嗟に中出しを拒んでしまって気まずくなり、何とかしなくてはとアナルを捧げる決意を固める。その頃沙耶香の部屋では拓己が今日は浴室で中出しを決めてやったと嬉しそうに報告すると対抗心を剥き出しにしながら沙耶香に奉仕され、初めて正常位での交わりを求められる。拓己は義母への嫉妬がもたらすその変わりように、いつかは姉を犯してやろうとほくそ笑む。

翌日佳織は早めに帰宅した拓己にダイニングでの交わりを求められるが、中出しは避けたい一心でアナルに下さいと告げる。とは言えいきなり挿入出来る訳もないと拓己に切り返され、指や玩具で拡張されながらも挿入できるまではと中出しを繰り返される。夫が一週間海外出張で不在となったその晩、寝室にいた佳織は拓己の来訪を受けて今夜からはアナルでとねだると、そこにペニバンを装着した沙耶香が現れる。四つん這いで彼女に罵倒されながら尻穴を凌辱され、玩具による快楽責めに狂いそうになっていると、そこへ遥香がやって来る。拓己との関係を疑っていた遥香は義理の姉弟を罵り沙耶香の頬を張ると、意外にもあっさりと沙耶香が引き下がり部屋に帰ってしまう。

次の日沙耶香は駅で待ち伏せして遥香の彼氏に声を掛け、遥香が弟とふしだらな関係になって困っている、その証拠を見せてあげるからと自宅へ連れていく。リビングではテーブルにX字で全裸拘束された佳織が玩具責めに遭っており、二人きりにされた彼氏は理性の糸が切れ自分が代わりにと剛直を突っ込み連続性交に挑んでいると、そこへ拓己に連れられた遥香と少し遅れて沙耶香が現れる。裏切りを見て動揺した遥香は彼氏が沙耶香に唆され佳織とアナルセックスを始めたのを見て、もうどうでも良いと拓己の誘いを受け入れ母親の目の前で処女花を散らしてしまう。

こうして奴隷となった佳織と遥香は床に正座し食事させられていたが、沙耶香の嗜虐心に火を点けてしまいディルドーによる女同士での交わりを強いられる。性欲をたぎらせていた拓己は姉に命じられ動いていることに疑問を抱き反発すると、この家の牝の穴には自分が認めねば入れさせないと沙耶香に告げられてキレてしまい、疑似性根で遊んでいないで四つん這いになれよと切り返す。反感を抱いていた母娘によって沙耶香を抑え付けると、拓己はぺニスを挿入し正常位からバックにして中出しする。更には佳織と遥香にもディルドー責めに遭わされ、拓己からはイラマチオで口腔を犯され、沙耶香は快楽のあまりに気絶してしまう。

翌朝佳織と遥香は二階から降りて来た拓己を出迎えるが、どうやら三人とも牝奴隷にしたつもりだったらしく、気安く触れるなと払いのけられてしまう。遥香とのいさかいの末奴隷に甘んじていた沙耶香は調子に乗るなと拓己を叱り付けるが、腹を殴られて屈服させられ佳織と遥香の目の前でアナルスティックを、秘所にはバイブを挿入され拘束されてしまう。遥香が登校したのを見ると拓己は佳織を引き寄せ、沙耶香の目の前で見せ付けるかのごとく中出し性交を繰り返す。

そして十数年後拓己は父親の持つ会社の役員となり、佳織と父親の間にできた義妹も制服を着て通う年頃となった。既に沙耶香は嫁ぎ、遥香は独り立ちしており、父母は海外旅行中という状況で、拓己は1年振りに一緒に入浴しようと義妹を誘う。すっかり女らしくなった義妹を見て獣欲を抱き剛直を見せ付けると、形が変わっただけだからと説得してぺニスを洗わせる。お返しとばかりに拓己は少女の秘所を味わうと寝室に舞台を移し、我慢汁で汚れたぺニスを綺麗にしてと頼むと、感激のあまり呆気なく顔射してしまう。ようやく義妹を抱けると興奮しながらも拓己は真実を打ち明け、剛直を処女穴へ挿入するのであった。


【レビュー】

天海佑人作品のレビューは初めてであるが、自分が感じている印象としては後ろでの交わりが多めな作風で、ヒロイン同士が主人公を巡っていがみ合うことが多いように思う。本作では『夫の連れ子に調教されて六日目』という題名であるが、「夫の連れ子」と言えば近年のフランス書院文庫の凌辱作品ではすっかりお馴染みの悪魔少年主人公拓己(高校2年生)のことも指しているものの、実はもう一人調教者(女王様)がいる。「連れ子」という言葉が絶妙な暗喩として用いられているのが、本作の妙味と言えるだろう。

主人公の家庭は父と再婚したばかりの義母佳織の他に、彼女の連れ子である遥香と主人公の実姉である沙耶香高校3年生の5人暮らしで、父親のいる前では平穏な上流家庭を演じている。但し実情は沙耶香が女王様然としており、父親と再婚した佳織を憎むあまりに実弟をけしかけ彼女を凌辱するというのが切り口である。姉弟の関係自体も肉の交わりを持っていて、しかも常に姉が上位という力関係であり、物語の過半は沙耶香に命じられるままもう一人の姉である遥香も巻き込んでいく。佳織は沙耶香の進路を考えれば夫と別れて家を出る選択肢など初めからなく、自分さえ我慢すればと執拗な要求に応じてしまう。

佳織や遥香の前では大人しい少年を演じていた主人公だが一度関係を結ぶと自分が支配者となり、更にその上には実姉がいるという構図は中盤まで続く。しかしそれだけでは済まない沙耶香の思い付きにより母娘に性具を使った性交を強いらせたことがきっかけで、主人公は「何故沙耶香の言うことを聞かねばならないのか」と問い、ならば自らが君臨すべきと解を見付けていく。沙耶香が母娘に与えた辱しめは「やり過ぎた」のであり、敵の敵は味方というように、二人の協力を得て沙耶香の意に沿わない体位で連続絶頂を与えていく。ただ母娘に取って誤算だったのは主人公はもう大人しい少年ではなく、脅迫材料を得たことで皆を牝奴隷として扱うことしか考えておらず、結局は家庭内で性交が繰り返されることには違いはないのだが…。

本作では主人公が佳織を孕ませることに執着しているが、その理由にほとんど触れなかったのは少々疑問が残る。その後日談としての第八章が用意されているが、その前の全員での交わりから性急に結論を纏めようとしたことや、その第八章への展開に持っていきたかった意図がイマイチ掴めなかったのも残念である。






展開で書いているように大方のご想像が付くかとは思いますが、出だしでは主人公がやたらに佳織を孕ませることに執着しています。中盤で実姉の沙耶香との性交を繰り返しながらも遥香を陥落させていきますが、タイトルにもなっている『六日目』が母娘の疑似性交と沙耶香への下剋上となるようです。

この翌朝の話も描かれてはいますがフェードアウトして、突然十数年後という流れがスムーズではなかったなと思いますね。作者としては第八章での禁断の性交を描きたかったのかもしれませんが、気の強い実姉・沙耶香や義姉・遥香との関係や、義母の佳乃を孕ませたらそれで終わり?という疑問も残るところです。

個人的にはこれだけ気の弱い主人公が下剋上でヒロインを従わせる流れは確かにカタルシスを得やすいとは思いますが、第七章で沙耶香が一時やり返した時にヒロイン三人で主人公を従わせる流れもアリだったかな?とは思います。こうなると凌辱のように見せて終盤はぬるいのかよという指摘もありそうではありますが、主人公が意外にもアナル刺激を好むタイプなだけに、ヒロイン三人で抑え付けて裏を開発して自分好みという展開を勝手に想像してしまいました。「自分ならこうする」が必ずしも商業的には適してはいないとは思いますが…。
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tag : 高校生主人公 姉弟相姦 母娘丼 処女

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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