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神瀬知巳「淫らな新居【嫁の母、嫁の妹】」

神瀬知巳「淫らな新居【嫁の母、嫁の妹】」
(フランス書院文庫、2016年12月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

妻のみちるの実家である綾川家に婿入りした壮介は妻が海外出張で不在にした晩に、酔った勢いで姑の浅子を妻と勘違いしセックスしてしまう。焦った壮介は翌朝みちるに連絡して謝罪するが、意外にも彼女からは浮気を容認するかのような返事が返って来て…。


【登場人物】

綾川壮介
23歳。医療機器メーカーに勤める新社会人。三男ということもあり綾川家に婿入りしていて、結婚してまだ1年に満たない。性行為に恐れを抱くみちるとのセックスライフに支障をきたしているものの、ペッティング自体は頻繁に行っている。

綾川浅子
42歳。亡き夫の後を継ぎ、学習教材や知育玩具を販売する会社の社長に就任。二人の娘を女手一つで育てており、壮介の婿入りをきっかけに一軒家を建て同居生活を始めている。背格好がみちると似ており、四十代とは思えぬ若々しさ。バスト97cmのFカップ。

綾川早紀
16歳の女子高生で浅子の次女で陸上部に所属。髪型をポニーテールにし、活発で人懐こい性格の持ち主。幼いころに浅子の恋人から性的な悪戯をされて以来男性不信に陥ったが、大学生時代の壮介との交流により彼に淡い想いを抱いていた。処女。

綾川みちる
24歳。年下の壮介と結婚したものの、みちる自身が性交にプレッシャーを感じてしまい未だにセックスレスに近い関係のままでいる。輸入食品の販売会社に勤めており、出張で家を不在にしがち。巨乳。


【展開】

みちるが海外出張で家を三週間空けることになった。そんなある日壮介は先輩と飲みに付き合わされ泥酔して帰宅すると、たまたま会社の祝賀会で三次会まで参加しリビングのソファーで酩酊していた浅子を妻と勘違いしセックスを迫ってしまう。翌朝義母を犯したことに気付き慌ててみちるに連絡すると、まずは本人の反応をみなさいと説得され当の浅子の態度を観察するが、そんなことは無かったと言わんばかりの反応を返されてひとまず安堵する。
一方の浅子は前夜の壮介の逞しさに陶然としながらも、無抵抗だった自分に非があると分かっていただけに過ちで済まそうとしていた。しかしその晩引っ越す前のマンションの部屋を撮影した画像が収められているからとメモリーカードを渡されるが、間違って壮介のオカズ用にとみちるが用意した濃厚なペッティングシーンを見させられると、燻っていた淫欲を刺激されたちまちオナニーを始めてしまう。

その週末の夜に友人の男とホテルのバーで飲んでいた浅子は、誘っているのだろうと言わんばかりの男の強引さに身を委ねたいと気持ちが傾くが、どうにか誘惑を振り払って階下に降りようとすると接待中の壮介と出くわしてしまう。壮介を連れて衝動的にダブルの部屋を取ると我慢できないと口付けを交わし、シャワーを浴びていないペニスに食らい付くと、口内射精を受け入れてしまう。そして正常位で立て続けに生中出しを受けて一息ついていると、タイミング悪くみちるから電話が入り、お母さんさえ良ければ壮介の相手になって欲しいと頼まれる。

性交痛がひどく挿入もままならない、性欲発散のためなら風俗に行っても構わないと話しているが、浮気されるのは…と娘から複雑な事情を伺っただけに浅子は壮介に抱かれることを決意する。話を聞くとどうやら壮介も童貞同然で経験不足な者同士と気付き、浅子は女体の可愛がり方をレクチャーするという名目で性交を重ねていく。壮介の振る舞いも大胆になり秘毛を剃られた浅子は、その二日後の晩に寝室を訪ねてきた婿をベッドに四つん這いにさせローションまみれの太竿を手袋で扱き、更にはアナル舐めをしながら射精に導いてしまう。

その翌日泊まりの出張で浅子が出掛けると、壮介は昼食に早紀がこしらえてくれたミートボールを次々に食べさせられ、更に買い物へ出掛けた帰りには公園のベンチに座ってエクレアを無理やり口に含まされて閉口する。こんなことが昔あった…と思いにふけていると、早紀の口から壮介が大学生の時に一緒に遊んであげた「男子」が自分だと打ち明けられる。かつて浅子が付き合っていた男に性的な悪戯を受けそうになり心に傷を負った早紀は、女である自分を否定するかのように男子として振る舞っていた。壮介と遊ぶうちに男を意識し始めて女らしく成長したのに、久しぶりに再会したらすっかり忘れられていたとふくれたものの、早紀は自分もママと同じように抱いて欲しいと迫る。
帰宅して夕飯を終え壮介が入浴していると、早紀も遅れて浴室へやって来る。早紀は姉が性交を嫌がったり、母が男断ちをした原因は自分にあると自責の念に駆られており、しかも壮介に抱かれることは既にみちるが承知していると聞かされて彼も決意を固める。早紀の寝室で浅子から教わった通りに四つん這いにして一時間もクンニで連続絶頂に導くと、バックにしたまま処女穴を貫き、衝動のままに三度も中出ししてしまう。

翌朝壮介は早紀の部屋で目覚め階下に降りると既に浅子が帰宅しており、当然のことながら早紀とも関係したことに気付かれてしまうが、仕事を終えて帰宅するとどうやら早紀とは話が着いたらしい。その晩に浅子の寝室へ向かうと黒と白という対照的な下着に身を飾った母娘に出迎えられ、みちるが出張から戻ってくるまでの五日間は二人とのレッスンに費やされる。帰宅したみちるは仲の良い壮介と母妹を見て、物憂げな表情を浮かべながら自らは性的な関わりから退こうと考えるが、浅子と早紀は示し合わせたかのようにみちるの身体を押さえ付ける。クンニを拒んでいると壮介から聞いていただけに浅子は受け入れなさいと告げ、すっかり秘穴が解れたところでペニスを挿入される。単によく濡れていなかっただけなのかもしれないが、思ったほどの抵抗もなかったことに安堵した壮介は早々と中出しすると、あと二回は注いであげると微笑むのであった。


【レビュー】

2005年のデビュー以来作品数も19となった本作は、『幼なじみの母娘vs.熟母【新しい家族】』(2015年4月刊行)及び『初めてづくしの家 ふたりのママと妹』(同12月刊行)の連作から1年振りの長編新刊である。この2作品を間に挟むように『特選小説』誌上で掲載された作品を集めた短編集が2冊刊行されており、長編への意欲が落ちてきているのかなと個人的には心配していただけに、この時期の刊行というのは嬉しいサプライズである。

前置きが長くなってしまったが本作は題名の通り23歳の主人公が24歳の妻・みちると結婚し、新居を建てたばかりの彼女の一家に「ムコ殿」として迎えられるところから話が始まる。多忙な妻が海外出張をしている間に主人公は「嫁の母」・浅子42歳と酔った勢いで関係を結んでしまい、焦った彼は妻にありのままを告げると何と怒るどころか浮気を認めるかのごとくの返事が…という切り口である。主人公と妻の関係は極めて良好なものの夫婦の営みが正常に出来ず、しかしながら本番より前の行為は実に濃厚という複雑な事情がある。

浅子は娘夫婦の行為を収めた画像を偶然に見てしまい淫欲を刺激され、更には娘の黙認もあるとするならばと主人公に「女性の愛し方」を教えるという名目で関係を持つ。立て続けに三度も出来てしまうほどのムコ殿の絶倫ぶりにメロメロになってしまうのは、神瀬作品お馴染みの社会的立場のある熟女ヒロイン(未亡人)が年下の主人公に溺れていく…というこれまでの作品の女性像と変わりない。但し今回の浅子は娘の夫である主人公に対し、積極的に交わりを重ねていくところに新味を感じさせる。

そんな中で幼い頃にある事件により男性不信に陥っていた「嫁の妹」・早紀16歳が母と義兄との関係を知り、元々抱いていた淡い感情が昇華して関係を求めるのも黒本ではすっかりお馴染みの展開であり、そんな彼女も浅子に教わった主人公の技巧によって陶酔させられていく。早紀には幼い頃からの主人公とのエピソードが用意されていて男であっても彼だけには気を許し、姉との一件も自分に責任の一端があるからと健気な一面を覗かせている。

母娘が互いの関係に気付くものの修羅場とならないのも神瀬作品ならではで、みちるの為に主人公に性の経験を積ませていくという同じ目的を持つもの同士であるため3P展開に雪崩れ込んでいき、終盤はあるべき結末へ向かっていくだけに読後感はとても良好である。但し早紀にエピソードを設定したのであれば終盤が駆け足になっていくのは勿体ないと感じさせ、みちるとの情交場面も含め正直もう少しボリュームが欲しかったかなと望むのは贅沢な話であろうか。






上記の通り管理人がAmazonの商品レビューに挙げましたけど、「もう少しボリュームが欲しかったかな」とこれが結論ですね…。
折角の神瀬知巳さんの新作なのだから、別に400ページ近くあったって良い。それだけの実績のある方なのですから、結論を急がさせずに書きたいように書かせてあげて欲しいと願いたいです。まぁ売る側としてはGW前やお盆前と並び、年末年始は売れる時期であろうと承知していますし、だからこそ12月は神瀬知巳氏と御堂乱氏の二枚看板のラインナップだろうと思われます。

※追記

1/20よりフランス書院公式ホームページにて、Web企画で本作の「ロング&ロングエピソード」を5週に渡って公開していますが、どうやら4月発売の新刊の出だしとなるようですね。楽しみにしましょう。連載部分はみちる&早紀の3Pや、みちるの承諾を得て早紀を抱く場面が描かれています。


DSKさん、愛好家Sさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2016/12/26 発売淫らな新居-嫁の母、嫁の妹著:神瀬知巳、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。(娘婿の×××を握ってしまうなんて……)手の中で脈打つ熱く硬い肉茎に高揚する浅子。新居で始まった同居生活。娘夫婦の営みの匂いが、孤閨に悩む未亡人に「おんな」を目覚めさせる。「して」「入れて」「欲しいの」渦巻く懊悩が、濃厚なフェロモンを放たせ、42歳を背徳の海へ……(引用元:Amazo...
淫らな新居-嫁の母、嫁の妹(著:神瀬知巳、フランス書院文庫)

4197『淫らな新居【嫁の母、嫁の妹】』神瀬知巳、フランス書院/フランス書院文庫、2016/12 発売●あらすじ入り婿して妻の家族と同居している青年が、妻の出張中に酩酊して帰り、妻と間違えて義母と性交に及んでしまうも、ある事情から妻公認で義母との関係が続き、それを知った義妹とも深い仲になってしまう。●登場人物【綾川壮介】23歳。医療機器メーカーの新入社員。みちるの夫。入り婿。兄が二人いる。物腰がやわらかく穏やかで...
4197『淫らな新居【嫁の母、嫁の妹】』





【参考作品】

庵乃音人「妻の姉【二週間の秘園】」

妻の姉【二週間の秘園】
庵乃 音人
フランス書院
2014-06-27



七海優「妻の母vs.妻の妹vs.おさな妻」





何だか「妻の(嫁の)○○」と言うと似たり寄ったりな結末に持っていきがちという印象ですし、過剰なまでの熟女ヒロイン寄せというのもそろそろ食傷気味であります。(制約の多いなかで、作家さんが色々と工夫を凝らして捻りを入れているのは、十分に承知しています。)来年こそは、これが神瀬知巳の誘惑作品だ!という独自性を見たいなと切に願っています。
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tag : 社会人主人公 母娘丼 処女

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淫らな新居-嫁の母、嫁の妹(著:神瀬知巳、フランス書院文庫)

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にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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