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宮坂景斗「美獣の隣人 優花26歳&麻美32歳」

宮坂景斗「美獣の隣人 優花26歳&麻美32歳」(フランス書院文庫、2012年11月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。2014年8月9日レビュー再編集。

【あらすじ】

母の麻美に筆下ろしされ性のテクニックを磨いて来た彰は、秘かに憧れる隣人の未亡人優花を性奴に堕とそうと巧みに焦らし続け、駄目押しに麻美の協力を得て自分のモノとする。

【登場人物】

倉岡彰
二次性徴を迎えて間もない少年。外見は幼く陰毛もまだ生えていないが、逸物は平均的な大人を凌駕する。麻美に筆下ろしされ性技を磨いて来た。優花に強い憧れを持っている。

倉岡麻美
32歳。彰の実母で夫とは死別している。財閥系の一族の出身。栗色がかったウェーブヘアーに、メリハリの有る身体でGカップの巨乳。優花の有能さを見抜き秘書にしたいと思っているが、彼女からは断られ続けており彰の提案に賛成する。

須藤優花
26歳。須藤家の隣家に住む女性。建築士の夫を事故で亡くしており、長い黒髪に可愛らしい容姿でEカップ。貞操観念は人並みに強いが、母子家庭育ちで母親が不在がちの彰に憐憫の情を抱いている。

【展開】

麻美が仕事で外出している間須藤家に預かって貰っていた彰は、獣欲を秘めたまま少年らしく優花に甘えていた。迎えに来た麻美と帰宅した彰は優花を犯したいと告げると、それに相応しいか試すと彼女に切り返され性戯を駆使して絶頂に導く。

ある日優花は誕生日まで1ヵ月となった彰に何か欲しい物は無いかと尋ねるとストレートに優花が欲しい、彼女として付き合って欲しいと返答されて戸惑うが、少年らしからぬ巨根を慰めてあげる内に1度きりという条件で身体を許してしまう。

それ以来彰は優花の言い付け通り本番に至らぬも巧みなテクニックで翻弄し、誕生日のデートで彼女のショーツが欲しいとねだる。優花は下着を履かぬまま彰とレストランで食事する内に羞恥の余りアクメし、休憩に入ったホテルでセックスしてしまう。

彰は優花を完堕ちさせる為、麻美の協力を得て須藤家で彼女を昏睡させ寝室のベッドに縛り付ける。意識の戻った優花は目の前で繰り広げられる母子相姦におぞましさを感じるも、彰を取られたくないとの想いを打ち消す事が出来ず彰を受け入れる。

1年後麻美の秘書になった優花は、幼い夫が母親を孕ませたいという願望を微笑ましく見つめつつも、彰と協力して麻美の愛撫に加わるのだった。

【レビュー】

立て続けに3作品目まで刊行していく中で、幼い主人公が年上の女性を誑し込み、女性たちもショタコン気味に主人公を愛していくという基本的な流れ、情交描写の大半が着衣のまま行なうというフェティシュな属性が作者らしいと言えるだろう。

本作ではデビュー作品とほぼ同じような設定では有るがメインの優花とは比較的早くに情交に及ぶものの、2度目に至るまでに散々焦らしに焦らされ貞操観念の強い彼女が次第に堕ちていく様を見せていく流れは悪くは無いと思う。

随所に見られる母子相姦の場面は始めから2人が関係に有るだけに特に目新しさは無いものの、母子が共謀してヒロインを堕としていくプロセスは背徳感が伺えるし効果的な使われ方をしているのでは無いだろうか。

主人公はこれまた年端もいかない少年で、「短パンが似合う」、「まだ陰毛も生えていない」などいかにもショタ振りを発揮している。ただ情交中に突然「孕めっ」等と悪ぶってしまうのはどう見ても不自然でスムーズさが欠けているように感じる。
デビュー作品で見えた欠点がそのまま残っており、「無邪気だけど無意識な性豪」な方がファンタジーとしての主人公のギャップを楽しめるのでは無いだろうか。4作品目が出るとするならば、幼少主人公から離れた作風も見てみたい。

【追記】

一旦充電に入っていたのか、21ヵ月振りに宮坂景斗さんの新作が発売される事になりました。
4作品目のタイトルは「禁忌交姦 僕の母は友人のもの、友人の姉は僕のもの」と一昔前の交換ものを彷彿させますが…。
誘惑作品の読者層はどちらかというと、男子は主人公だけ出れば良い、二竿は要らないという人も少なくないと思うので、果たしてどうなのかなというのも有りますね。
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No title

結構面白くてエロかったですよ。
ショタでも横溝美晶の密室シリーズよりは出来が良いと思います。
欠点は無くは無いでも結構エロいし良いと思いますよ。
最初の作品はカードゲーム出したのはリアリティがあって良かったです。
でも堕とす時は子供っぽい下着だったらエロかったな~っと。
良い作家なので頑張って下さい。

>はる様

コメント頂き有難うございます。
個人的にはショタ物は好きです。でも広く一般的には受け入れられないのかなと思います。
4冊目が有ったらを前提に、結局はどちらかに舵を切る事になるのではないでしょうか。

私のレビューでやたらに「4冊目」に拘っているのは、3冊目までに重版を出せる作家で無いと先が無いという話らしいのです。
(以前公式HPの編集部発でも言及されていました)

そうした経緯から、前作から1年経っても4冊目が出ないとなるとどうしても不安になってしまいますけどね…。

あけましておめでとうございます。
どうせだったら実母じゃなくて実父でもよかった感じがします。
プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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