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一柳和也「名門女子テニス部【完全支配】 キャプテン、部員の母、顧問女教師」

一柳和也「名門女子テニス部【完全支配】 キャプテン、部員の母、顧問女教師」
(フランス書院文庫、2016年11月、表紙イラスト:丹野忍)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

クラスメイトの久美に告白して玉砕した真哉だったが、翌日登校すると彼女に渡したはずの恋文が悪童たちにより晒されて不登校になってしまう。久美がわざとやったものと信じて疑わない真哉は彼女の周りの女性たち、母親の佐代子や担任の由紀に毒牙を向ける。

【登場人物】

石村真哉
高校2年生。小太りで冴えない普通の少年。父親は金融業を営んでおり、駅前の再開発の一件で大池に目を付けていたらしい。巨根で性的な経験はそれなりにある様子。クラスメイトの久美に告白したが玉砕しただけでなく、晒しものにされ恨みを抱く。

大池佐代子
38歳。久美の母親。夫は駅前のスーパーを経営しているが、根っからの仕事人間で一向に構ってくれずに不満を抱えていた。巨乳だが貞淑なはずだったのだが、性的な経験が少ないせいか真哉に与えられる快感にあっさりと溺れていってしまう。

大池久美
高校2年生。女子テニス部の主将で校内トップクラスの美少女。ゴルフ部の少年と付き合ってはいるが、元来の潔癖なほどの真面目な性格が災いしてか告白しようとする輩が後を絶たない。その一人である真哉をすげなくあしらったが…。処女。

大木由紀
22歳。大学を卒業し真哉や久美たちのクラス担任となるが、元来の生真面目さと裏腹に真哉の一件は厄介な不登校事例としか受け止めていなかった。遠距離恋愛中の彼氏はいるが、仕事に忙殺され気持ちが離れていくのは仕方がないと思っている。


【展開】

久美にラブレターを差し出したもののすげなくあしらわれた真哉は、翌朝登校すると何と恋文が晒しものにされており、悪童たちにからかわれて不登校に陥る。久美がわざとやったものと思い込んだ真哉はある日配達員を装い大池家に侵入すると、応対した佐代子にスタンガンを使って気絶させる。拘束した彼女に恨みつらみを告白すると、秘核を舐めたり指ピストンや玩具を使ったりと連続絶頂を与え、更にはイラマチオで精液を飲ませてしまう。そして避妊することなく生でペニスを挿入すると、一度の放精で収まる訳もなく何度も中出しする。

毎日のように真哉に犯されている佐代子の態度に不審を抱いた久美は、ある日部活もなく真っ直ぐに帰宅すると何と縛られながらも嬉しそうに真哉に抱かれている母親の姿を目撃する。暫くして彼の後を追おうとするが、どうやら覗いていたことに気付いたらしく、日の暮れた校内で話をしようと誘われる。気丈にも久美は母親の代わりになるからと申し出るが、身体の関係は望まないと言ったことで真哉に言質を取られてしまう。汗ばんだ身体の匂いを嗅がれた挙げ句に秘所をクンニされて絶頂すると、浣腸液を注入されて屈辱的な口唇奉仕を強いられただけでなく、男子便所に連れていかれ排泄する姿をビデオに納められてしまい精神的に追い込まれていく。

そんなある日久美が週末に合宿へ出掛けた隙に真哉は大池家を訪ねると、既に性的な依存状態に陥っている佐代子に首輪を付けて全裸のまま犬のように連れ回す。そして娘の部屋のベッドで騎乗位で交わると隙を見て浣腸液を注入し、駅弁で繋がったままトイレで排泄させる。更にはバイブやパールでアナル拡張をすると、すかさず妊娠検査薬を見せて妊娠の事実を突き付ける。佐代子は一瞬動揺を見せたもののすぐに嬉しそうな表情に変わり、後ろの交わりも抵抗なく受け入れる。完全に牝奴隷に堕ちた瞬間であった。

一方久美に対しては女子テニス部の練習が終わり女の体臭が漂う部室で待たせると、いつものように浣腸させながらの口唇奉仕や、排泄した後のアナル拡張を楽しむ。極めつけにゴルフボールを挿入すると、産卵プレイとばかりに1個ずつボールをひり出させてしまうと、本来の目的であるアナルセックスで後ろの処女を奪い快楽を与える。

数日後校内での逢瀬を由紀に気付かれ自宅へ押し掛けて来るが、頬を張り有無を言わさずに大人しくさせると、手枷で拘束し巨乳を露わにしながら巨根を挿入して中出し快楽を与える。更には浣腸液を注入すると、苦しむ由紀に対して奴隷として生活することを誓約させる…。ある日ひと気のないテニスコートで久美にイラマチオ奉仕させた真哉はいつものようにゴルフボールを使った産卵プレイに興じ、あまつさえお漏らしさせて屋外でのアナルセックスと、彼女を奈落へ叩き堕とそうと試みる。

すっかり真哉の慰み者にされてしまった由紀だったが、ご主人様の言い付け通りに危険日に三度も中出しされ、更には後ろの穴の処女を捧げると孕んだら毎日アナルでしてやるとの言葉に陶酔してしまう。久美に更なる恥辱を与えようと真哉は自宅マンションの部屋に呼び出すと、早速トイレで産卵プレイをさせるとリビングでアナルセックスを始める。頃合いを見てクローゼットの扉を開け佐代子と対面させると、母娘は一瞬だけ理性を取り戻し真哉を悪魔だと罵る。そんな二人に佐代子の妊娠の事実を突き付けると再び久美のアナルを犯し、更には母親にペニバンを装着させて自らは処女穴に挿入して二穴責めにする。

真哉の底無しの精力で母娘は翌朝まで汚され続けるが、そこで大池が石村家から借金をせざるを得なくなり、自分たちがそのカタとして差し出されたことを告げられる。父の借金のためにと何とかギリギリで精神を保ち続けていた久美だったが、真哉は容赦なく中出し性交を繰り返していった挙げ句に遂には母娘ともども妊娠させてしまう。一人産めば借金は減額されると聞かされ学校を辞めさせられた久美は、表面上は真哉に従う振りをしながらも心の奥では反発を続け、真哉もそれはお見通しだとばかりに久美の心の傷を抉ることを告げて身体には快楽を刻み込むのであった。


【レビュー】

2016年7月に『完全支配 彼女の母、彼女の姉、先生の奥さんを…』でデビューしたばかりの新人さんで、二作品目の本作はたった4ヵ月での間隔にて刊行されている。「第15回フランス書院文庫官能大賞」にて最終選考まで残った作品をベースになさったものと思われ、なるほど確かにこれならば刊行まで早いのも納得できる。しかしながらその早さは単に拙速でしかなかったのでは?と疑問を抱き、本作の読後感としてはあまり良いものではなかったのが本音である。

憧れのクラスメイト【久美】(高校2年生)に告白した主人公の【真哉】だったが、撃沈しただけでなく彼女の不注意により恋文を悪童たちに晒されてしまい不登校に陥る。久美の性根の悪さだと信じ込み、ならば彼女の周りにいる人物も含めてトコトン汚してやろうと彼の標的にされたのは、久美本人と母親の【佐代子】(38歳)、そして担任教師の【由紀】(22歳)の3人である。悪童に弄られて不登校になった割には巨根でタフネス、しかもあまりにもパーフェクトな調教師と三点セットで、まぁこれは官能小説のお約束の範疇ではあるが…。

調教内容は三者三様ではあるけれど母親の佐代子は早くも第一章で即堕ち、担任教師の由紀に至ってはワンシーンであるから、実質的なメインヒロインは久美で間違いない。母親との不適切な関係を知って彼女は身代わりになるが、身体の関係は望まないと告げたのが仇となり、延々と後ろでの責めが続く。個人的には粗相をさせることも含めて後ろでの調教は好みではなく、ましてゴルフボールを使った疑似産卵プレイとなると…。
一応文中では歪んだ愛情表現との補足はあるが、これは愛情の欠片も感じさせないような気がする。終盤では母娘対面が行われ母親が娘に快感を与える描写もあるが、主人公がその合間にいちいち口を挟み品のない言動を繰り返すのが鼻につく。そして序盤で不登校に陥るほど気弱なはずの彼が、何故ここまで悪魔になれるのか納得のいく記述がないので、感情移入は出来ないのが残念でならない。

個個人の好みは(言い出したらキリがないので)ここまでにしたいが、本作の主人公同様に作品の展開も実にスマートで隙が少なく、あまりの調教描写の濃密さに本当に新人さん?と疑問を抱いた。この点に関しては「影響を受けた作家さんのトレース」、あるいは「既存の作家さんの別名義」と疑ってかからざるを得ないほど、ある作家さんの作風に極めてよく似ているのである。仮に前者であるならば、次の作品でこれが自分の売りだとアピールできる独自性を望みたい。後者であればそういう事情もあろうと割り切る。ということで次作がどう仕上がるか期待したいと思う。


Amazonレビューの掲載元







今回はかなり辛口ですし、基本的には星二つ以下を付けるくらいならレビューしない方が心証は良いですね…。ただ今回はちょっと言わせていただきたいということで、かなりの乱文でお恥ずかしい限りですがそのまま掲載します。

果たして本当のところはどうなんでしょうか。「くくく」や「ふふふ」とあからさまにヒロインを小馬鹿にしたような主人公の口調がいかにも芝居掛かっているようで、これが作者さんの独創性だ!と仰るのならまぁそれも良いのですが…。多分違うでしょう。作品をたくさん書けるのも一つの才能だと思いますが、今の段階の決め打ちは飽きられるのも早いように感じますね。私のように官能小説を作者さん買いする読者が変わり者なのかもしれませんけど、結構分かるんですよ。(ここはコソッと書いておきます。)
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tag : 高校生主人公 処女 母娘丼

コメント

非公開コメント

No title

設定は悪くないような。
デブで巨根、ブr-フだったら完璧ですね。

No title

はるさん

にゃらです。コメントいただき、ありがとうございます。

本作を読んでいてやはり気になるのは、主人公の「くくく」や「ふふふ」の多用でしょうか。何か決め打ち感が否めないのが残念ですね…。

因みにレビューでは一応伏せましたが、他記事に挙げているように一柳和也さんは榊原澪央さんの影響を強く受けていらっしゃるのかな。そのくらい良く似た作風なのが気掛かりではあります。

榊原澪央さんは来年1月に新刊を出されるそうなので、こちらもまた似た展開になるのかしらと気になる次第ですね…。

No title

はじめまして。某所からまいりました。
辛口アンド含みのあるレビュー、私も納得できます。
でもにゃらさんのレビュー読んだとき、うはぁ、からくちぃぃぃぃいいいい(苦笑)と思いました(苦笑

しかし本当読んだとき、なんでこんな作品になっちゃったのかなあ…と思ったんですよね。
第2弾には期待が大きかっただけに落差も激しいといった感じです。
ですので私が言いたいことをよくぞ掻いてくださった、もとい書いてくださったと思いました(←ねらいました

ですが私も、作家さんには今後も期待していきたいですね。

No title

かゆい所に手が届かない凡人さん

にゃらです。コメントいただき、ありがとうございます。

>辛口アンド含みのあるレビュー、私も納得できます。

私はただのイチ読者に過ぎないし、レビューの拙さを見れば素人そのものです。
そんな素人が誰かさんに似た作風ですねと言うのは、実に失礼な話だとは思います。
基本的に官能小説は本番に至るまでのプロセスが違うだけで、誘惑作品、凌辱作品にさほどの違いはないとは思います。到着点が山の頂上でそのふもとから登っていくそのプロセスが、他と似ているというのはどうでしょうか?という話です。同じ登山ルートだとしても、感動する場面まで同じなのは不自然ではないでしょうか。

仮に同じ方の別名義ならもう少し手を加えるでしょうし、全くの別人ならばここまでトレースしてはそれこそ人様のふんどしでいう気がしますが…。果たしてどうでしょうか。

No title

にゃら様

コメントありがとうございます。
にゃらさんは、あえて今回はちょっと言いたい、と思って感想を書かれてますし、それでいいと思います。
そう思わせるだけのものはあったと思いますし…。
別名義なのか否か…どうなんでしょう。わからないけど、私は読んで単純に、面白くない…と思いました。
でもそれが何かいまいち掴めなくて。
そこににゃらさんのレビューでしっくりいったという感じです。

あと作家買いは全然変わり者じゃないですよ。
むしろそういう人の方が多いのかも。本屋であれこれ手に取って吟味しづらい分野ですし(苦笑
昔々、まったくやる気のない本屋で黒本を手当たりしだいにチェックしていた頃が懐かしいです。




No title

一応読みました。
にゃらさんの言いたいことは判ります。
巨根なのにそういった描写があまりないのはどうかなって思います。
というか、他の作家でもそうですよね。

Re: No title

はるさん

にゃらです。コメントいただき、ありがとうございます。

官能小説、いわば官能ファンタジーでは攻略する主人公の一物が「誰かさんに比べて」優れているのはもはや必須の描写だとは思います。

私が長年親しんできた高竜也さんの場合、よく女性器の描写で様々な比喩表現を用いられていると言われていますが、男性にしても然りで
手を変え品を変えよくこれだけバリエーションがあるなと作品を読み返していて感心している次第です。

近年よくある巨根の表現としては「20cm近い巨根」などとさらっと書いていますけど、これは単に「20cm近い」玩具であっても同じことで、人間なんだから臭い(におい)や形、色など色々とアプローチのしようがあるように思いますが…。ヒロインに関しても単に巨乳、美臀と言われてもピンと来ませんし。

ステレオタイプな巨根(ヒロインで言うならば巨乳でしょうか)なだけでは、私も読んでいて全く性的興奮を触発されない。それを補う官能描写もあるかというと、本作では誰かさんのトレースと感じた時点でかなり無くなったような気がします…。

No title

レスありがとうございます。
おっしゃる通りですね。
高作品は確かにそう。
ただ具体的な描写がないのが欠点ですね。
誰かさんのより大きいからって誰かさんが7cmだったら、
16cmでも巨根になってしまいます。
16cmも大きいですが。
由布木皓人先生だとかなりエグイ描写ですよね。
亀頭がスモモとか。
「黄ばんだブリーフ」って表現でも匂いが伝わるからな~。
プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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