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庵乃音人「てほどき美熟女 清楚妻・淫ら妻・癒し妻」

庵乃音人「てほどき美熟女 清楚妻・淫ら妻・癒し妻」
(フランス書院文庫、2016年10月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

家庭教師として出入りしている細川家の夫人の沙耶子に想いを抱いていた広樹だったが、彼女の友人の麗子から仲を取り持つ代わりに隣人の優菜をモノにして欲しいと頼まれる。いずれも魅力的な人妻なだけに、広樹は軽い気持ちで優菜を抱いてしまうが…。


【登場人物】

梶野広樹
20歳の大学生。1年前から近所に住む細川家のひとり息子の家庭教師として出入りする内に、沙耶子に惚れてしまうが…。アパートに一人暮らしで、目下新婚夫婦の隣人のアノ声に悩まされる童貞青年。華奢で頼りない印象だが、20cmを超える巨根。

細川沙耶子
35歳。色白で端正な和風の小顔をした美女で、Hカップ95cmのバストを持つ肉付きの良い身体付き。小学校へ通うひとり息子がいるが、夫は外に愛人を作っていて半ば別居状態。かつて義兄に当たる男性と不倫関係にあったことも。

小和田麗子
39歳。沙耶子の近所に住む人妻で、クールで凛とした美貌にGカップの割には手足が長いモデル体型。広樹に対しては常にからかいの対象でキツイ冗談を投げ付けるが、実は沙耶子に対して淡い想いを抱いている。夫とは別居状態だが、それを楽しんでいる節も。

田辺優菜
31歳。小和田家の隣人でやはり夫の浮気に悩んでいるが、手話クラブで知り合った青年といけない関係手前まで踏み込んでおり、それを知った麗子の差し金により広樹に犯されてしまう。黒髪のショートカットで見るからに癒し系の印象を与える。Fカップでメリハリのある体型。


【展開】

家庭教師の授業を終えた広樹は細川家を訪ねて来た麗子が沙耶子や優菜と交わす際どい会話に興味津々だったが、その帰りに麗子から沙耶子との仲を取り持つ代わりに優菜を犯して欲しいと頼まれる。どうやら麗子が目を付けている青年と、先に優菜が付き合っているのが気にいらない様子。そして三日後の晩にベランダを伝って田辺家に忍び込むと、優菜がリビングで彼とテレフォンセックスをしている現場を目撃し中に踏み込む。ソファに四つん這いにさせて秘所やアナルを覗き込んだ広樹は我慢できぬと交合に及ぼうとするが、童貞なだけにスムーズに挿入ができない。それでも何とか挿入すると、優菜が拒むのも聞かずに欲望のままに中出ししてしまう。

数日後約束通り麗子の家で沙耶子とともに広樹はパーティーに招かれるが、肝心の沙耶子が飲み過ぎたらしく眠り落ちてしまい客間に運ぶことに。ご丁寧に布団が敷かれていることに広樹は不審を抱くと、何と麗子は沙耶子に睡眠導入剤を仕込んだと告げ、後はご自由にとばかりに部屋へ戻ってしまう。沙耶子の乳房を露わにし口付けを交わす内に彼女が目覚めてしまうが、ロクに抵抗出来ないことをいいことに秘所を露わにすると、清楚な美貌に似つかわしくないと剛毛やデカ乳輪だと言葉責めにしながら正常位で挿入する。更に腋の下の剃り跡をねぶりながら、激しくピストンした末に中出しするのだった。

力付くで関係を結んだ結果家庭教師を解雇され、欲望の赴くままとはいえ憔悴した広樹は、ある日麗子にホテルの一室に呼び出される。責任の一端を感じたのかいつもと違って母性的な優しさを見せる麗子に誘われるが、いざ秘所を露わにしようとするて何故か激しい抵抗を受ける。何と麗子も沙耶子以上の剛毛で、しかもデカ乳輪でコンプレックスを抱いていたようだが、四つん這いにして挿入を焦らすとお漏らしするほどの激しい反応を見せる。そしてバックで挿入すると沙耶子と似た特徴だと言葉責めに遭わせるが、麗子が失神するほどのアクメを迎えながら沙耶子の名を口にするのを見て、女同士で秘めた想いを抱いていると気付いてしまう。

数日後広樹は義兄の三回忌を終えて息子とともに帰宅した沙耶子を物陰で待ち伏せしていたが、喪服姿の美しさに惹かれて後を追うと玄関に鍵が掛かっていないことを確認し細川家に侵入する。仏間に近付くと亡くなった人を偲ぶにはあまりにも様子が違うのに気付き、どうやら義理の兄妹で禁断の関係にあったことを知って嫉妬に駆られ部屋に入る。広樹は抵抗する間も与えずに沙耶子を押し倒すが、四つん這いにされ彼女の秘所から放屁音が聞こえ、それに沙耶子が羞じらうのを見ながら余計に欲情を抱きバックにして仏壇の前で犯してしまうのだった。

それでも広樹はきちんと話をする機会が欲しいと頼み込み別の日に自分の部屋に来てもらうが、沙耶子の目の前で隣室の新婚夫婦のアノ声に悩まされているとオナニー姿を見せ付ける。更にスマホ動画に収めていた喪服姿の沙耶子との性交をオカズに一層ぺニスを扱き立てると、遂に沙耶子が我慢ならぬとばかりに広樹を求める。その一途さに可愛いとまで思う沙耶子は広樹に馬乗りになるとぺニスを受け入れ、隣室に聞こえるのも気にせずに放屁音を鳴らしながら青年に抱き付くのであった。

こうして沙耶子と恋人関係となった広樹はある日麗子を自宅へ呼ぶと、一日だけ麗子の本望を叶えてあげるつもりでわざと沙耶子とイチャイチャしているのを目の前で見せ付ける。晒された沙耶子の裸体も自分と同じコンプレックスを有していると確認した麗子は、広樹に誘われるままに沙耶子の尻穴までも舌で味わい女同士でキスを交わす。そして四つん這いになって広樹と交わり憧れの沙耶子に見せ付けながら焦らす快感に浸るも、今度は沙耶子が広樹と子作りセックスをしているのを見守る羽目に。

そして秋を迎えたある日沙耶子と同居生活を始めた広樹は久しぶりに優菜を招くと、真相を知ってか知らぬか女同士で元の仲良しに戻り一安心するが、今晩は寝かさないからと呟く麗子の含み笑いに思わず恐々としてしまう。


【レビュー】

ここ数作品の黒本での庵乃音人作品は荒ぶるタイプの主人公がやや強引にヒロインたちとの情交を迫るという流れであったが、本作ではその傾向は残しつつも原点回帰ともいえる「主人公を可愛がる熟女たち」というテイストも醸し出している。

本作の主人公【広樹】(20歳)は華奢で頼りなく女性にも奥手なタイプであり、その彼が想いを抱くのが家庭教師の教え子の母親の【沙耶子】(35歳)である。彼女が題名で指すところの「清楚妻」で、他には彼女の友人の【麗子】(39歳)と【優菜】(31歳)が登場し、順に「淫ら妻」、「癒し妻」である。彼女は全員人妻で沙耶子にはひとり息子もいるが、夫は浮気性で不在がちな点が共通している。麗子を中心に繰り広げられる「熟女トーク」にドギマギし、戸惑う様子が序盤で描かれており主人公の立ち位置を現しており興味深い。

そんな主人公の気持ちを汲んで麗子からある企みを持ち掛けられ、しかも沙耶子との仲を取り持ってくれるとあれば、性欲に悩む年頃だけに直情的な行動に出るのはやむを得ないところ。優菜との初体験は思いがけぬ形で成就しそのご褒美として今度は沙耶子ともとなるのだが、いずれも麗子が仕組んだものでもあり、ここで彼女自身がメインヒロインと考えれば納得のいくところかもしれない。

沙耶子や優菜に対する麗子の思いは生々しいものでもあり、当初は思い付きで主人公を駒のように使っていたものの彼をも傷付けたとあっては流石に素直にならざるを得ず、主人公を優しく慰める…ところから主従逆転して彼の思い通りにされるのが中盤である。主人公は見掛けは大人しいが逸物は20cm超えという官能小説ではお約束のタイプであると同時に、情交に及ぶ時はサディスティックに言葉で辱しめを与えるのが好きなようで、ヒロイン3人を巧みに責め立てている。

終盤へ向かうのに当たり沙耶子への想いが成就するとともに、麗子と二人の熟女との和解にも触れられてはいるのだが、Sな主人公の性格は全く変わってはいない。見せ場は沙耶子の本来の想い人の仏壇を前にして喪服姿の彼女を責め立てる場面で、庵乃音人作品ならお馴染みの剛毛やデカ乳輪を指摘するだけでなく、恥ずかしい「音」まで使って描かれている。ここまで用いられると調教じみた暗澹たる流れというよりは、寧ろコメディと言える(決して悪い意味ではない)。「原点回帰」と言いながらも微妙に変化球を投げ込んで来る作者は、黒本だけではなく複数のレーベルで活躍中で、守備範囲の広さもあって今後の活躍に期待したい。
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tag : 大学生主人公 熟女限定 童貞

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にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
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