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弓月誠「喪服の女に僕は耽溺れる」

弓月誠「喪服の女に僕は耽溺れる」
(フランス書院文庫、2016年10月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

父を亡くしたばかりの秀人は義母の杏子と一夜限りの関係を持つが、一緒に暮らす代わりに男女の関係は二度と持てないとあくまでも義母として振る舞われてしまう。そんななかで高校時代の恩師の香苗や叔母の真理、取引先の令夫人のフランチェスカと関係を持ち、本当に好きな杏子にもう一度アタックするのだが…。


【登場人物】

吉岡秀人
20代前半?社会人になりたての青年で、5年前に父を亡くし現在は義母の杏子と二人暮らし。父が亡くなって間もなく杏子と一度限りの関係を結ぶが、彼女への告白は受け入れられずにいた。

吉岡杏子
30代後半?秀人の父の後妻として嫁いでから十数年になる。亡き夫が連帯保証人となり債務を抱えていたと知り、籍を抜いて一人で借金を返済しようと惜別のつもりで関係を持つが、夫の遺産と自宅を売却したことで問題は解決し今は秀人と二人で暮らしている。

斉藤香苗
20代後半?秀人の高校時代の恩師で憧れを抱いていたが、実は3年前に夫を亡くしている。墓参りに来た際に偶然にも秀人と再会し、女として見てくれたのを嬉しく思い一度きりの関係を結ぶ。

葉山真理
33歳。杏子の実妹で秀人の叔母に当たる。6年前に夫を亡くして以来一人で暮らしていたが、七回忌法要の折に秀人を泊めたことから一度きりの関係を持つ。

秋月・フランチェスカ
30代?秀人の勤める会社の大口取引先で、海外からの輸入代行の仕事をしている。イタリアの貴族のロレンツォ家出身で日本人の夫と結婚し日本に住んでいたが、寡婦となった時の家のしきたりに縛られて、外出ひとつままならずストレスを抱えていた。

【展開】

父の葬儀が執り行われたその晩、喪服姿の杏子に劣情を抱いた秀人は自分の部屋でオナニーし始めるが、そこに当の義母が枕元に現れて驚きを隠せない。自らぺニスを握り射精に導く杏子に愕然とするが、父の借金を返済するために籍を抜くと聞かされて反対するものの、現金なことに勃起したままなのを指摘され性欲に勝てずに杏子と一夜限りの関係を結んでしまう。口唇奉仕やシックスナインで連続で射精しても萎えない秀人は正常位で童貞を失い、一晩中義母の膣奥に精を注ぎ込むのだった。

父の借金問題が解決し秀人は杏子と二人で暮らし始めたものの、あの一夜のことなど無かったかのように振る舞われそれでも杏子への想いは一層強まっていく。5年が経ち月命日で墓参りに寺に同伴すると喪服姿の香苗と再会し、杏子を先に帰してから声を掛ける。香苗に夫がいたと知って秀人は不用意なことを聞いてしまったと反省するが、当の香苗は自分を女として見てくれたのが嬉しかったらしく、勃起に気付くと人気のない墓場で手コキに及ぶ。更に集会場に誘いシックスナインで二度目の射精に導くと、もはや挿入は必然ではなかったものの、騎乗位で自ら交わりを求めてしまう。そして別れ際の香苗は少しだけ明るい表情を浮かべるのであった。

ある週末に亡き夫の七回忌法要を前にして真理に呼び出され、力仕事を手伝い法要にも参列した秀人はその晩泊まることになるが、仏間よりうめき声が聞こえて中を覗くと真理が喪服姿でオナニーしているのを目撃する。物音を立てて気付かれた秀人は真理に誘われるままオナニーの見せ合いからシックスナインへ発展し、叔母に杏子を重ね合わせながらパイズリ奉仕を受けた後に体位を頻繁に変えながら情交に及ぶ。杏子への気持ちを知った真理は頑張りなさいと励まし、自分も秀人に旦那を投影しながら抱かれていたのよと告白するのだった。

ある日秀人は会社の先輩に連れられてロレンツォ家に後任の挨拶へやって来るが、屋敷の中で迷ってしまい物音のする部屋に入ると、何と着替え中のフランチェスカ夫人と出くわしてしまう。家のしきたりに反して赤の透けた下着を穿いていた彼女は口止めと引き換えに、完全勃起した秀人のぺニスに触れて口唇で精を受け止める。そして数日後商品を引き取りにやって来た秀人は寝室へ通されると、シャワーを浴びて下着姿のフランチェスカに欲情するが、抱くのなら跡取りになる覚悟は宜しくてと問われ、彼女の求める後ろでの交わりに至る。日が暮れるまで情交を繰り返した秀人は、しきたりなんてもうどうでも良いと夫人に告げられて、膣内での性交に至るのであった。

ある日杏子は秀人から告白されるが、あくまでも母子でいたいと受け入れず口喧嘩の末に家出されてしまい、そんな中でフランチェスカの来訪を受ける。夫人から素直になったらと告げられしかも淫具を渡された杏子は彼女も秀人が好きなんだと気付き、秀人を受け入れようと連絡して部屋に呼び戻すと、もらった淫具を秘所に挿入した恥ずかしい姿を晒す。リビングでのシックスナイン立て続けに精を放った秀人は、寝室に移動すると何回も義母の膣内へ精液を注ぎ、心の中で自分が抱いた三人の未亡人に感謝するのだった。


【レビュー】

現在のフランス書院文庫の誘惑作風の第一人者である作者も30作品目を迎えたが、その本作もここ最近の流れを汲んだ濃厚で独自の描写を使いつつ、作者の得意とする素直になり切れない熟女ヒロインと、性欲旺盛な主人公との何とももどかしい愛情物語が描かれている。

本作の主人公である秀人とメインヒロインである義母の杏子との情交自体は第一章からと意外にも早いが、とある事情で杏子が秀人に別れを告げる覚悟を決めたからで、問題は解決するものの母子二人での生活となってからは終盤まで官能面での出番が無い。これは杏子が秀人の母親たらんと意地になるからでもあり、夫を亡くした未亡人としてはまさに当然の反応ではあろうが、主人公も手をこまねいているだけではなくアプローチはしていたと思われる。

そんなある日秀人は高校時代の恩師の香苗と再会し彼女と話をすると、彼に男を感じたのか一度きりの関係に及ぶ。更には夫の七回忌を迎えた叔母(杏子の実妹)の真理や、取引先のフランチェスカ夫人とも相次いで関係を結んでいく。彼女たちに共通するのは「喪服を着た未亡人」というところで、香苗とは寺の集会場で、真理とは仏間で、夫人とは邸宅の寝室でとバリエーション豊富である。但し喪服を着た彼女たちとの情交パターンは押し並べて似ており、夫人だけは違う穴での初めてとは言え、流石に四人となると「またか」の思いが否めないのが残念である。

終盤はフランチェスカ夫人の来訪を受け、素直になったらというアドバイスを受けた杏子が秀人を受け入れるが、ここでは喪服は登場しないのでやや肩透かしの印象もある。弓月誠作品に共通する要素として「最後は一人だけを選ぶ」のは本作も全く同じではあるが、ヒロインの年齢を始めとしてあまり深くない設定が却って仇となってしまったようで、次々に交わっては去っていくという展開にあまり深みを感じられないのが勿体ないように思える。例えば恩師はなくしてヒロイン三人とし、義母と叔母vs.夫人の構図で主人公を奪い合う展開などでも良かったのかなと感じたのだが…。

DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
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喪服の女に僕は耽溺れる(著:弓月誠、フランス書院文庫)

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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