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香坂燈也「一家調教 未亡人と令嬢姉妹」

香坂燈也「一家調教 未亡人と令嬢姉妹」
(フランス書院文庫、2016年9月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

悪交を繰り返し遂には警察沙汰寸前の事件を起こし、父親の命令で郊外に住む叔母の美弥子の元に預けられた将斗だったが、近親であっても魅力的な母娘三人と同居という環境は青狼に取っては格好の狩り場に過ぎない。美弥子を手始めに結婚間近の従姉の楓も襲うが、唯一彼の弱味を握っている菜々が秘密の関係に気付いてしまい…。


【登場人物】

宇多将斗
21歳の大学4年生。父親は都内でドラッグストアーチェーン店を展開しており、甘やかされて育ったせいもあって女癖が悪く遂には事件を起こし、父の命で美弥子の元に預けられている。楓に執着し6年前には凌辱しようとしたがその前に菜々に発覚し、土下座させられた屈辱的な姿を写真に撮られている。

里中美弥子
42歳。料理教室を主宰しており、16年前に夫を亡くして以来郊外の自宅に暮らしながら女手一つで二人の娘を育てている。田舎育ちの世間知らずで男性経験もあまりなく、貞淑な印象を与える。Dカップ。

里中楓
22歳。美弥子の長女でOLだが、3ヵ月後に年上の外務省官僚との結婚を控えており、そのままアメリカで暮らす予定である。長い髪に優雅な振る舞いを見せるお嬢様タイプで、Cカップとスレンダーながらもスタイルの良い身体付き。従弟の将斗が自分を性の対象として見ているのに気付かず、凌辱未遂の件も本人は知らぬまま。

里中菜々
18歳。美弥子の次女で大学1年生。写真に興味を抱き、芸術大学へ進学している。楓の凌辱未遂の事件を起こすまではお兄ちゃんと呼んで将斗を慕っていたが、事件以来男性不信に陥っている。ショートカットで普段は色気のない服装だが、実はFカップでメリハリの付いた女らしい身体付きを隠しているだけ。処女。


【展開】

叔母の美弥子の元で謹慎生活を強いられていた将斗は機会を窺っていたが、ある日の朝美弥子と二人きりになった際に勃起を見せ付ける。楓への執着を口にし手扱きさせるが、そこへ駅まで妹を送っていった彼女が帰宅し痕跡を誤魔化そうと浴室に逃げた美弥子を追って、密室状態のなかで服を脱がし裸にすると言葉責めにしながら指ピストンで絶頂へ導く。そして再び二人きりになった別の日に凌辱すると告げると流石に美弥子が寝室は嫌だと拒否したため、わざと楓の部屋に連れていくとベッドに四つん這いにさせて交わり中出しするのであった。

数日後美弥子へのプレゼントを買うと言葉巧みに楓をドライブに誘った将斗は、量販店に向かうとアダルトグッズの売り場でわざとバイブを見せて恥じらう姿を楽しむ。そして帰路に向かう途中で車を停めさせると後ろ手に手錠を掛けて車外で玩具を使い快感を与えた後、郊外の薄汚れたラブホテルに向かわせる。お嬢様育ちの楓が嫌そうな態度を見せるのも刺激になると将斗はほくそ笑み、彼女を四つん這いにして交わるものの中出しをしないなら何でもするという言葉を引き出すと、口内に精を放ち一滴残らず飲ませて自己満足に浸る。

一方美弥子は最初の凌辱以来二週間も将斗が手を出さないことに安堵するものの、そんな彼女の心を見透かしたかのように将斗からリモコンを渡され、抱いて欲しいというサインを送るためのものと信じ込む。目の前で将斗が楓に露骨な行動を起こすのを見ると娘を守るつもりでリモコンを操作するが、実は楓に仕込まれていたバイブが作動させるためのリモコンで、楓が快感に耐え切れずにリビングから逃げ出してしまう。
美弥子が後を追うものの将斗に書斎へ連れ込まれ、そこで楓があられもない姿で拘束されているのを目にすると、言いなりになって娘と逆向きに跨がって自ら挿入をおねだりする羽目となる。娘が絶頂する前に将斗を射精させねば罰を与えられると美弥子は必死になるが、それでも楓が玩具責めで一足早くイってしまう。将斗は楓の拘束を解くと宣言した通り罰を与えると肛内にローションを注入してからアナル処女を奪い、美弥子には自らの尻穴を舐めるように命じると興奮した末にぺニスを抜き彼女の美貌に精を浴びせる。

そんな関係がふた月も過ぎたある日母や姉の様子がおかしいと異変に気付き始めた菜々は、予定していた写真旅行がキャンセルになり自宅に戻ると、リビングで二人が将斗の言うままに交わっている姿を見て身体が反応したことに動揺を隠せない。それでも二人の顔が分からぬようにぼかしてシャッターを切るとその晩に将斗の元を訪ね、六年前の悪事の際に彼に土下座させた姿と今回の乱交の写真を切り札にして伯父に悪事を報告したと告げ、今すぐ姿を消すように命じ追い払うのであった。

しかしそんな菜々の努力も、1ヵ月が過ぎたある日講師の代行で上京した美弥子が将斗に連絡を取り、ホテルで会う約束をしたことから全ては水泡と化す。母の行動に気付き後を追って来た菜々は部屋に乗り込むが、間隙を付かれて張り飛ばされると脚を拘束されてしまう。処理していない腋下の匂いを嗅がれたり、馬乗りでパイズリさせられて顔面に精を浴びせられたりと女として扱われることに激しく羞恥する菜々。更に将斗は玩具責めで不覚に陥った美弥子を逆向きに跨がらせると菜々の処女を奪い、中出しだけは止めてと懇願する美弥子の口内でフィニッシュする。

結婚式を翌日に控えた夜楓は母と妹に花嫁姿を披露しようと部屋にやって来るが、父の代理で参列することになった将斗が菜々をまんぐり返しにしてベッドに拘束していたところを目の当たりにする。妹を助けようとして前のめりに倒れた楓は将斗にドレスの裾を捲られ濡れていると指摘されると、調教されていた頃を思い出し言われるままに四つん這いになり剥き出しの妹の秘所をクンニしながらアナルを弄られながら菜々を絶頂へ導く。
楓の膣内からアナルへ挿入し射精した将斗はシャワーを浴びると、達したままもの欲しそうにしていた菜々の拘束を解きぺニスを汗まみれの腋に挟んで口唇奉仕させ正常位で貫くと絶頂へ導くが、そこへエステに行っていた美弥子が帰って来る。娘たちの犠牲を口にした美弥子は私だけを抱いてと告げ、大胆にも将斗のアナルを舐めて更には前立腺を刺激して果てそうになる寸前まで追い込むと、初めての騎乗位であられもない姿を見せ付ける。母の痴態に煽られた楓は将斗に顔面騎乗して秘所を唇に押し付け、菜々は母と将斗の結合部に舌を這わせて二人の快感を引き出すのであった。


【レビュー】

2015年3月のデビュー以来本作で五作品目、しかも2016年はアンソロジー「異常な世界 あなたの知らない官能小説」ではベテラン作家陣に混じっての短編と明らかに一押しといった雰囲気が漂う新進気鋭の作者による最新作は、「調教旅行中 新人女教師、熟女教師、兄嫁教師と」以来の凌辱作品である。

誘惑作品から凌辱作品、またはその逆と作風が二転三転しておりこれは「両方で書けるように」という作者の意気込みなのか、それとも出版サイドの要望なのか分かりかねるところではあるが…。いずれの作品においても共通するのは「主人公のS性とM性の両方を引き出すヒロインたちの倒錯性」という点であり、本作でも責め一辺倒の主人公が終盤ではヒロインたちに快感を与えられる(前立腺弄り)という描写もあるので、意図したものではないかと思われる。

本作は王道的な(フランス書院文庫的)凌辱作品を指向したようで、従姉の楓への執着もあることながら叔母の美弥子や従妹の菜々に対しても言葉や玩具を使ったいたぶり方、また母娘(あるいは姉妹)でレズプレイを強いた変則的な3Pと倒錯した性交描写は濃厚である。但しこれは個人的な意見としてだが、プレイに凝りすぎて一読して状況が掴みにくいところも感じられたので、もっとシンプルな形でも良かったかもと思うところである。
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tag : 大学生主人公 母娘丼 姉妹丼 処女

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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