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黒沢淳「隣人狩り」

黒沢淳「隣人狩り」
(フランス書院文庫、2016年9月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

隣人狩り (フランス書院文庫)
黒沢 淳
フランス書院
2016-09-26




【あらすじ】

進学のために上京した豪介は母方の叔母である雪乃たちの暮らす隣のコーポの部屋で暮らしていたが、ある日家庭教師を依頼された優理子夫人に誘われてあまりの淫乱さに失神させるほどの連続情交に及んでしまう。その晩に次叔母の亜矢子の痴態を覗き見た豪介は彼女との交わりをきっかけに、雪乃や末叔母の紗耶香とも関係を結んでしまう。


【登場人物】

松嶋豪介
19歳。6歳の時に母を病で亡くしており進学を機に上京し、母方である白鳥家の長男(豪介から見ると叔父)の妻である雪乃が所有するマンションの一室に暮らしている。女性経験はあるものの規格外の巨根のために上手くいかず、更に性欲過多で日に20回も射精しないと収まらない特異体質。

白鳥雪乃
39歳。資産家の両親より生前に邸宅一式を譲り受け白鳥家の長男と結婚したが、6年前に弟たちとともに事故に遭って急逝している。現在は著名なランジェリーデザイナーとして活躍する傍らで、直営店を出すに至っている。豪介の母親が義姉に当たり、白鳥家の血筋を絶やすまいとある計略を練るが…。

白鳥亜矢子
31歳。白鳥家の次男の嫁に当たり、夫が亡くなるまではCAとして働くなどプロポーションは抜群。特にメートル超えのダイナミックな爆乳が特徴で、亡き夫にも散々可愛がられたらしい。現在はアドバイザーの資格を取り、雪乃のサポートに付いている。

伊藤紗耶香
26歳。白鳥家の三男だった教授と教え子の関係から婚約にまで発展していた。彼が亡くなり現在は秘書として雪乃の仕事を補佐する立場で、二人の義姉とともに雪乃の邸宅に同居中。バストは90~95cmくらい。

野村優理子
33歳。雪乃の上客の一人で資産家の娘。小学校に通うひとり息子がいるが、夫は松嶋家の遠縁に当たるものの、既に亡くなっている。夫の趣味で牝奴隷としての嗜みを教わっており、彼と生き写しの豪介に一目惚れし家庭教師として自宅に招くが…。


【展開】

プライベートな休養を兼ねて神戸に泊まり掛けの出張に出た三人の叔母を見送る豪介だが、その日は優理子夫人と初顔合わせの日でもあり、何故か雪乃から気を付けてと念を押され疑問を抱きつつ邸宅に向かう。肝心な教え子は両親に連れられて不在と知り怪しむが、優理子が乳谷やデルタを露わにして誘っているのを見ると愚息が反応しあからさまにテントを張ってしまう。
それを見た夫人は勃起をお殿様と呼び恭しくかしづくと、喉奥までくわえ込み苦しそうにしながらも精を飲み干し、剛直が全く衰えを見せないことを喜びながら浴室に誘いマングリ返しにされて秘所をクンニされ潮を吹く。今まで巨根を根本まで挿入してのセックスが出来なかった豪介は優理子のマゾ性に感謝しながら完全交合すると正常位で射精し、更に体位を変えながら彼女が失神してもなお白濁を注ぎ込むのであった。

夕方近くになり自室に戻った豪介はたぎったままのペニスを鎮めようと、盗撮した紗耶香の画像をオカズにしながらハンドワークに勤しむが、そこへ白鳥家のベランダの床が抜けて大鉢が落下する音に気付き屋根を伝って隣家に向かう。四苦八苦しながらも鉢を戻したがふと二階の部屋を覗くと、居ない筈の亜矢子が喪服を身に纏い爆乳を露わにして乳首を舐めたり、更には裾を捲って尻を突き出し激しいオナニーをしていた。覗きに夢中になるあまりバランスを崩した豪介は、身体をガラス戸にぶつけ庭に転落してしまう。
亜矢子の介抱を受けた豪介だったが覗きを咎められた末に同じ目に遭わせると告げられ、彼女の部屋でオナニーを披露する羽目に。乳首が弱い豪介がその姿を見せると亜矢子に手伝ってもらいながら射精すると、まだ萎えない巨根を口元に近付けてお掃除フェラ、パイズリからの乳首刺激ですっかりその気になった亜矢子と結ばれる。抜かずの交合に没頭していたその頃、神戸での出張を終えてとんぼ返りした雪乃と紗耶香が白鳥家に到着し、亜矢子の部屋に来た紗耶香に見られてしまう。

雪乃は豪介に優理子夫人や亜矢子との顛末を洗いざらい白状させると、豪介を養子にして紗耶香と結婚させて跡継ぎにしたいとかねてから暖めていたプランを告げる。異常性欲を検査すると勃起を露わにして手扱き射精させる叔母の有無を言わさぬ態度に、豪介は逃げ腰になりながら提案を拒みケジメを付けてコーポを出ていくと告げるが、隙を突かれてベッドに押し倒されるとならば豪介の子を孕むまでと雪乃に跨がられる。
排卵日だからと精を搾り取ろうとする雪乃に狂気を感じた豪介だが、獣欲が沸き上がるのを感じながら腰を激しく突き上げて中出しすると、今度はアナルにも興味を抱きローションで馴染ませながら巨根を挿入する。亡き夫に自分を重ねドスケベな反応を見せる雪乃に苛立ちを感じつつも、豪介は連続中出しを終えると土砂降りのなかコーポの自室に戻ってくると、ベッドに紗耶香の姿を見付ける。

亡き婚約者に躾けられた紗耶香は自分の性癖を知ればきっと豪介が幻滅するのに違いないと結婚に消極的だったが、いざ目の前にすると我慢できずに抱き付き口づけを交わした途端、豪介が感極まってズボンの中で射精してしまう。それでも亡き婚約者に豪介を重ねて見てしまった紗耶香はイラマチオを強いられ、朦朧とするなかで彼に蹂躙されて遂には茶臼で繋がったまま失神を迎えるが、そこへ雪乃と亜矢子が部屋に乱入し豪介が出ていかぬように懇願されるのだった。

数日後白鳥本家で叔父たちの七回忌法要を終えた豪介は、亜矢子に口唇奉仕させながら雪乃には優理子夫人のアナル拡張をさせる。結局豪介は雪乃の懇願もあって養子を受け入れる代わりに、亜矢子と紗耶香で先に孕んだ方が正妻、もう片方は側妻で優理子は愛人という状況を容認されると、こんな日でも女たちを侍らせていた。三人を失神するほど攻め立てた豪介は叔父たちの墓前にやって来ると、お供え物を片付けていた紗耶香を抱き寄せ、叔父の記憶が無くなるまで犯し続けると告げて繋がるのであった。


【レビュー】

6年半ぶりの新作刊行となる作者の通算5作品目が本作であるが「隣人狩り」という題名やいかにもなあらすじとは逆で、寧ろ狩られているのは主人公でしょと突っ込みを入れたくなるほどの誘惑作品である。元よりこれまでの黒沢淳作品が精力旺盛で一物自慢の主人公が幅広い年齢のヒロインを攻略し、その男らしさにヒロインたちが屈服させられるような作風であり、6年半のブランクがあっても変わっていないことに一安心である。些か調教じみたものはあれど、そこまで暗い要素は入っていない。

主人公は進学のために上京し、母方の叔父の妻である雪乃の邸宅隣にあるコーポの一室に住まわせてもらっている。母方の叔父たちは三兄弟で同じ事故に遭って急逝し、その妻である亜矢子と紗耶香は雪乃と身を寄せあって暮らしている。何故か主人公は彼女たちとは同居していないのだが、実は跡継ぎに執着し紗耶香と結婚させようと計画していた雪乃は、亜矢子が関心を抱かぬよう、何より自分も溺れてしまわぬように配慮したためである。

そんなことは知らない主人公自身は紗耶香を想い人とし、そんななかで雪乃の上客である優理子から息子の家庭教師にと依頼を受けるが、初めて自宅を訪ねた時に積極的に迫られてしまい関係を持つに至る。第一章は彼女を「狩る」訳だが亡き夫に躾けられたらしく、一物を「お殿様」と呼ぶ始末で言動がいちいち仰々しいので、勿論官能小説だから淫猥には違いないが思わず笑ってしまうくらい「面白かった」場面である。

何連発も交わった彼は巨根で精力旺盛とらしいタイプだが、ここから一晩で亜矢子、雪乃、紗耶香と次々に狩っていく展開となり、射精回数も二桁に乗るくらいだから流石に「スゴイデスネ」と言う他にない。(悪い意味ではない)しかもヒロイン全てが積極的に迫る出だしであり、特に雪乃に関しては見た目の貞淑さとは大違いで、主人公に逃げられまいとするあまりに暴走しがちな行動を繰り返したのが印象に残った次第である。本命だった筈の紗耶香とは一応相思相愛な結末にはなるのだが、先に抱いた亜矢子にも情が移ってしまったせいか、やや取って付けたようだったのは些か残念だが…。

主人公が精力旺盛でやや調教めいた展開や、暴走しがちで時には笑えるような熟女たちの登場する作品は、ここ最近は刊行が途絶えている楠木悠氏の得意とする路線である。別の作家さんであることは十分承知した上で、この作風を続けていただけるのであれば個人的には嬉しい限りである。


DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
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隣人狩り(著:黒沢淳、フランス書院文庫)

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隣人狩り(著:黒沢淳、フランス書院文庫)

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Secre

ありがとうございます

にゃら様

貴レビューに新作を取り上げていただき、大変感謝しております。
ご指摘のように、楠木悠先生はデビュー前に最も影響を受けた作家です。
今日言われる誘惑物と凌辱物の折衷点を示している作風で、私がイメージしていた商業官能小説の理想に最も近く、作品を通して色々と学ばせていただきました。
執筆のブランクはありましたが、今後もそのバランスポイントを自分なりの方法で模索していきたいと考えております。

今後ともよろしくお願いいたします。

Re: ありがとうございます

黒沢淳さん

にゃらです。コメントいただきありがとうございます。

他の作家さんに例えて失礼なのを承知のうえで楠木悠さんのお名前をあげさせてもらいましたが、個人的に好きな作風ということもあり恐らくはご参考になされたのかなと思いつつレビューを書きました。

近二作品に比べると凌辱色が薄まっており、元々は誘惑作品が好きな私としては好みがマッチしていたのもあって、1日に20回もオナニーしないと性欲が収まらない主人公くん(苦笑)の性癖も含めて感情移入しやすかったです。

そんな彼が暴走しがちなヒロインたちに「狩られる」のも何とも面白く、斜め上をいく展開が非常に良かったと思います。

次の機会がそう遠くないことを願いつつ、その時を楽しみにしたいです。
プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
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