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小鳥遊葵「夜這い初体験 四人の淫らな美熟妻」

小鳥遊葵「夜這い初体験 四人の淫らな美熟妻」
(フランス書院文庫、2016年9月、表紙イラスト:丹野忍)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

両親が不在の間に隣人の巴枝の元で夕飯をご馳走になった圭太だったが、ひとり寝は恐いからと裏口を開けていると聞かされ寝室に侵入してしまう。童貞なのに夜這いという言葉を口走った圭太が可愛いと感じた巴枝は、自らリードして手ほどきをしてあげることに。巴枝をきっかけに担任教師や友人の母親など奔放な熟女たちに相次いで誘われるが、皆が口を揃えて言うのには圭太の母親が島で一番の人気だと聞かされて、始めて女として意識するように。


【登場人物】

橘圭太
19歳で大学受験に失敗し父は遠洋漁業に出ており、現在は母と二人で漁業を生業とする男たちが多い島で暮らしている。高校時代には野球で鍛えていたのもあり、青年らしい逞しい身体付きで一般の大人を凌駕するほどの巨根の持ち主。

柳井巴枝
37歳。橘家の隣人で圭太の母親とも熟女会で仲良くしており、不在の折に彼の面倒を見て欲しいと頼まれる。夫は本土にある水産会社に勤めており、現在はロシアに赴任していて一人で暮らしている。巨乳。子供の出来にくい身体で圭太を息子のように可愛がる。

真紀子
36歳。圭太の中学時代の担任教師で、教職の合間をみて彼の家庭教師も務めている。夫は本土の学校の教頭で離れて暮らしていて実質一人暮らし。グラマラスな体型で生徒からも性的な視線で見られがちだが、圭太も例外なく彼女に関心を抱いていた。

遠野沙織
38歳。圭太の中学時代の友人の母親でPTA会長を務めていた時期があって、当時は近寄りがたい印象を抱いていたらしい。息子が帰省したものの自宅に寄り付かずに学友たちと浜辺で遊んでいるのを心配し、圭太にアプローチを掛けてくる。夫は遠洋漁業に出ていて不在。

西城加奈子
34歳。島で2台しかないタクシーの運転手で、普段は露出過剰な服装で仕事をしており、好色な客の目を惹くことも少なくはないが身持ちは堅い様子。漁に出ていて数年間帰宅しない夫の帰りを待ち切れずにひとり遊びに興じることも。

【展開】

圭太の母親が漁から戻った夫が地元に着くのを待ち切れずに三崎港へ出掛けたため、圭太は隣人の巴枝を訪ねて夕飯をご馳走になる。巴枝も久し振りに招いた圭太に男を感じてオナニーに浸った後で眠りにつくが、人の気配に気付いて目を覚ますと寝室に圭太が侵入してきていた。ひとり寝は恐いからと裏口を開けているのを真に受け圭太がやって来ただけでなく、童貞なのに夜這いという言葉を口走ったことから巴枝がリードする形に。初めは口で終わらせるつもりがシックスナインになりすっかり高ぶった巴枝は、騎乗位で跨がり童貞を奪い翌朝になって圭太がこれから真紀子の自宅で勉強を教わると聞いて、嫉妬の感情が沸き上がりすっかり青年に夢中だと気付くことに。

その頃真紀子は圭太を迎える準備をしようと買い物に出ると、彼がいかにも朝帰りという風貌で巴枝宅から出たのを見て何かあったはずと複雑な感情に囚われる。教え子から巴枝と一夜を過ごしたことだけでなく、本当は先生に手ほどきをして欲しかったと言われ、真紀子は白昼にも関わらず布団に圭太を横たわらせると初めは口唇奉仕で、次は騎乗位で交わり体位を変えながら青年の迸りを膣奥で受け止めるのであった。

数日後圭太は友人の遠野が帰省すると聞いて自宅を訪ねるが、あいにく本人は学友たちと浜辺でキャンプをするからと泊まる気はないらしい。久し振りに圭太と再会した沙織は奔放な巴枝の元に預けられたと聞いて嫉妬に駆られ、息子を気に掛ける振りをして圭太に童貞かどうか尋ねる。際どい質問に勃起してしまった圭太は沙織に誘われ正常位で交わると、浴室に移動して二回戦はイラマチオ同然にして口腔のなかへ、三度目はバックにして交わり更に後ろの穴にも入れさせてもらい快感を得るのだった。

ひと夏で立て続けに三人の熟女たちと関係したせいか、男として色気が出てきた圭太を加奈子が見付けぬはずもなく、ドライバーの仕事を早く切り上げると普段は着ないフェミニンな格好で青年を出迎える。母親が帰宅している以上外泊していく訳にもいかず、それでもリビングで騎乗位で交わって一発、寝室に移動して交わり二発と加奈子をも夢中にさせていく。

圭太は明日から誰の元へ夜這いをしにいこうかと楽しみにしながら帰宅するが、帰り際に「あなたのお母さんもきっと夜は辛いと思う」と加奈子から聞かされ浴室を覗くと、母が身体を洗っているのを知って思わず見とれてしまう。当の母は圭太に気付くと、たまには背中を流して欲しいと大胆にも息子の手を引いて浴室へ誘う。母親だって女なんだと圭太は反駁すると、新たな予感に期待を抱くのであった。


【レビュー】

作者のここ最近の著作にて漁業で成り立つ島にまつわる風習をベースに置きつつ、義母と息子、あるいは叔母と甥というように近親間での交わりとその苦悩を描写していたように思うが、本作でもベースは変わらないものの「四人の淫らな美熟妻」と次々に関係していくシンプルな物語となっている。いや端的に申し上げるのなら物語らしい物語自体も無く、1章で1人の熟女と激しい交わりを遂げる短編集に近い趣と言えるだろう。

・浪人中の青年【圭太】19歳

働き手の大半は遠洋漁業に出ているか、あるいは島を出ているような島で受験勉強に勤しむ主人公である。体育系の部活経験もあることから体格は良く、大人を凌駕する一物の持ち主。母親は漁から戻る途中で寄港した夫を待ち切れず、本土の港町まで出掛けている最中。

・隣人人妻【巴枝】37歳

題名の「夜這い」が最も色濃く反映されているのが彼女の章であり、本土で働く夫が海外出張中である巴枝自身もそれを期待していた一面もあって彼女による筆下ろしが始まるが、主従が逆転し一晩中まぐわいを続けてしまう。

・中学時代の恩師【真紀子】36歳

受験勉強を続ける主人公の家庭教師役を引き受けたのは彼に対する好意があったからに他ならず、そんなある日巴枝の家から朝帰りする主人公を見掛けてしまう。本当は真紀子に筆下ろしして欲しかったというストレートな告白に、教師という立場を忘れて関係に至る。夫は同じ教師である。

・友人の母親【沙織】38歳

夏休みを利用して帰省したものの、何故か自宅に泊まらず浜辺にテントを張って学友たちと遊ぶという友人。彼の母親の沙織を訪ねた主人公だったが、息子を心配するあまり沙織から際どい問い掛けを受けて妖しい雰囲気となる。PTA会長だった時の印象とは違う彼女の淫らさに、主人公は違う場所での初体験も済ませるが…。

・タクシードライバー【加奈子】34歳

他の三人の熟女たちとも親しい彼女が久しく夫に抱かれていないのを自覚し、手ほどきを受けて色気が出てきた主人公を目にして自宅へ誘い関係を結ぶが、彼が帰る時にある一言を告げる。「あなたのお母さんもきっと夜は辛いと思う」と。

狭い島の中で歳の近い熟女たちはみな知り合いで、夫は漁に出て長期不在にする状況で人妻が若い男と立ち話をするだけで噂になってしまう。そんな中で熟女たちとめくるめく経験を重ねた主人公だったが、全員が口を揃えて言うのには実母が男たちに一番もてるということで、母を女として見るようになって新たな始まりを予感させるところで話は終わる。いずれ島を出ていく主人公としては四人も相手がいるが、全員と関係が続くことを示唆する記述がある。但しヒロイン同士が絡む展開は全くない。

作中で各ヒロインとの逢瀬の機会は一度しかないが、しかし交わりは一回だけで終わることがなく何度も求める熟女たちの淫猥さは高レベルだと言える。一度しかないからこそ服を脱がせてからの前戯、そして本番を迎えてから達するまでのプロセスに多くのページを割いていて非常に良かったと思う。ただ熟れた身を持て余すヒロインから求められて濃厚な情交を四人分繰り返すとなると、些かくどいのかなとも思えてしまう。四人にするなら一人くらいは主人公から強引に迫る展開にするなど、何か違う要素を盛り込んだ方が良かったのかもしれない。
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tag : 童貞 熟女限定

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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