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巽飛呂彦「先生と僕 初体験授業中」

巽飛呂彦「先生と僕 初体験授業中」
(フランス書院文庫、2002年9月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

英語教師の舞子に見初められた高校1年生の了は彼女の主導する形で童貞を卒業するが、まるでペットのような扱いに反抗したくなり、彼女が最も嫌がる中出しをして嫌われてしまう。そんなある日保健医の瀬璃香が不良たちに手酷い扱いを受けているのを知り、衝動的に助けたいと立ち向かうが…。

【登場人物】

松本了
16歳の高校1年生。英語教師の舞子に興味を抱いていたが、彼女に呼び出されて好みのペットにされてしまう童貞少年。


丹沢舞子
23歳で女子大を出たばかりで、英語を担当することになった新米教師。CMで最近人気になっている女優に似た、スレンダーながらも抜群のスタイルで、サラサラとしたセミロングの髪型の美女。バスト83cmのCカップ。実家はそれなりに金持ちで、自分の少年愛趣味を満たす為に教員になったらしい。

高山瀬璃香
27歳で了の通う私立校に赴任したばかりの保健医。バスト90cm近いFカップで、170cm近い長躯のグラマラスな肢体の持ち主。過去に凌辱を受けて処女を失い10年近く経って傷が癒えたと思っていたが、赴任早々に不良たちに目を付けられ、合気道の心得もあって反撃した為に逆恨みされてしまう。

【展開】

放課後に舞子に呼ばれ教員用の個室にやって来た了は、突然彼女に好みのタイプだと告げられてキスされる。服を脱いでぺニスを見せてと言われて羞恥するなかで白ブリーフを下ろし目を瞑っていると、いきなり暖かい口腔内に含まれただけで勃起し暴発させてしまう。そして射精の瞬間に了が目を開けていたことに腹を立てたのか、舞子の態度は一変し頬を叩かれ退出を命じられてしまう。

三日経った放課後に了は教員室を訪ねて舞子に謝ると許しを得られ、次の日に彼女の部屋に招かれると秘密を共有しようと大胆にもアナル舐めまでしてくれるが、手コキでひとまず射精に導かれてしまう。まるで小馬鹿にしたかのような笑い方に違和感を覚えるが、了はヤりたいとの一心で懇願し避妊具を付けさせられ正常位で初体験を終える。

ある休日舞子に買い物に付き合わされた了はホテルのプールで泳ごうと誘われるが、競泳用のビキニを穿かせるために陰毛を全て剃られてしまう。更にはひと気の無いプールとはいえ水着を脱がされ恥をかかされるが、彼女の気紛れに付き合ったご褒美に生での挿入を許される。初めは騎乗位、そして四つん這いにして交わるものの、やはり中出しは許されずにぺニスを引き抜くと、背中から髪まで派手に精をしぶかせるのだった。

ある時了は自分を好きになった理由が分からないと舞子に尋ねると、彼女は幼い時から可愛かった故に穢れた大人に不愉快な思いをさせられたと明かし、それが彼女の嗜虐心に火を付けたのか了を後ろ手に縛り靴べらで背中を叩き始める。それでも了が涙を浮かべたのを見るや避妊具を付けて騎乗位で跨がり、上達しつつある少年の突き上げに軽いアクメを覚える。

その頃了の通う私立校に赴任した瀬璃香は男子ばかりの高校ということに不安を感じ、現に教え子たちが仮病を使って保健室に殺到するのを見てウンザリし始める。そんなある日川沿いの道を帰宅する際に不良三人組に絡まれ、思わず合気道で彼らを打ちのめしてしまう。これが不良たちの逆恨みを買い、翌日保健室で催涙スプレーを浴びせられて怯んだ隙に、凌辱を受けて代わる代わる犯されてしまう。

一方了は相変わらず舞子に可愛いと扱われシックスナインで後ろの穴までも互いに舐め合っていたが、次第に男として彼女を支配したいとの思いを抑え切れなくなり行為を中断すると後背位で貫き、避妊してという彼女の懇願の声に耳を傾けることなく中出ししてしまう。彼女の態度の豹変を見てすぐさま謝罪したものの、一旦閉ざされた彼女の心は二度と開くことは無かった。

そんなある日不良たちの言いなりなった瀬璃香は彼らに緊縛されて廊下や校庭を露出散歩させられていたが、英語の授業を受けていた了がその様子を見て何とかしたいと衝動的に教室を飛び出し保健室に向かう。警察に通報されたくなければ瀬璃香を解放するように説得するものの、一筋縄ではいかない不良のリーダーは止めて欲しければ面子を立てろと開き直る。そこで自分をペットにして捨てた英語教師の姿が脳裏に浮かび…。

【レビュー】

くどいようではあるが1990年代には凌辱作品を主に書いていた巽飛呂彦氏が2000年を迎えると、序盤は誘惑作品的なアプローチで展開したものの、中盤からは舞台が暗転し結局はあまり救いようの無い結末に向かっていく。主人公の一人称的な文体もあってか、少しずつ英語教師の素性は明らかにはなってはいくものの、単に少年愛なだけに見せてしまったのは勿体無い気がする。

中盤から登場する保健医はかつての「黒い巽作品」らしく、縄での緊縛や露出調教の場面があるものの、前後の脈絡の無いままなので唐突過ぎる印象は拭い切れない。主人公が英語教師にされた意趣返しとは言え、元は自分のしたこと(中出し)が原因な訳で何だかなという気がする。因みに作中での保健医との絡みは無く、二人の女教師同士直接対面する場面も無いので、果たしてこうした流れは必要であったのか?という疑問が残った。
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tag : 高校生主人公 童貞

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にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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