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櫻木充「僕と義母とランジェリー」

櫻木充「僕と義母とランジェリー」
(フランス書院文庫、2006年1月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

毎晩のように母の泉美の下着でオナニーを繰り返す靖彦は、次第に下着のデザインが派手になっているのは黙認してくれているからと合点するが、水曜だけは際立って目立つことに不審を抱く。翌週母を尾行して目にしたのは、「やすひこ」と呼んでオナニーする母の催眠治療で、自分も催眠術を使いたいと願望を抱くのだった。

【登場人物】

相沢靖彦
17歳の高校1年生。実母は自分を出産した直後に合併症で亡くなり、13年前には父親が病死して以来、泉美の実家で二人で暮らしている。泉美が義母とは知らずに女として意識してしまい、自分は異常なんだと罪悪感を抱いている。20cm近い巨根童貞。

相沢泉美
32歳。靖彦の父親に求婚を受けて結婚したものの、程なくして未亡人となっている。現在はアクセサリーのデザインと小売店のオーナーとして働いている。肉付きの良い肢体でブラジャーのサイズはE70。靖彦への相姦願望に悩み、朝美の知り合いの平井医師を紹介して貰い、催眠療法を受けている。

佐野朝美
29歳。泉美の実妹で2年前に北海道に住む男と結婚し移住したが、彼の浮気癖が直らずに喧嘩して実家に戻っている。元々モデルの仕事に就いており、今も変わらぬスタイルの良さで、ブラジャーのサイズはE70。

平井美沙希
18歳。テニス部の先輩で靖彦に色々と世話を焼いていたが、自らアプローチを掛けて恋人として付き合うように。男性経験はある様子。父親は「微笑みの心理士」と呼ばれる著名な心療内科医で、自宅をクリニックに改装している。作中ではペッティングシーン止まり。

【展開】

靖彦は泉美が寝静まる頃を見計らい母の下着の匂いを嗅ぎながらオナニーするのが習慣となっており、徐々に下着が派手なものに変わっているのは行為を黙認している証拠だと解釈するが、水曜だけは際立っていることから男と密会しているのではと疑う。そんな折りに美沙希に誘われ自宅に招かれた靖彦は、階段でパンチラを拝ませてくれるなど自分に好意を抱いていたことに薄々気付いていたが、遠回しな告白を受けるも母と両天秤に掛けてしまう。

土曜日に朝美が夫の浮気が原因で暫く同居することになり、靖彦は誘惑に抗し切れずに母と叔母のパンティやストッキングの匂いを嗅いだり穿いてみたりしながら白濁を浴びせてしまう。その様子を覗き見していた朝美は甥の巨根に興味を抱き、翌朝に洗濯する際に見付けたように装って叱り付けると、仕方なくという体でスパッツ越しに秘所の匂いを嗅がせた後で手コキで射精に導く。きっと自分に溺れてセックスをしたがるだろうと期待して…。

翌週の水曜日に靖彦は仮病を使って学校を休み母を尾行すると、平井医師を訪ねたことに疑問を抱き、美沙希の部屋を訪ねた時を思い出して一階の診察室の窓際に回る。そこでは泉美がまるで催眠術にでも掛かったかのように淫らになり乳房や秘所を露わにするだけでなく、平井がその様子をビデオカメラで撮影しながらオナニーするかのように唆しているように見受けられ、靖彦は憤怒に駆られながらもオナニーしてしまう。
平井は泉美が帰宅するなり靖彦に問い質され画像を渡すものの、近親相姦は望ましくないと言いながらも学者として二人がどうなるか興味を持ち、靖彦の音声を使った音楽を聞かせれば催眠術に掛かったのと同じ効果があると騙してしまう。自宅に戻った靖彦は平井からデータが送られるのを心待ちにしていたが、その晩に酔った朝美の来襲を受けて女性上位のシックスナインを強いられて、気絶するほどの快感を与えられる。

翌日創立記念日で休校の靖彦は昼過ぎに母に起こされて食事を済ませると、リラックス効果が得られるからと平井の作った音楽を聞かせて指示通りに柏手を打って催眠状態に陥らせる。暗示を掛けられた泉美は何の疑問もなくパンティのクロッチまで披露し、更に靖彦の命ずるままにキスや手コキ、シックスナインまでしてしまう。実は午前中に平井からの電話で経緯を聞いていた泉美は掛けられた振りをしていただけで、息子の要求がアナルセックスだと聞かされて戸惑うが、そこへ朝美が帰宅した為に中断せざるを得なくなる。

土曜の放課後に靖彦は美沙希に誘われて再び平井邸を訪ねると、テニスコスチュームでアンスコ越しに匂いを嗅がせてもらう。しかし平井医師が帰宅して中断せざるを得なくなり、車で送ってもらう途中で美沙希とは別れる代わりにと催眠術自体は真っ赤な嘘で、泉美が積極的に求めているのは彼女の本心だからと教えられる。ショップにいた泉美に今すぐセックスしたいと迫り自宅に戻ると寝室のベッドで正常位で交わり、一度目は呆気なく終わるものの抜かずの連戦でクタクタになるまで愛し続ける。
そして靖彦から催眠術は嘘だったと切り出すと、泉美も実の母子では無いと打ち明ける。血の繋がりが無くても相姦を犯す覚悟を決めた二人は朝美にも打ち明けようと決めるが、靖彦が一度泉美と朝美を並べて交わりたいと告げると、泉美は次の週末に決行しようと返すのだった。

翌週の金曜日に靖彦は泉美をテニスウェア姿にすると、アナルセックスが解禁されてアンスコに穴を開けて着衣のままで交わり、更に泉美の望むままに乳房や美臀にスパンキングを浴びせて彼女の被虐性を開発する。そして迎えた日曜日に靖彦は朝美の部屋を訪ねると、一度きりにするから最後まで教えてとセックスを迫るが、そこへ泉美が現れて憤怒に駆られたかのように馬乗りで射精させられてしまう。段取りと違うと戸惑う靖彦に泉美は既に朝美と話が付けたから好きなことをしなさいと微笑むと、靖彦は朝美ともアナルセックスを済ませ、更には二人から黄金聖水を浴びせられて陶酔するのだった。

【レビュー】

相姦劇と言ってもカラッとした軽さで描かれている櫻木充作品は、現在展開するレーベルが双葉文庫や竹書房ラブロマン文庫を中心としていることから当時よりコメディラブロマン路線に徹しており、黒本のイメージとはやや趣を異にするからかもしれない。ここ数年は黒本での刊行が途絶えがちなのはやや残念ではあるが、本作でもフェティッシュな一面は残しつつ、アッサリとした作風は個人的には好みである。

母の下着に悪戯を繰り返す主人公が週に一度だけ際どいパンティを穿いていることに気付き、その真相を知るまでの展開からすると、実は先輩の美沙希や叔母の朝美の登場の必要性が低くなっている。櫻木充作品も古き良き時代の誘惑官能小説のパターンに乗っ取り、本命ヒロインとサブヒロインの扱いに濃淡を付けることで、そこに至るまでの現実感に説得味を増していると思う。みんな同じくらい大事なんだと言っても、やはり本命はいるはずだからである。

本作でも美沙希とはアンスコ越しの匂いを嗅ぐだけで、主人公のぺニスには触ってもらっていない。勿体ない気もするが、主人公本人からすれば母、叔母に次ぐ三番目だから仕方ないのかもしれない。叔母の朝美も恥じらう姉との対比ならば肉食なのも分かるが、夫がいてちょっと摘まみ食いな程度だったのなら幾らフレッシュでタフな巨根だとしても、溺れずにいたのも納得のいく話である。
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tag : 高校生主人公 童貞 母子相姦

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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