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倉田稼頭鬼「女教師の白い指 痴 漢保健室」

倉田稼頭鬼「女教師の白い指 痴 漢保健室」
(フランス書院文庫、2004年5月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。
※NGワード対策で一部タイトルを変えています。ご了承ください。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

自分の熟れた身体のせいで通勤電車の中で痴 漢被害に遭ってウンザリしていた愛理紗だったが、ある日初心で中性的な顔立ちの美少年・龍一と出逢い、思わず痴女のように射精に導いてしまう。龍一は部屋にまで付いて来たので罰を与えていたが、ある日彼が転入生としてやって来たのを見て距離を置こうと考えるが…。

【登場人物】

立花愛理紗
25歳で高校の養護教諭を務めている。スリーサイズは90-58-88cmのナイスボディだが、その反面で毎朝通う電車の中での痴 漢被害が絶えず、周囲に過剰なまでのバリアを張っている。付き合っている彼氏はいたが長続きせず、現在はフリー。

龍一
17歳の高校2年生。母親を亡くして引きこもりがちになり、愛理沙の務める学校に引っ越して来たばかり。中性的な顔立ちの美少年で、同級生にも比較的モテそうなタイプ。女性経験は無い。

【展開】

出勤途中の愛理紗は電車内で変態親父の悪戯を撃退した後で身体の向きを変えると、少年の股間が膝に当たっていて与えられる刺激に顔を赤らめているのを知り可愛いと思ってしまう。その翌朝も少年が自分の身体に密着させているのに気付くと、愛理紗は偶然を装いながらズボンの膨らみに触れ、更には前開きからトランクスの中に指を忍ばせて直にペニスに触り、呆気なく果ててしまった少年の精の臭いに陶酔しながら倒錯した快感を得る。

数日後最寄り駅で降り立った愛理紗は少年が後を付け回しているのに気付き、虚を付いて叱り付けると自宅マンションの部屋に連れて来る。龍一と名乗った少年がヤりたい一心で経験者だと見栄を張っているのを見透かし、言葉なぶりにしながら愛理紗は少年のペニスを見たいとの好奇心から服を脱いでオナニーするように命じる。しかし焦らしが過ぎて龍一に押し倒されると彼女は失望したとばかりに往復ビンタを食らわせて彼を後ろ手に縛ると、下着姿を見せ付けながらペン先で剛直をいたぶった末にヤりたかったら我慢しなさいと口唇奉仕で焦らすが、耐えられずに射精してしまう。

翌日夕刻に迫った頃高校の転入生として来たばかりの龍一が、貧血を起こしたと顧問教師に連れられ保健室に運ばれて来る。まさかの対面に愛理紗も距離を置くべきと考えるが、図に乗った龍一から誘われたことを暴露しようかなと切り返されてしまう。その場は冷徹な眼差しで反撃したものの、愛理紗はクールダウンしようと校内のプールで一泳ぎして更衣室に向かうと、龍一が覗きをしようとしているのに気付く。ひとまずバスタオルを身体に巻き付けた姿で応対するが、龍一は彼女が痴女を演じた姿を夢見心地で妄想しながら語り、ペニスを扱き出すと避ける間もなく精を浴びせられてしまう。

これでスイッチが入った愛理紗は髪ゴムで龍一のペニスの根元を縛り、精液で汚された身体を舐めて綺麗にするように命じると、少年が嬉しそうに奉仕を始めたために次第に高ぶりを感じて秘裂を見せてしまう。ペニスを受け入れる寸前に龍一が果てるもののまだ十分な硬度を保っていると跨がった瞬間、巡回の警備員の声が掛かりお預けとなる。龍一は命じられるままに愛理紗のパンティを履き、帰りの電車の中で彼女の指戯に身を委ねていたが、降りる駅が近付くとこれっきりで終わらせたくないと秘所に指を差し向ける。また今度、と上気した表情の愛理紗を見て、脈ありと喜ぶのだった。

翌日実力試験前にも関わらず龍一が保健室にやって来てペニスを露わにしてヤりたいと息を荒らげているのを見て、愛理紗は勉強しなさいと言いながら暗に自宅へ来るように誘うが、幾ら待っても少年は部屋を訪ねて来る気配が無かった。三日後帰宅途中の駅で龍一を見付けると、弁解めいたことを喚きながら付いてくるのを知りつつ、踵を返して裏口から保健室に戻って来る。
生意気にも自分を焦らそうだなんてと憤怒に駆られた愛理紗はベッドへ四つん這いにさせると、尻穴を弄りながら脱いだパンティで怒張の先端をくるんで焦らしプレイを始める。そして背もたれ付きの椅子に座ると奉仕なさいと白衣の前を広げて秘所を舐めるように命じる。淫核舐めと指ピストンで高ぶった愛理沙は自分が上だと対面座位で交わり、早々と果てた龍一を追うように腰を遣うと、二度目の中出しを受け止める。
こうして毎朝毎夕と電車の中で龍一と触りっこをし合う日々を送る愛理紗は今朝も満員の中で相互絶頂を迎えると、痴態に目もくれず急ぐ周囲の人々を馬鹿みたいと蔑みながらも新しいことを教えてあげると少年を誘うのであった。

【レビュー】

痴 漢と美少女を題材にした作品が多い印象の作者であるが、著作の中には痴女ものと言うべき作品も刊行している。こうしたシチュエーションはいわばエロ漫画の方が(視覚的な効果もあって)より適性が高いのではと思うのだが、ベテラン作家らしく文語体の地の文と会話調のパートとのバランスが良く読みやすい印象である。(個人的にはもっと少年を苛めて欲しいなという願望はあったものの、まぁこれは好みの差ということで…。)

綺麗なお姉さんに悪戯されたいというのは男性読者ならほぼ全員が抱く願望なのではと思うが、「1対1」のシンプルな構図をこの作者が書いたからという物珍しさもあったかもしれない。少なくとも本作より後の作者の黒本作品では残念ながら登場せず、元の作風に戻ってしまっている。時が経てば経つほど似た作風で無難に纏めがちな黒本の中で、たまにはこうした意欲的な作品を出していってもらえればと思うのだが…。
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tag : 高校生主人公 童貞

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にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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